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数学で1億円をどう稼ぐ?16歳でケンブリッジ大学に合格した天才が、お金の使い方から、投資、ギャンブル、果ては仕事術まで、人生も財布も豊かにする数学的思考力の鍛え方を伝授する。イアン・スチュアート、ウィリアム・パウンドストーンなど名だたる作家が絶賛した「世界一役に立つ数学講座」、ここに開幕!
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Posted by ブクログ
「指数関数的成長のパワー」 一定のパーセンテージずつ続く成長はかなり強いです。 本書では指数関数的成長は 富を築くという点では 極めて強力な概念であり、 世の大金持ちたちが拡大可能な事業や投資を通じて財を築いてきた理由を説明するのに役立つ と書かれています。 本書はギャンブルも全ては確率論で説明で...続きを読むきるとあります。 その胴元の少しのミスをつくと大きく稼げるということが実例を踏まえて説明されてます。 そういう意味で数学は凄いなと思わされます。 「データに耳を傾ける」 実際のところ本書で本当に役立つのは第6章以降やと思います。 ただ僕のような凡人はそういったややこしいことをして個別の株式投資をするよりもインデックス投信に長期投資する方が費用対効果が高いということやと思います。 ただ何もしないのが正解ではなくて 「数学的思考と暗記能力はとりわけ、仕事を正確にこなし、職場で成功をつかむのに役立つ」 とあります。 まさに長期投資と自己研鑽が億万長者への道なのかなと思いました。
私は典型的な文系人間で、数学的な分野は基礎がガタガタの身であることを自分でも痛感している。 そんな自分でも楽しく読めた。 私の理解度としては1度ではマスター出来ないが、近くにおいて読み物として都度学んでいきたいと思える書籍である。
正しく物事を判断するために、確立思考を身につけたいと考えていたが、人間は本質的には統計に強くない、ということが本書から分かった。少ない標本で誤った結論を導いたり、特定の選択肢を過大/過小評価してしまったりしている。引用も多いため、参考になる。 以下自分用メモ。 1. 指数関数的な成長を見つける。...続きを読む魔法の種は存在しないが、目の前のものが何年で2倍になるか(72の法則)は常に見極める必要あり。なお、本当は71or69が正確。 2 ギャンブルでは破産を防ぐことが重要。せっかく確率的に勝利が近づいていても、破産してしまうと勝負すらできない。なお、ギャンブルではハウスエッジ(胴元の取り分)の考慮が必須。 3. 絶対に負けない勝負法などない。マーチンゲール法などが有名だが、結局は負ける、破産する可能性が高い。ただし、ケリー基準というのは負ける確率を下げてくれる(ただし大勝ちもできない) 為替などはヘッジングでリスクを減らせる。人間は統計が非常に苦手で、往々にして小さな標本で意思決定してしまう。ギャンブラーの誤謬、ホットハンドの誤謬、平均への回帰は要理解。重要なのはこれまでの流れと、次の事象の発生確率は独立しており、関係ないということ。(ルーレットで黒が続いているから次に赤が出る確率が上がるということはない)ランダムな標本には往々にして何かしら規則性のようなものが見られる。ランダム=全く規則性がない、ではない。 4. 株の価値判断にはPERとPERを5年間の利益成長率で割ったPEGレシオが一般的。色々分析は可能だが、使い慣れた計数を。複数の株を保有する場合、ポートフォリオを考える上で、共分散を求める。ケインズは株式投資は美人投票といった。自分が美人と思う人に投票するのではなく、みんなが美人だと思うであろう人に投票する。ケリー基準を使って、リスクの高い資産に投資する際は、投資しようと思った金額よりも少なくすべき、と算出可能。チャーティズムをはじめとする、ランダムなものに規則性を見出せるという手法は大抵眉唾物。 5. システムのハックは可能なのであれば効果的。ブラックジャックのカウンティングはギャンブラー側、逆に、ポンジスキームやその他多くの詐欺は一見すると勝算がありそうだが、持ちかけた側が得をする仕組み。