千葉敏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「デザイン思考」とは何かを、その世界の第一人者である著者、ティム・ブラウンが説明した本。
デザイン思考の概念や歴史に関する説明がメインで、具体的な方法論等が書かれた本ではないが、情報技術の発達により社会が急激に変化し、問題がより複雑化している現代において、取り入れるべき考え方だなーと思った。
プロジェクトを推進する時には、現場での洞察から着想を得て、すぐにプロトタイプの作成に取り掛かり、テストを行いながらフィードバックを受け改良を重ねていくというアプローチは、場合によってはとても有効だと感じた。
生活や仕事にこのプロセスを全て導入するのはハードルが高いかもしれないが、「簡単なプロトタイプをすぐに作成し、関係者とイメージを共有する」のはすぐに実践できそう。
(P.292)人生をプロトタイプと考える
“実験を行い、発見をし、視点を変えることに喜びを見出す。一瞬の経験であれ、物を生み出す喜びを感じよう。報酬は、世界の消費活動や金銭ではなく、創造の繰り返しあると考えよう。” -
Posted by ブクログ
デザイン思考を人生に取り込む具体例がたくさん知れて大変勉強になりました。
ただ、読んでいるとワクワクしてきてクリエイティブに生きてやるぞ〜っと思うのですが本を閉じると途方に暮れます。
自分の中にある「行き詰まり思考」だったり、「職場そのものが抱えている行き詰まり」なんかに直面した時のプレッシャーがすごいです。
たぶん、問題を知覚できてしまい、デザイン思考をフル活用させて進んで行くことができるかもという可能性を知ってしまったからこそ感じるプレッシャーなんじゃないかなと思います。
デザイン思考で突破していこう!っていう同じノリで話し合える仲間というのは意外といませんで、ルーティンワークと不平不満をいい感じにブレンドしてやり過ごそうとする圧倒的な周囲の空気感との波長の違いに苦しんでいます。
日本というカルチャーの末端でクリエイティブな思想やライフスタイルを身につけることはすごく辛いです。
まあでもこういう状況こそデザイン思考を使っていろいろトライしていくべきなんでしょうけど、クリエイターが背負っている負荷って重いんだなあって勉強して思いました。
プロセスをたのしみつつ、やれることをやりたいなと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ意思決定には、バイアスがある。
1,視野の狭窄=選択肢を見逃す
選択肢を広げる(W)
買収するか否か、だけでなくそのお金で別のものを買う、という選択肢を増やす。
選択肢の消去テスト=どちらも選べないとする、そうするとどうするか=第三の選択肢を探る
多すぎる選択肢はかえって選べない。しかしほとんどのケースでは一つの選択肢をYesかNoで選んでいる。複数の選択肢があることを考える。
AかBか、と言われたら両方、と答えるべき。
ウォールマートの大半は、誰かのまねだ=他の選択肢を探るには、先達に学ぶこと。同じことでなくても類推する。
ブライトスポット=自分の中で成功例を探すこと。
プレイリストを使って、たくさんの素案を出す=他の案を出す手順をあらかじめきめておく=チェックリストと同じ。手順をチェックする。
二者択一で問われたら、第三の道を探る。
2,確証バイアス=都合のいい情報だけ集める
仮説の現実性を確かめる(R)
3,一時的な感情=間違った選択をする
決断の前に距離を置く(A)
インテルが、後任者なら何をするか、で考えた。
4,自信過剰=未来の出来事に自信過剰
誤りに備える(P)
実際以上に未来を見通せると考えている。
p134 -
Posted by ブクログ
再犯防止のプログラムの話が興味深かった。再犯リスクが高いけど再犯しない人(偽陽性)の割合は黒人の方が高いからこれは人種差別プログラムとする挑戦者側と、再犯リスクの高い再犯する人を見つけ出す割合は黒人も白人も同じだから人種差別はないとする設計者側。どちらの言い分も正しく、社会のもともとの不均衡からどちらの言い分も満たすプログラムは作成不能。そう言う時にどちらを優先すれば良いのか。著者はこれに関しては社会の安全を守ることが優先なので設計者側のプログラムでいいのではと言うが、黒人に生まれて再犯しないのに長い間勾留されてもまあしょうがないか、と思えるかはわからないだろう。プログラムを作る側がより良い倫理観を備えることが必要だ。アルゴリズムが考えたことだからバイアスはないだろうという盲信も禁物。
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Posted by ブクログ
クリエイティブに生きるため、生まれ変わるための考え方や行動の仕方を、世界でもっともクリエイティブなデザインコンサルティング会社IDEOの創業者からアドバイスを受けられる本。
自分としては、非常に良い具体的なアドバイスがもらえたといった印象。
ただし、具体的といっても、手取り足取りで、こうすれば上手くいきます、というような即効性があるような特効薬ではないため、自己啓発的なものを求めたりすると、肩透かしをくらうかもしれません。
アドバイスを受けて自分に合わせてカスタマイズし行動する、というスタンスじゃないとこの本の良さに気づかず、ピンとこないかもしれないです。
色々なビジネス書などを読んでから、あるいは、一度これをざっと読んでみてから、他のビジネス書を色々読み漁って再び読む、などの読み方が良いように思います。