作品一覧

  • 普通の人たちを予言者に変える 「予測市場」という新戦略

    普通の人たちを予言者に変える 「予測市場」という新戦略

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    未来が見えたら、そりゃ勝てる! グーグルやマイクロソフトなどの先進企業がぞくぞく採用する まったく新しい意思決定の方法を、豊富な事例をもとに詳しく解説。 社会問題や政治への応用法も考察する話題作! 新規プロジェクトのアイデアが自社のイントラネット上の擬似市場に「上場」されると、全社員がバーチャルマネーを投資する。マネジャーの仕事は、モニターを見て人気の高まっているプロジェクトに予算をつけるだけだ。プロジェクトがうまくいけば、「株主」には配当があるし、上場した本人にはボーナスが入る――そんな世界があるなんて、まさかと思われるかもしれない。 だが、このような「予測市場」は実に驚くほど正確にプロジェクトの成否を予測する。実際にグーグル、モトローラ、マイクロソフト、GEなどの先端企業が、予測市場を採用して成功しているのだ。 本書では、このような新しい取り組みがどのようになされているのかを具体的に紹介しつつ、なぜ専門家ではない人々の意見の集積によってこのように未来を見通すことができるのかを、すでに予測市場が普及している選挙、映画の興行予想、スポーツ賭博などの例、あるいはボーイング社の例なども例にとりながら解説。また、民主的な意思決定、ガバナンスの変容など、予測市場の普及が社会にもたらす根本的な変化についても考察する。

ユーザーレビュー

  • 普通の人たちを予言者に変える 「予測市場」という新戦略

    Posted by ブクログ

    「予測市場」ってどういうものかが気になって購入。こんなものがあるなんて、想像してなかったので、とっても新鮮だった。特に、自社ビジネスの予測に社内予測市場を活用する企業があるってことに驚いた。
    基本的に、「みんなの意見は案外正しい」って思想が根底にあるわけだけど、計測可能な「市場取引」という形にしているところが、興味深い。
    しかも、そういう取引を実現するソフトウェアが販売されているのが、さすがアメリカって感じでした。
    うちも試してみるくらいのチャレンジがほしいね。

    0
    2013年06月03日
  • 普通の人たちを予言者に変える 「予測市場」という新戦略

    Posted by ブクログ

    どのような条件がそろうと、予測市場というものが機能し、有効であるかということが理解できます。また、巻末のアメリカでの予測市場とその法整備の状況や変遷がとても参考になりました。

    0
    2015年11月04日
  • 普通の人たちを予言者に変える 「予測市場」という新戦略

    Posted by ブクログ

    不覚にも、この本を読むまで「予測市場」という概念を知らずにいた。

    企業が新規サービスや商品開発に取り組む場合、方向性や予算、プロジェクトチームの人選、マーケティング、収益など、様々な要素を考慮し、どれほどの黒字もしくは赤字になるかを予測し、実行か撤退かの意思決定を下さなければならない。そのために、経営陣は会議を重ね、有識者や専門家の意見を聴き、市場調査をし、神に祈る。

    だが、そのいずれより高い的中率を誇るのが予測市場という戦略だと本書は説く。

    例えば、企業が新たにサービスや商品を企画したら、そのプロジェクトを金融商品化し、企業内に仮想市場を構築する。その上で、CEOから受付嬢までのすべての社員に一定の仮想通貨を与え、自由に投資させる。プロジェクトが成功すると判断すれば積極的に買いを入れ、失敗すると判断すれば空売りする。その結果、新規プロジェクトに与えられた仮想市場価格によって成否を予測、現実に実行するか撤退するかの判断に反映させる。それが市場予測だ。

    ちなみにプロジェクトが実行され、満足に足りる利益が出た場合、プロジェクトを支持した社員(仮想市場で儲けた投資家)は、現金や現物でのボーナスが提供される

    重要なのは、専門家から部外者まで様々な人材を投資に参加させること。

    専門知識のある者は積極的に投資し、問題に疎い者は投資を控えることで予測の精度は増す。意思決定バイアスはプラスとマイナスで極限まで相殺される。一部の投資家が市場操作を試みても、多数派の純粋な投資家によって価格は正常化される。組織にとってネガティブな情報も反映される。

    幅広い膨大な量の情報を吸い上げることができ、しかもそれらを分析する必要はない。市場の振る舞いが代わりやってくれるのだから。

    この予測市場というシステムは、グーグル、マイクロソフト、GEなどの企業が意思決定プロセスに取り入れているという。また経営戦略だけではなく、選挙結果の予測、政策の是非、感染症の罹患シュミレーション、犯罪やテロの抑制など、幅広い応用が可能だとされる。

    ある意味、予測市場は集合知の効率的運用にして究極の民主主義的意思決定と言える。集合知や民主主義を盲信するのは危険だが、興味深い試みであることは確かだ。日本では、アベノミクスとやらの頼りない柱の1本、ビッグデータ革命が予測市場に繋がる可能性を秘めている。その可能性を腐らせてほしくないものだ。

    0
    2013年07月28日
  • 普通の人たちを予言者に変える 「予測市場」という新戦略

    Posted by ブクログ

    『「みんなの意見」は案外正しい』という本があるが、それと考え方は同じで、本書でもこの本の紹介が随所でなされている。予測市場というのは、面白い概念だと思う。参加者のモチベーション維持が難しいとは思うが、経営だけでなく、いろいろなことに利用できそう。国内の事例もあれば知りたい。

    0
    2013年07月02日
  • 普通の人たちを予言者に変える 「予測市場」という新戦略

    Posted by ブクログ

    社内のプロジェクトあるいは社会の動きなどを株式市場を模した投資という形態を用い予測し、経営などで活用する「予測市場」という方式をグーグルやベストバイなどでの実例を具体的に紹介し集合知での意思決定について解説。

    また、政治、気候変動、経済動向、病気の発生、からスポーツ、エンターテイメントまで様々な予測を現金あるいは仮想通貨などで投資をして予測するサイトなども紹介している。

    ビッグデータでのデータ分析とはまた異なった方式ではあるも情報から意思決定するとの考え方は共通です。「これからは経営者の勘や経験から意思決定をするのではなく情報をマネジメントしてその結果で意思決定する」というようなことがドラッカーの「ネクストソサエティ」に書いてあったのを思い出しますね。

    0
    2013年03月03日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET