千葉敏生のレビュー一覧

  • インターネットは言葉をどう変えたか

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    良書。主に英語圏のインターネットで、どう言葉が変遷していったかを論じている。omgodzzzzzZZZzzzzz!!!11oneとか、OMG, D@T is teh Rox0rz!!!111oneelevenなどの用例と共に、それらが過去の文学やアートなどにも痕跡があることが示唆される。

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    2025年11月24日
  • トレーディング・ゲーム 天才トレーダーのクソったれ人生

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    非常に面白かった。資本主義や金融のような大きなシステムに対する違和感、それに無意識的に従属することで大金を得ながら、人間性や人生の目的を持たない会社人への違和感が、描かれていた。
    その違和感は怒りやカラダの不調となって、筆者に現れており、それに耐えきれなくなったために会社を辞めることになる半生が描かれている。

    きっと筆者は、「本質的なこと、真っ当なこと、自分の納得できる目的に向かって、まっすぐに自分の知識や時間を投入することで価値を出したい!」と考えるような正義感の塊なんだと思う。そこに強く共感したし、好感を持てた。

    Youtubeも観たが、そのキャラクタそのままのイメージだった。真っ当だ

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    2025年11月23日
  • 僕たちはまだ、インフレのことを何も知らない―――デフレしか経験していない人のための物価上昇2000年史

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    僕たちはまだ、インフレのことを何も知らない…

    インフレって、遠い世界のことみたいに思ってたけど、じわじわ家計にもやってくる“見えないお化け”みたいですよね。結局、何を守ればいいのか、まだ誰もちゃんとわかってないのかもしれません。

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    2025年11月14日
  • 半導体戦争―――世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防

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    9月4日のNHKスペシャルは「1兆円を託された男 ~ニッポン半導体 復活のシナリオ~」という番組でした。恥ずかしながら視聴するまでファブレスとファウンダリの違いがわかっていませんでした。つまり半導体会社の世界ランキング1位NVIDIAと2位のTSMCの違いです。慌てて積読だったこの本を開きました。自分の世代の理系の優秀な奴らはNECとか富士通とか日立に就職しています。そろそろ会社から離れ始めた彼らと飲むと日本の会社の半導体事業戦略の失敗と通産省(また経済産業省になる前!)の失策を吐き出すように語ったりしています。そんな日本半導体の成功と凋落も本書のテーマの一部ですが、もっともっと大きな物語、興

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    2025年10月15日
  • The Nvidia Way エヌビディアの流儀

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    『The NVIDIA Way エヌヴィディアの流儀』を読み終え、率直に感じたのは「表面的な成功物語ではなく、逆境と信念の積み重ねがここまでの企業を築いた」という重みである。以前に読んだ『エヌビディア 半導体の覇者が作り出す2040年の世界』に比べれば、本書の厚みとリアリティは桁違いだ。やはり創業者ジェンスン・フアンをはじめ、多くの関係者の肉声を拾い上げているだけに、企業の内側に流れるダイナミズムがこれでもかと伝わってくる。

    印象に残ったのは、NVIDIAが「GPU」というカテゴリそのものを発明した過程である。単なる半導体メーカーではなく、GeForce3やCUDAを通じて「プログラム可能な

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    2025年09月17日
  • 忙しい人に読んでもらえる文章術

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    読んでもらえる文章の6原則

    ❶少ないほどよい
    ❷読みやすくする
    ❸見やすくする
    ❹書式を生かす
    ❺読むべき理由を示す
    ❻行動しやすくする

    ❶〜❹は無意識にでもやっていたけど、❺❻は意識してなかったので勉強になりました!
    ❶から❺で読んでもらえたとしても、その文章が読み手の行動を促すものだとしたら、❻ができていないと行動に移してもらえない。とても汎用性の高い考え方だと感じました!

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    2025年09月14日
  • トレーディング・ゲーム 天才トレーダーのクソったれ人生

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    展開の早さに理解が追い付かなかった。
    が、なんだかすごい奴だということはわかった。
    イギリスはロンドンの貧しい家庭に生まれた少年、高校を退学になるような奴、
    しかし数学が得意で名門スクールに入り、さらに、
    その数学のチカラと根性でシティバンクが開催したゲームで勝利し、
    シティバンクで働くようになる。
    すると彼のトレーディングは連戦連勝、利益の何パーセント高のボーナスで
    一気に億万長者にのし上がる。なんで儲かるのかは読んでてもわからなかったけど。
    しかし日本・丸の内に異動してから何かが壊れる。食べ物はおいしいが上司が悪い。
    マイクロマネジメントで神経をやられる。
    そうなったらあとはいかに辞めるか

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    2025年09月13日
  • トレーディング・ゲーム 天才トレーダーのクソったれ人生

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    主人公では金持ちでもないけれども、名門の大学に入りたまたま大企業に入ります。しかし主人公はびっくりします。この金持ちたちはずっと経済新聞ばかり見ているけど、それは本質ではない。本当の本質は違うものだと気づき、他の人と逆のことをし儲けします。見ていて気持ちいいし、様々な事の本質を考えさせられました

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    2025年08月21日
  • クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

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    少し長くて一気に読めなかったけれど、とにかく自分は価値を生み出せる、と自信を持たせてくれる本。
    挑戦することは怖いけれど、実験と言い換えて、もっともっと怖がらずに早く行動して改善していこう。
    ポジティブな気持ちや、前向きになれる本。

