千葉敏生のレビュー一覧

  • 半導体戦争―――世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防

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    いわゆる「半導体戦争」というと、米中対立のことをイメージする。スマートフォンやAI、軍事機器などの中核を担うのが半導体だからだ。中国のHuaweiなどへの高性能半導体の輸出規制や、米国製装置を使った製造の禁止などは記憶に新しい。そうした攻防の中で、台湾TSMC(世界最大の半導体受託製造企業)の存在も一気に有名になった。遡って日本とアメリカの半導体摩擦。国同士の半導体戦争というとこれ位のイメージだが、本書はそれらを網羅する。

    また、軍事・安全保障における半導体の戦略的重要性について。AIやミサイル誘導、監視システムなど、最先端兵器の性能は半導体に依存している。国家安全保障の観点からも、自国で半

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    2025年04月23日
  • スタンフォード式 人生デザイン講座

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    26歳、新卒2年目が終了の時に読んだ。
    思い通りの人生じゃなくて、なんとかしたくて、手に取った。
    今の私には、たくさんのアハ体験と示唆の富む本に思える。


    ▼気づき
    ・今の私に必要なのは、仕事の価値観と人生の価値観を整理して一致させること

    ・「悩む」のではなく、行動して、プロトタイプを作りながら判断をしていくことが重要

    ・新卒で働き始めてから2年。仕事に追われて、自分の好奇心に従う楽しさを忘れていいたこと

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    2025年04月04日
  • 世界を支配する人々だけが知っている10の方程式~成功と権力を手にするための数学講座~

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    とても興味深い内容だった。
    数学は力になるなと感じた。

    秘密結社「TEN」
    10の数式
    「データ」「モデル」「ナンセンス」

    第1章 賭けの数式 ギャンブルに勝つ
    P(本命の勝利)=1/1 + αxβ
    xはたとえばオッズが3/2(日本のけいばなどなら2.5倍)
    αとβはパラメータでデフォルトは1.0、ここをまずはβは1.2とかにしてαを1.1とかにして最適なパラメータを探索する手法を「ロジスティック回帰」という
    1発で当てはまることはなく、細かくテストし少しだけの優位点を見極める
    A/Bテストもこれ

    第2章 判断の数式 状況を正しく理解する
    P(MID) = P(DIM) ・ P(M) /

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    2025年03月31日
  • 半導体戦争―――世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防

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    戦略物資と捉えられるようになった半導体の歴史・情勢に関する本。面白かったです。
    半導体の発明から始まり、ロシア・中国・台湾・日本等の時代毎のプレーヤーがテクノロジーに対してどのような動きをしていたかがよくわかります。また、半導体業界が、非常に多くのキーテクノロジーの寄せ集めで構成されていることが理解でき、それらを統合して現在の台湾TSMCのポジションが形成されていることも述べられています。
    近年の半導体装置の精密さは、これまでの企業、ならびに、その国の政府の後押しによって成し遂げられたものであり、シンガポールや台湾のにおいては相当程度の覚悟を決めて大きな投資をしてきました。将来の覇権を獲得する

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    2025年03月16日
  • クリエイティブ・スイッチ 企画力を解き放つ天才の習慣

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    創造とは何か、クリエイティブとは何かを事例を通して説明している良書。

    クリエイティブとか、改革とか言っている上司に読んでほしい。

    クリエイティブとは周りに作られた事象であり、誰もが作れる
    ただ、戦略、タイミングが必要で、造られたモノ。創造曲線、大量消費など、アイデアを具現化するのに必要な事を事例を通して論理的に解説している。

    残酷ではあるが、タイミングも含めて戦略的にアイデアを具現化できるようにしよう

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    2025年01月04日
  • 半導体戦争―――世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防

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    ネタバレ

    半導体の世界における歴史書。
    様々なメーカーと国の威信をかけた
    栄枯盛衰の物語。
    半導体はもはや軍需産業。
    その中で日本の取るべき
    戦略は。。。

