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昭和20年の敗戦から6年8カ月間、日本は主権を失い、占領支配を受けた。この間、国民は何を失い、何を得たのか。今日の経済至上主義の社会とどう繋がるのか。あの体験から学ぶべきは何か。「ここで得た教訓を次代に伝えるのが私の使命だ」。昭和史研究の第一人者で、戦後民主主義教育第一世代の著者が鋭く迫る。好評『昭和史の教訓』『東京裁判の教訓』に続く昭和史「教訓3部作」完結!
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Posted by ブクログ
マッカーサーが主導した「占領下日本」時代を小学生として過ごした筆者が、自身の体験もまじえながら、現在の目でどのような思いで占領という時代を見ているかを解いた書物である。 占領下日本においては、幾つかの歴史的な教訓を生む出来事があった。 大日本帝国が崩壊したあとに、どのような形で次の時代に移行した...続きを読むのか。 この時代の政治システムを新たに確認し、そこでの国民のエネルギーはどのようなものだったかを確かめることで次の時代の方向性が浮かび上がってくる。 そこに見えてくるものこそが次代への教訓であると筆者は言う。 占領下に起こった事象を証言者の言動をもとにして丁寧に書かれている。 「昭和史の教訓」「東京裁判の教訓」との三部作である。
[ 内容 ] 天皇制、非軍事化、民主主義、日米同盟、経済至上主義―。 すべてが決まった占領期6年8カ月。 主権を失ったこの激動期から学び、伝えるべきこと。 昭和史「教訓3部作」完結。 [ 目次 ] 序章 私的原点としての戦後 第1章 アメリカの占領は何を企図していたか 第2章 臣民から市民への道筋...続きを読む 第3章 軍事を支えた意識の崩壊 第4章 非軍事、経済復興の時間 第5章 「国際社会に復帰」という虚構 終章 児孫に何をどう語り継ぐか [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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保阪正康
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