千葉敏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
決定力が乏しい自分に必要と思い、購入。
若干冗長感はあったが、決定にあたってのプロセスや
決定するにあたって注意すべきことが細かく書いてあり、
非常に勉強になった。
実際のところ、早く決めたほうがよいこともあるが、
決めるにあたって充分検討しないと手戻りも大きいし、
何より失敗したときの損害が大きい。
特に新しいことをやるときは、引き際を定義してやらないと、
ドツボにはまってしまうので気を付けること・・・だそうです。
確かにね。
自分は他の人の意見を聞かない傾向があるので、
同じような経験をした人にアドバイスを求めて行動していきたい。
【勉強になったこと】
・一般的な意思決定プロセスは以下だが、一方で問題もある。
1. 選択に直面する
しかし、「視野の狭窄」によって選択肢を見逃してしまう
2. 選択肢を分析する
しかし、「確証バイアス」によって都合のよい情報ばかり集めてしまう
3. 選択する
しかし、「一時的な感情」によって間違った選択をしがちである
4. 選択の結果を受け入れる
しかし、未来の出来事について「自信過剰」に陥りやすい
・上記問題を回避するために定義されたプロセスがWRAP
W:Widen Your Options
選択肢を広げる
R:Reality-Test Your Assumptions
仮説の現実性を確かめる
A:Attain Distance Before Deciding
決断の前に距離を奥
P:Prepare to Be Wrong
誤りに備える
・視野の狭窄から抜け出すには、機会費用を考えるとよい
・選択にあたっては、必ず2つ以上の選択肢を検討すること
・新しいことを考えるときは、プロトを行うのが効果的
・選択に困ったときは、他人にアドバイスするとしたらどちらがよいか?
と、考えるとよい。そのほうが最重要な要因を考えられる。
・10-10-10プロセスを試すことで、距離を置ける。
10分後-10か月後-10年後、これは恋愛でも一緒らしい。
いずれでも後悔しないなら、決断すべし。
・企画を推進するときは、引き際を定義して取り組むこと。
引き際の決まっていない企画は必ず頓挫する。
・成功は意思決定の質と運の量によって決まる。
運は変えられないが、意思決定の質は高められる。
高めるためにも色んな視点で考えるプロセスが重要。
・決定力がある人は、自信を持って勇敢な選択が出来る。
先送りして後悔するよりも、挑戦して失敗するほうがよい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人生には意思決定がつきものだ。
結婚すべきか?転職すべきか?
もちろん、ビジネスだって意思決定のシーンばかり。
できることならばあとで後悔しない意思決定をしたい。
そんな人のための本。
意思決定には4つのステップがあるという。簡単にまとめるとこんな感じ。
(W)選択肢を広げる
⇒機会費用を考える、「今考えている選択肢がありえないとしたら?」と考える、「~するべきか否か?」というイシューに陥っていないか気にする、選択肢をORではなくANDで考える、自分と同じ問題を解決した人を見つけて聞く
(R)仮説の現実性を確かめる
⇒逆を考える、外部の意見を頼りにする、マクロな視点で基準率で判断する、ミクロの視点で具体例に触れてニュアンスを確かめる、テストマーケティングやプロトタイピングをしてみる
(A)決断の前に距離を置く
⇒時間をあける、第三者の視点で見てみる、「親友が同じ状況にあるとしたらなんとアドバイスするか」と考えてみる、核となる優先事項は何かを明らかにしそれを大事にする
(P)誤りに備える
⇒シナリオを予測するのではなくいい結果から悪い結果まで幅を持たせて考える、期限や打ち切りの条件などアラームをセットしておく -
Posted by ブクログ
その著作が全米でいずれもベストセラーとなっているハース兄弟が、人や組織を「変える」ための方法について述べた一冊。
様々な事例から人や組織が「変わった」結果から、一定の法則を見いだしてフレームワーク化し、それをわかりやすいメタファーで説明してくれているので、とても腹に落ちやすい。
人の感情を「象」、その理性を「象使い」に例え、変化を起こすためには「象使い」に方向を教えて、「象」にやる気を与える必要があると説く。
「象使い」は分析が好きで理論的に事にあたろうとするが、思考の袋小路にはまってしまう場合もある。そうならないためには、目的を明確にし、うまくっている部分を探して、それを行動に移す。
「象」は行動を起こすエネルギの源だが、気まぐれで怠け者の側面もある、「象」を行動に移すには、感情を芽生えさせ、行動のハードルを下げるために変化を細かくする必要がある。
「象」と「象使い」を動かすことができたら、あとは「道筋を定める」。環境をかえ、必要な行動を習慣化する。
うまくいってないことを探して解決するのではなく、うまくいっている事を探してそれを広めるという手法は、目に鱗が落ちた思いだった。
実際には、「目的を明確にしたり」、「感情を芽生えさせる」ことが非常に難しいわけだが、何かの変化を起こしたいときに、その手順が明確化された本書は非常に参考となる。
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・ハイトは、私たちの感情は「象」であり、理性は「象使い」だと述べている。
・象使いの担当は計画や方針。象の担当はエネルギー。
・人を変えたければ、とびきり明確な指示を与えなければならないということだ。
・行動を変えるポイントは、象使いに方向を教え、象にやる気を与え、道筋を定めることだ。
・ブライト・スポットを探すということは、「何がうまくいっていて、それを広めるにはどうすればよいか?」と自問することにほかならない。
