あらすじ
ある調査では、「自分はクリエイティブではない」と思っている人は75%にも上る。だが、どんな人でも自分の中に創造力を秘めている。ほんの少し背中を押せば、仕事でもプライベートでも、その力を存分に発揮できる!
アップルやサムスン、P&Gなど名だたるグローバル企業の成長を支えてきたデザイン会社のIDEO(アイディオ)。「世界でもっともイノベーティブな企業」にも選ばれた同社を牽引してきた創業者で、スタンフォード大学dスクールの創設者でもあるデイヴィッド・ケリーと、その弟でIDEO共同経営者のトム・ケリーが、本書で最新の「デザイン思考」のノウハウを語る。
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クリエイティブに憧れがあり、そうなりたい人を励ます一冊。アイデアの出し方、デザイン思考の実践など聞いたことのあるキーワードを、じゃあどうやって始めるのかと最初の一歩を踏み出すきっかけをくれる。いきなり仕事で実践しようとしなくていい、友達の誕生日を去年とは違うアイデアで喜ばせたい、、そんなところから身近にトライしようと思えた。
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少し長くて一気に読めなかったけれど、とにかく自分は価値を生み出せる、と自信を持たせてくれる本。
挑戦することは怖いけれど、実験と言い換えて、もっともっと怖がらずに早く行動して改善していこう。
ポジティブな気持ちや、前向きになれる本。
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・いったん何かを創造し始めれば、すべてのものには意図があることに気づく。
・もっと成功したいなら、もっと失敗する心の準備が必要。
・失敗から教訓を持つためには、失敗に責任を持つ必要がある。
・失敗できる環境を作る。
・創造力の発揮に必要な能力は、周囲に前向きな変化を起こせるという自信と、行動を起こす勇気だ。
・勇気とは、小さなステップの積み重ねに過ぎない。
・イノベーションに必要な三要素
ビジネス(経済的実現性)、技術(技術的実現性)、人間(有用性)
※3つのバランスが大切
→人間中心の考え方は軽視されがち、見逃されがちなのでここから考えるとイノベーションが生まれやすい
・人間中心のアイデアのためには、エンドユーザーのことについて考える。そうすれば自分のエゴをなくせる。
・物事の枠組みを捉え直すことも優れたアイデアの為に有用
→その際には人間中心の考え方で
・自分のニーズを表現できるほどの自己認識がある人は少ない。また、世界に存在しない選択肢まで考えてくれる人も少ない。
共感とはむしろ、人々が表せられない隠れたニーズを掴むこと。
・クリエイティブとは結果論
・クリエイティブになるための第一歩は、傍観者ではなく、行動を移すこと。
・やるかやらないか、やってみるなどない
→やってみるという言葉には言い訳が潜んでいる
・有能という呪い
・天職、労働、キャリア。仕事観の3種類。
・他の人のアイデアを土台にするという考え方。
・賢くクリエイティブなチームを築き、非凡な成果を成し遂げてもらいたいなら、平凡で冴えないスペースで働かせてはいけない。
・考え方や行動を変えるには、まず言葉を変える。
・組織に、自分に、創造力の許可書を与える
・カスタマージャーニーマップ
→ステップの中で創造性を発揮する起点を探す
・「今日をプロトタイプと考えよう、さて何を変える?」
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クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法
著:デイヴィッド・ケリー , トム・ケリー
訳:千葉 敏生
創造力に対する自信(クリエイティブ・コンフィデンス)とは、「自分には周囲の世界を変える力がある」という信念を指している。別の言い方をすれば、自分のしようと思っていることを実現できるという確信である。そして、自分の創造力を信じることこそ、イノベーションの「核心」をなすものである。
こうした自信は筋肉のようなものであり、努力や経験次第で、強くしたり鍛えたりできる。創造性は、新しいアイデア、解決策、アプローチを生み出すために発揮できる。そして、誰もがその力を使えるようになるべきである。
本書の構成は以下の9章から成る。
①人間はみんなクリエイティブだ
②デザイン思考で生まれ変わる
③恐怖を克服する
④創造性の火花を散らせ
⑤計画するより行動しよう
⑥義務なんか忘れてしまえ
⑦みんなでクリエイティブになる
⑧チャレンジ
⑨その先へ
テレビ番組で尊敬する方がお薦めされていた一冊。
創造力に対する自信は生まれつき備わったもの・才能というものではなく、努力や訓練のような後天的に身に付け、強化することができる。この文からどれほどの勇気が湧くことか。
逆に言えば、気持ちを奮い立たせ・行動し続けることがなければ、その能力は身に付かないし、気づくこともないかもしれない。ただ本書で、私達の頑張りの源の概念を知ることで頑張りに対する勇気を肯定化させたり、習慣化させ継続するモチベーションの礎に気付くことが出来る。
