はやみねかおるのレビュー一覧
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超常現象やオカルト系の現象を扱うあやかし研究会の先輩に振り回されるお話
その実、実際は日常系ミステリ
主人公は極めて論理的なのに、先輩の存在は本物の超常現象っぽいし、幼馴染は本物の霊能力者という様々な矛盾を孕んだ設定
個人的には大学生活は親からの仕送りでなんとかできるくらいもらっってたし
遊ぶ金が欲しさにバイトしなきゃいけないわけでもなかったので、貧乏学生生活という経験はない
けど、今の時代奨学金やら何やらがなければ進学できない子も多いし、最近は増えてるのかね?
ま、ここまで追い詰められてる人はそうそういないだろうけどね
あとがきによると続編の構想はあるようだけど、まだ出てない?
先輩の謎も解明されてないし、そりゃぁ続編はあるよね -
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館に関する謎のアンソロジー。
自分だけが知っているらしい館。
隔離された島にある学校。
神社という隔離された空間。
逆行すると噂される宿泊施設。
雪に閉ざされた館。
高速バスで交通事故にあった人達が避難した場所。
もうわけが分からなくなってきたのは、修学旅行。
話の運び方に、不思議な状態にのめりこみましたが
驚きの結末。
これは教えられたという事?
気が付いたという事??
落ち…というか、人物に対しての驚きは雪の館。
断言されてしまうと、人間の脳はそれでインプットされ
考える事を止めてしまう、というのは確かなようです。
完全に騙されました。 -
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物語を現実世界に出現させるディリュージョン社には、関わった者を不幸にする呪われたメタブック『あなたと二人組』がありました。これを書いた登呂井隻は、その後自殺したと考えられていました。
今まで『あなたと二人組』をリーディングしたいという依頼は断っていましたが、有名超常現象家北野純次からの依頼だったため、L1課の九(Qちゃん)と石上さんはリーディングすることになります。そして、呪いなんてありはずないと言ったM0課の森永美月と、手塚さんも、この仕事を助けることになります。
リーディング中、水分村への橋が塞がれたり、富田林先輩が死んでいたりと、何者かがリーディングを妨害しようとしてきます。また、登呂井と思われる人物も現れます。『あなたと二人組』の呪いとはなんなのでしょうか。
書籍とメタブックの違いを生かしたミステリで、メタブックの恐ろしさを感じられました。 -
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まあ、新しい試みだね~ある日、ルームと呼ばれるSNSへの招待が届き、入ってみると、シロクマの探偵・オオカミのアイドル・タヌキの人形遣い・ゾウの先生・コアラのマンガ家・ライオンのヒーロー・クロヒョウの遊民・チーターの新聞記者・ヒツジの少年がいて、どうやら僕はキリンらしい。揃ったところで主催者がマーダラーと名乗り、1人ずつ奇譚を語り、面白くなかったら死んで貰うという。最初に異議を唱えた少年は真っ先に消滅した。次々に参加者が減り、探偵と2人になっても、探偵は自分はマーダラーでないと、精神科医と患者の話を始める…~1964年生まれのはやみねかおるさんは初めての横書き作品だそうだ。5年後には陳腐な作品になっていないだろうか・心配
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幼い頃に青い鳥文庫のはやみねかおるで育った大人のための、ライトなミステリ。
まさにあの頃楽しんだテンポに懐かしくなるうえ、読書と無縁で生きてきた主人公からたびたびツッコまれる「ミステリあるある」にはついニヤッとしてしまう。
主人公のサバイバル能力が高く、トム&ソーヤも想起させられる。
劇中劇、更にそれに絡んでゆく現実世界の構造がおもしろかった。
規模の大きな舞台のように、物語を現実世界に具現化して顧客に体感させてくれる「ディリュージョン社」(現代で言うリアル脱出が一番近い感じ)――実際にあったら私も体験してみたい!
