はやみねかおるのレビュー一覧
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栗井栄太様ご一行のゲームに参加した内人と創也だったが、ついに「南北磁石」として第6のゲームを作るための準備を開始。「怪人は夢に舞う」というタイトルを決め、大まかな内容を決定するために、様々な場所に行ってゲーム作りに勤しむ彼らだったが、謎のピエロが妨害してきて・・・USBメモリを取られた内人たちは、楽小ワイドというラジオの中でピエロを時間内に捕まえるという宣戦布告をする。内人と創也は情報データを失うことなく無事にチーム南北磁石を守ることができるのか・・・。
やっぱりこのシリーズは娯楽としては本当に面白いです。堅苦しいことをごちゃごちゃ考えたりする必要もないし、軽いミステリーのような感覚でさらっと読めます。過去最大のボリュームというだけあり、主軸となるストーリーの合間の小話がたくさん。意外と読みどころだなぁと思う。美晴ちゃんは出てきませんが、代わりにユラさんが内人の前に現れます。彼女は深いですね。今後また頭脳集団として出てきてくれることを願います。そして実践編ではきっとゲームも完成すると思うので、今後が楽しみ! -
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クラスメイトの創也の秘密を、偶然知ったぼく、内人。その日から、塾通いに追われる退屈な生活が、がらりと変わった。「究極のゲームを作るという夢を守るため」の”砦”にこもっている創也を見て、すごいと感じた内人は、自分の夢を見つけるために、創也に協力しようと決心する。彼とともに、内人は下水道の中へ入ったり、クイズ番組に出演したり・・・。また栗井栄太に会うために、創也は手がかりを追って夜のデパートへ忍び込むが・・・。そこで内人たちは「鬼ごっこ」に巻き込まれることに。果たして鬼の正体は?そして創也の元に栗井栄太からの招待状が届き、二人は「ゲームの館」へ赴く。そこで新作の『ルージュ・レーブ』を見つけた者は、ゲームを好きにしていいというルール。創也たちは無事にゲームを手に入れられるのだろうか?
創也が紅茶を入れるときに、わざわざ温度を測るのが笑えました。どんだけ・・・!(爆)あと、2巻のデパートで見かけた集団の名前を「ミステリアス・パーティー」略してミスパって・・・すごいうける。この2人はホントにおもしろい性格してます。あと、創也が時たま見せる冷たい表情は、内人を危険な目に合わせたくないってだけではないのかもなぁと思います。育てられた環境とか、子供にとってはどうしようもないことだけに、彼はつらいのかもしれません。鬼の正体は卓也さんでしたが、この人のキャラもおもしろいです。ライオンのように強いこの人はいったい何者??次作も期待できる作品です。 -
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ライバルの栗井栄太をぎゃふんと言わせることができた僕・内藤内人と竜王創也のもとには、彼らからの新たな挑戦状が届く。どうやら新しいゲーム「IN塀戸」が完成したようで・・・山村に転がる頭蓋骨や、空飛ぶ円盤、そして重力がない世界。積み重なる謎を解き明かさなければ、栗井栄太を超えることはできない!現実と夢が混ざり合うこの世界で、僕たちはゲームをクリアできるのか?さらには宝が目当ての参加者によって命の危険までも出てくるが、無事に帰れるのか?もちろんお目付け役の卓也さんの保育士面接の行方も・・・。
IN塀戸のゲーム内容はさすが上下巻に渡るものだと思わせるほど巧みで面白かったです。内人と創也の会話もテンポよく、楽しく読めます。IN塀戸の仕組みはさすがに思いつきませんでした。正直言えばこれ無理じゃない?と思うところもありますが、まぁそこは気にせず読み流す方がおもしろいのでしょう。ラストまで気が抜けないストーリーは良かったです。最後の最後であの人があんな目的で?!と驚かされました。栗井栄太さんご一行さまのキャラが大好き^^ -
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“恭助……。
いつもいつも、一人で平気って顔してた。学校に誘っても、一人でいるのがいいって言ってた。
でも、本当は寂しがり屋なんだってこと、わたしは知っている。
絶対、自分から助けを求めたりしない恭助。その恭助が、ややこしい事件に巻き込まれてるって書くなんて、よっぽど困ってるんじゃないだろうか……。
うん、決めた!