人それぞれ、環境、時によって目指すべきものや、やるべきことは違う。しかし、自分自身が納得するあるべき姿に向けて、成し遂げられるという自信が備わっているかいないかで毎日の過ごし方は大きく変わる。
自信を持って突き進む姿は自分のためだけではなく、周りの方へも良い影響を与える、応援してもらえるということだけでなく、回りまわってその方の自信やポジティブな感情を引き起こすことも出来る。
自分本位の自信ではなく、ギブから構築される自信で仲間と共に前に進みたい。
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子どもと接する教育関連の人にも読んでほしい本。子どもは本来大胆なのに、人から"評価"される過程を経て、"クリエイティブな人"と"そうでない人"を区別するようになる。
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小さく早く始めろ、まずはプロトタイプを作れ、の2点が主眼。あとは自分にはできる、というマインドセットを持つ、日常に潜むバグを見つけて自分で直せ、というのもポイント。良い本だと思う。
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デザイン・シンキングとIDEOを知っている人もそうでない人も、この本はmust readでしょう。中身を閲覧するまでもなく書店で購入しました。そして期待を裏切らずとても面白かった。分量はそこそこありますが(400ページ弱)、ケリー兄弟の明快な主張と、(これが最大良かったのですが)翻訳の上手さであっという間に読めました。
原題を見るとCreative Confidenceということで、たしかにこのキーワード(創造力に対する自信)はたびたび本書に登場します。そして人間は誰しもクリエイティブである、それを目覚めさせるためには自信をつけなければいけなくて、わかりやすい例えとして子供が初めて滑り台をすべる体験を挙げています。つまりはじめは怖いが、一度やってみると楽しくてたまらない、それがクリエイティビティの発露についても一緒だということです。
本書、とても面白い反面、何度となく読むのをやめたくなる衝動にも駆られるという不思議な本です。それはなぜかというと、本書を読んでいると、自分がやりたいと思っていたことについて、こんな本を読んでいる場合ではなくさっさと着手しないといけないんじゃないか、という気にさせられるからです。ですから変な話、本書から大きな啓発を受けた人は、最後まで読まないかもしれないですね。しかしそれこそケリー兄弟の一番伝えたいことで、本書の最後の方にも、「さあこの本を置いてさっさと行動してください」というようなことが書かれています。下手な自己啓発書よりよっぽど面白いのでおすすめです。
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この本を読むまでは、私は多くの読者と同じように、「クリエイティビティやデザイン能力は天性の才能によって決まるものだ」と信じて疑いませんでした。絵を描くことや想像することは大好きでしたが、いざパッケージデザインとなると途端に足がすくみ、自信を失って自らデザインすることを諦め、あらかじめテンプレートで用意されているデザインを選んでしまうのです。しかし、クリエイティビティやデザインは訓練次第で獲得出来るノウハウであることを知り、さらにはデザインするということはすなわち問題解決のための手段であるということを学んでからはまず「チャレンジしない」「否定する」癖を直し、PDCAサイクルを高速で回すことを心がけようと思いました。
技術が最高潮に達した今日では技術的要因とビジネス的要因に加え、人的要因という人間中心の考え方もイノベーション・プロセスには必要になってくるので、本書では誰もが人類学者になって世の中の「不便」を見出し、デザインをしてイノベーションを起こすことを促しています。私は大学時代医療人類学のゼミに入っていたのですが、正直ゼミで習ったことが社会で役立つとは思いませんでした。その時は学生が学ぶいかにもアカデミックな内容の勉強をして学位を取得し、社会人になってからの勉強はまた別のベクトルで存在すると思っていたのです。それは一方では正しくて、一方では正しくありませんでした。デザイン思考は人間中心の考え方であり、共感と観察を以てインスピレーションを得るとしています。つまり、人類学者の視点を以て課題解決に当たる必要があるのです。しかも、その「人類学者の視点」はどんな職業のどんな地位の人でも用いることが出来るというから驚きです。あなたがなぜ今の仕事がつまらないと感じているのか?誰でも出来る単純作業と思ってはいないでしょうか?自分のハートに響かないのは、取り組んでいる仕事を無機質に捉えているからです。本書で著者はデータに物語を埋め込み、命を吹き込むことができると断言しています。人類学では様々な調査方法が考案されてきましたが、今後はビッグ・データに向かいつつも人間的な要素を盛り込んだハイブリッドな調査方法が重視されることでしょう。
この本では試行錯誤を繰り返すことの大切さ、まず形にすることの重要性、とにかく行動を起こすことへの喚起などがたくさん詰められています。日常生活のあらゆるところに隠されているデザイン思考を今すぐにでも試してみたくなりました。