それ以外にも宝くじやクイズ番組はハックされた実績がある。また直感で理解しにくいのはモンティ・ホール問題。またホールインワンギャング(ホールインワンはトーナメントで五分五分の確率で出るが、賭け金はそうなっていない穴をついた)。モンテカルロ法はランダムに物を落とすことで円周率の近似値を求められる。世論調査はなかなか当たらない。標本を正しく選出したり、重み付けしたり、外れ値を取り入れることができないから。また絶対に当てることはできず、確率であることも要注意。 6. IT企業は数学的土台で成り立っているケースも多い。Googleの検索システムは被リンクという概念を行列化している。また銀行などで使われている公開鍵暗号も巨大な素数同士の掛け算(半素数)を用いているが、コンピューターの性能向上、半素数計算手法が出る中で、陳腐化。ブロックチェーンはビザンチン将軍問題が土台。デリバティブはブラックショールズモデルで算出可能。デリバティブ全てが悪いのではなく、中身の問題。さらなるアービトラージを求めて高頻度取引を行うクオンツも多い。 7. データを扱う際は、標本の量を担保しつつ、統計的有意性(有意水準5%以内)を確認する。これによって相関が最小化される。相関≠因果であり、ありとあらゆる説明を考える必要がある。とはいえ、仮説、統計的有意性は重要な観点。人間はランダム性を誤解するため、これはまぐれなのかもと常に考えるようにせよ。宝くじは高い賞金をちらつかせると成約率が上がる。ジニ係数は国の格差、パレードの法則で自分が時間を投下すべき対象を決める。借入する際は利子の算出方法に要注意。78分法。 8. ビール予想、リーマン予想(素数の音楽)、P対NP、ポアンカレ予想、ゴールドバッハの予想、双子素数
面白かった。億万長者だけが知っているは大げさだが、知っていて損はない数学の活用法がいっぱい載っている。こういうのを読むと、もっと数学の授業を取っておけばと思う。
ギャンブラーたちの勝つための研究が結構書かれていて面白い。 全般に数式での説明はむずかしい。確率はまだしも、数学の分散との考え方はわかっても実用はできそうもない。 実用のためのノウハウ本ではなく、数学は色々役に立つことを紹介している本。
ビジネスや教養として数学を知っていることは大切だと改めて思った。しかし、それで億万長者になれるかというと、そう簡単ではない事が、理解していくほどに分かるのではないかと思う。億万長者になるには、金持ちの状態から始めることというのは、確信をついているのだと思う。
読み始めてから、数学が苦手だったと思い出した笑 好きな人なら、数式を思い浮かべて生活の何かと結びつけながら成る程と言うものがたくさんあるだろう。 第1章でお金を増やすと言う部分 給料について数倍に増やすそれ以上にという見方については誰もが興味を持つであろう。
ポアソン分布は、散らばって起きて最小回数が0回であるような事象。右に歪んだ分布。平均値は中央値よりも右側にある。 得点差は正規分布に近いが、得点数はポアソン分布に近い。 平均と上限を入れてポアソン分布が計算できる。 平均値が高くなると正規分布に近くなる。 大数の法則と少数の法則。 巨大な標本では平...続きを読む均値に近づく。標本が小さいと誤った結論を出しやすい。 利用可能性バイアス=思い出せる直近の類例に基づいて判断しやすい。 サンクトペテルブルクの宝くじのパラドックス=期待値ではなく効用で説明できる。最初に払う金額を失う効用のほうが、儲かる分の効用より高い。 モンテカルロの誤謬と平均への回帰を分けて考えること。 悪名高い78分法=利息を12+11+10+・・・1=78で割って、大きいほうの分から利息を取る。
金持ちになるには指数関数的に増えるような種を見つけるのが大事。投資ぐらいしか思いつかないけど、これは指数関数的に減る要素も持っているからな〜難しいね
種を見つけることが大事! ‘’必死に働いて給料を2倍や10倍にすることは可能かもしれない。しかし、100倍またはそれ以上にしようと思ったら、どこかで指数関数的成長の「種」を探すことが不可欠である。’’
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