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    2024年12月31日
  • クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

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    手元に置いておきたい一冊
    クリエイティブになりたい、クリエイティブにするなら、この本は読むべきです。

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    2024年12月12日
  • アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの世界史

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    約500ページに渡るクラス一の天才が書いたノート(という体)
    挿し絵やイラスト、地図などもあり、ページ数ほどの負担は感じられない。また、語り口調も柔らかく、読みやすい一冊ではないかなと思う。

    日本の教科書とは視点が異なるところも面白い。ハイチの独立など、ここに触れるの?があったり、中東戦争はそんなあっさりでいいの?があったり、郷にいれば郷に従えという感じで、比べながら読むのもまた一興。

    これから世界史を学ぶ学生にも、歴史を学び直したい大人にも役に立つ一冊です!

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    2024年12月08日
  • 決定力! 正解を導く4つのプロセス

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    分析よりも意思決定のプロセスの方が6倍も重要。

    バイアスを弱める4つの方法
    1.選択肢を広げる(Widen)。視野の狭窄によって選択肢を見逃してしまうのを防ぐ
    今ある選択肢に集中している間は、他の選択肢には気が付かない。「~べきか否か」形式の意思決定は52%が失敗している。選択肢が2つ以上ある意思決定は32%しか失敗していない。機会費用とは、ある意思決定をした際に断念しなければならないものを指す。同じ時間とお金で手に入れることができる次善のものを考える。自分の成功事例を意思決定のプレイリストとして記録すると、新しいアイディアが刺激される。

    2.仮説の現実性を確かめる(Reality)。確証

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    2024年10月25日
  • 反脆弱性[下]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    読書会に参加するので難しく難解で半分位しか頭に入らなかったけど、ナントカ読み切った。
    半脆さとは?!に永遠に向き合いたい人、身銭を切ることの重要性を知りたい人にはオススメ

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    2024年10月23日
  • アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの世界史

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    アメリカの子どもが学んでいる世界史をこれ一冊に集約。
    アメリカ視点で書かれていることを念頭において読むと日本の教科書との違いが時々垣間見えて面白い。
    約500ページという分厚さだが可愛らしいフォントや挿絵のおかげでスラスラ読めた。
    「クラス一の天才が書いたノート」というコンセプトなだけあって教科書のような堅苦しさがない。
    学校の勉強の予習と復習に使わせていただいてます。

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    2024年10月17日
  • 反脆弱性[上]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    読書会参加のためナントカ読み切ったが、難しい…
    一見、危うくないものの危うさ、脆弱に見えるものの真の強さ。
    著者が毛嫌いしている職業について、何故そこまで??と、疑問は残った。
    また、コカ・コーラやティファニーが成功を収めるまでに業界を変えチャレンジを繰り返したことを初めて知った。コカ・コーラは味から合点がいった。
    読めば読むほど、読み込めば読み込む程、味わい深い本。

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    2024年09月30日
  • 神は数学者か?──数学の不可思議な歴史

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    数学がこの世の中をこんなにも上手く説明できるのは何故か。これまであまり深く考えたことはなかったが、確かに、とも思った。ただ上手く説明できるように改良を重ねたことでこの状態になったと言われれば、それも確かに、とも思う。でもやはり、根本的に改良を加えずとも説明ができるというのは、やはり不思議。様々な数学者、哲学者、物理学者たちの取り組みの歴史も紹介され、興味深い話が盛りだくさんで非常に興味深く読めました。

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    2024年09月28日
  • プーチンの世界―「皇帝」になった工作員―

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    ネタバレ

    ロシアのプーチン大統領がなぜウクライナを侵攻したのか?その理由の一端を説明している本。

    しかし、プーチン大統領個人を分析するだけでは、現在のロシアの行動をすべて説明はできまい。実際には、ロシアがいくら独裁国家といえど、プーチン大統領個人だけで重要な政策決定を勝手に下せるとは思えないので、この本だけでウクライナ侵攻含めたロシアの行動の背景すべては説明できないだろう。
    だからといって、最高権力者である大統領の頭の中を理解することの重要性はもちろん薄れない。