一方で、あまりに物事がパタパタと進んでいってしまうので、大人が本で読むにはちょっと寂しい気もする。
ノリとしては、三谷幸喜のドタバタコメディ映画のようなテンポ。
主人公の過去には何かありそうで、そのあたりが少し気になる。
本書で初登場ではないらしいが、初出は私が読んだことのある作品に入っているのだろうか……。 -
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今回の舞台はアフリカのケニア。擬態する新種の猫が発見されたというニュースを聞いたクイーンは、さっそく予告状を出して、ケニアへと向かう。研究成果を某国に売りわたそうともくろむマッドサイエンティストの兄弟、それを阻止しようとするホテルベルリン、さらには国際刑事警察機構から派遣された探偵卿たちがケニアに集結。サバンナでの大バトルのすえに、クイーンは獲物を手にすることができるのか――!?
今回ももりもりのキャラたちでしたが、ゴンリーディンリー兄弟は核になるはずなのにわりとあっさりで、いったいどんな過去でなぜこんなことをしてるのか・・・など色々気になりました、本筋ではないけどローテの怒りを買ったヴォルフが大丈夫なのか心配です(笑)強く生きて!マライカに擬態したニニはきっと今後活躍してくれるでしょう。日本の若者が「世界が壊れればいい」と思ってるという、重くて悲しいテーマが下地ですが、これを読んだ子供たちがより良い未来を信じて笑って過ごせることを祈っています。たまにはクイーンみたいに能天気に生きることも大事だよね! -
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特に館モノが好きとかではなく、手っ取り早く読んだことのない作家さんの小説を読みたい!と思い、手に取りました。
■はやみね先生といえば児童書というイメージが強いのですが、掲載作は大人が読んでも充分に楽しめるし、青少年が読んでも楽しめる話だと思いました。ガッチガチのミステリーを期待している方には物足りないかもしれませんが、1作はこういった話があってもいいのではないかと思います。
■恩田先生の作品はタイトルでわかるように『麦の海に沈む果実』のスピンオフで、私も楽しみにしていました…が、いかんせん話が短い!勿論、このページ数で恩田陸の世界を見事に作り上げる力量は流石ですが、『麦の海に沈む果実』のスピンオフとしては肩透かし感が否めず、他の作品とのバランス的にも恩田先生だけを目当にこの本を読む必要はないかな、と思いました。
■高田先生の作品はこれが初めてです。
QEDシリーズがお好きな方には登場人物の新たな一面が楽しめる作品なのかもしれません。私も短いページ数でふんだんに語られる薀蓄をおおいに楽しめました。でもこれ…館じゃないよね!?
■綾崎先生も初めてです。これもまたシリーズものの主要人物が登場しているようですが、キャラ付けがなんともラノベっぽい!ミステリーとして読むとうーん…と思いましたが、館だからいっかな!とも思えました。(掲載順の妙)
■白崎先生も初です。
こちらはなんとも個性的というか、読む人を選ぶ作風だと思いました。でもミステリーとしては面白いと思いますし、はじめはギョッとするしほりんのことも段々と好感を抱いてすまうんですよ。これは純粋に凄いなと思いました。でも本当にグロい!し、品性に欠ける!ので、はやみね先生の作品目当てでこの本を読んじゃった青少年がいたらどうすんだよ!と思いました。とはいえ、責任は編集部にあるので、先生は別に悪くないのではないかな…。
■井上先生の作品も初読みです。
首無し館の後に読むと、この作品だけ取り出して読む時よりも、ものすごく正統派なミステリーに思えてしまうという。そこへきてあのオチ。作品の魅力を最大限に生かした掲載順の妙だと思いました。、ラストを飾るに相応しいしんみりとさせられる話でしたね。本格かというと本格ではないような気がしますが。
1作ずつ取り出すと、どれもちょっっぴり物足りないところがあるのですが、1冊として捉えると、それぞれバラエティに富んでいて、バランスのいいアンソロジーだと思いました。 -
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ある日、ジョーカーが読んでいた新聞記事を見て、クイーンはおどろいた。『怪盗クイーン参上 秘宝「アイリスのほほえみ」を盗む』記事の写真にうつっていたのは、満月を背にして立つ、黒髪&ボディスーツの人物。だれだ、このクイーンは・・・?いま、華麗な犯行で世界中の秘宝財宝を盗みまくり、世間を騒がす「怪盗クイーン」。その正体は、クイーンの名を騙る偽者「ブラッククイーン」だった。そして、ブラッククイーンが予告してきた次なる獲物は『ホープ・エッグ』! 約500年前に、世界各地で起きた奇跡「フィニス・パクトゥン」の謎を解く鍵といわれる『エッグ』をめぐり、クイーンvs.ブラッククイーンvs.探偵卿の戦いの火ぶたが切られる!
