保阪正康のレビュー一覧

  • あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書―

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    2025年の戦後80年だったこともあり、ついつい太平洋戦争にまつわる書籍を読んでしまう。
    今回は「あの戦争は何だったのか〜大人のための歴史教科書」(著者:保阪 正康)に挑戦。
    今年はほぼ同名タイトルの辻田真佐憲氏版がベストセラーになったが、まずは保坂氏版に手を伸ばしてみた。
    本書は2005年発行だから、当時は戦後60年ということになる。
    20年前の2005年は、あの戦争をどう見ていたのか。
    あれから20年以上経った2025年に生きる我々は、あの戦争をどう見ているのか。
    何かが変わったのか。何も変わらないのか。
    そんなことも考えながら、本書を読み進めた。
    戦後60年から20年経って、戦争を体験し

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    2026年02月15日
  • 「戦後」の終焉 80年目の国家論

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    著者は小泉、安倍は嫌いなようだ。吉田茂のことも嫌ってそうな書き振り。近代日本の政治について考え方の一つがよく分かる。これが全てでは無いと思うが、面白かった。天皇制、戦争についてなど勉強になった。

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    2026年01月30日
  • 平成の天皇皇后両陛下大いに語る

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    「先の大戦で多くの人命が失われ、また、我が国の戦後の平和と繁栄が、このような多くの犠牲と国民のたゆみない努力によって築かれたものであることを忘れず、戦後生まれの人々にもこのことを正しく伝えていくことが大切であると思ってきました。 平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています」(二〇一八年十二月)

    平成天皇が天皇としての最後のお誕生日に際して仰られたお言葉です

    はい、本作は昭和史研究家である保阪正康さんが平成天皇(現上皇)と美智子皇后(現上皇后)との全6回の「雑談」の内容を中心に、両陛下のお言葉をまとめたものです

    平成の天皇、明仁天皇と美智子様は、わいの尊敬する

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    2026年01月22日
  • なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)

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    日本人は世界から見てどこか異質のように思う。状況を見て取れないというか、物事の本質を見抜けない。先の戦争も軍部の暴走が引き起こしたことだが、国民が納得したものであったのか?いつのまにか戦争に巻き込まれていた感がある。今の現状に似ていないか?

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    2026年01月17日
  • あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書―

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    2025/12/19 保阪正康「あの戦争は何だったのか」
    「太平洋戦争の総括」を日本はしてこなかった。[塩野七生氏]『失敗の本質』が名著と言われる。作戦の反省はあるが、『開戦』の総括はない。80年を経ると、やむを得なかった論が勢力を増やしてくる。
    天皇の責任など幾つかのタブーを乗り越えてキチンとした総括が大事。出なければ、世代が変わるとまた同じ失敗を繰り返す。
    1.国民皆兵 S19年800万人/人口7,500万人 うち職業軍人は5万人=超エリート
    2.2・26事件(S11) 天皇親政を求めた青年将校
    天皇の厳命で鎮圧するも、以降「テロの恐怖」「軍部の圧力」が社会を覆う
    3.軍部大臣現役武官制 

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    2025年12月20日
  • 太平洋戦争への道 1931-1941

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     昭和史研究のスペシャリスト3人によるNHKラジオ番組『太平洋戦争への道』を刊行した本。
    三人とも昭和史や戦争についてたくさんの著書を出版されており、どんな話になるのか期待感が高まります。
    「なぜ日本は無謀ともいえる戦争に向かっていったのか?」歴史のifではなくwhyに浮かび上がってくる答えは何なのか?と興味を惹かれ手に取った作品。

    本書で印象的だったのは6つの分岐点!
    どの時点でも回避する術はあった。
    が、色々な事情が重なり悪い方へ悪い方へ向かってしまった。
    日清日露戦争の勝利で世の中は浮かれ、新聞やラジオが戦争を煽り、国民も便乗したり、クーデターや国連離脱など複雑な事情が重なって責任は軍

