千葉敏生のレビュー一覧

  • クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

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    ネタバレ

    ■オリジナルのタイトルはcreative confidence、その名の通り、イノベーションを発揮するために必要な創造性「creativity」は、才能がある一部のデザイナーや芸術家だけがもっている能力ではなく、全ての人間に備わっているもの。
    その能力を発揮するためには、「想像性に関する自信」を持つ必要がある。そして、creative confidenceを備えるための一番の近道は、まず行動をおこし、小さな成功を積み重ねること。

    ■IDEOのデザイン思考アプローチの考え方が整理してある。「人間中心設計のアプローチ」が根底にあり、すべでは「共感」から始まる。
    ここでいう共感の定義は、他社の目を

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    2020年05月03日
  • スタンフォード式 人生デザイン講座

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    デザイン思考のアプローチを人生に適用する方法を指南する本がないかと思っていたところ、正にぴったりの内容。ここで示されているアプローチを実践しながら自分の考えを作り上げていき、プロトタイプを試行錯誤し前に進むプロセスが生きたかそのものというのは納得。

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    2020年04月08日
  • 反脆弱性[上]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    「貧子は困苦に当って、己れを鍛練し
     富子は安逸に流れ、己れを柔弱にする」

     ここには、本書のテーマの「反脆さ」という概念が
     表現されてるように思いますね。

    ◇久しぶりに、自身の考え方に影響を与えてくれる
     本に出会えました。

     著者の前2作から、本書も、その延長だろうと
     たかをくくってましたが、全く違いました。

     前2作(『まぐれ』『ブラック・スワン』)は
     本書の一パーツにしか過ぎませんでした。

    ◇本書は「反脆さ」という概念についての本です。

     もろいの反対なのですが、その概念を表す語句が存在しません。
     (「もろくない」や「頑健」ではない)

     「雨降って、地固まる」
     

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    2020年01月25日
  • デザイン思考が世界を変える〔アップデート版〕 イノベーションを導く新しい考え方

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    「どのようにデザイン思考を実践するか」というノウハウを求めているならば、この書籍は適切ではない。
    具体的なプロセスであったり、始め方を紹介するようなものではないからだ。

    本書にはデザイン思考がもつ本質〈目の前の課題をより大きな文脈で捉え、反復的に試行していくこと〉と、いくつかの成功事例、そしてここ10年の大きなうねりに対しての考察が書かれている。

    度々指摘されていることだが、デザイン思考はソフトウェア開発における「アジャイル開発」といくつかの共通項がある。
    顧客との対話を重視する、反復的に少しづつ進める、本当に必要なものを探求するといった価値観だ。
    そのため意外とソフトウェアエンジニアにと

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    2020年01月16日
  • 反脆弱性[上]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    「まぐれ」「ブラックスワン」のタレブの本。

    この人の本は久し振りに読んだけど相変わらずのキレキレ。文句なしにおもしろい。


    反脆弱性の概念は一見分かりにくいのだが、

    ながーい上下巻を通してイヤと言うほどエッセンスを語られるのでおぼろげながらも言いたいことは掴めてくる。


    今まで教えられてきたリスクの観念とか、

    投資の観念からは際立って異なるかんがえかたなので、

    タレブの言っていることは頭では理解できるものの、

    どこまで実践できるかというとなかなか難しい。

    でも、今後本を読む際に、批判的な見方やタレブ的な見方をする事もすごく大事という観点をもてたのは良かったと思う。


    ブラック

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    2019年11月10日
  • 反脆弱性[下]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    「まぐれ」「ブラックスワン」のタレブの本。

    この人の本は久し振りに読んだけど相変わらずのキレキレ。文句なしにおもしろい。


    反脆弱性の概念は一見分かりにくいのだが、

    ながーい上下巻を通してイヤと言うほどエッセンスを語られるのでおぼろげながらも言いたいことは掴めてくる。


    今まで教えられてきたリスクの観念とか、

    投資の観念からは際立って異なるかんがえかたなので、

    タレブの言っていることは頭では理解できるものの、

    どこまで実践できるかというとなかなか難しい。

    でも、今後本を読む際に、批判的な見方やタレブ的な見方をする事もすごく大事という観点をもてたのは良かったと思う。


    ブラック

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    2019年11月10日
  • 反脆弱性[下]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    上巻につづき、おすすめの本です。