クイーンの能力をコピーした偽者という設定ですが、クイーンほどC調や遊び心は持てなかったようですね。もともとの性格がまじめなせいかな。エッグを漬物石に使う皇帝のセンスはいったい何なんでしょう・・・日々ヤウズくんが心折れないか心配ですが、何だかんだと負傷した際には心配で駆けつける皇帝であり、よいコンビなのか?久しぶりにマンダリンが出てきてうおー!となりました。ブラッククイーンのおかげで妻子と上手くやれているようで何より。ボタンとジャックもどうしているかなあ~とオリエントが懐かしい。最後は勧善懲悪というよりほっとできる終わり方ではやみね先生らしい。ますますクイーンがお仕事さぼっちゃいそうですけどw -
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衝撃的なジョーカーの死から数日。クイーンは、ジョーカーを生き返らせるため、日本の原伊島に向かう。その島には、完璧な生命生成に必要な“クリスタルタブレット”があるという。人造人間ルイヒやホテルベルリン、ヴォルフ・・・クリスタルタブレットをねらう人物が、次々と島に集結。仙太郎やヤウズ、さらには名探偵夢水清志郎まで総動員で、事態はますます大波乱!ジョーカーの命は、どうなっちゃうの!?
ジョーカーの死を前にして、いつもおちゃらけたクイーンの慟哭とも言える様な荒れた姿が序盤に描かれます。RDですら止められないその苦しみを、クイーンはクリスタルタブレットを手に入れてジョーカーを救うことで消そうと奮闘します。他者を犠牲にしたとしても救いたい、それくらいジョーカーが大切な存在なんだなと改めてクイーンの本音を知るくだりでした。次々と原伊島に訪れるキャラたちが真剣なんだけど時に空回って面白かった。特にヴォルフとローテの戦いは笑いが止まりませんでした。気づけよwマガとRDの協力体制、里帰りエピソードも微笑ましい。 -
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怪盗ポストに一通の手紙が届いた。いまだ解読されていない謎の古文書、ヴォイニッチ文書を盗んでほしいというのだ。怪盗のロマンをかきたてられたクイーンは、一路プラハへ。本物のヴォイニッチ文書は、皇帝アンプルールによって、プラハ城に隠されているのだ。しかし同じ頃、やはりヴォイニッチ文書をねらうものが、他にもいた。錬金術の秘法によって生まれた人造人間ティタンだった。クイーン、ティタン、謎の組織ホテル・ベルリンそして探偵卿がヴォイニッチ文書をめぐって、プラハの夜をにぎやかにする!
今回は衝撃の場面で前編が終了します。これはもう後編でジョーカーくんがバースデーパーティーを盛大に開かれるのを読むまで生きた心地がしません!ティタンの思いを伝達したシュテラの行動は少し意外でしたが、フォシュロン卿が安らかな死を迎えられて良かった。RDがついに擬人化し、マガと出会い世界を救うのにはわくわくでした。倉木博士に生み出されたというアイデンティティにより普通の人工知能とは異なる感情や決意を持っている彼の真髄を見た気がします。生きるとはどういうことか、児童文学ですが重いテーマを楽しく伝えてくれるはやみね先生の手腕には驚かされる。