・変化を成功させるには、あいまいな目標を具体的な行動に置きかえることが必要だ。簡単井に言えば、変化を起こすには、「大事な一本の台本を書く」ことが必要なのだ。
・相手に行動を変えてもらうには、「新しい行動」をはっきりと説明する必要がある。
・変革に成功した大半のケースで、変化は「分析し、考えて、変化する」の順序ではなく「見て、感じて、変化する」の順序で起こることに気づいた。
・やる気のない象を動かしたいなら、「変化を細かくする」べきなのだ。
・自分自身や他人を変えるためには、習慣を変える必要がある。
・目標に近づいたことに気づいてほめるには、つねに周囲に目を配り、明るい兆しを探さなければならない。 -
Posted by ブクログ
不覚にも、この本を読むまで「予測市場」という概念を知らずにいた。
企業が新規サービスや商品開発に取り組む場合、方向性や予算、プロジェクトチームの人選、マーケティング、収益など、様々な要素を考慮し、どれほどの黒字もしくは赤字になるかを予測し、実行か撤退かの意思決定を下さなければならない。そのために、経営陣は会議を重ね、有識者や専門家の意見を聴き、市場調査をし、神に祈る。
だが、そのいずれより高い的中率を誇るのが予測市場という戦略だと本書は説く。
例えば、企業が新たにサービスや商品を企画したら、そのプロジェクトを金融商品化し、企業内に仮想市場を構築する。その上で、CEOから受付嬢までのすべての社員に一定の仮想通貨を与え、自由に投資させる。プロジェクトが成功すると判断すれば積極的に買いを入れ、失敗すると判断すれば空売りする。その結果、新規プロジェクトに与えられた仮想市場価格によって成否を予測、現実に実行するか撤退するかの判断に反映させる。それが市場予測だ。
ちなみにプロジェクトが実行され、満足に足りる利益が出た場合、プロジェクトを支持した社員(仮想市場で儲けた投資家)は、現金や現物でのボーナスが提供される
重要なのは、専門家から部外者まで様々な人材を投資に参加させること。
専門知識のある者は積極的に投資し、問題に疎い者は投資を控えることで予測の精度は増す。意思決定バイアスはプラスとマイナスで極限まで相殺される。一部の投資家が市場操作を試みても、多数派の純粋な投資家によって価格は正常化される。組織にとってネガティブな情報も反映される。
幅広い膨大な量の情報を吸い上げることができ、しかもそれらを分析する必要はない。市場の振る舞いが代わりやってくれるのだから。
この予測市場というシステムは、グーグル、マイクロソフト、GEなどの企業が意思決定プロセスに取り入れているという。また経営戦略だけではなく、選挙結果の予測、政策の是非、感染症の罹患シュミレーション、犯罪やテロの抑制など、幅広い応用が可能だとされる。
ある意味、予測市場は集合知の効率的運用にして究極の民主主義的意思決定と言える。集合知や民主主義を盲信するのは危険だが、興味深い試みであることは確かだ。日本では、アベノミクスとやらの頼りない柱の1本、ビッグデータ革命が予測市場に繋がる可能性を秘めている。その可能性を腐らせてほしくないものだ。 -
Posted by ブクログ
社内のプロジェクトあるいは社会の動きなどを株式市場を模した投資という形態を用い予測し、経営などで活用する「予測市場」という方式をグーグルやベストバイなどでの実例を具体的に紹介し集合知での意思決定について解説。
また、政治、気候変動、経済動向、病気の発生、からスポーツ、エンターテイメントまで様々な予測を現金あるいは仮想通貨などで投資をして予測するサイトなども紹介している。
ビッグデータでのデータ分析とはまた異なった方式ではあるも情報から意思決定するとの考え方は共通です。「これからは経営者の勘や経験から意思決定をするのではなく情報をマネジメントしてその結果で意思決定する」というようなことがドラッカーの「ネクストソサエティ」に書いてあったのを思い出しますね。 -
Posted by ブクログ
これから、私はどのように生きていけばいいのか?なんて悩みは、誰しも一度は経験することだと思います。きっと、そんな時に購入した本を、今読み終わりました。これまで、それなりに人生経験をしてきた今は、「人生」とか、そんな難しいことは考えずに、ただ生きていればいい!と達観した気持ちで、本書を読みました。
なので、共感するところもありましたが、そんなに小難しく考えることなく、生物は自分の生を全うすればいいので、何をしていようが、自分らしく過ごせばいいと思いました。全然、この本のいいところを伝えられていませんが、きっと、心に響く人も必ずいると思います。戦略的に計画を立て、日々過ごすことができるタイプの人に良い助言が書かれています。ワークも各章ごとにあり、愚直に実施するだけでも、生きていく意義を見出せるかもしれません。人生をデザインする一冊です。 -
Posted by ブクログ
東ロンドンの労働者階級の家庭に育った著者が、類まれな数学的才能を武器に、世界屈指の投資銀行シティバンクのトレーダーとして頭角を現す。
学生時代にカードゲームの大会で優勝し、その賞金でキャリアを切り拓いた著者は、金利デリバティブの世界で冷徹な勝負強さを発揮する。
二十代半ばで世界一の収益を叩き出し、誰もが羨む巨額のボーナスと名声を獲得する。
しかし、自らの利益が世界的な経済不平等の拡大や、中間層の没落という悲劇の上に成り立っている事実に気づき、深刻な葛藤を抱くようになる。
富が一部の層に集中し続ける資本主義の欠陥を確信し、その予測をもとに利益を上げ続ける行為に、次第に道徳的な限界と虚無感を感じ始める。
社内の凄絶な権力闘争や、人間性を切り捨てた同僚たちの姿、そして心身を削り取る激務によって、著者の精神状態は崩壊の危機に瀕する。
手に入れた大金が自分を救わないと悟り、巨額の報酬を捨てて組織を去ろうとするが、そこには銀行との壮絶な心理的・法的攻防が待ち受けていた。
資本主義の深淵で狂気を見た一人の天才が、真に守るべきものは何かを問いかけ、不平等を正す活動家へと転身するまでの軌跡を綴った回顧録。