【感想・ネタバレ】〈効果的な利他主義〉宣言!――慈善活動への科学的アプローチのレビュー

あらすじ

「効果的な利他主義は、自己満足や売名のためではなく、本当の意味で人々の役に立つための活動であり、21世紀最高の発明のひとつといえよう。この刺激的な新しいムーブメントについて学びたいなら、本書を読むしかない」スティーブン・ピンカー(ハーバード大学教授)「効果的な利他主義のもっとも面白い部分は、私が本書で提供している提言そのものではなくて、「どうすればできるかぎりのよいことができるか?」という疑問を探るための方法論だ。…よいことを完璧に行なうことはムリでも、もっと効果的に行なおうと努力することなら、いつだってできるのだ」(あとがき)。世界をよりよい場所にする無数の方法のうち、最善なのはどれか? どの問題に今すぐ取り組み、どの問題を次の機会に先送りするべきなのか? ひとつの行動を別の行動よりも優先するのは、心理的にも現実的にも難しいが、不可能ではない。エビデンス・ベースの寄付、慈善活動をすすめる新たな潮流を紹介。

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Posted by ブクログ

効果的かどうかを考える軸を提案している。寄付先を感覚で決めていたけれど、効果的かどうかという視点を取り入れてみようと思う。
キャリア論もこれまで見聞きした中で一番腑に落ちる内容だった。

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2025年03月01日

Posted by ブクログ

ロジカルな思考・判断で最も効果的な寄付や社会貢献をする方法についての名著。マッカスキルの名前は最近クーリエ・ジャポンなどでも見て気になっていたけれど、これは確かにすごい。
災害支援など、感情に引っ張られて寄付しがちなジャンルは実は非効率で、それよりもアフリカなどの経済価値の差が大きい国への寄付こそが費用対効果は大きいと。
自分は日本の子どもの貧困問題が一番関心が高いので、それらの国内団体への寄付自体は止めないが、月々10ドル前後はギブウェル経由で寄付をしようと思う。

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2022年12月04日

Posted by ブクログ

いい本でした。全体にわたって説得力があります。
基本的に稼いでギブウェルに寄付するのがいいよ。というのがいちおうの結論でしょうか。
わたしも国境なき医師団からギブウェルに変えようと思いました。

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2019年06月24日

Posted by ブクログ

「どうすればできるかぎりのよいことができるか?」という疑問に答える一冊です。
エビデンスベースで効果的な寄付活動や慈善活動を行うために、なにをしたらいいかというアプローチです。

人によっては価値観の違いによって受け入れづらい部分もあるかと思いますが、寄付とか慈善活動に興味がある人はこの本を読んでから行動することをおすすめする一冊です。

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2019年01月01日

Posted by ブクログ

とても興味深く、面白かった。非営利活動についてのみ書かれていると思っていたが、思考のフレームワークやキャリアの考え方なども記載されており、日常生活にも応用が効く考え方であった。

ただ筆者の主張には、やや奇抜な面があるため賛否両論のある本であろうと思う。

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2022年05月26日

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