千葉敏生のレビュー一覧

  • 偉大なる失敗 天才科学者たちはどう間違えたか

    Posted by ブクログ

    科学史に名を残す著名な科学者5人の犯した失敗に関する本というと、いかにも揚げ足取りのように聞こえるが、その前提として、彼らがどのような発見をしたか、いかに偉大だったかということがきちんと記載されている。その上で、なぜ見落とし、誤解、自説への固執といった過ちに突き進んだのかを冷静に、存命者へのインタビューも含めて考察している。
    対象範囲が生物学、理論物理学、宇宙論と多岐に渡っているので、人によっては難しいと感じる項目もあるだろうが、一般向けの本でもあり、何となくの雰囲気は感じられるだろう。

    0
    2015年04月19日
  • 職場の人間科学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最新の研究から職場での関係を読み解いていくプロセスがすごい。
    あやふやだったものを、本当にそうなのか?と探究される人には面白いと思う。

    別の話だがボーイング787やM&A等デカいものを売る人達のプロセスや仕事ってやはりスケールデカいなと、金額を見て思った。

    0
    2015年03月20日
  • 職場の人間科学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    職場での非公式なコミュニケーションが仕事の生産性に相関していることは経験から感覚的には知っているけれども、これまで客観評価できなかった。データを収集するセンサー技術の向上と大量データを分析するアルゴリズムの進歩によって可能になった、ひとの行動を数値化し分析・検証する人間科学(ピープルアナリティクス)を紹介している。IDバッジくらいの大きさのソシオメトリックバッジをつけることによって、職場での歩き回り行動や会話の相手と量を科学的に分析し生産性向上への道が開けると説く。

    ひとの行動(とそれがもたらす結果)を科学する分野を広げていく点については凄くワクワクする。それは、自分たちのことをより知ること

    0
    2014年09月28日
  • 職場の人間科学

    Posted by ブクログ

    コミュニケーションの凝集性は効率を促す。非公式な広いコミュニケーションは発見やアイデアにつながる(ストレス軽減にもなる)。その媒介者も重要である。コミュニケーションのあり様は、コーヒーメーカーの位置、座席配置などちょっとしたことで意図的に変えることができる。

    0
    2014年09月24日
  • 職場の人間科学

    Posted by ブクログ

    職場における人間の行動を、実際にログを取って生産性向上の施策を検討する、という話を多数の事例を含めて紹介。とあるコールセンターでは休憩時間をチームで揃えるだけで大幅に生産性が向上、離職率も低下した。

    0
    2014年08月19日
  • 決定力! 正解を導く4つのプロセス

    Posted by ブクログ

    決定するためにどうするかという観点よりも、どういう間違いをしがちなのかという観点に主眼が置かれている。事例があっちこっちに飛びまくるため、非常に読みにくい・・・というか、アメリカ発のビジネス書はほとんどそういう傾向があるようだ。一つ一つのエッセンスに注目すればとても有益なことが多いので、そういう読みにくさをどこまで妥協するかが読み手にかかってしまうのが残念。各章末にまとめが書かれているので、それを眺めた後で、気になる項目を見ると良いかも。

    0
    2014年01月18日
  • 普通の人たちを予言者に変える 「予測市場」という新戦略

    Posted by ブクログ

    一人の天才より、みんなの集合知。
    本気の集合知を作るために、株式的な市場を公開して、参加者に利益やインセンティブをもたらす仕組みにする。
    これが意外と予測精度が早く高いってわけ。

    どういう市場を公開するか、にノウハウが入りそう。アプローチは面白いので、困った時に使えるように訓練しときたいな。

    0
    2013年12月26日
  • 決定力! 正解を導く4つのプロセス

    Posted by ブクログ

    ORではなくANDで考える。
    メリット・デメリットを書き出して比較するやり方ではまずい。
    友達に助言するならどうする?
    あらかじめアラームをセットしておく。
    ・・・とても参考になった。

    0
    2013年12月08日
  • 決定力! 正解を導く4つのプロセス

    Posted by ブクログ

    行動経済学や意思決定に関わる書籍を読んでる方には重複する内容が多いので、今更という感じになるかもしれませんが、かなり実際的な場面にまで落とし込んで説明しているので、興味がある方は一読をおすすめします
    必読書にカーネマンとアリエリーが挙げられていますが、その手前の入門としての位置づけですね

    0
    2013年11月22日
  • 決定力! 正解を導く4つのプロセス

    Posted by ブクログ

    意思決定の4つの罠
    ①視野の狭窄
    ②確証バイアス
    ③一時的な感情
    ④自信過剰

    WRAPプロセス
    W 選択肢を拡げる Widen Your Options
    R 仮説の現実性を確かめる Reality-Teat Your Assumptions
    A 決断の前に距離を置く Attain DistanceBefore Deciding
    P 誤りに備える Prepare To Be Wrong
     

    0
    2013年10月24日
  • 普通の人たちを予言者に変える 「予測市場」という新戦略

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まるで宗教の本みたいなタイトルだなーと目を奪われ、表紙のセンスが気に入ったので買ってみました。

    ある未来のことを予測する命題につき、その的中を市場で売り買いするシステムとして考案された「予測市場」。
    株と似たようなシステムで、ポイントは常に市場の上で他の人がどう考えるかを念頭に入れて動くこと。
    専門家ではない素人集団の意見の集積によって、未来を見通す可能性について考察する。
    現在実際に、グーグル、モトローラ、マイクロソフト、GEなどの先進企業が事業に取り入れていること画期的なシステムの社会的応用法にも触れる。

    人間の心理的には、どうしても素人100人の意見の集合体よりも、専門家数人の意見の

    0
    2013年05月19日
  • 普通の人たちを予言者に変える 「予測市場」という新戦略

    Posted by ブクログ

    多くの普通の人が参加する予測市場によって、多くの知識と経験を持つ1人の専門家よりも高い精度で未来を予測することができることを、企業や選挙、スポーツなどの事例を交えながら紹介しています。

    全体的に論文という感じで一、二例読めば言いたいことは理解できると思います。

    テクノロジーの発達によって経営者の経験と勘に頼る必要がない様々な分析結果や判断基準などのイ ンプットをスピーディーに得られるようになりました。

    特定の業界で多角化することで、他社と差別化し、優位性を築いていくような企業には凄くよいツールだと思います。現場で蓄積されたナレッジを活用しやすいと感じました。

    タイトルの「普通の人たち」

    0
    2013年05月16日