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■オリジナルのタイトルはcreative confidence、その名の通り、イノベーションを発揮するために必要な創造性「creativity」は、才能がある一部のデザイナーや芸術家だけがもっている能力ではなく、全ての人間に備わっているもの。
その能力を発揮するためには、「想像性に関する自信」を持つ必要がある。そして、creative confidenceを備えるための一番の近道は、まず行動をおこし、小さな成功を積み重ねること。
■IDEOのデザイン思考アプローチの考え方が整理してある。「人間中心設計のアプローチ」が根底にあり、すべでは「共感」から始まる。
ここでいう共感の定義は、他社の目を通じて体験をとらえる能力、人々がその行動をとる理由を理解する能力
■自分自身の行動を調査することで、自分の人生をデザインする。
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クリエイティブな仕事をするための参考書。久々に人にお勧めしたい★5つ!クリエイティブ力は「行動」を起こして力を伸ばし続けないといけない。「計画するより行動しよう」を心がけて頑張ります。『最終的に創造の飛躍を遂げるためには、とにかく始める必要があるのだ。 すぐに結果を出すのは難しい。だからこそすばやく改良を続けていくべきなのだ。』"
Posted by ブクログ
クリエイティブに生きるため、生まれ変わるための考え方や行動の仕方を、世界でもっともクリエイティブなデザインコンサルティング会社IDEOの創業者からアドバイスを受けられる本。
自分としては、非常に良い具体的なアドバイスがもらえたといった印象。
ただし、具体的といっても、手取り足取りで、こうすれば上手くいきます、というような即効性があるような特効薬ではないため、自己啓発的なものを求めたりすると、肩透かしをくらうかもしれません。
アドバイスを受けて自分に合わせてカスタマイズし行動する、というスタンスじゃないとこの本の良さに気づかず、ピンとこないかもしれないです。
色々なビジネス書などを読んでから、あるいは、一度これをざっと読んでみてから、他のビジネス書を色々読み漁って再び読む、などの読み方が良いように思います。
Posted by ブクログ
自分に自信を持って、思い切って前に進んでみようと思える本。クリエイティブというとかけ離れた感じがあるけど、一人一人がクリエイティブだと思うことが大切なのかも。
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クリエイティビティを妨げる「恐怖」について知る。
恐怖を克服するためのマインドセット
1. 人と比べない
2.次のステップをぎりぎり実施可能な範囲に定める
3.失敗が当たり前の事だと知る→ゲームだと捉えテスト、実験を繰り返す
勇気とは、小さなステップの積み重ねにすぎない。
唯一の正解がない問題に直面した時、焦って判断を下そうとせず大きく網を張る。
0.着想→創造的体験を積極的に求める、見知らぬ環境に飛び込む
1.共感→他人(エンドユーザー)の観察、理解
2.統合(意味づけ)→パターン、テーマを見つけ、実現可能なフレームワークや原則に落とし込む
3.アイデア創造と実験→アイデアを素早くラフな形で表現、迅速なプロトタイピング→フィードバック
4. 実現→デザインに磨きをかける
「何かやってみる」今すぐ、全力で。
「計画を減らし、行動を増やす」
「修正、修正」
「時間の制約をつくる」
シンクタンクではなく、行動するための場所、グレートグループとして存在する。
1.ユーモアを忘れない
2.他の人のエネルギーを活用する
3.上下関係をなるべくなくす
4.チームの仲間意識や信頼を重視する
5.評価を後回しにする
行動するための刺激
1.助けを求める
2.周囲からの圧力を作る(環境)
3.聞き役を集める
4.本気でやらない
5.ハードルを下げる
制約をすばやい行動へと結びつける方法
1.問題の実行可能(一番やさしく、すぐできる)な部分に取り組む
2.目標を狭める
3.中間目標を定め、社会的な協定と結びつける→活動にリズムをつけるため、小さな締切をたくさん組み込む
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ボクサーの村田諒太さんが雑誌でチラッと話題に出していて気になった本書。(ただのファン)
著者は、世界的なイノベーション・デザインコンサル会社創始者の仲良し兄弟。仕事、日常でクリエイティブを発揮するための心構えとヒントが惜しみなくぎゅぎゅっと。
・とにかく、恐れずに自分の力を活かすことだけを信じて、挑戦、失敗、行動する回数を増やすこと。
・最も大切なエンドユーザーへの共感とは何か?を様々な角度から解説
・問題の枠組みを捉え直すテクニック
目新しい情報はそこまでなくとも、良い事例や組織の変え方、ワークショップ内容など具体的なアプローチ方法が満載だった。個人的にも、仕事で直面している課題へ活かせることがたくさん詰まってたので参考にしたい、、!