なにがなんでも、フランスへ行ってやる。そして恭助に会って、直接「お盆と正月には帰るって約束したのに、どうして帰ってこないのよ!」と文句言ってやるんだ。おそらく、右の必殺ブローを出すことになるだろうが、それは恭助の自業自得ってやつ。
そして、本当に困ってて、「お願いします、助けてください」って頭を下げたら、ちょっとぐらい手助けしてあげる。
その後は……その後は、恭助を連れて帰ってこよう。
もう、こんな気持ちで待ってるのは、耐えられない。
よし、目指せフランス!”
やっとでた最新刊……っ!
恭助と響子ちゃん好きだ。
事件の真相は、ちょっと呆れ気味。
まさか、そんな、あいつらが!?みたいな。
そして恭じいちゃんはすごいなぁってしみじみ。
はやみねさんの話は、あっちとこっちとそっちがさり気に繋がっている。
そこがちょっとややこしくて、読み直したくなるんだけど、前にどこで見たのかがわからない。
嫌いじゃないけど。
絵のタッチがまた変わったなぁ……。
“巧之介さんが、また歩き始める。
その足が再び止まったのは、恭助が、
「保障してくれるのはありがたいが、ぼくは、謎解きなんかしたくない」
と呟いたからだ。
巧之介さんが、振り返る。
恭助が言った。
「もう、誰も傷つくのを見たくない」
「きみは、寝ぼけてるのか?」
巧之介さんが、言った。その声には、少し苛立ちが感じられる。
「事件を解決して、誰かが傷つくのを見たくない?――それが、どうした?誰かが傷つくのを見て、きみが傷つくのかね?」
「…………」
恭助は、答えない。” -
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虹北恭助シリーズ最終巻。何年待ったか、ようやくのフランス編。
数年前に出た『新・新冒険』と『高校生編』の間にはいるおはなしで、実質のシリーズ完結編にあたります。
小学校を卒業して、虹北商店街から世界に旅立ってしまったきりめったに帰ってこない恭助。薄情な彼を追い求め、ついに響子ちゃんが立ちあがった! いいぞ響子ちゃん! がんばれ響子ちゃん! さっさと恭助を連れて帰って結婚しろ! そんな感じのお話。
まぁ実際フランスまで追いかけてきた響子ちゃんの行動力と、恭助の探偵としても彼氏としても非常に情けない感じがとてもほほえましかったです。
高校生編でいつの間にか当たり前のようにレギュラー面していたミリリットル家の方々もようやく初登場。巧之助さんが気になるところです。
事件自体はまぁ……下らないオチだったな……。
とりあえず映画製作組は空気が読めないのにもほどがあるのでちょっと自重してください。はやみねかおるの書くKYキャラは本当に驚くほどKYなんだもんなぁ。ああ……。
陽炎村のこと自体はまた別の形で物語にするようなので、そちらはそちらで期待。
もうちょっと恭助くんが名探偵らしいところを見せてくれたらうれしかったんだけどなー。 -
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“「いっしょにやらない?」
お菊はすごくびっくりしてた。及び腰で、いまにも逃げ出しそうに見えた。こいつはこういうときに遠慮するから友だちができないんだ。あたしはそう思って言った。
「自分から勇気を出して入っていかなきゃ、いつまでたっても自分の居場所は手に入らないよ。居場所は自分で作るもんなんだよ」
ボールを差し出すと、お菊はこわごわといった感じで受け取った。それがお菊が野球の輪に加わるきっかけだった。”
あさのあつこ「ヨキナマ、ヨキナマ」
椎名誠「働く子どもたち」
関口尚「代打の女神様」
宗田理「ネコになった少年」
はやみねかおる「幽霊屋敷にて人喰い鏡を見る」
松原秀行「キャベツ畑のトリケラトプス」
やっぱはやみねさんのが一番好きだ。
快人と春奈は楽しすぎる。
もちろん、長曽我部先輩も。
“そのとき、ぼくの母が、冷えた麦茶を持ってきた。
コンマ一秒の素早さで、春奈が正座する。フィンをつけたままで、この素早い動き。さすがだ。
「おばさま、おじゃましてます」
優雅に頭を下げる春奈は、どこからみても良家のお嬢様だ(頭に、水中眼鏡をのっけているけどね)。