    筆者はハーバード大で博士号を取得する程の明晰な頭脳を持つ、フィオナ・ヒル女史。本書の刊行は2024年2月24日以前のことである。今回の侵攻

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    2024年08月31日
  • デザイン思考が世界を変える〔アップデート版〕 イノベーションを導く新しい考え方

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    デザイン思考のベースとなっている感覚を掴めたような気がする

    いかにユーザーの視点に自分を持っていって曇りなく物事をみて発想できるかが重要なのかなと思った。
    制限がアイデアを生むというのは面白かった。有用性/経済的実現性/技術的実現性。

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    2024年08月09日
  • 神は数学者か?──数学の不可思議な歴史

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    ゲーデルとアインシュタインのエピソードが面白い。
    数学的対象が実在するかどうかについては断片的に書かれすぎてていまいち頭に残らない向きもある。海中で生きるクラゲのように外界から連続的な刺激しか受けない生き物に離散的な自然数の概念が生じうるか?という問題は一考の価値がある。ただ、人間が感覚する外界も突き詰めれば連続的なものしかないのでは? 前景と背景を区別する境界を認知して1つ2つと離散的に対象を数えられる能力は自明ではなく、そんな能力が自然に発生しうるのは何故かと考えると、やはり自然数は何らかの意味で自然にあるんじゃないかとも思えてくる。

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    2024年07月27日
  • 反脆弱性[下]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    多くの具体的事例を挙げ、反脆弱性の持つ強みを様々な角度から述べている。一言で表現するのはのは難しいが、何となく全体を通じて受け取ったメッセージは「将来において絶対なんてものは絶対ない」ということだろうか。

    時には失敗もするし、不運にも遭うだろうし、しかし時には受け流しつつ、また時にはその経験から学び以前よりも強く成長する、といった臨機応変さや柔軟な思考が大切であることを理解した。
    著者の軽妙な語り口が個人的には読みやすく、また分野を問わず豊富な知識には驚かされる。

    一点もし要望するとすれば、全体としてもう少しコンパクトにできるかも?という部分。
    多数の事例は理解が深め易い一方で、冗長感も出

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    2024年06月09日
  • 半導体戦争―――世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防

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    サムスン、ASML、東芝、エルピーダ、テキサスインスツルメンツ、インテル、エヌビディア、ファーウェイ、TSMC、、、
    それぞれが、それぞれの国を背負って、半導体戦争を行っていた経緯が、克明に記されていて、とても興味深かった。
    いま、TSMCとエヌビディアが天下を取る世界を、30年前に予測するのは、難しかっただろうなぁ。。

    いま、ソフトバンクがARMを持っているわけで、エルピーダの技術や、周辺作業の厚みを考えたら、日本が、覇権を握ることも出来たのでは、、、と、少し残念にも思った。

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    2024年05月03日
  • 反脆弱性[上]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    非常に本質的なものとして
    利益に上限があり、損失が無限に欠けるのではなく
    損失は限定でも、利益の可能性は無限にベットする
    これがこの本の本質ではないか
    金持ちはこれを実行しているのであろう

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    2024年04月15日
  • 半導体戦争―――世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防

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    ネタバレ

    【ハードウェアの中身】
    あらためて、私たちは無形のサービスではなく、物理的な資源やモノがあって初めて生活が成り立っているのだと考える。

    この本の原題『Chip War: The Fight for the World's Most Critical Technology 』で、チップという形で人間が発明した半導体という技術作品が、いかに私たちの生活品の中に組み込まれていて、その半導体の技術の発展と普及が、地政学的な展開上に成り立っていることを示している。

    例えば今現在私たちが使用しているスマートフォンの製造には、様々な国をまたぐサプライチェーンから成り立っていることは、「グロ

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    2024年03月24日