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行動すること、失敗を恐れないことについて根気強く書かれている。
冒頭のMRIの話とジャグリングの話、カラオケの話がわかりやすかった。
とにかく手を動かしてやることが大切なのだけれど、よくあるのは「どうしたらよいかわからない」「なにから手を付けたらよいかわからない」というもの。
それについて、本書では何個かのチャレンジとして練習方法が提示されているのがよい。
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人間は皆クリエイティブなポテンシャルを秘めていて、それを発揮するために必要なのははクリエイティブコンフィデンス
とにかく恐れずにどんな小さなことでもいいのでやってみること PDCAよりもDo Do Do
さあ、今すぐこの本を置いて外に出よう
以下メモ
問いをとらえなおすためには?
①明白な解決策から逃れる
②視点を変える
③真の問題を突き止める ドリルと穴
④抵抗を避ける方法を探す
⑤逆を考える
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デザイン思考はわかったようで、よくわからない。
ツールの説明はわかっても、全体としてどうなのかは、今ひとつわからないし、「あり方」的なことを読んでもよくわからない。
そりゃ、本を読むより、なんか自分でやってみようということなんだな?
そういうわけで、モヤモヤ系の多いデザイン思考であるが、この本は、なんとなく重要なことが伝わってくる感じがした。
つまり、「人間中心」であるということ。
後半、ちょっとダレる気がしなくもないが、デザイン思考で最初に読むべき本かな?
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要は「デザインシンキング」は、今までの問題ありきの解決方法から抜け出して、今までとは全く新しいものを作り出すためのテクニック論だということが分かった。
恐らく、今、時代が求めているのは、今までの焼き直し的なものや、積み上げてきたものから導き出されるアイデアではない。斬新とも言える新しい発想だ。
また、仕事も与えられるだけではダメで能動的に動けるようにしていくというものなのだろう。
今、多様性が求められる今では新たな手法ということなのかもしれない。
が、個人的には、一応、クリエイティブと呼ばれる仕事をしている私には、0から1を産む必要があり、あまり目新しいことは無かった。が、考え方の理解は広がったし、言語化できていない世界だったので、腹落ちした気はする。
もう少しやりたいことに関して、ブレストしてみようという気になった。
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デザイン思考の本。デザイン思考とは課題解決の手法であり、イノベーションを起こす方法論。とにかく試す。失敗の数を競う。
いいね。結構好きな考え方。大企業にはなかなか馴染まないけど。
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・しなやかなマインドセットの持ち主は未知であり、何年も努力、苦労、練習を積めば、予測もつかないようなことを成し遂げられると信じている
・自分の創造力を信じる
・アラームが鳴ったら、瞑想ボダンを押し、「リラックスした注意」の状態で5分間、取り組んできた課題や問題について、ぼんやりと考える
・旅行者のように考える
・ポストイットなどの紙に1コマずつスケッチしてストーリーボードを作る。順番を並び替えたり、ステップを追加・削除したりするのも簡単
・建設的なフィードバックを実行するためのツール。「I like(良いと思う点は…)」「I wish(希望を言うとすれば…)」で始まる文章で、改善点を提案する
・行動するだけで99%の人々より勝る
Posted by ブクログ
デザイン思考実践のための基幹本。
メモ
・クリエイティブな力を伸ばすために
1 クリエイティブになると決意する
2 旅行者のように周囲のものを新しい視点で考える
3 リラックスした注意を払う。新しい接点を考える
4 エンドユーザーに共感する。
