千葉敏生のレビュー一覧

  • 反脆弱性[下]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    『THE SINGULARITY IS NEAR』の著者レイ・カーツワイル氏のことを、タレブ氏は「対極にある」(要は「嫌い」)と言っているが、私は両者とも大好きで現代を象徴する思想家であり実践家だと思う。タレブ氏は連続性を断絶させる不確実性を「ブラック・スワン」という概念を以って説明してみせたが、本書ではさらに昇華し、「反脆弱性」という新語を用いて非線形におけるダウンサイドとアップサイドの非対称性を見事に解き明かす。

    タレブ氏の発言はやや棘があり誤った認識も見受けられるが、無責任で言いっぱなしのエージェンシーたちへの痛烈な批判は痛快だ。ダウンサイドが限定的かつオプション性がありアップサイドが

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    2017年09月26日
  • プーチンの世界―「皇帝」になった工作員―

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    [多様な顔,統合された人格]世界で最も影響力のある人物とも言われるロシアのプーチン大統領を,6つのペルソナ(人格・仮面の意)を持つ人物として読み解こうと試みた大作。現代ロシアを考察する上で,欧米においては非常に高く評価されている作品でもあります。著者は,トランプ政権下で米NSCのロシア・欧州上級部長に任命されたフィオナ・ヒルとブルッキングス研究所のシニア・フェローを務めたクリフォード・G・ガディ。訳者は,濱野大道と千葉敏生。原題は,『Mr. Putin: Operative in the Kremlin』。

    非常に実証的かつ体系的にまとめられているプーチン大統領理解のための必読書といった感の

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    2017年09月11日
  • スイッチ!

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    行動を変えるポイント
    象使いに方向を教え
    象にやる気を与え
    道筋を定める

    具体的なやり方を示す
    セルフコントロール力を消耗させない
    環境を整える
    てこと

    ブライト・スポットを見つける
    うまくいっている例を見つけて広げること
    問題を大きく捉えて抽象化して解決しようとするよりも小さな成功を横展開していくほうがよい

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    2017年02月28日
  • スイッチ!

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     変わりたくても変えられないという経験を人は皆、何回かしているのではないだろうか。「分かるとできるは違う」とか、「マインドとロジック」が必要とか、変えられない理由、変わるための方法として様々なコメントやアドアイスを耳にしたこともあるだろう。
     しかし、それらを聞いて「それなら本当に変われそう!」と思ったことは、どのくらいあるだろうか?実際に変われただろうか?その答えがNoである人こそ、本書を読むべき人かもしれない。
     本書では心理学実験や様々なケーススタディをもとに、どうすれば変われるかについて具体的な行動指針が明示されている。また、感情を「象」に、理性を「象使い」に例え、説明も分かりやすい。

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    2016年04月24日
  • 決定力! 正解を導く4つのプロセス

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    進路に悩む大学生、ビジネスマン、重要な選択をしていかなければいけない大人に是非読んでほしい一冊です。
    私達は重要な決定にも関わらず、雰囲気や自分の一時的な感情で決めたりしがちで、本当に最善の選択をしたのかと悔いが残ることもあります。
    また、組織の行動の決定においても、声の大きい人の意見が通り、それが失敗することもあります。また、そういった意思決定のプロセスが派閥を生んで組織がうまく機能しなくなることもあるかもしれません。
    この本を読めば、どのように最善の決定をしていけばよいのかがわかります。内容は体系的に書かれていて、例も多く分かりやすいです。内容が濃いので何回か読み直たいものです。
    本当に有

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    2015年11月29日
  • スイッチ!