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    2025年12月09日
  • 「戦後」の終焉 80年目の国家論

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    戦後80年の日本の歩みについて、保阪正康氏と白井聡氏が熱く語る。これから日本が果たすべき役割は何か。
    対談なので読みやすい。

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    2025年11月09日
  • あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書―

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     改めて、太平洋戦争を学びなおす。戦争を始めて導いたのは、海軍のほうであったという視点に納得させられました。右傾化する日本を想定して、日本人の陥りやすい陥穽をとらえなおしておかなければならないと思います。

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    2025年10月22日
  • 保阪正康と昭和史を学ぼう

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    江戸時代は260年間戦争がなかったのに、明治以降、日清、日露、第一次、満州事変、日中、太平洋、と、10年おきに戦争をしている。どこで間違ったのか。証人や作家との対話を通して、浮き彫りになることがある。さらにこの著者で読みたい。

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    2025年09月16日
  • 仮説の昭和史 戦中・占領期編【毎日文庫】

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    最も興味を持って読んだのが「もし日本が「自主戦犯裁判」を開いていたら」だった。以前から自分なりに想像していた。

    著者と自分の結論は大分離れていた。著者は革命前夜を思わせる情勢になっただろう、と述べる。自分は明確さのない、曖昧な裁判で終わっていたのではないか、と思う。

    そう思うからこそ、極東軍事裁判は眉唾物ではあるものの自主裁判よりはマシ、な消極的肯定派だと位置付ける。

    こう考えるきっかけになるだけでも、「歴史にif」も満更悪いものでもない。

    谷島屋書店本店にて購入。

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    2025年09月07日
  • 日本を変えた昭和史七大事件

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    ☆☆☆ 2025年8月 ☆☆☆

    戦後80年の節目に手に取ってみた一冊。
    昭和史を変えた「七大事件」として筆者は以下の7つの事件を取り上げている。

    ①五・一五事件
    ②二・二六事件
    ③太平洋戦争
    ④戦後の占領
    ⑤六十年安保闘争
    ⑥三島事件
    ⑦田中角栄とロッキード事件

    この本を読んで特に印象に残ったのは「動機至純論」。つまり動機が行動を正当化するというものか。行為の善悪、方法はどうであれ、その行為に至った動機が純粋で至高のものならば一定の評価をする、という日本人の心に深く刻まれたメンタリティ。
    「五・一五事件」や「二・二六事件」ではまさにその側面が現れたと言える。
    また、東条英機という人物に関

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    2025年08月27日
  • 戦争の近現代史 日本人は戦いをやめられるのか

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    主観や感情ではなく、客観的な事実に基づき歴史を検証し、戦争を防ぐための理論・思想を築かなければならないという著者の思いが伝わってきた。

    実際に国内外の多くの戦争体験者から直接話を聞き事実を収集してきた著者の言葉には説得力がある。

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    2025年08月22日
  • あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書―

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    前掲とほぼ同名の新書だが、こちらは刊行が20年前に遡る。著者の世代も二世代ほど差があり、それは戦争を対象化する視線に現れる。本書では戦争をどう語るかよりも、やはり直接的に「何のための戦争だったのか」を(その説明の不在も含めて)検証するオーソドックスな構成となっていて、「大人のための歴史教科書」という副題に沿う作りである。
    しかし一方で気になる点もいくつかある。冒頭の広島原爆碑の文言に主語がないとする批判は、今日では右派の戦後民主主義批判の定番であるが、本書の内容はあくまで戦前から終戦までであり、戦後の日米関係も含めた射程は見られず、言いっ放しのように感じてしまう。
    海軍悪玉論の根拠とされる「石

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    2025年08月16日
  • あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書―

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    夏には必ず昭和の戦争を題材にした本を読むことにしている。
    自宅本棚在庫本。再読。

