保阪正康のレビュー一覧

  • 時代に挑んだ反逆者たち 近代日本をつくった「変革」のエネルギー

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    反乱、革命、クーデター……昨今、日本という国で、人びとが自分のエネルギーの全てを振り絞って権力や体制に向かって暴動を起こすといった出来事はほとんど見られない。しかし江戸、明治、大正、昭和と、現代に続く日本の歴史の過程では、時代の趨勢に命懸けで抗った男たちがいた。彼ら“反逆者たち”は、決して一個人の理想や空想に目を奪われて無謀な戦いを挑んだわけではない。混沌として先が見えない“時代の文脈”によって歴史の表舞台に呼び寄せられ、その反逆のエネルギーによって次の時代への扉を開く役割を担ったのである。
    大石内蔵助、大塩平八郎、高野長英、佐久間象山、西郷隆盛、田代栄助、田中正造、出口王仁三郎、宮崎滔天、石

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    2009年10月07日
  • 「昭和」とは何だったのか

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     自分が思っていたこと・感じていたことがずばり書かれていたので衝撃的な作品だった。

     自分が思っていること・感じていることとは以下のことだ。
    ・自分の生まれた昭和という時代を持った良く知りたいと思っていること
    ・昭和前期の戦争の時代の正しい歴史観をみにつけたいと思っていること
    ・戦争の悲惨を心で感じて平和を訴えていくこと
    ・そんな思いを子どもの世代へバトンタッチさせること

     作者は、昭和50〜60年代に生まれた世代が昭和という時代の「教訓を整理する役割を担う世代」と位置づけている。自分がふんわりと考えていたことを言説化されるととても衝撃を受けた。今はまだ同時代史という側面があるが、戦後10

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    2009年10月04日
  • 参謀の昭和史 瀬島龍三

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    瀬島龍三氏が亡くなって一番残念だったのは保坂氏では?
    瀬島龍三氏が遂に「語らなかった」こと
    (レイテ決戦につながる電報もみ消し事件や,
     シベリア抑留の真実など)が
    瀬島龍三氏の死によって本当に暗黒の闇に葬られてしまったのだから。
    この本から瀬島龍三氏について入ってしまったら、
    「彼が「語らない」ことは、参謀として関わった
     敗戦以上に大きな罪があると思う派」になるのは必然で、
    瀬島龍三氏を肯定する内容の書には手が伸びない。
    「幾山河―瀬島龍三回想録」
    (瀬島 龍三 (著) /産経新聞ニュースサービス)も
    読むべきか・・・

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    2009年10月07日
  • 昭和史の論点

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    昭和史に関する17の事柄を座談会形式で話し合ったものをそのまま活字化しているようなカンジ。

    座談会形式なので読みやすく、また、扱っているテーマも興味深いモノばかりで面白い。また、「歴史のif」の話もあり、部分では少々行きすぎな所もあるが、専門書にはない推測を働かせて歴史をみてみるというのも楽しい。

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    2009年10月04日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    どうして日本は太平洋戦争で負けたのかを座談会形式で六人の著者が8つのテーマを話し合っている。

    座談会形式なのでとても読みやすい。テーマも興味深く、変にイデオロギーを持ち出さず、あくまで実証的に論ずる姿勢は評価できる。また、第二部の「あの戦争に思うこと」では著者各自の歴史観などが述べられており、歴史との付き合い方を考えさせられた

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    2009年10月04日
  • 参謀の昭和史 瀬島龍三

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    日本の戦争の始まりと終わり。特に対外戦略を踏み間違える大きな要因となった軍の組織的問題を瀬島を通じて見た感じ。そしてそれはいまもあまり変わってないと思う。

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    2009年10月04日
  • あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書―

