千葉敏生のレビュー一覧
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元旦早々読み終えました。だってね、テレビがあまりにも面白くないんで、本を読むくらいしかすることないですよ。
さて、本書ですが、ところどころ難解なところはありますが、そうでないところはすんなりと理解&納得できました。会社やその他で付き合っている人に、本書で表わされるような人がいたりするんで、該当するパートはその人を思い浮かべながら読んでみたりしてね。
あんまり、ガチガチに凝り固まって考えるのもよくないようですね。反脆いとは、強いとかの事ではないんですね。事柄に柔軟性をもって対応するというか、何と言うか。かといって、軟弱なわけでもないと。
複雑なこの時代、柔軟性をもって対応するのは必要なスキ -
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この手の本は同じような事例の繰返しに飽きが来ることが多いが、この本は事例の多さが"スイッチ"を入れる助けと比例し、またひとつひとつの話をが面白い。
それでも遅読の自分には少し情報量の多さに辛さを感じてしまった。。それはもっと深くこの本から学びたい、再読したい、のに時間がかかるから。
①象使い(理性)に方向を教える
・ブライトスポットをみつける
成功している人、うまくいった時や状況を真似る参考にする
・大事な一歩の台本を書く
具体的で明確で今からできる簡単な取り組みやルール
②象(感情)にやる気を与える
・感情を芽生えさせる
メリットやうまくいった時を意識する
・変化 -
Posted by ブクログ
非常に面白い。
反脆弱性、反脆さは耐久力や頑健さを超越する。衝撃を糧にする。
ベイルートは8回破壊され8回再建したらしい。今回の爆発で、9回目と言うことか。
心的外傷後成長。心的外傷後ストレス障害とは逆で、過去の出来事で心に傷を負った人々が、それまでの自分より強くなると言う現象。
暇な人は時間を無駄にしてしまう、忙しい人はどんどん仕事をこなす。怠惰が人をダメにする。
システムが反脆ければ、事故やトラブルによってシステムは強くなる。飛行機事故によって、飛行機業界全体は同じ事故のリスクを減らすことができる。経済は巨大な一つのシステムになっているので、連鎖倒産などが起こる。つまり経済のシス -
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Posted by ブクログ
ネタバレ中2の娘が、進路選択や職業選択のスタートラインに立っているところです。
将来、なりたい仕事が見つからない、と言っていますが、本書に書かれていた「将来どういう人間へと成長したいのか?」という問いは、折を見て、娘に尋ねてみようかと思いました。
「早めに失敗し、失敗を前進の糧にせよ」と言う記述がありました。大賛成です。自分も、何度も失敗をし、そのおかげで成長させられたと思っています。
本書では、「失敗の免疫をつくる」など、同じようなことを繰り返し述べています。
「正解探しをやめる」という考え方は、理解できるのですが、わが身を振り返ると、ときどき「正解探し」に陥っていることがあります。
そう -
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ネタバレ選択肢を広げる。仮説の現実性を確かめる。決断の前に距離を置く。誤りに備える
『決定力! 2013/9/25』は『アイデアのちから 2008/11/06』『スイッチ! 2010/08/06』に続くチップ・ハース、ダン・ハースによる第三弾!
「人々の意思決定やその成果を調べれば、人間が意思決定の名人ではないことが分かるだろう。私たちが早急に結論を出してしまうのは、目の前にある情報を重視し過ぎ、視界の外にある情報を考慮しないからだ。自分で意思決定を下すときの参考になるプロセスは、選択肢を広げる。仮説の現実性を確かめる。決断の前に距離を置く。誤りに備える」だそうだ。さあ実例を見ながら、そのプロ -
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ネタバレ2020.05.07に読み終わりました。
同僚の方のお勧めで読み始めたのですが、「デザイン思考」について多くの具体例をまじえながら記述されています。
現在の職種がデザイナーに関係なくとも重要な考え方が書かれており、大変参考になります。
まずはニーズ探しです。
ニーズを「洞察」「観察」「共感」の観点から明らかにし、需要に変えていくこと。人間を中心として考えることがポイントです。
次にアイデア。
良いアイデアを生むための収束と発散の関係。あと考え方。
そして実際どのように使うのか例が詳しく書かれており、なるほどと感じることも多くありました。
しかし実際に行動に移していくためには一人では難しい -
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唯一の正解がない「人生」という問題
これにはデザイン思考を取り入れて考えるのがぴったりなんだとか。
本書は、人生について考える本はたくさんあるだろうが、その中でも、より具体的で、現実的で、実践的なものだという印象。
自分は7つの習慣とHAPPIERという本で自分の人生に関する大枠を既に考えたことがあったのだが、本書でより具体的なイメージをさらに考えることができたと思う。
ライフデザインの考え方として、ハッとさせられたことは、2つある。
・自分の人生は1人で作るものではない、共創するものだ、ということ。
→人は1人では生きていけない、1人の力もたかが知れている。誰かと一緒になって取り組む -
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「ブラックスワン」の提唱者として有名なリスク工学の研究者であり、トレーダーや哲学者の顔も持つ著者が、社会や経済がリスクを予測して回避するよりも、むしろリスクを活用して強くなる「反脆弱性」を養うことの必要性を説いた啓発書。
過度な医療行為が免疫力低下による大病を招いたり、森林環境の人工的な管理が破壊的な山火事につながるのと同様、企業の経済活動や社会システムにおいても、「リスクは予測可能であり、回避すべきものである」という思い込みは、むしろ不確実性と複雑性の高い状況で、大規模な金融危機のような予測不能な事態(ブラックスワン)が発生した際にシステム全体の破綻を招く脆弱性を助長する。
著者は、リス -
Posted by ブクログ
「ブラックスワン」の提唱者として有名なリスク工学の研究者であり、トレーダーや哲学者の顔も持つ著者が、社会や経済がリスクを予測して回避するよりも、むしろリスクを活用して強くなる「反脆弱性」を養うことの必要性を説いた啓発書。
過度な医療行為が免疫力低下による大病を招いたり、森林環境の人工的な管理が破壊的な山火事につながるのと同様、企業の経済活動や社会システムにおいても、「リスクは予測可能であり、回避すべきものである」という思い込みは、むしろ不確実性と複雑性の高い状況で、大規模な金融危機のような予測不能な事態(ブラックスワン)が発生した際にシステム全体の破綻を招く脆弱性を助長する。
著者は、リス