5 現場に行って観察する
6 なぜで始まる質問をする
7 問題の枠組みを捉え直す。視点を変える
8 心を許せる仲間のネットワークを築く
・問題の枠組みを捉え直すには
1 明白な解決策から離れる ねずみをとるのでなく寄せ付けない方法をかんがえるなど
2 焦点や視点を変える
3 真の問題を突き止める
4 抵抗や心理的な否定を避ける方法を探す
5 逆を考える
・計画をなるべく減らし行動をなるべく増やす。
・行動するための刺激
1 助けを求める
2 周囲からの圧力を生み出す
3 聞き役を集める
4 本気でやらない。下手なものをまず作る。
5 ハードはを下げる
・毎日最高の気分だったのはいつだろう?仕事にもっとのやりがいを感じたのは?と自問する時間を設ける。
Posted by ブクログ
デザイン思考に関する入門書。
全体的に、それができれば苦労しないよって感じの内容。良いことは多く書かれているけど、何だか心に響かない感じ。ビジネス寄りだからかだろうか。
スチールケース社の「ノード」という椅子について知ることができたのは良かった。
【良かったところ】
・問題を解決するたったひとつの名案をずばっと思いつくのが創造性ではありません。何百回と試行錯誤を繰り返した末に最良の解決策にたどり着くのが創造性なんです。(P165)
・出来不出来に関する評価はいったん脇に置き、とにかく何かを形にしよう。(P180)
・大事なのは、行動を最優先する考え方(P208)
【その他、気になった箇所】
・世界にひとつしかない贈り物をするのが好きだった(P4)
・「自分はいったい何をするためにこの世に生まれてきたんだろう?」(P7)
・MRIの体験を設計し直すことに目を向けた(P33)
・人々に深く共感することで、観察を強力なインスピレーション源にすることができる(P39)
・アイデアをすばやくラフな形で表現する(P43)
・ひとつのアイデアに力を入れすぎることなく、多様なアイデアを探る(P44)
・いくつかのアプローチの候補を挙げたあと、もっとも実行価値の高いアイデアへと候補を絞っていく(P52)
・もともと頭にあるお決まりの答えはいったん脇に置く(P53)
・いったん何かを創造しはじめれば、すべてのモノには意図があることに気付く(P56)
・一回の巨大なプロジェクトをこなすのではなく、簡単なデザイン・プロジェクトをたくさんこなし、学習サイクルの数をなるべく増やす(P71)
・まったく新しいモノを世に送り出すにあたって大事なのは、経験の年数よりも、経験した製品サイクルの数(P79)
・人の助けを求めるのがふつうは成功の道だ(P92)
・大事なのは、自分が持っている才能と技術で何かができると信じること(P100)
・私は有意義な活動をするために、人生で最良の時間を捧げたかったのです(P109)
・本当の意味で優れたデザインを生み出すには、エンドユーザーに寄り添わなければならない(P109)
・(クリエイティブな力を伸ばすには)日常生活でインスピレーションに遭遇する機会を増やすよう心がける(P111)
・クリエイティブであるためには、一から何かを生み出す必要も、唯一無ニの創造者になる必要もない。(中略)自分にできる何かを加え、創造的な貢献をすればいい(P116)
・ほかの人々の真のニーズを理解することが、もっとも有意義なイノベーションにつながる。(P127)
・なぜ自動販売機から炭酸ジュースを取り出すのに、毎回毎回わざわざ膝を曲げなければいけないのだろう?(中略)機械の勝ち、人間の負けだ。(P148)
・行動する。完璧な計画や予測を待っていても永遠に埒が明かない(P167)
・(質VS量)優秀な作品を作ったのは「量」で評価される学生たちばかりだった(P176)
・すばらしいものを作りたければ、まず作りはじめなければならない(P176)
・いくつか制限を定めるだけで、創造性が増すことはあっても、減ることはない(P182)
・制約を想像力の許可証、つまりいつもと違う考え方をするチャンスとして活かす(P183)
・問題の実行可能な部分に取り組む(P183)
・どうすれば今すぐに、前進できるか(P184)
・目標を狭める(P184)
・(中間目標を定める)”小さな締め切り”をなるべくたくさん組み込む(P184)
・プロジェクトで目標に向かって前進するベストの方法は?
