はやみねかおるのレビュー一覧
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「先輩、ぼくの推理を聞いてもらえますか?」―幽霊が現れる下宿、
地縛霊の仕業と噂される自動車事故、学校のプールに出没する河童…。
大学一年生井上快人の周辺におきた「あやしい」事件を、
キテレツな先輩長曽我部慎太郎、幼なじみの川村春奈とともに
解きあかす!
ジュブナイルのミステリーキング・はやみねかおるが贈る、
ちょっぴり不思議な青春キャンパス・ミステリ、ついに登場。
マンガみたいなお話。
先輩は変な刺青が消えると推理が冴え渡り、幼馴染の春菜は
正真正銘の霊能力者。
主人公は努力はするがまったく救われない設定だったり。
けど・・・そんな中で遭遇する事件。
解答も一本 -
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“わたしはきく。
「お菓子がなかったら、わたしたちを食べる気ね?」
「いや……そこまでお腹はすいてないから。」
右手をヒラヒラふる幻影師。お腹がすいてたら、食べる気なのか!
「ほんとうは、お菓子よりも、もっとちゃんとした食事がほしいな。ぜいたくをいうつもりはないけど、京風の石狩鍋なんか最高だね。あと、きなこをまぶした揚げパンもいいな。」
細かいリクエストをする幻影師。
「幻影師って、いじきたないんだ……。」
美緒のつぶやきを、地獄耳でききとる幻影師。
「いじきたないとは、失礼だね。グルメと表現してほしいな。」
「スルメ?」
「グルメだ!」
美緒のことばにいい返す幻影師。二年生とおなじレベルでい -
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“大岩が歩いた。
絵の少女がふえた。
花の色が赤くかわった。
階段の数が十三段にへった。
理科室のがいこつ標本がおどった。
ボールが、ひとりでに階段をのぼった。
プールの水面に、女の人の顔がうつった。
こうして、大奥村小学校の七不思議は、すべてわたしたちの前にその姿を見せた。”
あっさりと。
現実的にちょっと無理があるんじゃない?と思ったりもしたけれど。
はやみねさんの描く主人公の少女像と探偵役の少年像が好きだな。
“わたしは、コウくんとの待ち合わせ場所の大奥小にいった。
大奥小の校庭も人だらけ。こんなとき、小さいコウくんをさがすのはたいへんだ。
そう思ってたら、コウくんのほうで、わたしを -
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“「世の中にとって値打ちのないものなら、なんでもぬすめるっていう、すごい大怪盗だという話だね。」
ご隠居にいわれて、西沢のおじさんはうれしくなってしまい、
「いやあ、それほどでも。」
と、髪をかきあげました。
「なにも、おまえさんが照れることはないんだよ。で、ものは相談だが、その道化師に、ゆうれいをぬすんでくれるよう、話しちゃもらえないかい?」
「えーっ!」
「お礼のほうは、町内会がだすといってくれてる。」
「でも、ゆうれいは苦手で……。」
西沢のおじさんがことわろうとすると、
「べつに、おまえさんに、ゆうれいをぬすめっていってるんじゃない。」
と、ご隠居がいいます。
「だけど、道化師<ピエロ -
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“「……ああ、へいきだよ」
ぼくは、かるく頭をふっていう。
だいじょうぶ。さっき見たのは、なにかのまちがい。いまが現実なんだ。
現実……。
そのことばに、ぼくの心臓がドクンと打つ。
いまが、ほんとうに現実なのか?これが、現実なのか?
ぼくは、まわりを見る。サングラスのカメラを通して見る世界。これが現実……。
いま、ぼくが見てるのは、ほんとうの世界なのか?
ぼくは、サングラスに両手をかけた。
「内藤さん……?」
ジュリアスが、サングラスの前に立った。
ぼくは、うなずく。
「だいじょうぶ。だいじょうぶだから――」
あぶなかった。サングラスをはずしたら、ゲームオーバーになるところだった。”
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