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    2025年の戦後80年だったこともあり、ついつい太平洋戦争にまつわる書籍を読んでしまう。
    今回は「あの戦争は何だったのか〜大人のための歴史教科書」(著者:保阪 正康)に挑戦。
    今年はほぼ同名タイトルの辻田真佐憲氏版がベストセラーになったが、まずは保坂氏版に手を伸ばしてみた。
    本書は2005年発行だから、当時は戦後60年ということになる。
    20年前の2005年は、あの戦争をどう見ていたのか。
    あれから20年以上経った2025年に生きる我々は、あの戦争をどう見ているのか。
    何かが変わったのか。何も変わらないのか。
    そんなことも考えながら、本書を読み進めた。
    戦後60年から20年経って、戦争を体験し

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    2026年02月15日
  • 「戦後」の終焉 80年目の国家論

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    著者は小泉、安倍は嫌いなようだ。吉田茂のことも嫌ってそうな書き振り。近代日本の政治について考え方の一つがよく分かる。これが全てでは無いと思うが、面白かった。天皇制、戦争についてなど勉強になった。

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    2026年01月30日
  • 平成の天皇皇后両陛下大いに語る

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    「先の大戦で多くの人命が失われ、また、我が国の戦後の平和と繁栄が、このような多くの犠牲と国民のたゆみない努力によって築かれたものであることを忘れず、戦後生まれの人々にもこのことを正しく伝えていくことが大切であると思ってきました。 平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています」(二〇一八年十二月)

    平成天皇が天皇としての最後のお誕生日に際して仰られたお言葉です

    はい、本作は昭和史研究家である保阪正康さんが平成天皇(現上皇)と美智子皇后(現上皇后)との全6回の「雑談」の内容を中心に、両陛下のお言葉をまとめたものです

    平成の天皇、明仁天皇と美智子様は、わいの尊敬する

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    2026年01月22日
  • なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)

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    日本人は世界から見てどこか異質のように思う。状況を見て取れないというか、物事の本質を見抜けない。先の戦争も軍部の暴走が引き起こしたことだが、国民が納得したものであったのか?いつのまにか戦争に巻き込まれていた感がある。今の現状に似ていないか?

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    2026年01月17日
  • あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書―

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    2025/12/19 保阪正康「あの戦争は何だったのか」
    「太平洋戦争の総括」を日本はしてこなかった。[塩野七生氏]『失敗の本質』が名著と言われる。作戦の反省はあるが、『開戦』の総括はない。80年を経ると、やむを得なかった論が勢力を増やしてくる。
    天皇の責任など幾つかのタブーを乗り越えてキチンとした総括が大事。出なければ、世代が変わるとまた同じ失敗を繰り返す。
    1.国民皆兵 S19年800万人/人口7,500万人 うち職業軍人は5万人=超エリート
    2.2・26事件(S11) 天皇親政を求めた青年将校
    天皇の厳命で鎮圧するも、以降「テロの恐怖」「軍部の圧力」が社会を覆う
    3.軍部大臣現役武官制 

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    2025年12月20日
  • 太平洋戦争への道 1931-1941

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     昭和史研究のスペシャリスト3人によるNHKラジオ番組『太平洋戦争への道』を刊行した本。
    三人とも昭和史や戦争についてたくさんの著書を出版されており、どんな話になるのか期待感が高まります。
    「なぜ日本は無謀ともいえる戦争に向かっていったのか?」歴史のifではなくwhyに浮かび上がってくる答えは何なのか?と興味を惹かれ手に取った作品。

    本書で印象的だったのは6つの分岐点!
    どの時点でも回避する術はあった。
    が、色々な事情が重なり悪い方へ悪い方へ向かってしまった。
    日清日露戦争の勝利で世の中は浮かれ、新聞やラジオが戦争を煽り、国民も便乗したり、クーデターや国連離脱など複雑な事情が重なって責任は軍

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    2025年12月09日
  • 「戦後」の終焉 80年目の国家論

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    戦後80年の日本の歩みについて、保阪正康氏と白井聡氏が熱く語る。これから日本が果たすべき役割は何か。
    対談なので読みやすい。

