千葉敏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりにハヤカワ文庫NFの「数理を愉しむ」シリーズを手に取って読んでみた。
タイトルが非常に仰々しいが、内容は数学史の解説である。
最初に「数学は『発明』か、『発見』か」という問いが立てられており、それが数学史の歴史的な観点で、それぞれの時代にどのように捉えられていたのかを、主要な数学者(哲学者)のエピソードを踏まえて解説している。特に面白い箇所は17世紀にニュートンの研究により、天上界と地上界が同じ物理法則として数学で記述が可能であることを示した点と、19世紀に非ユーグリッド幾何学の発見により数学体系が1つではなく無矛盾性を持つ定義さえあれば複数存在することが示された点の2つの時代的な文脈の解説が興味深く読むことが出来た。
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Posted by ブクログ
「天からアイデアが降りてこないから…」と数日間を費やしていないだろうか?
本書はアイデアが意図的に生まれるロジックと、そのアイデアがどうやったらヒットするのかを紹介していている。
順序立てて説明してくれているので、理論的な方は読みやすいかもしれない。
ここからは、個人的に面白いなと感じたところがあったので、深堀したいと思う。
本書の中で、接触回数について触れている場面がある。
かいつまんで言うと、関われば関わるほど好きになっていくが、ある時点で好意度がピークに達し、そこから好きでなくなっていくというもの。
まさに現代の情報社会とリンクしていると思った。
音楽番組を例にとると、話題のアーティストとなったらその特集が組まれ、ほとんどの音楽番組で見かけるようになる。
はじめは「この人たちの曲好きかも!?」と思っても、たくさんの目にする機会があることで「もうおなかいっぱいだよ」となり、逆に観たくなくなってしまうという現象が起きる。
特にここ20年はそれが顕著になっているように思う。
それはなぜか?
個人的な推測になるが、情報提供の発達で、休むことなく情報が目に入ってくることが理由ではないかと考えられる。
テレビ・ラジオがメインだった頃は、次回の放送まで情報の休息期間が持てた。
その間に「次週楽しみだな~」と楽しみながら想像を搔き立て過ごしていた。
それがなくなってきたのだ。
元の時代には戻れないからこそ、うまく脳と付き合っていく方法を模索していく必要があると感じた。 -
Posted by ブクログ
エヌビディアというより、CEOジェンスン・ファン個人の流儀という感じでしたね。技術に強い経営者である事に加えて、圧倒的なハードワークと従業員にも同様の働きを求めて、30年もテクノロジーの最先端に残り続けるのは並々ならぬ努力と胆力が無ければ出来ないという事なんでしょうね。
黎明期には失敗もあったみたいでしたが、隆盛を極めた時期には、AI市場やCUDAというプラットフォーム作りなど勝ち筋が見えたら、短期的には赤字でも、とことん投資しまくるという手法でしたが、古い大企業には難しい機敏性なんだと思います。最近もフィジカルAIでの市場創出に向けた扇動力も凄まじいものがありますよね。
ただ、ジェンスン・ファンの後継者作りだけはエヌビディアの唯一かつ最大のリスクであり、一極集中がエヌビディアの崩壊につながる可能性も内包してると同時に感じました。
全体的に技術面の話が難しく追い付けない点で星マイナス一つでしたが、エヌビディアを知る上ではこれ以上ない書籍なんだと思います。 -
Posted by ブクログ
半導体の歴史について草創期から現在の米中冷戦に至るまでを、個別具体的ね立役者の視点を中心に小説調に展開するノンフィクション。
米国シリコンバレーにおける発展を軍が支え、コンピューターが支えるも、日本の製造技術とコストに追い抜かれ、逆に韓国や台湾を支援することで乗り切る。設計と製造の分離。設計はアメリカ、製造は韓国・台湾に集中。日蘭企業のような一芸に秀でた企業も。そうした中で、中国が殴り込みをかけるものの、米国が技術を渡さない形で優位性を維持しようとする。
そんな栄枯盛衰の歴史。小説仕立てなのは良いが、登場人物が多すぎて、面白かった一方、誰だった?となる瞬間が多く、行ったり来たりして時間を要した。 -
Posted by ブクログ
1 どんな本?
意思決定の助けになる「WRAP」と言う方法を
教えてくれる本。「助けになると言うだけで正解
を選べるとは限らない。」と正直に述べるのはこ
の本だけ。
2 何で読んだの?
(1) 高レビューだから。
(2) Switchの著者だから。
(3) 決断力は上がった状態になりたい。
3 構 成
全12章385頁
バイアスを考えさせられる問いから始まり、
1、2、3章で選択肢の広げ方(W)を
4、5、6章で仮説の現実性の確認を(R)
7、8、9章で決断の前に距離を置く事(A)
10-12章で誤りに備える事を(P)
「クリニック」と「障壁を乗り越える」で具体的
な事例により理解を進めて終わる。
各章末まとめで終わる構成
4 著者の問題提起
より良い選択をする方法知ってますか?
5 命題に至った理由
専門家の予想も基準率にはかなわないデータ
から。
6 著者の解
絶対成功する選択肢を選ぶことは出来ないが、
過程をより良くすることが出来る。
7 重要な語句・文
(1) やるorやらないの2者択一
(2) もしその選択肢が無かったら。
(3) 同じ案件の成功事例を探す。
(4) 目的を見直す。(感情に支配されない)
(5) 基準率を見つける。(決断の前に距離を置く)
(6) 後任者ならどう考える?
(7) 友人にならどう助言する?
(8) ウーチング(試行する)
(9) orでは無くandで考える。
(10) 事前検死と前祝い(誤りに備える)
(11) 結果のエンドの下限と上限を決める。
(12) アラームを設定する。
(13) 10-10-10分析
8 感 想
人生の目的がはっきりしてないと決断のクオリ
ティも上がらないと感じた。
刺さったのは目的を見直して感情に支配されな
い事。大事な感情を大事にする為に距離を置く事
が必要
深く知りたい事は基準率の見つけ方。専門家の
予想よりも頼りになる基準率を見つける方法を深
く知りたい。
人に勧めるなら事前検死と前祝い。結果の下限
と上限を想定して準備しておけば決断の誤りに備
える事が出来る。
ビジュアル(図とか絵とか)要素は無し。
訳の問題タイトルは決定力だが、「決断力」なのか
なと思う。大事な事を決定するのが決断だから。
大事な事以外にこんなに時間と労力は使えない。
9 TODO
(1) 人生の目的の作成
ミッションステートメントの更新
(2) 価値観の書き出し
(3) 計画には下限と上限とその対処を作成
10 問 い
絶対の方法は?
11 答 え
無い。出来る事は備えるだけ。