→ プロトタイプ、つまり早い段階で実際に動くモデルを作ること(P185)
・プロトタイプには、失敗したときに破棄しやすいというメリットもある(P187)
・ひとつのアプローチに大きな賭けをするのではなく、複数のアイデアを平行して開発・テストできる(P188)
・準備が整う前に、アイデアを世に放つ(P204)
・小さな変化が積み重なって、最終的に巨大な影響を及ぼすこともある。(P204)
・何かに興奮したら、とにかく行動を起こす(P208)
・生活の中で自分が生き生きとしていると感じる瞬間を書き留める(P225)
・究極の目標は、得意であり、楽しむことができて、おまけに給料をもらえる仕事を見つけることだ(P226)
・自分自身の行動や仕事ぶりを細かく観察した。一日の最後に、その日の出来事だけではなく、一日の中で最高の気分だった出来事も書き留めた。(P227)
・アイデアを出せば出すほど、名案が生まれやすい(P304)
・新しい行動を21日間実践すれば、習慣として定着しはじめる(P332)
・キーワードは「実践」だ。何週間、何ヶ月、何年間、新しい行動について考えても、まったく意味はない。(P332)
・小さな成功を積み重ねていくことが大切(P335)
・まずは、創造活動に関する目標を立てよう(P337)
・巨大な課題を手に負えるくらいの塊に分ける(P339)
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クリエイティブって何だろう
デザイン思考、人間の話を聞く行動を見て、共感するところから始まる
失敗したくない、という気持ち
外科医がF1ピットクルーの手際を参考にする
手軽なプロトタイプほど、気軽に棄てられる
ちょっと冗長
Posted by ブクログ
クリエイティブ・マインドセットのお勉強。
しかし、創造的思考の持ち主は、唯一の正解がない問題に直面したとき、焦って判断を下そうとはしない。色々な解決策がありうることを念頭に置き、まずは大きく網を張ろうとする。
共感とは、顧客のところに行き、顧客の要望を聞き出し、望みどおりのものを与えることだと誤解している人もいる。だが、ふつうこの戦略はあまりうまくいかない。自分のニーズを表現できるほどの自己認識(または語彙)がある人は少ないからだ。それに、世界にまだ存在しない選択肢まで考えてくれる人はまずいない。
共感とはむしろ、人々がはっきりと表現できない隠れたニーズを理解することだ。生身の人間やその行動を観察すれば、単刀直入な質問だけでは見出せない教訓が学べるのだ。
見せてもらう
描いてもらう
5回の「なぜ?」
声に出して考える
問題の枠組みをとらえ直すテクニック
①明白な解決策から離れる
②焦点や視点を変える
③真の問題を突き止める
④抵抗や心理的な否定を避ける方法を探す
⑤逆を考える
別の言い方をすれば、最終的に創造の飛躍を遂げるためには、とにかく始める必要があるのだ。途中で小さな失敗をどれだけ経験するとしても。1回目で成功することは少ない。でも、それでいいのだ。すぐに”最高”の成果を出すのは難しい。だからこそ、すばやく改良を続けていくべきなのだ。…
…ある賢い陶芸の教師は、初回の授業で、陶芸クラスをふたつのグループに分けた。半数の学生には、作品の質に基づいて成績をつけると伝えた。授業で学んだ内容の集大成として、クラスの最終回にたったひとつの陶芸作品を提出してもらうわけだ。残りの半数の学生には、量に基づいて成績を付けると伝えた。たとえば、重さ50ポンド分の作品を完成させれば問答無用で成績はAだ。コース全体を通じて、「質」で評価される学生は、完璧な陶芸作品を作り上げるために全身全霊を注いだ。一方、「量」で評価される学生は、毎回ノンストップっでろくろを回しつづけた。そして、この実験の結果はもうおわかりだろう。学生たちの直感とは裏腹に、コースの終了時点で、優秀な作品を作ったのは「量」で評価される学生たちばかりだった。つまり、陶芸の技術を磨くことにほとんどの時間を費やしていた学生たちだ。
この教訓は、もっと幅広い創造活動にも当てはまる。すばらしいものを作りたければ、まず作りはじめなければならない。創造プロセスの初期の段階では、完璧主義が邪魔になることもある。だから、計画段階で立ち止まってはいけない。自分の中にいる完璧主義者に足を引っ張られてはだめだ。
自社のイノベーション文化を向上させるコツ
・ユーモアのセンスを忘れない
・ほかの人のエネルギーを活用する
・上下関係をなるべくなくす
・チームの仲間意識や信頼を重視する
・評価を(少なくとも一時的に)後回しにする
