保阪正康のレビュー一覧

  • あの戦争になぜ負けたのか

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    あの戦争になぜ負けたのか ものすごく疲れる。なにも歴史から学んでないし。歴史の授業で取り上げるべきだ。

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    2010年02月14日
  • 眞説 光クラブ事件 戦後金融犯罪の真実と闇

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    山崎正嗣が(意識的にか無意識にか)何物かに怒りを感じていたことは読み取れたけれど、そこから貸し金屋を選んだのかは謎だったかな。巷間流れる山崎正嗣像は一面しか押さえてないというのは確かなようだ。

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    2011年08月19日
  • あの戦争から何を学ぶのか

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    筆者が高名な方なので購入した。

    何も学んでいないような現代へのジレンマが自分にはあり、この本を読むことで解決すべき事案が明確にわかってきた。

    (主に自衛隊のあり方を問うんすけど)
    軍隊や原子爆弾、自ら責任を問えなかった東京裁判と問題提起していく

    もはやさすがと言わざるを得ない。
    あくまで参考に自分で問題を考える事をお勧めします

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    2009年10月04日
  • 「特攻」と日本人

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    2004年の夏、鹿児島県の知覧町と加世田市(現・南さつま市)に行って来た。
    特攻基地があったところだ。

    ちょうどとても暑い日に訪れ、思いにふけた。

    特攻に行った人たちよ、安らかにと。

    その後この本が出版された。

    「国を思って、あの人たちは特攻へ行った」

    ある意味、英雄的な感じさえ私は持っていた。

    この本によると、特攻へ行った人は、当時の指導者によって特攻へ行かされてし
    まった犠牲者だという。

    英雄でも、犬死にでもない。

    犠牲者である。

    私にとって、これは新鮮な論だった。

    そうか、当然、犠牲者であるという考えが出てこないとおかしいじゃないか。

    この

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    2009年10月04日
  • 昭和史の論点

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    昭和の初期を4人の方が論じています。政治や軍部の裏の知らなかったことがたくさん書いてあり、興味深かったです。

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    2009年10月04日
  • 参謀の昭和史 瀬島龍三

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    労作。旧日本軍の仕組みを知らない身には何度も繰り返し読まなくてはならずとっつきはいいとはいえないけど。個人的には、自分の幼少時代の「土光臨調」のあり方がこういうことだった、ということが一番皮膚感覚で迫る。上質のミステリ。

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    2009年10月04日
  • 昭和史 七つの謎 Part2

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    相変わらず「虐殺」を信じていたり、何度もこの人から聞いたとか、そう思われる、では無いかといった感じの推測が多いわけですが、今回はネタ的に面白かったです。
    陸軍中野学校、田中角栄、大本営発表、宮中祭祀このあたりは非常に興味深く読めました。
    角栄に関しては、なんかのTVの特番でもやっていたりしたけど、まったく違う方向や、TVでは語られなかったコトなどがズラズラ出てきていた。やっぱり、あれは大物だし、すごい人だ。
    ゾルゲ事件とかも書いてあるけど、Pert1でもやったことの焼き直しみたいだったし、吉田茂のネタも微妙ですねぇ。
    今回は読む価値アリです。

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    2009年10月04日
  • 「特攻」と日本人

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    作者がちょっと感傷的すぎるのが気になる。特攻隊員たちに気持ちが入れ込んでしまうのはわかるのだが…。この本で指摘されているとおり、実は特攻隊員はほとんどが“学徒”だった。学徒ゆえにこの戦争に対する洞察や自分の死に対する悩みが、すごい深く哲学的だ。死を定められた彼らに同情を禁じえないが、その一方で生きる目的、死の意義が短絡的であるにせよできたことは、ひょっとすると、現代の悩める若者より幸せなことだったかもしれないと、不謹慎なことも考えたりした。

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    2009年10月04日
  • なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)

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    保阪さんてこんな人だっけ?
    大丈夫か?どうしちゃったんだ保阪正泰と言う気持ちになる本。
    乱れぶりを楽しめるといえばいえる。

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    2025年11月16日
  • 昭和陸軍の研究 上

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    内容が詳細でボリュームがあって調査、研究を主とした読書じゃないと読むのはキツい感じ。
    ただ難しいとはいえ昭和陸軍の異常さは十分伝わってきた。

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    2025年11月12日
  • なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)

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    表題に対する答えは書かれていないようだ。わずかに、「戦後」という括りをなくすべきということが書かれているが、それはそうとしてそれだけでは分からないだろう。
    「あの戦争は何だったのか」のまとめとして、後進帝国主義による先進帝国主義への自滅的挑戦だったという。その通りであろう。
    もしどこかで踏みとどまっていればいったい今どうなっているのか、考えてみたい。
    日中戦争について、「中国の巧妙な罠に嵌ったという見方もできる」というが、それは少なくとも始めたあと、やめられなくなった時のことではないのか。

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    2025年10月30日
  • 昭和の怪物 七つの謎

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    戦中戦後の日本について詳しく書かれていたと思います。私にとっては難しい話が多くて読むのに時間がかかりましたが、それでも最後まで読みました。最後まで読みたい気分になりました。

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    2025年10月18日
  • 戦争という魔性 歴史が暗転するとき

