あらすじ
終戦直後の混乱期。若槻礼次郎以来の天才と称された東大生・山崎晃嗣は、ヤミ金融会社「光クラブ」を設立し時代の寵児となるが、わずか27歳で服毒自殺する。後に三島由紀夫、高木彬光らが小説のモデルとし、アプレゲールの典型といわれた山崎は、なぜ死ななければならなかったのか。昭和史研究の第一人者が徹底取材し、その死後60年にして明らかにした山崎の真実の姿とは。戦後金融犯罪の謎に迫る。
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Posted by ブクログ
山崎正嗣が(意識的にか無意識にか)何物かに怒りを感じていたことは読み取れたけれど、そこから貸し金屋を選んだのかは謎だったかな。巷間流れる山崎正嗣像は一面しか押さえてないというのは確かなようだ。