保阪正康のレビュー一覧

  • 続 昭和の怪物 七つの謎

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    田中角栄は庶民の視線で非戦を通し、後藤田正晴は戦争を経験した身として護憲を貫いたという。戦争を知る世代だからこその重み。

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    2019年05月19日
  • 太平洋戦争、七つの謎 ──官僚と軍隊と日本人

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    ★★★2019年3月レビュー★★★


    太平洋戦争七つの謎と称して、第一章から第七章までの構成だが、特に重要だと思われるのは
    「第一章 誰が開戦を決めたのか」
    「第六章 誰が終戦を決めたのか」
    この2点だと思う。


    まず、「誰が開戦を決めたのか」という問いに対しては「官僚が決めた」と筆者は述べている。憲法上は天皇の直属である軍事官僚が中心になって決めたと。また、五・一五事件で示されたような世間の残酷さも見逃せないという。


    次に「誰が終戦を決めたのか」という問いに対しては、「最終的な判断は昭和天皇が下した」と述べている。ポツダム宣言を熟読し、自らの判断で「これなら受諾してもよい」と考え、た

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    2019年03月26日
  • 昭和史の論点

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    昭和史研究の重鎮4名による討論集。
    正直昭和史そのものについてはまだ初学者なので内容をどうのと言える立場ではないが、少なくとも初学者レベルの本でないことは分かる。初学者を一歩抜け出たぐらいの人に一番適しているのではないかと思う。

    戦争関連本や昭和史の本は必ず読んでおくべきという認識が、改めて強まった。「歴史は繰り返す」という言葉があるが、戦争の歴史を繰り返さないためには、徹底的に検証・反省して繰り返さないための方策を生み出していかなければならない。特に、戦前に生まれた人たちがどんどん減っていく中で、戦争を直接知らない人たちが同じ過ちを繰り返さないこと。だから、昭和史学習は必須。

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    2019年02月17日
  • 昭和の怪物 七つの謎

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    教科書で学ぶ歴史は、ほんの一断面に過ぎず、その評価は常に変化、進化していく、そんなことを思い知らされる。
    思い込みによる認識を排し、多面的に物事をみることの大切さを改めて感じさせられる。

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    2019年01月27日
  • 昭和史の論点

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    今の学校教育がどの時代までかは詳しく知りませんが、少なくとも私の時代はほぼ3学期の最後のほう、駆け足でした。そういう意味でも知っておいて損はないと思います。戦国時代のほうがロマンはあるかもしれません。

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    2019年01月21日
  • 昭和の怪物 七つの謎

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    ネタバレ

    昭和初期から中期にかけて活躍した、怪物といわれる人たちを深く掘り下げた一冊。大好物の一冊。学校ではなかなか学ばれない昭和史の最も濃い面を暴露している。

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    2018年11月08日
  • 昭和の怪物 七つの謎

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    石原莞爾や東條英機など、今まで深く知ることのなかった昭和の時代を動かしてきた人物の考え方を学ぶことができた。

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    2018年10月29日
  • 「靖国」という悩み―昭和史の大河を往く

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    "靖国神社は、日本国が戦争をしていた時代に、戦争で命を落とした人たちを悼む場所として認識している。神社の隣にある遊就館で語られる歴史観や政治が絡むことで、話がややこしくなる。A級戦犯が合祀されていることも諸外国からは何かと口を挟まれる。
    著者なりの解釈をしつつ、現在の靖国神社とは何なのかを明らかにしていく。"

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    2018年10月27日
  • 昭和の怪物 七つの謎

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    保阪正康の著作には、昭和史の大きな流れを扱ったものと、小さいポイントを掘り下げたものと2タイプあるが、これは後者のカテゴリーに入る。昭和の歴史を見つめた当事者の聞き書きをもとに、深層に迫っていく。いささか重箱の隅をつついている感は否めないものの、年表や出来事を羅列するだけが歴史の綴り方ではないとも思うから、これはこれで正解なのだろう。

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    2018年10月15日
  • 昭和の怪物 七つの謎

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    平成が終わる中、今一度昭和史、特に戦中、戦後と社会が大きく変わった時代のリーダーたちを知りたくてこの本をとった。
    東条英機の文学や哲学、学問を軽視する姿や逆の立場であった石原莞爾など、時代は違えど人間として、現代人にもi-eyところはあった。
    特に瀬島龍三のエピソードにあった、平気で一次情報の文書を書き換える姿勢は、現代の官僚と通じるぶぶんがある。70年賀状たった今でも、変わらないところはあるのだと感じた。

    ただし、各エピソードに出てくる事件や物事など、ピンと来ない部分がある。それは自分がまだ歴史の理解が足りない部分である。
    今、未来を考えるにも、過去も学ばなければいけないと、再認識した一冊

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    2018年10月02日
  • 昭和の怪物 七つの謎

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    半藤一利と並ぶ昭和史研究の大家である著者が、太平洋戦争の目撃者たる東条英機、石原莞爾、吉田茂ら6名の人物に焦点を当て、それぞれの謎について、膨大なこれまでの研究成果をもとに著者なりの真相仮説を提示する。

