はやみねかおるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“創也が、神話の本を持つ。
「いま、ぼくらがいる世界と、となりあった夢の世界。怪人は、この夢の世界の住人ということにしよう」
おお、それは、よくSFで見かける設定だ。
「パラパラワールドってやつだな」
ぼくがいうと、創也の目から、かがやきが消えた。
「平行世界のことをいいたいのなら、パラレルワールドだ」
OK、よくわかった。ぼくは、しばらくのあいだ、だまってることにするよ。
……だまってるつもりだったけど、気になることが一つあった。”
厚い。
段々と太くなってきてないかこのシリーズ。
まぁ、厚いほうが良いけど。
面白いところが多いから好き。
ピエロからの“遊ぼう”というメッセージ。
そして内人の前に突如現れた美少女。
ピエロとは一体だれなのか。そしてその目的とは。
……読んでる途中で結構わかってきちゃうけど、それに気づかない二人が面白い。
あー、後編の展開がすごい楽しみ。
“ユラさんの口調は、重く暗い。
彼女は、おわることを覚悟している。
負けるもんか。
「だって、こわいじゃないですか。助けがこなかったら、あのまま死んじゃうんですよ」
軽い調子でいう。
彼女は、ぼくのことばにうなずく。
「そう、死ぬだけのこと――」
「…………」
「死ぬだけのことなのよ」
彼女が、ぼくを見る。
ぼくは、きいた。
「ユラさんは、死ぬのがこわくないんですか?」
また、ユラさんはうなずいた。
「命は、神さまから、ほんのすこしの時間貸してもらってるだけのもの。死は、それをかえすときがきたってこと。――死ぬなんて、それだけのことじゃない」
ぼくの顔を見るユラさん。その目は、とても深い黒色をしている。
「だから、わたしはこわくない」”