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    2025年11月09日
  • あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書―

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     改めて、太平洋戦争を学びなおす。戦争を始めて導いたのは、海軍のほうであったという視点に納得させられました。右傾化する日本を想定して、日本人の陥りやすい陥穽をとらえなおしておかなければならないと思います。

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    2025年10月22日
  • 保阪正康と昭和史を学ぼう

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    江戸時代は260年間戦争がなかったのに、明治以降、日清、日露、第一次、満州事変、日中、太平洋、と、10年おきに戦争をしている。どこで間違ったのか。証人や作家との対話を通して、浮き彫りになることがある。さらにこの著者で読みたい。

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    2025年09月16日
  • 仮説の昭和史 戦中・占領期編【毎日文庫】

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    最も興味を持って読んだのが「もし日本が「自主戦犯裁判」を開いていたら」だった。以前から自分なりに想像していた。

    著者と自分の結論は大分離れていた。著者は革命前夜を思わせる情勢になっただろう、と述べる。自分は明確さのない、曖昧な裁判で終わっていたのではないか、と思う。

    そう思うからこそ、極東軍事裁判は眉唾物ではあるものの自主裁判よりはマシ、な消極的肯定派だと位置付ける。

    こう考えるきっかけになるだけでも、「歴史にif」も満更悪いものでもない。

    谷島屋書店本店にて購入。

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    2025年09月07日
  • 日本を変えた昭和史七大事件

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    ☆☆☆ 2025年8月 ☆☆☆

    戦後80年の節目に手に取ってみた一冊。
    昭和史を変えた「七大事件」として筆者は以下の7つの事件を取り上げている。

    ①五・一五事件
    ②二・二六事件
    ③太平洋戦争
    ④戦後の占領
    ⑤六十年安保闘争
    ⑥三島事件
    ⑦田中角栄とロッキード事件

    この本を読んで特に印象に残ったのは「動機至純論」。つまり動機が行動を正当化するというものか。行為の善悪、方法はどうであれ、その行為に至った動機が純粋で至高のものならば一定の評価をする、という日本人の心に深く刻まれたメンタリティ。
    「五・一五事件」や「二・二六事件」ではまさにその側面が現れたと言える。
    また、東条英機という人物に関

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    2025年08月27日
  • 戦争の近現代史 日本人は戦いをやめられるのか

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    主観や感情ではなく、客観的な事実に基づき歴史を検証し、戦争を防ぐための理論・思想を築かなければならないという著者の思いが伝わってきた。

    実際に国内外の多くの戦争体験者から直接話を聞き事実を収集してきた著者の言葉には説得力がある。

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    2025年08月22日
  • あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書―

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    前掲とほぼ同名の新書だが、こちらは刊行が20年前に遡る。著者の世代も二世代ほど差があり、それは戦争を対象化する視線に現れる。本書では戦争をどう語るかよりも、やはり直接的に「何のための戦争だったのか」を(その説明の不在も含めて)検証するオーソドックスな構成となっていて、「大人のための歴史教科書」という副題に沿う作りである。
    しかし一方で気になる点もいくつかある。冒頭の広島原爆碑の文言に主語がないとする批判は、今日では右派の戦後民主主義批判の定番であるが、本書の内容はあくまで戦前から終戦までであり、戦後の日米関係も含めた射程は見られず、言いっ放しのように感じてしまう。
    海軍悪玉論の根拠とされる「石

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    2025年08月16日
  • あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書―

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    夏には必ず昭和の戦争を題材にした本を読むことにしている。
    自宅本棚在庫本。再読。

    第一章 旧日本軍のメカニズム
    第二章 開戦に至るまでのターニングポイント
         二・二六事件
    第三章 快進撃から泥沼へ
    第四章 敗戦へー「負け方」の研究
    第五章 八月十五日は「終戦記念日」ではないー戦後の日本

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    2025年08月11日