IDEOやdスクールでは、「それは悪いアイデアだ」「うまくいかないだろう」「前にも試したことがある」とはまず言わない。他者のアイデアに賛成できないなら、「もっと良くするには?どんな要素を加えれば名案になるっだろうか?」「このアイデアを参考に新しいアイデアを生み出せないか?」と自問するようにしている。
イノベーション・チームを育てるには
①お互いの強みを知る
②多様性を活かす
③プライベートをさらけ出す
④「仕事上の関係」の「関係」の部分を重視する
⑤チームの体験を事前に構築する
P&Gの組織変革の学び
・指標や成果だけでなく、証言にも説得力がある
・プロトタイピングは、イノベーションの道具としても文化的な価値としても強力である
・あらゆる分野の人々を教育することで、広まりやすくなる。
チャレンジ
①意識的に思考の幅を広げ、クリエイティブに考える
②創造力のアウトプットを増やす
③アイデア創造セッションをジャンプ・スタート
④人間の行動を観察して学ぶ
⑤建設的なフィードバックを促し、受け入れる
⑥グループの雰囲気を盛り上げる
⑦上下関係をなくして、アイデアの流れを活発化する
⑧顧客、従業員、エンド・ユーザーに共感する
⑨取り組む問題を定義する
⑩グループにイノベーション思考を理解してもらう
企業文化にうまく対処
・既存のプロセスをベースにする
少しずつの変化の方が、急激で革命的なアプローチよりも成功率は高い。
・同時並行する
・仕事以外の活動で並外れた成果を出す
・イノベーション・ラボを作る
Posted by ブクログ
クリエイティブ・マインドセットのお勉強。
しかし、創造的思考の持ち主は、唯一の正解がない問題に直面したとき、焦って判断を下そうとはしない。色々な解決策がありうることを念頭に置き、まずは大きく網を張ろうとする。
共感とは、顧客のところに行き、顧客の要望を聞き出し、望みどおりのものを与えることだと誤解している人もいる。だが、ふつうこの戦略はあまりうまくいかない。自分のニーズを表現できるほどの自己認識(または語彙)がある人は少ないからだ。それに、世界にまだ存在しない選択肢まで考えてくれる人はまずいない。
共感とはむしろ、人々がはっきりと表現できない隠れたニーズを理解することだ。生身の人間やその行動を観察すれば、単刀直入な質問だけでは見出せない教訓が学べるのだ。
見せてもらう
描いてもらう
5回の「なぜ?」
声に出して考える
問題の枠組みをとらえ直すテクニック
?明白な解決策から離れる
?焦点や視点を変える
?真の問題を突き止める
?抵抗や心理的な否定を避ける方法を探す
?逆を考える
別の言い方をすれば、最終的に創造の飛躍を遂げるためには、とにかく始める必要があるのだ。途中で小さな失敗をどれだけ経験するとしても。1回目で成功することは少ない。でも、それでいいのだ。すぐに”最高”の成果を出すのは難しい。だからこそ、すばやく改良を続けていくべきなのだ。…
…ある賢い陶芸の教師は、初回の授業で、陶芸クラスをふたつのグループに分けた。半数の学生には、作品の質に基づいて成績をつけると伝えた。授業で学んだ内容の集大成として、クラスの最終回にたったひとつの陶芸作品を提出してもらうわけだ。残りの半数の学生には、量に基づいて成績を付けると伝えた。たとえば、重さ50ポンド分の作品を完成させれば問答無用で成績はAだ。コース全体を通じて、「質」で評価される学生は、完璧な陶芸作品を作り上げるために全身全霊を注いだ。一方、「量」で評価される学生は、毎回ノンストップっでろくろを回しつづけた。そして、この実験の結果はもうおわかりだろう。学生たちの直感とは裏腹に、コースの終了時点で、優秀な作品を作ったのは「量」で評価される学生たちばかりだった。つまり、陶芸の技術を磨くことにほとんどの時間を費やしていた学生たちだ。
この教訓は、もっと幅広い創造活動にも当てはまる。すばらしいものを作りたければ、まず作りはじめなければならない。創造プロセスの初期の段階では、完璧主義が邪魔になることもある。だから、計画段階で立ち止まってはいけない。自分の中にいる完璧主義者に足を引っ張られてはだめだ。
自社のイノベーション文化を向上させるコツ
・ユーモアのセンスを忘れない
・ほかの人のエネルギーを活用する
・上下関係をなるべくなくす
・チームの仲間意識や信頼を重視する
・評価を(少なくとも一時的に)後回しにする
IDEOやdスクールでは、「それは悪いアイデアだ」「うまくいかないだろう」「前にも試したことがある」とはまず言わない。他者のアイデアに賛成できないなら、「もっと良くするには?どんな要素を加えれば名案になるっだろうか?」「このアイデアを参考に新しいアイデアを生み出せないか?」と自問するようにしている。