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    気づきとアイデア満載の本。
    感情的な象と理性的な象使いという例えもよい。事例も病院から学校からNGOまで幅広い。タンザニアの援助交際率が減ったとは思えないが。。
    今のポジションで、そしてこれからやりたいことで人を動かしていくのに、知恵と勇気をくれた1冊。

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    2015年07月20日
  • 偉大なる失敗 天才科学者たちはどう間違えたか

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    新聞の書評で見て非常に興味をそそられたので早速読んでみたのですが、やはり正解でした。
    ダーウィン、ケルヴィン、ポーリング、ホイル、アインシュタインという5人の科学者について、主要な科学的業績のわかりやすい説明とともに、特にそれぞれの晩年彼らが陥った、結果として誤っていた自説に対する固執を描かれており、科学の勉強になると同時に、非常におもしろい人間ドラマにもなっています。
    ただ、自身科学者である作者の一貫した立場は、たとえ結果としては誤っていた説であろうと、世界の有様について深く考えた大きな仮説というのものは、それ自体として大きな意義のあるものであり、世の中に対する影響力の小さな「正しい説」より

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    2015年04月22日
  • 偉大なる失敗 天才科学者たちはどう間違えたか

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    遺伝のメカニズムを勘違いしていたチャールズ・ダーウィン。地球の熱伝導率が一定だと決めつけて地球の年齢を大幅に間違えたウィリアム・トムソン(ケルヴィン卿)。DNAが三重らせんだと主張したライナス・ポーリング。宇宙は定常であると信じたフレッド・ホイル。宇宙定数を自ら否定したアルベルト・アインシュタイン。科学史にその名を残した偉人たちがその業績の裏でどのような間違いを犯し、なぜそのような間違いをしてしまったのかを追求したノンフィクション。

    偉人もひとりの人間であり、その間違いもまた至極、人間的でした。特にポーリングのエピソードがなかなか面白く、彼はライバルたちを出し抜くために思いついた「DNAの三

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    2015年04月19日
  • スイッチ!

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    「なぜ正しい戦略が上手くいかないのか?」
    この難しい問いにも、「象」「象使い」「道筋」という3つにフォーカスを当て、シンプルに答えてくれる良書。
    セーブ・ザ・チルドレンがベトナムで行った栄養不足児の根絶活動の事例が登場し、NPO関係者にもわかりやすい。
    まだ途中だが、非常に興味深い内容です。

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    2014年12月23日
  • スイッチ!

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    「自分を変える」ヒントがたくさん詰まった一冊!!
    困難な状況を克服した実例がたくさん載っており、いずれの解決方法も決して特別ではない。私を含めて、問題が大きいとそれに見合った解決策も大きくなければならないと考え、できない理由を考えてしまう。できない理由を考える(問題点に焦点を当てる)のではなく、あるときにはできた理由(ブライトスポット)を探すことが大事だと実感できた。

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    2014年08月10日
  • 職場の人間科学

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    ローマ帝国の崩壊が崩壊した理由、産業革命後にテイラーが構築した「科学的管理法」の功罪、世界が注目した「トヨタ生産方式」、そしてICTの発達した現代に至るまでの組織コミュニケーションの構造とその変化を振り返り、ソーシャルメディアでおなじみのグラフ理論を使って強い紐帯である凝縮性、弱い紐帯である多様性について前提事項として解説する。

    本題は従業員のコミュニケーションをIoT(ソシオメトリックバッチ)を用いて分析した結果で在宅勤務の生産性、専門家の発掘、創造性の発露などから病気の感染まで、働き方やコミュニケーションの調整を図ることで生産性や従業員の満足度の向上に繋がる要因を見つけられると説く。「ピ

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    2014年07月27日
  • 決定力! 正解を導く4つのプロセス

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    『アイデアのちから』『スイッチ!』の作者の第三弾。
    『アイデアのちから』ではどうやったら人を説得できるか、わかってもらえるためにはどう伝えたらよいか、がテーマだった。『スイッチ!』では、自分も含めてひとが、そして組織が今までの行動を変化させるための具体的なやり方はどういうものか、がテーマである。
    そしてこの『決定力!』では、何をどう決めていったらいいか、何か決めるときにどういうふうにすればいいのか、をテーマに選んでいる。
    自分の考えをひとに伝えるときのよい方法、が最初の本のテーマだった。が、伝えてわかってもらっても行動につながらない、何もかわらない、ということがあるわけで、そこで次の本では、変

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    2014年02月24日
  • スイッチ!