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    2025年08月21日
  • トレーディング・ゲーム 天才トレーダーのクソったれ人生

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    すばらしい。久しぶりにここまでおもしろい文章を書く人に出会ってしまった。もともとの頭の良さだったり、日頃培われていた観察眼やウィットに富んだ視点が活きているのだろうなと思った。本著に出てくる環境ほどのユニークな人間に囲まれることは未来永劫ないと思うけれど、常に持ち続けたい思考。文字書きたくなったな〜。

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    2025年08月17日
  • クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

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    ・いったん何かを創造し始めれば、すべてのものには意図があることに気づく。

    ・もっと成功したいなら、もっと失敗する心の準備が必要。

    ・失敗から教訓を持つためには、失敗に責任を持つ必要がある。

    ・失敗できる環境を作る。

    ・創造力の発揮に必要な能力は、周囲に前向きな変化を起こせるという自信と、行動を起こす勇気だ。

    ・勇気とは、小さなステップの積み重ねに過ぎない。

    ・イノベーションに必要な三要素
    ビジネス(経済的実現性)、技術(技術的実現性)、人間(有用性)
    ※3つのバランスが大切
    →人間中心の考え方は軽視されがち、見逃されがちなのでここから考えるとイノベーションが生まれやすい

    ・人間中

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    2025年08月15日
  • トレーディング・ゲーム 天才トレーダーのクソったれ人生

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    最高に面白かった!
    中々トレーダーの実務現場の話を聞くことが少なく、かつ株式ではなく、通貨スワップ取引経験者の赤裸々な告白は貴重。
    ボリュームは一定あるのに、一切退屈なシーンが無いままに最後まで読み切ることができた。
    舞台が日本に切り替わった時には、映画の中の主人公が急に家に遊びに来たような気分だった。
    私個人的には東京という街そのものにも興味があるので、深く感情移入をした、1人のイギリス人の視点で書かれる東京というのも、主題とは異なるはずだが、私にとって面白いと思わせる大きな要素になった。

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    2025年08月09日
  • トレーディング・ゲーム 天才トレーダーのクソったれ人生

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    500ページ近くあるのに、1日でさらっと読めるほどの疾走感、それでいて満足度のかなり高い読み物だった。

    映画や小説などの脚色された物語ではない、実在した男の物語であるが、まさかこんな世界が現実にあるのかと感じるほど自分の想像を超えていた。

    「面白い話を聞かせてやろう」

    この文章から始まるプロローグは、これから先忘れないだろう。

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    2025年08月08日
  • 反脆弱性[下]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    何か漠然と世間的にもそうあるべきだよねと思い描いていたことに、これでもかとストップをかけるような内容だった。言語化することがもてはやされる昨今の中で、現実の複雑で不確実かつあいまいな世界を、全て理論的に説明できると思い込むことの危険性を説いていたことに強く共感した。何から何までフレームワークに収めて整理することができるほど、世の中は確実性に溢れてはおらず、常にランダム性をはらんでいることを忘れてはいけない。

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    2025年06月30日
  • The Nvidia Way エヌビディアの流儀

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    半導体、GPUの品質が良いとか、技術力が高いとかだけではなく、自社のGPUを購入、活用してもらう、し続ける仕組み=エコシステムが秀逸。

    ちなみに、日本の半導体の最後の砦と言われる
    ラピダスのことを本質的に理解できていないが、戦略とかエコシステムとして、競争優位性を維持するためのものなのかは疑問が残る。

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    2025年06月29日
  • パイを賢く分ける イェール大学式交渉術

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    まずは基本原則を定めよう
    パイを均等に分け合おう
    問題を解決しよう
    巨大なパイを生み出そう
    半分で満足しよう

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    2025年06月01日
  • 半導体戦争―――世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防

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    半導体についてトランジスタ誕生から現在のサプライチェーンまで学べる本。黎明期のシリコンバレーの様子、ソ連の半導体、黄金期の日の丸半導体、そしていかにして台湾が半導体生産の主役に躍り出たか等よくわかる。以前感想を書いた『2030半導体地政学』とともに読んでおいて損はない本。

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    2025年04月08日
  • 反脆弱性[下]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    現代社会は要素が多いため予測不可能になり、程度はあれ崩壊は避けられない
    その状況下で、各分岐に対して破滅しない選択肢をとることでいずれリターン勝ちする、みたいな本

    確率分布とリターンの分布次第やろと思ったし、
    システム崩壊側にかけた時に実際にとれるリターンはいうほど無限大でもないやろと思ったりしたが
    システムの崩壊は避けられないとしたときのリスクの取り方は考えさせられた
    (リスク選好しつつ退場しないよう最低の保証を合わせる、という自分がふわっと好きな戦略はバーベル戦略という名前らしい)
    著者は金融トレーダーらしいしもっと金融での具体例あれば信頼性増したような

    医療や社会崩壊をネガに捉えてな

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    2025年03月08日
  • 〈効果的な利他主義〉宣言!――慈善活動への科学的アプローチ

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    効果的かどうかを考える軸を提案している。寄付先を感覚で決めていたけれど、効果的かどうかという視点を取り入れてみようと思う。
    キャリア論もこれまで見聞きした中で一番腑に落ちる内容だった。

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    2025年03月01日
  • アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの世界史

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    ざっと復習
    改めて学ぶと面白い発見もある。
    歴史は過去のものではなく、現在にもつながっている。
    定期的に学び直して良い内容である。

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    2025年02月22日