そして、母に告げ口する。
「快人ったら、海に行かないって言うんですよ。残りの夏休みを、本を読んで過ごすって言って」
「あらあら、困った子ね」
溜息混じりに言う母。
「この子ったら、少しも外へ行こうとしないから……。漂白剤に浸したモヤシみたいに白いでしょ。春奈ちゃんみたいに、よく日焼けした子がうらやましいわ」
「日焼けは、歳をとってからシワやタルミの原因になる。皮膚ガンの心配もある。―――母さんは、ぼくが皮膚ガンで死んでもいいって言うの?」
「引きこもりの理屈オバケになられるよりは、ましよ」
ぼくの主張を、母は溜息で吹き飛ばす。
そして、春奈に飛び切りの笑顔を向けた。
「たいへんだけど、快人の面倒を見てあげてね」
「任せてください、おばさま」
全てわかっているという顔で、春奈がうなずいた。” -
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“「むりしなくていいからね。」
「ああ。」
しばらく、わたしはレーチの肩に顔をうずめていた。
レーチがいう。
「手紙書くから。」
「それは……むりしてほしい。」
「1か月に一通。」
「一週間に一通!」
返事が返ってくるのに、一分ほどかかった。
「わかった。努力する。」
「うん。待ってる。」”
このシリーズに終わりがくるとは…。
ちょっと悲しい。
夢喰いの正体は、なんというか、深いね。うん、深い。
“現実じゃないから、夢なんだよ。”
ってか、堀越さん何してんの堀越さん。
クイーンじゃ飽きたらずにこっちのシリーズにまで出てきちゃいましたか堀越さん。
あと、保健室の秋本麗って人、前にどっかで出てたっけな?
それと、おまけの男子生徒二人ってのは誰なんだろう?
んん?
あと、I・my・me三姉妹の従姉妹の名前がmineてまんまじゃないか。てか、母親はweだし。
ああそれと、はやみねさんの言う仕掛けって一体なんだろう…?
“そのとき、洋館のドアがひらいた。
わたしたち三人は、声をそろえていった。
「おかえりなさい!」” -
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まず本を開いた時に真っ先に目に飛び込んできた「○は投げられた!」(一応伏字)に大爆笑!一見かっこいい台詞だけどダメじゃん!投げちゃダメじゃん!…いつか使ってみたい台詞です。(使うタイミングはかなり難しそうですが…)今回は内人が創也の家に遊びに行く話。遊びに行くってそういう意味だったのか…と思わず内人に同情してしまいました。それにしてもAKB24がかなりいいキャラしてます。まさかのガンダムネタにビックリです。今後の活躍に期待してます。今回冒頭に、とある元ネタの検索を促す記述があったので、思わず「謎」「UFO」で検索したのですが…検索の絞込み候補に「都会のトム&ソーヤ」と表示されたときには心底この作品の影響力に驚きました(笑)みんなあの動画見たんですかね?この巻は短編も収録されていて楽しめました。個人的に真田女史が好きなんです。いよいよ次巻ではゲーム製作にとりかかるようで楽しみです。
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やっぱり、はやみねさんの作品は安心して読めますね(^^♪最近ヘビーな小説を読むことが多かったので、たまにこういう物語を読むと心が温まります。定年退職した小学校の先生が、過去に学校で起こったささやかな事件を奥さんに話して聞かせる(そして奥さんが話を聞いただけで解決!)という形式の短編集です。なんというか、はやみねさんの人柄の良さや教師に対する考え方がそのまま本書に現れているような、温かいミステリーです。先生とその奥さんはまさに理想の老後夫婦といった感じ!妻に対してとても感謝しているのに、それを素直に言葉に出せない不器用な先生がかわいらしいです。余談ですが、小学校の先生って中学や高校の先生とは違った特別な感じがします。今でもとても印象に残っている「先生」は小学校の先生です。この本を読んで、その先生に手紙を出そうかな、という気持ちになりました。