    七面鳥問題というものがあります。
    七面鳥はかいがいしく世話をしてくれる飼い主からの愛を毎日感じて生きています。今まで毎日受けている世話という"データ"によると、今後もずっとこの幸せな生活が続くことが予測できる、と七面鳥は考えました。この幸せが終わりを告げる、という証拠はどこを探しても見つからないのですから。しかしクリスマスイブがやってくると、七面鳥は屠殺されて飼い主の食卓に並びましたとさ。

    著者は、今までのデータを元にして今後を予測するのはとても困難であることの例として、この七面鳥問題を挙げています。"証拠がない"こ

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    2020年05月03日
  • クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

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    クリエイティブ・マインドセットアップ想像力・好奇心・勇気が目覚める脅威の思考法 ディヴィッド・ケリートム・ケリー

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    2019年08月29日
  • 〈効果的な利他主義〉宣言!――慈善活動への科学的アプローチ

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    いい本でした。全体にわたって説得力があります。
    基本的に稼いでギブウェルに寄付するのがいいよ。というのがいちおうの結論でしょうか。
    わたしも国境なき医師団からギブウェルに変えようと思いました。

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    2019年06月24日
  • スイッチ!

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    表紙にある象の絵が本書の象徴でもある。
    ①象使いに方向を教える②象にやる気を与える③道筋を定める。この3つのフレームワークを組み合わせることで、個人、組織、社会の変化を成功させようというのが本書のテーマだ。3つのフレームワークに照らし合わせて考えると、変えられない原因が、象使い(理性)、象(感情)、道筋のどれであるかを突きとめることができる。
    そのうえで問題解決に向けての「仕掛け」を創っていく。ケーススタディになっており、具体的でわかりやすい。うまくいかない理由は何か?逆にうまくいっているときは何が違うのかを検証していく。
    稀に出逢う良書。

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    2020年02月09日
  • クリエイティブ・スイッチ 企画力を解き放つ天才の習慣

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     新サービス開発のお勉強。ずっと信じてきた一万時間の法則の誤りを指摘。なるほど。また、森岡さんの「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」を思い出された。

     訳者あとがきより、要約。

     著者のいう「創造曲線」とは、ある作品や商品に対する好き嫌いや人気度の時間的な推移をグラフで表したときにできる釣鐘型の曲線のことです。本書によると、人はあるものに対してなじみが増せば増すほど好きになっていきますが、ある時点を過ぎるとどんどん飽きて嫌気が差していきます。つまり、作品や商品をヒットさせるには、人々によって適度になじみ深く、しかも適度に目新しいものをつくらなければならないということに

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    2019年05月05日
  • クリエイティブ・スイッチ 企画力を解き放つ天才の習慣

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     新サービス開発のお勉強。ずっと信じてきた一万時間の法則の誤りを指摘。なるほど。また、森岡さんの「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」を思い出された。

     訳者あとがきより、要約。

     著者のいう「創造曲線」とは、ある作品や商品に対する好き嫌いや人気度の時間的な推移をグラフで表したときにできる釣鐘型の曲線のことです。本書によると、人はあるものに対してなじみが増せば増すほど好きになっていきますが、ある時点を過ぎるとどんどん飽きて嫌気が差していきます。つまり、作品や商品をヒットさせるには、人々によって適度になじみ深く、しかも適度に目新しいものをつくらなければならないということに

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    2021年08月08日
  • クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

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    クリエイティブな仕事をするための参考書。久々に人にお勧めしたい★5つ!クリエイティブ力は「行動」を起こして力を伸ばし続けないといけない。「計画するより行動しよう」を心がけて頑張ります。『最終的に創造の飛躍を遂げるためには、とにかく始める必要があるのだ。 すぐに結果を出すのは難しい。だからこそすばやく改良を続けていくべきなのだ。』"

