千葉敏生のレビュー一覧
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現代の国際政治、世界経済、軍事力のバランスを特徴づけてきた立役者は半導体である。では、いったいどのようにして、私たちの世界は100京個のトランジスタと替えのきかない一握りの企業によって特徴づけられるようになったのか?が本書のテーマである。
1945年に真空管を用いて初期の電子計算機が作られてから現在に至るまでの、各国政府や企業、技術者達による、半導体生産に関する熾烈な競争の歴史を知ることができる本だと感じた。
この本を読んで、半導体を使ったコンピューターががアメリカで生まれた経緯や、技術の発展に日本が果たした役割、半導体製造のオフショアリングによるアジア諸国の台頭、半導体製造の技術や装 -
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ネタバレ半導体の、短い歴史の濃密な物語を、足早に駆け抜ける。その様を雑だと当初は感じたが、読み終えて今、焦点がどこに定められていたかを知った今ではそう思わない。現在の世界情勢、具体的には米中摩擦を語るためだったのだ。
中国は半導体供給を台湾に大きく依存している。半導体製造は容易ではない。何千億ドルを投入して最先端を目指し、数年後に半導体製造を実現したとしても、そのときにはすでに最先端でなくなっている公算が非常に大きい。この投資に見合わないと競争をやめたかつてのメーカーは自前工場を持たず設計のみを行うファブレス企業へと転身した。半導体の能力の差が兵器の差になる。ロシアがウクライナで使用している兵器は無 -
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MITの「メディアラボらしい」本でした。仮にこの本の著者がわからず読んでも、「メディアラボ」の人が書いたのでは?と思わせるような臭いを発していました。本書は通常の経済成長・経済発展理論の本とは全く異なり、経済学、物理学、情報学のような複数の分野にまたがる非常に興味深い視野を提供してくれています。あえて経済学との関係で言えば、ヒダルゴ氏も述べているように、産業連関表を確立した経済学者ワシリー・レオンチェフのエッセンスを持っていると言えるかもしれません。経済発展理論の正統派(ソロー、ローマー、ルーカスの流れ)は、マクロの集計値(GDP等)を使って経済成長を説明しようとしますが、レオンチェフの産業連
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デザイン・シンキングとIDEOを知っている人もそうでない人も、この本はmust readでしょう。中身を閲覧するまでもなく書店で購入しました。そして期待を裏切らずとても面白かった。分量はそこそこありますが(400ページ弱)、ケリー兄弟の明快な主張と、(これが最大良かったのですが)翻訳の上手さであっという間に読めました。
原題を見るとCreative Confidenceということで、たしかにこのキーワード(創造力に対する自信)はたびたび本書に登場します。そして人間は誰しもクリエイティブである、それを目覚めさせるためには自信をつけなければいけなくて、わかりやすい例えとして子供が初めて滑り台をす -
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結構ボリュームがあり、読みごたえがありました。
特に、第7章の仕事さがしの落とし穴については、求人や面接などについての記述、たいへん参考になりました。
夢の仕事はまず公開されない、職務記述書だけでは、採用に必要な条件はわからない、スキルとは前任者が持っていたスキルである
公募している条件とうまくフィットさせないと面談はこない、面接官はすべての経歴書をみない、キーワードで検索するだけ。
デザイン思考をつかって、よりよい人生を設計していこう、よい人生は1つではなくいくつもある、が結論とおもいました。
・ライフデンザインのマインドセットは5つ
①好奇心(興味をもつ)②行動主義(やってみる -
Posted by ブクログ
▼人生
・「人生を完璧に計画することなんて不可能。人生に唯一の正解なんてない。だからこそ人生はおもしろい」
・「将来なにになりたいのか?」この疑問の見方を変えるとこうなる。「将来どういう人間へと成長したいのか?」
★・人生は成長と変化だ
・ライフデザインは旅だ。目的地のことなんて忘れて、旅のプロセスに集中し、「次」だけに目を向けよう。
・多くの人々は情熱の対象を見つけなければと思い込んでいる。情熱さえ見つかれば、あとは魔法のようになにもかもうまくいくはずだ。しかしひとは自分の情熱など知らない。むしろ時間をかけて情熱を養っていく事が大事だ。
★・情熱とは、なにかを試してみて、それが好きだと気付