【感想・ネタバレ】なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)のレビュー

あらすじ

国家を滅亡の淵まで追い込んだ「あの戦争」から八〇年、同時代史として語られてきた昭和史は、これから歴史の中へと移行する。二・二六事件、東京裁判、高度成長、田中角栄、昭和天皇……時代を大きく変えた八つの事象を、当事者たちの思惑や感情を排して見つめ直す時、これまでの通説・定説とはおよそ異なる歴史の真相が浮かび上がる。いったい、日本人はどこで何を間違えたのか――昭和史の第一人者による衝撃の論考。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

そこそこ知ってるつもりで生きてきた
実際は何も知らないし
ただただ戦争は反対だと言ってきた
情けない
傲慢さと無知の知を思い知られる

1番ぞっとした所
中国戦線で床候を出す。30人いれば30人の
ほとんどが殺される。任務の上で殺されるのは
仕方がないとしても、その後が問題なんだ。
殺されて、両の腕と脚が切られた
ダルマのような死体が20〜30メートル間隔で
道端に並べられていて、中には性器が切られて
口に突っ込まれたのもある。
行軍する日本兵たちはそれを見て気がおかしくなる。
それを知るからこそイギリスは中国奥地で戦争など
しなかった

漫画キングダムの六大将軍さながら
精神的な極限でこのような事件が起こる
そりゃ何かが起こる予感はあるし実際起きている

人類は戦争によって発展し思想や科学の恩恵をうけて
生活しているのは事実である
原爆を落とされたアメリカを
復讐するなんて言う人は聞いた事がない

ここに至るまで日本人は戦争から距離を置いてきた
のだから、知恵や教訓にとどめず、理性や知性に
置き換える作業をしなくてはならないと思う。
新しい理念が必要だ
それができるのが日本の皆様である
これがこの本の結論

高度成長期の田中角栄さんの箇所もすごくよかった
これは本当に素晴らしい本だった
星7あげたい本

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2025年12月23日

Posted by ブクログ

戦後80年日本は平和を享受してきた。私自身もその中で豊かさを享受してきた1人だが、日本の平和は日米安保つまりアメリカ軍に守られた歪んだ平和という事実がある。
日本は2度と戦争はしてはいけないという意見を否定する人は少ないだろう。そのための手段が左派と右派で大きく異なる。
筆者は唯物史観をベースとした左派も皇国史観をベースとした右派も否定し、あくまで実証主義をベースとして歴史を客観的にみるべきと主張する。
日本はペリーの来航以来、戦前も戦後も現在も良くも悪くもアメリカの影響を受け続けている。
無批判に戦前の軍国主義を否定し、戦後民主主義を肯定するのは思考停止であり、自分の頭で平和とは何か、どうやって実現するかを考え続けろと言われている。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

著者が東條英機は優秀ではあったが人の心がわからなかった、といい、田中角栄は学はなかったが人の心がわかったと評している。敗戦後に生まれた私は、当然のごとく平和を享受しているが、その平和は現実には米によって守られている、という事実は認めなければならない。そして経済復興も。
ずっと昭和史を追ってきたという老境の著者の達観したような筆致も好感が持てた。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

保阪さんてこんな人だっけ?
大丈夫か?どうしちゃったんだ保阪正泰と言う気持ちになる本。
乱れぶりを楽しめるといえばいえる。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

表題に対する答えは書かれていないようだ。わずかに、「戦後」という括りをなくすべきということが書かれているが、それはそうとしてそれだけでは分からないだろう。
「あの戦争は何だったのか」のまとめとして、後進帝国主義による先進帝国主義への自滅的挑戦だったという。その通りであろう。
もしどこかで踏みとどまっていればいったい今どうなっているのか、考えてみたい。
日中戦争について、「中国の巧妙な罠に嵌ったという見方もできる」というが、それは少なくとも始めたあと、やめられなくなった時のことではないのか。

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

2025/09/22「なぜ日本人は間違えたのか」保阪正康
著者の「昭和史への見識・真摯さ」
多くの戦争経験者からヒアリング、その実証性に敬意。
ただしオーソドックスであり、国内事情に傾斜し、世界事情は弱い。
(『武藤章』の切れ味はない)

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2025年09月22日

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