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    2019年01月24日
  • クリエイティブ・スイッチ 企画力を解き放つ天才の習慣

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    ネタバレ

    日本でいう守破離。

    クリエイティブと認められるためには
    ・第一の要素:主題
    ・第二の要素:ゲートキーパー
    ・第三の要素:個人
    3要素が必要で、さらに想像曲線のスイートスポットを突く必要がある。スイートスポットはなじみ深さと目新しさのバランスが取れた状態。

    想像曲線(クリエイティブカーブ)にはクリエイターがヒットするアイデアを生み出すための四つの法則がある、
    ・第一の法則:大量消費
    ・第二の法則:模倣
    ・第三の法則:クリエイティブ・コミュニティ
    ・第四の法則:反復

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    2019年01月08日
  • 〈効果的な利他主義〉宣言!――慈善活動への科学的アプローチ

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    「どうすればできるかぎりのよいことができるか?」という疑問に答える一冊です。
    エビデンスベースで効果的な寄付活動や慈善活動を行うために、なにをしたらいいかというアプローチです。

    人によっては価値観の違いによって受け入れづらい部分もあるかと思いますが、寄付とか慈善活動に興味がある人はこの本を読んでから行動することをおすすめする一冊です。

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    2019年01月01日
  • スイッチ!

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    素晴らしい本、変わるために必要な要素をうまく説明している。
    変化には理性、感情、環境が重要なことをいろんな成功例で伝えている。
    何度も読み返して心に刻みつけておく必要がある本。シンプルなチェックシートも作ってみよう

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    2018年12月19日
  • 決定力! 正解を導く4つのプロセス

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    同じ著者の『スイッチ』を読んで、よかったので、こちらも読んでみました。

    要するに、決断に際して、誤まりを抑える方法には、次の4つの方法がある、という内容です。
       ・選択肢を広げる
       ・現実性を確かめる
       ・距離を置く
       ・誤りに備える

    これらについて、一つ一つ、事例を用いて、丁寧に説明しています。
    わかりやすくて、実践的な本だと思います。

    とはいえ、実際の仕事においては、「イエスorはい」で答えなくてはならないものも多いんですけどね(苦笑)。

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    2018年11月11日
  • 反脆弱性[下]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    とても示唆に富む本なのだけど、色々考えてしまって進みませんでした。でも、もう少し通して理解しないといけない内容でした。自分もモデルを作っていたからわかるけど、モデルは基本的に線形結合。特に一昔前の多変量解析は線形推定検定論以外の何物でもない。ただ、こうした推論で行くと、どうしてもテールの事象、すなわち出現確率が小さくて、でも起こった時のエクスポージャーが大きなものは過小評価されてしまう。特に損失期待値などを出そうものなら、頻度の小ささでエクスポージャーの大きさを見失ってしまう。ただ、テール事象は思ったほど起こらないことではない。そして起こった時に関連性があって、連鎖的に起こる事象も無視できない

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    2018年10月14日
  • 反脆弱性[上]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    脆いもの=脆弱性、環境変化の影響を受けないもの=頑健性というのが従来の議論。自分もそうだけど頑健なものが良いことのように思っていたけど、この反脆弱性というのは変化を取り込んで良い方向に向けるということかな。もちろん変化をすべてポジティブに変えることはできないけど、小さな失敗はむしろ良しとして、むしろ大きな変化からは大きなリターンを得ることが反脆弱性。

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    2018年10月14日
  • 反脆弱性[下]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    セネカの非対称性の思想やマット・リドレー引用箇所の非線形性のメリットを捉える事ができれば不確実な現代社会でも十分生きていけるのかもしれないが実践することはそんなに簡単ではない事を注意すべきか。技術が科学よりも先に来るという捉え方には大いに納得できた。大変面白かった。

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    2018年08月14日