イノベーション・チームを育てるには
?お互いの強みを知る
?多様性を活かす
?プライベートをさらけ出す
?「仕事上の関係」の「関係」の部分を重視する
?チームの体験を事前に構築する
P&Gの組織変革の学び
・指標や成果だけでなく、証言にも説得力がある
・プロトタイピングは、イノベーションの道具としても文化的な価値としても強力である
・あらゆる分野の人々を教育することで、広まりやすくなる。
チャレンジ
?意識的に思考の幅を広げ、クリエイティブに考える
?創造力のアウトプットを増やす
?アイデア創造セッションをジャンプ・スタート
?人間の行動を観察して学ぶ
?建設的なフィードバックを促し、受け入れる
?グループの雰囲気を盛り上げる
?上下関係をなくして、アイデアの流れを活発化する
?顧客、従業員、エンド・ユーザーに共感する
?取り組む問題を定義する
?グループにイノベーション思考を理解してもらう
企業文化にうまく対処
・既存のプロセスをベースにする
少しずつの変化の方が、急激で革命的なアプローチよりも成功率は高い。
・同時並行する
・仕事以外の活動で並外れた成果を出す
・イノベーション・ラボを作る
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流行りのデザイン思考関連の書籍。
割と冗長な印象を受けてしまったけど、
レガシー系の企業で人材開発とかしてる人であればかなり有用な本なのかなぁなどと思ったり。
Posted by ブクログ
イノベーションとデザインのコンサルティングをしている著者による、創造的な発想とその実現についての話。ハーバード的な教育に基づく内容。実例もあってわかりやすい。学術的な理論を重視するのではなく、結局は、セミナーやブレーンストーミングを通じてやり方を身に着け、小さな成功を積み重ねることによって自信を持たせるということだと思う。
「クリエイティブ・コンフィデンスには、欠かせない要素が2つあります。斬新なアイデアを思いつく人間生来の能力と、アイデアを行動に変える自信です」p1
「(「天才的な想像力の持ち主は失敗しない」というのは誤り)モーツァルトのような芸術家から、ダーウィンのような科学者まで、天才的な想像力の持ち主は、失敗の数も多い。ただ、失敗したからといって、それを挑戦をやめる口実にしないというだけだ。「天才的ひらめき」が訪れるのは、ほかの人よりも成功率が高いからではない。単に、挑戦する回数が多いだけなのだ」p66
「(ケン・ロビンソン卿)本来、教育というシステムは、私たちの生まれ持つ能力を伸ばし、私たちを世界で成功させるためにあるはずだ。ところが実際には、あまりにも多くの学生が教育によって才能や能力を抑えつけられ、学習意欲を失っているのだ」p88
「創造性を手に入れるには、人と比べるのをやめるのが1つの方法なのだ。人と同調すること、他人の成功に追いつくことばかり考えていては、創造活動に付きものであるリスクを冒し、道を開拓することはできないだろう」p91
「イノベーションの火種になるのは、飽くなき知的好奇心、楽観主義、最終的な成功のために何度も失敗することを受け入れる能力、懸命に働く意欲、アイデアだけでなく行動を重視する考え方なのだ」p111
「組織、共同体、国家が繁栄するためには、行動を起こし、すばやいイノベーション・サイクルを開始し、なるべく早く実践から教訓を学ぶべきだ。そうすれば、ライバルたちがスタートラインでぐずぐずしているあいだに、全力疾走できるのだ」p166
「コダックは、20世紀に大成功した化学薬品主体の事業にこだわるあまり、21世紀のデジタル世界への投資を怠った。コダックが経営破綻という結果を迎えたのは、情報不足のせいではない。洞察を有効な行動へ変えられなかったからだ」p173
「(陶芸教室)教師は、クラスを2つに分けた。作品の質に基づいて成績をつけるクラスと、作品の量に基づいて成績をつけるクラスだ。「質」で評価される学生は、完璧な陶芸作品を作り上げるために全身全霊を注いだ。一方、「量」で評価される学生は、毎回ノンストップでろくろを回し続けた。そして、この実験の結果はもうおわかりだろう。学生たちの直観とは裏腹に、優秀な作品を作ったのは「量」で評価される学生たちばかりだった」p176
「準備が整う前に、アイデアを世に放つべし。まだ開発作業が残っていても、現実の世界での市場テストは貴重な洞察の源になりうるのだ」p204
「分析的な頭脳の持ち主は、たいてい行動を二の次にしてしまいます。しかし、何かに興奮したら、とにかく行動を起こすことが重要です」p208