千葉敏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
麻薬カルテルを経済的な視点で読み解く。英エコノミスト誌の記者が取材に基づいて書籍化したものらしい。
経済的な視点では、コカイン農場を焼き払うのは最終価格に与える追加的なコストが著しく低く、非合理であるとする。また、麻薬カルテルは非国家的な組織であり、1つのルートを塞げば、別のルートが開拓される。フランチャイズ経営をするカルテルの話も興味深かったほか、脱法ドラッグ(その時点では合法)とのイタチごっこの話も勉強になった。最後には大麻の合法化の話にも触れられているが、イノベーションをむしろ促進しているほか、後々は米国より費用の安い諸外国にアウトソースされるのでは、との予想もされている。
興味深かった -
Posted by ブクログ
いわゆる「半導体戦争」というと、米中対立のことをイメージする。スマートフォンやAI、軍事機器などの中核を担うのが半導体だからだ。中国のHuaweiなどへの高性能半導体の輸出規制や、米国製装置を使った製造の禁止などは記憶に新しい。そうした攻防の中で、台湾TSMC(世界最大の半導体受託製造企業)の存在も一気に有名になった。遡って日本とアメリカの半導体摩擦。国同士の半導体戦争というとこれ位のイメージだが、本書はそれらを網羅する。
また、軍事・安全保障における半導体の戦略的重要性について。AIやミサイル誘導、監視システムなど、最先端兵器の性能は半導体に依存している。国家安全保障の観点からも、自国で半 -
Posted by ブクログ
とても興味深い内容だった。
数学は力になるなと感じた。
秘密結社「TEN」
10の数式
「データ」「モデル」「ナンセンス」
第1章 賭けの数式 ギャンブルに勝つ
P(本命の勝利)=1/1 + αxβ
xはたとえばオッズが3/2(日本のけいばなどなら2.5倍)
αとβはパラメータでデフォルトは1.0、ここをまずはβは1.2とかにしてαを1.1とかにして最適なパラメータを探索する手法を「ロジスティック回帰」という
1発で当てはまることはなく、細かくテストし少しだけの優位点を見極める
A/Bテストもこれ
第2章 判断の数式 状況を正しく理解する
P(MID) = P(DIM) ・ P(M) / -
Posted by ブクログ
戦略物資と捉えられるようになった半導体の歴史・情勢に関する本。面白かったです。
半導体の発明から始まり、ロシア・中国・台湾・日本等の時代毎のプレーヤーがテクノロジーに対してどのような動きをしていたかがよくわかります。また、半導体業界が、非常に多くのキーテクノロジーの寄せ集めで構成されていることが理解でき、それらを統合して現在の台湾TSMCのポジションが形成されていることも述べられています。
近年の半導体装置の精密さは、これまでの企業、ならびに、その国の政府の後押しによって成し遂げられたものであり、シンガポールや台湾のにおいては相当程度の覚悟を決めて大きな投資をしてきました。将来の覇権を獲得する -
Posted by ブクログ
分析よりも意思決定のプロセスの方が6倍も重要。
バイアスを弱める4つの方法
1.選択肢を広げる(Widen)。視野の狭窄によって選択肢を見逃してしまうのを防ぐ
今ある選択肢に集中している間は、他の選択肢には気が付かない。「~べきか否か」形式の意思決定は52%が失敗している。選択肢が2つ以上ある意思決定は32%しか失敗していない。機会費用とは、ある意思決定をした際に断念しなければならないものを指す。同じ時間とお金で手に入れることができる次善のものを考える。自分の成功事例を意思決定のプレイリストとして記録すると、新しいアイディアが刺激される。
2.仮説の現実性を確かめる(Reality)。確証 -
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