    第一章 旧日本軍のメカニズム
    第二章 開戦に至るまでのターニングポイント
         二・二六事件
    第三章 快進撃から泥沼へ
    第四章 敗戦へー「負け方」の研究
    第五章 八月十五日は「終戦記念日」ではないー戦後の日本

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    2025年08月11日
  • 平成の天皇皇后両陛下大いに語る

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     著者は半藤一利に誘われて、2013年2月から2016年6月までの3年4ヶ月の間に6度皇居に赴き、明仁天皇、美智子皇后と「雑談」している。その際の記憶をまとめた2本のエッセイと、二人の侍従長経験者(渡邉允、川島裕)との対談を収録する。エッセイのうち1本は、皇居内の御文庫附属庫地下防空壕の入口に案内されたときの話、対談のテーマはパラオ・ペリリューへの訪問と天皇としての最後の「戦没者追悼式」の際の記憶なので、いずれも戦争記憶にかかわるものといってよい。

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    2025年08月10日
  • あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書―

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    アジア太平洋戦争を概観するのに、ちょうどいい良書。
    軍部のあまりの愚かさに、読んでいて暗澹たる気分になる。

    長期的な戦略は無し。
    憲法と組織機構の欠陥。
    エリート主義。
    陸軍と海軍の対立、セクショナリズム。
    調査・情報収集、その精査の軽視。
    非科学と精神論。
    人命の軽視。
    etc.

    東京裁判だけではなく、日本人が自分たち自身で、戦争犯罪者を裁くことをするべきだった。

    そして、我々が本当に感謝し手を合わせるべきなのは、「英霊」ではなく、戦争に反対し殺された人々なのだ。
    たとえ、ひとりひとりは微力でも、民衆が力を合わせて権力にはむかえば、戦争を止めることができたはずだ。

    「避けられない戦争

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    2025年08月03日
  • 松本清張の昭和史

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    2025/05/28「松本清張の昭和史」保阪正康・加藤陽子
    松本清張は天才作家 学歴なく、40歳過ぎの作家活動、巨大作品集
    世の中は単なる推理小説作家に押し留めようとするが、それでも偉大 テレビでドラマが何度も制作され、再放送されるのは彼しかいない。保阪正康氏は松本清張氏をさらに歴史学者としても大きな評価を明らかにした。アカデミズムや正統派は排除しているが。
    特に「昭和前史1926年―1945年」の大東亜戦争は「日本の縮図」、ここを抜きにして日本史は語れない
    ①なぜ対米戦争を始めたのか
    ②大衆の戦争意識、戦争の当事者としての現場・現実
    松本清張はアカデミズムとは別の視点で「昭和の歴史を紡いだ」

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    2025年05月29日
  • 昭和の名将と愚将

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    太平洋戦争を指導した旧日本軍の将官に関して、その評価を碩学二人が話し合う対談形式の本。巷間言われている内容の他、実際に二人が取材した内容に基づく人物評価は読み応えが有る。

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    2025年05月22日
  • 近代日本の地下水脈 Ⅰ 哲学なき軍事国家の悲劇

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    第二次世界大戦で日本が敗戦に向かって突き進んだ背景への考察、明治維新からの暴力による政権交代がもたらした弊害、軍部支配の仕組み、天皇の戦争責任など解説主張なるほどと思いました。
    また、石橋莞爾に興味が湧きました。

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    2025年04月27日
  • テロルの昭和史

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    法廷においてもテロリストを賛美するようなやりとりがなされ、どんな残虐な行為も動機により正当化されてしまう社会。新聞ですら彼らの行動を義挙扱いした。そんな世間の風潮が国家改造を企図する青年将校や右翼活動家達のためらいを振り切らせることとなり、次なるテロへとつながっていった。
    テロを肯定すること、賛美する風潮はテロそのものよりも恐ろしいこと。現代を生きる私達はこれを肝に銘じなければいけない。

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    2025年04月20日