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    「象使い」=理性、「象 」=感情、「道すじ」=環境になぞらえて、どのようにして人の行動を変化させていくかを3つの観点から教えてくれる。
    行動を変たり変化を起こすポイントは次の3つだ。
    ①象使いに方向を教える=明確な支持を与える。
    ②象にやる気を与える=相手の感情に訴えかける。
    ③道すじを与える=環境を変化させる。

    理性の弱点は考え過ぎて空回りすること。
    ブライトスポット=上手くいっている例を探す=解決策を探すこと。
    変化を起こすには「大事な一歩の台本を書くことが重要」
    目標は具体的な行動の目標として設定する。
    行動が反射的になればなるほどセルフコントロールが不要になり疲れにくくなり行動を継続

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    2013年12月16日
  • 決定力! 正解を導く4つのプロセス

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    するべきか否かの一択※ではなく、ほかの方法はないかも考える。
    視野の狭窄に陥らないために。を事例やいろんな視点から書いてある。とても参考になり、自分の決定力が上がった気になりました。

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    2013年12月03日
  • 決定力! 正解を導く4つのプロセス

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    読みたい本
    ファスト・スロー
    なぜ危機にきづけなかったのか。
    7つの危険な兆候

    いしけっていの罠
    ①視野の狭窄
    ←選択肢を広げる(orではなくand思考)
    ただしほかの選択肢は適当なものではなく、意味のある選択肢でなければならない。
    キッシンジャーは回顧録の中で、ニクソンに対し国務省が提示した3つの選択肢を論じている。それは核戦争、現行の政策、降伏、だった。それじゃあ現行維持にするしかにないじゃないか。

    ②確証バイアス(自分に都合のいい情報を探すこと)
    ③一時的な感情
    ④自信過剰

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    2013年10月18日
  • 普通の人たちを予言者に変える 「予測市場」という新戦略

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    「予測市場」ってどういうものかが気になって購入。こんなものがあるなんて、想像してなかったので、とっても新鮮だった。特に、自社ビジネスの予測に社内予測市場を活用する企業があるってことに驚いた。
    基本的に、「みんなの意見は案外正しい」って思想が根底にあるわけだけど、計測可能な「市場取引」という形にしているところが、興味深い。
    しかも、そういう取引を実現するソフトウェアが販売されているのが、さすがアメリカって感じでした。
    うちも試してみるくらいのチャレンジがほしいね。

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    2013年06月03日
  • 夢とスランプを乗りこなせ ― ぼくがクリエイターとして生きていく方法

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    著者はイラストレーターだけど、私はグラフィックデザイナーとして共感する部分が多かったです。
    山あり谷ありのフリーランス生活の中で、金銭事情にもしっかりと触れ、ちょっとした変化で一喜一憂せず、自分を信じて継続していく姿に感銘を受けました。
    各章の最後にまとめみたいなものがあり、それも読みやすかったです。

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    2026年08月14日
  • 反脆弱性[上]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    ① ガラス・鋼鉄・筋肉

    ② 小さな失敗は必要

    ③ 一撃死を避ける

    ④ バーベル戦略

    ⑤ オプショナリティ(選択肢)

    ⑥ Via Negativa(引き算)

    ⑦ 未来を予測するより、不確実性から利益を得る構造を作る

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    2026年08月06日
  • 半導体戦争―――世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防

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    株式投資をきっかけに半導体銘柄に興味を持ち、半導体そのものや、半導体を製造する企業の歴史・成り立ちを知りたいと思い、本書を手に取った。

    まず、著者の膨大な調査量に圧倒された。『半導体戦争』というタイトルの通り、半導体を巡る競争には企業間だけでなく、国家間の安全保障まで深く関わっていることがよくわかった。

    登場人物や企業が多く、少し頭が混乱することもあったが、最後まで興味深く読むことができた。

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    2026年07月24日
  • 半導体戦争―――世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防

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    半導体産業を巡る企業や政治のダイナミズムをひしひしと感じた。半導体へのアプローチの巧拙が国家の存亡を左右する

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    2026年07月05日