    特に重点を置いて描かれるのは東条英機と石原莞爾の二人であり、この二人に対するパートで本書の半分弱が占められている。東条英機と石原莞爾の対立関係、というよりも東条の石原に対する怖れや、石原莞爾が描こうとして理想の社会とは何だったのか、そうした問に、具体的かつ百科全書的な著者のこれまでの昭和史の知見がフルに援用されながら、ストーリーが語られる様は見事で、知的好奇心を多いに満たしてくれた。

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    2018年09月30日
  • 昭和の怪物 七つの謎

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    紹介されている人物、いい面だけでなく悪い面も書かれてあり、引き込まれやすかった。東条と石原の比較がやはり面白い。なぜ日本は戦争に走っていってしまったのか、戦争が始まってもなぜなかなか終わらせることができなかったのか、という点でも再確認でき勉強になった。

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    2018年08月07日
  • 昭和の名将と愚将

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    名将の条件(P14):①決断を自分で下す、②部下に作戦の目的を明確に伝えられる、③情報を自分の目や耳でつかむ。
    愚将の条件(P174):責任ある立場なのに無責任。
    現代に通じる真理だと思う。もう一つ現在につながるのは、名将が必ずしも出世階段を昇り詰めていない事。上手く忖度できるものだけが残っていく。どこかで聞いた話だ。

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    2018年04月23日
  • 田中角栄と安倍晋三 昭和史でわかる「劣化ニッポン」の正体

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    田中角栄「本」のつもりで購入したのですが、周辺をとりまく戦前〜戦後〜現代の「日本政治学」という方がすんなりくる。「田中角栄と安倍晋三」というより「昭和史がわかる」のほうが内容的には圧倒的に正しい。(タイトルで良い意味でも悪い意味でも誤解?損をしている気がする)

    ようは、今の日本政治はダメダメということ。個人的には賛同することもあれば、「う〜ん・・・」と思うこともあったけど、改めて自分の考えの軸を捉えるにはよい一冊でしたね。(本は鵜呑みにしてはいけない!)

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    2018年04月04日
  • 昭和史がわかる55のポイント

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    長大な昭和史を、要点のみ55個のポイントとして抽出したダイジェスト本。語り口は厳し目のリベラル調で、反皇国史観でありながら、戦後の左翼に対しても厳しい。なので偏った愛国者は注意すべし(笑)

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    2018年01月08日
  • 歴史でたどる領土問題の真実 中韓露にどこまで言えるのか

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    領土問題に関してはキチガイが多過ぎるためなるべく近づきたくなかったのだが、「保阪正康なら安心だろう」と思い手にとった。強気な書名がつけられてはいるが、内容的にはやはり冷徹な保坂史観。日本近代史を「領土」の観点から見直し、事実と論点を細かく整理している。

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    2018年01月08日
  • 1989年の因果 昭和から平成へ時代はどう変わったか

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    昭和が終わり平成に変わった1989年にスポットを当て、その前後に起きた社会的・政治的な事象に対し、保阪氏が所感を忌憚なく語った一冊。特に昭和天皇の戦争責任について書かれた章には、思想信条問わず多くの人がギクリとさせられるのではないか。平成が27年を数えた今になると、時の彼方に消え去ったものもあり、未だくすぶり続けている問題もあったり。

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    2018年01月08日
  • そして、メディアは日本を戦争に導いた

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    歴史を知ることの大切さを感じるようになった。それは大人なんだから、とか教養として、という部分もないわけじゃないんだけど、それ以上に今現在、自分の身の周りを考える上で重要な示唆があると感じるからだ。

    五・一五事件の話があった。

    首相が暗殺されたというあの事件で、殺された首相犬養毅の孫である犬養道子氏は、被害者の家族であるにもかかわらず、世間的には非難されたのだという。米を売ってもらえなかった、なんてエピソードが添えられていた。

    被害者であるにも関わらず、同情的な空気とか、理屈に合わないものによって叩かれる、なんてことは今の世に、それも遠い報道の世界だけじゃなく、身の回りにもあるんじゃないだ

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    2017年09月30日
  • 昭和史 七つの謎

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    ネタバレ

    目次
    ・第1話 日本の〈文化大革命〉は、なぜ起きたか?
    ・第2話 真珠湾攻撃で、なぜ上陸作戦を行わなかったか?
    ・第3話 戦前・戦時下の日本のスパイ合戦は、どのような内容だったか?
    ・第4話 〈東日本社会主義人民共和国〉は、誕生しえたか?
    ・第5話 なぜ陸軍の軍人だけが、東京裁判で絞首刑になったか?
    ・第6話 占領下で日本にはなぜ反GHQ地下運動はなかったか?
    ・第7話 M資金とは何をさし、それはどのような戦後の闇を継いでいるか?
    ・番外編 昭和天皇の「謎」

    ちょっと文章が読みにくいというか、頭に入りにくかったけれど、全体的に面白かった。

    日本の〈文化大革命〉とは、2.26事件から戦争まで

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    2017年08月11日
  • 昭和史の論点

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    ネタバレ

    昭和史におけるいくつかの重大な事件・事象をテーマに冷静に語られた対談集。中立的な立場から平易かつ簡潔丁寧にまとめられているので、非常に分かりやすい。全世代におすすめ。

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    2017年03月18日