「特攻」と日本人

「特攻」と日本人

891円 (税込)

4pt

7000名に及ぶ特攻戦没者。長い間、政治的なバイアスがかかり、彼らの真意は伝えられなかった。志願か、命令か。英霊か、犬死にか。主導したのは海軍か、陸軍か――昭和史研究の第一人者が、残された遺書・日記を丹念に読み解き、特攻隊員の真意に迫る。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

「特攻」と日本人 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    彼らが命を懸けて守りたかった日本になっているのだろうか。
    自分自身も含め、日本国民として真っ当に生きられているのだろうか。常に自分自身に問い掛けたい。
    同情や悲しみではなく、散っていった方々に胸を張れるような生き方をしたい。

    0
    2024年10月25日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    志願か、命令か。
    英霊か、犬死にか。
    主導したのは海軍か、陸軍か。
    ―昭和史研究の第一人者が、残された遺書・日記を丹念に読み解き、特攻隊員の真意に迫る。

    [ 目次 ]
    1章 英霊論と犬死に論を超えて(知覧特攻平和会館 「反戦が目的」ではない ほか)
    2章 なぜ彼らは死を受けいれたか(

    0
    2010年11月12日

    Posted by ブクログ

    2004年の夏、鹿児島県の知覧町と加世田市(現・南さつま市)に行って来た。
    特攻基地があったところだ。

    ちょうどとても暑い日に訪れ、思いにふけた。

    特攻に行った人たちよ、安らかにと。

    その後この本が出版された。

    「国を思って、あの人たちは特攻へ行った」

    ある意味、英雄的な感じさ

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    作者がちょっと感傷的すぎるのが気になる。特攻隊員たちに気持ちが入れ込んでしまうのはわかるのだが…。この本で指摘されているとおり、実は特攻隊員はほとんどが“学徒”だった。学徒ゆえにこの戦争に対する洞察や自分の死に対する悩みが、すごい深く哲学的だ。死を定められた彼らに同情を禁じえないが、その一方で生きる

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    特攻と聞いて先ず考えるのは、将来有望な若者達が命令であれ自分たちの意思であれ、大きな爆弾を抱えて敵の空母や戦艦に体当たりする凄惨なシーンであり、彼らが一体何を考えながら死んでいったのかという事だ。無論、前者のような命令で言ったのであれば、最後まで命令者を恨んだまま逝ったのかもしれないし、後者、自分の

    0
    2024年04月17日

    Posted by ブクログ

    ・私たちは特攻隊の真情とはかけはなれた安全地帯に立って、なにやら心が洗われるような、仕立て上げられた美談を耳にして、あたかも歴史的な意味を持つかのように錯覚してきた。
     こうした創作を受け入れてしまう素地を、日本人は持っており、特攻隊のシステムやその置かれた状況を正確に見据えることなく、お涙や感情で

    0
    2021年12月24日

    Posted by ブクログ

    犬死論も英霊論もどちらもあかんちゅうこと。◆「きけわだつみの声」の成立時期の背景も勘案するべき。◆◆美濃部正海軍将校のこと。

    0
    2020年07月27日

    Posted by ブクログ

    「特攻」という名の、権力によって強制された「死」という、実に重すぎるテーマに踏み込んだ一作なのですが、やはりどうしてもメランコリックな論調が根底に流れてしまうところに保阪氏の「らしさ」を感じてしまいます。これは氏の良さでもあり、また、皮相的な見方をすればアキレス腱でもあるかと思います。

    内容自体は

    0
    2009年12月14日

    Posted by ブクログ

    日本人があの戦争をとらえようとすると必ず特攻というものに行き着くだろう。

    従来の二極論ではなく新たな決着をつけてこそ、この問題は解決される・・みたいな本

    問題提起だけの印象を受けた
    きっとそれはボクが読み足りなかったからだろう

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    もし自分があの当時特攻隊に選ばれたら拒否できなかっただろうし、きっとそれなりに理屈をたてて死に臨んだだろうと思う。特攻を犬死にとも、また英霊とも位置づけせず、かれらの悲しみを分かち合おうという論と読んだ。

    0
    2009年10月07日

「特攻」と日本人 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社現代新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

保阪正康 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す