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    ネタバレ

    力作。
    内容は凄い、よく調査されている。作者の主観も入っており、鵜呑みする訳にはいかない。
    ここまで詳細な内容は私には必要なく、読みにくい。

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    2025年10月04日
  • そして、メディアは日本を戦争に導いた

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    この2人の作家はジャーナリスト出身で、15年戦争に至った日本の歴史を冷静に語る著述が多い。彼らが2013年に対談した記録は10年以上を経ているにもかかわらず、先見性のある指摘というか、今も変わらないというか。日本のジャーナリズムの劣化、それが知性の退嬰を招き、民主主義を危機に追いやっており、ファシズムが抬頭していると、昭和一桁年代の状況に似てきたと危機感を共有している。「自虐史観」から「居直り史観」への移行がそれを象徴している。
    日本のジャーナリズムの幕末ごろから、現在に至るまでの流れを書いている中で、明治初期が最も政府に批判的な言論が主張され、日清・日露の頃から、政府の情宣紙のように戦争に賛

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    2025年09月25日
  • なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)

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    2025/09/22「なぜ日本人は間違えたのか」保阪正康
    著者の「昭和史への見識・真摯さ」
    多くの戦争経験者からヒアリング、その実証性に敬意。
    ただしオーソドックスであり、国内事情に傾斜し、世界事情は弱い。
    (『武藤章』の切れ味はない)

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    2025年09月22日
  • 昭和史の論点

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    『正論』の連載を新書にまとめたものだが、25年前には保守派の議論もまだしも穏当なものだったとの感に打たれる。ただ座談形式なので仕方がないのかもしれないが、結構重い話なのに(笑)がついていたりすると、どうにも違和感を拭えない。
    ハル・ノートのくだりなどは四人の議論が錯綜し、戦後半世紀を経た評論家の座談会でさえこの調子であれば、中堅幕僚の突き上げを食らっていた当時の政府が完全に当事者能力を失っていたというのも想像に難くない。
    半藤が「元首の天皇が大元帥に命令して2.26や大戦を収束させた」と繰り返している(他の参加者はあまり取り合わないのだが)のは、明治憲法の構造上、「大元帥としての天皇」の戦争責

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    2025年08月18日
  • 太平洋戦争への道 1931-1941

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    敗戦記念日がまた近付いてきたこともあってか、ふと手に取った。お三方(特に加藤さんと半藤さん)の著作はこれまでにちょくちょく読んでいるので、おさらいという感じで読んだ。

    当時の色々な人の色々な思惑と事実とを照合すると、「対米戦を回避する術はあった筈」とやっぱり思ってしまう。

    リットン報告書やハル・ノートに対する、冷静さを欠いた威勢がいいだけの感情的な煽りは、発行部数を伸ばすのにはよかっただろうが、亡国ぎりぎりまで民族を追い込んだ、という面では、マスコミの罪はとてつもなく大きいと思う。

    また、五・一五事件のあと、実行者の助命嘆願書が百万を超える数集まり、裁判でも実行者が自身の信じる主義主張を

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    2025年07月05日
  • 田中角栄の昭和

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    「今太閤」と呼ばれる田中角栄元首相の、成り上がりの歴史と功罪入り乱れた政治実績を説明した内容。田中角栄は昭和時代を代表する政治家であり、それまでの対米従属・外需依存から日本の経済的自立と主権回復を図った功績が挙げられる。一方でロッキード事件に代表される金権政治によって失脚し、角福戦争といった派閥抗争など薄黒い面も多分にあったとされている。

    田中角栄を語る上で、その戦争経験から入らなければならない。陸軍騎兵隊として満州に送られるも結核にかかって本国に帰還したとされるが、その頃の話が積極的に田中角栄の口から語られることはない。部隊が全滅するような過酷な戦場からいち早く抜け出し、戦時経済下で理研の

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    2025年07月03日
  • 昭和史の核心

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    ロシアのウクライナ軍事侵攻から、イスラエルのパレスチナ自治区へのジェノサイドとも言われる攻撃など、ここ数年は戦争を身近に感じる機会が増え、戦後80年が経過して世の中の大きな変換点に来ていると肌で感じる。

    それまでの常識として、他国への軍事侵攻など、今の世の中ではお互いが抑制しあって起きるはずはないと思い込んでいたが、それが一度破られると、至るところで火種が大きくなってきていることを懸念する。また、為政者にも自国第一主義や保護主義を唱えるものが多くなってきていることにも不安を覚える。

    当たり前のように二度と戦争は起こさないし、起こらないよう抑制されると思ってはいても、経済が悪化し、不満がたま

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    2025年06月16日
  • あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書―

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    読売新聞に著者の履歴書が掲載されているのに触発されて読んでみた。
    非常に真面目に先の戦争を分析していることには敬服した。評価をあまり高くしなかったのは新しい視点を感じなかったため。但し逆にいうと著者の視点が今や一般化しているからかも知れない。
    戦後80年とうとう私たちのまわりでもいつ戦争が起きてもおかしくない時代になってきた。今こそ筆者の言うように、先の戦争をきちんと総括する必要があるのかもしれない。さもなくば我々が同じ轍を踏む可能性は大いにあると思う。

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    2025年03月03日