千葉敏生のレビュー一覧
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クリス・ミラーの『半導体戦争』を読んで、私の世界の見方がガラリと変わりました。
そもそも私は「半導体って何?」というレベルからのスタートだったのですが、この本のおかげで、その歴史や経済、そして世界の安全保障にどれほど深く関わっているかを学ぶことができました。小さなチップの裏側には、天才的な研究者たちが血の滲むような努力で積み上げてきた、気が遠くなるような知恵の結晶が詰まっています。
特にハッとさせられたのは、製造を海外に任せる「オフショアリング」が進んだことで、かえって世界中に複雑なリスクが生まれてしまったこと。
そして、最先端の技術をめぐって大国が激しく火花を散らしている現状です。今のウクラ -
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登場人物も多く、FXスワップや飲み会祭りの仕事内容なのに、何故こんなにも面白いのか。
まるで自身がシティバンクのインターンから成り上がるまでの追体験をしているような書き口になっている。
この著者は最終的にこの資本主義社会が格差を助長する構造になっていることの問題を伝えたかったんだと思う。YouTubeでも格差の是正について話しているし、大企業の世界に踏み入ったことある人なら、一度は感じたことがあるだろう。
勝者と敗者、それは構造によってだけでなく本人の努力、運、その他膨大なパラメータによって決まるので、一概に資本主義が悪いとも言えないと思うが、格差問題は今や世界的に同時進行している。
私は、格 -
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⚫︎感想
タレブは、この著書自体で「反脆弱性」を体現している。意図してやっている。
この本は生きる勇気を与えてくれる。
頭の中に、常に反脆弱性を飼えば、
どんなときでも期待を持って生きられる。
脆弱の反対は頑強ではなく、「反脆弱」。
頑強(打たれ強い)とは全く異なる。
ランダム性や不確実性の打撃で
以前よりも強くなるのだ。
これは自然界にも、どこにでもみられる現象である、とタレブは語る。
⚫︎あらすじ(本概要より転載)
世界騒然の大ベストセラー!
『ブラック・スワン』のタレブ最高傑作!!
経済、金融から、人生、そして愛まで――。
この不確実な世界で私たちがいかに生きるべきか、
すべて -
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傑作としか言いようが無い、素晴らしい書籍。
半導体の始まりを形作った偉大な米国人が、日本の台頭に振り回されながらも、やがて復活を果たすまでの栄枯盛衰の話。今では考えられないですが、当時、ソニー盛田さんと石原慎太郎さんが日本が世界を牛耳る的な米国を挑発する書籍を共著で出して、米国に波紋を広げたという話は面白かったです。その後湾岸戦争、ソ連崩壊、日本のバブル崩壊で、米国一強体制になったものの、その後慢心した米国を横目に、韓国と台湾がモノづくり革命の中心地となるというのも、今にもつながってますよね。最後にファーウェイへの経済制裁で苦しみながらもそれを逆境にして挑戦し這い上がった中国が、TSMC有する -
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非常に面白かった。資本主義や金融のような大きなシステムに対する違和感、それに無意識的に従属することで大金を得ながら、人間性や人生の目的を持たない会社人への違和感が、描かれていた。
その違和感は怒りやカラダの不調となって、筆者に現れており、それに耐えきれなくなったために会社を辞めることになる半生が描かれている。
きっと筆者は、「本質的なこと、真っ当なこと、自分の納得できる目的に向かって、まっすぐに自分の知識や時間を投入することで価値を出したい!」と考えるような正義感の塊なんだと思う。そこに強く共感したし、好感を持てた。
Youtubeも観たが、そのキャラクタそのままのイメージだった。真っ当だ -
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9月4日のNHKスペシャルは「1兆円を託された男 ~ニッポン半導体 復活のシナリオ~」という番組でした。恥ずかしながら視聴するまでファブレスとファウンダリの違いがわかっていませんでした。つまり半導体会社の世界ランキング1位NVIDIAと2位のTSMCの違いです。慌てて積読だったこの本を開きました。自分の世代の理系の優秀な奴らはNECとか富士通とか日立に就職しています。そろそろ会社から離れ始めた彼らと飲むと日本の会社の半導体事業戦略の失敗と通産省(また経済産業省になる前!)の失策を吐き出すように語ったりしています。そんな日本半導体の成功と凋落も本書のテーマの一部ですが、もっともっと大きな物語、興
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『The NVIDIA Way エヌヴィディアの流儀』を読み終え、率直に感じたのは「表面的な成功物語ではなく、逆境と信念の積み重ねがここまでの企業を築いた」という重みである。以前に読んだ『エヌビディア 半導体の覇者が作り出す2040年の世界』に比べれば、本書の厚みとリアリティは桁違いだ。やはり創業者ジェンスン・フアンをはじめ、多くの関係者の肉声を拾い上げているだけに、企業の内側に流れるダイナミズムがこれでもかと伝わってくる。
印象に残ったのは、NVIDIAが「GPU」というカテゴリそのものを発明した過程である。単なる半導体メーカーではなく、GeForce3やCUDAを通じて「プログラム可能な -