はやみねかおるのレビュー一覧
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"わたしをビシッと指さす丸男。
「今回おまえが起こしたシンクロは、とてつもなくややこしく、ヤバイ!」
「ちょほぉっと待った!」
丸男を手で制す。
「あまり人聞きの悪いこと言わないでよね!なんなのよ、シンクロを起こしたとか、ヤバイとか。めいよきそんで訴えるわよ」
「漢字で書けないくせに、裁判沙汰を起こそうとするな」"[p.47]
3巻目。
サンディって前から居たっけすっかり記憶から抜け落ちてる。
小姑云々のあたりでにやにやしちゃう。
実は同じ時間帯にいたあの人は、彼の彼女の未来の姿だったのだ!とか未来から颯爽と現れたのは、同じ時間帯の彼の彼女の未来の姿だった!とかいう展開大好物なので今回楽しかった。
次はブラックホール……?
"「丸男ーー」
わたしの呼びかけで、丸男の足が止まった。
「あのさ、世界を救うのに、わたしが死ななきゃいけないのなら……死んでもいいよ」
「……」
「そりゃ、死にたくないわよ。でもさ、わたしの命と引き替えに世界が救われる。それが運命ならーー受け止めようって」
丸男が振り返った。その目が怖い。
「一時的な感傷で捨てられるほど、命は安いもんじゃない。それが、たとえおまえの命だとしてもだ」
わたしは、ビクッとする。口調は静かなんだけど、ものすごく怒ってるのが伝わってくる。
だけど、わたしは黙らない。"[p.258] -
Posted by ブクログ
飛行船で世界じゅうを飛びまわり、ねらった獲物はかならず盗む。怪盗クイーンに不可能はない。ところがそんな彼に挑戦する謎のサーカス団があらわれ、クイーンが盗むつもりだった宝石を横取りした。そして、魔術師や催眠術師など特殊能力をもつ団員たちがクイーンに勝負をいどんできた。彼らの目的はいったい何?夢水清志郎の好敵手・怪盗クイーン、主役で華麗にデビュー!
久しぶりに児童書コーナーに行ったら知らない間に新刊が出ていて、あまりの懐かしさに再読。小学生の頃はやみね先生の作品の中でクイーンシリーズが一番好きでした。やっぱり今読んでも面白い。私はジョーカーが好きなので、後半目立たないのが寂しいですけど、お互いに相棒を信じて不可能をやり遂げる二人がカッコいいです。岩清水刑事がナナメ上の発想すぎて笑いっぱなしでした。お母さんの料理が大好きなんですねえ。あと外見はぴしっとキメてるのにマンションどんだけ汚いんですかw -
Posted by ブクログ
虹北商店街に住む、
小学6年生の名探偵「恭助」が
幼馴染の同級生「響子」と
身近で起こる事件を解決する推理小説です。
響子が事件に絡むなり巻き込まれるなりして、
恭助に助けを求めるのが基本的な流れ。
この恭助はいわゆる不登校なんです。
それはいじめられてるとかではなく、
学校に行くよりおじいちゃんが経営する古本屋で
店番をしつつ本を読んだり人間観察をしている方が
勉強になるからって事らしいですね。
学校での自分は本当の自分じゃない気がするんだって。
響子はそんな彼を心配しつつも、
本人が決めた事だから、
自分から学校に来るまでは学校に来るように
促したりはしないよう気を使ってます。
健気です。
周りの大人たちもそんな彼を受け入れて
見守るスタンスをとっているようですねぇ。
そんな変わり者の彼ですが、知識と情報量はハンパなく
どんな難事件?も1を聞いて10を知る感じで
ガンガン推理して解決してしちゃいます。
しかも、
被害者や加害者の心情も考慮しつつ解答するので、
そこらの大人顔負け。
まぁそんな感じで、ご都合主義な部分多いですけどねw
普段児童書の方で書いている作家が一般誌で書くと、
どう変わるのか気になったてたけど、
この作家の場合はほっとんど変わらないですねw
漢字が多いとか
文章量がちょっと増えたかなぁって感じ。
小学生が読んでも楽しめる本じゃないかと思います。 -
Posted by ブクログ
“そのとたん、横Gがかかって、ぼくと創也の体がゴロゴロところがり、フワリと飛び、床に墜落。まるで、バスに乗っているときに急ブレーキをかけられたみたいだ。
ジャンケンゲーム機にぶつかってとまる。頭と背中に強い衝撃。
痛い……。
「いったい、どうしたんだ……?」
ぼくは、おどろいて創也にきいた。
創也は、まるで体がころがるのを予測していたかのように、平然とした顔をしている。(それでも、派手にころげたけどね)
「フッ……。まだおどろくのは早いよ」
目を伏せてニヒルに笑う創也。(ぶつけた頭にコブができてるけどね)”[P.136]
この人の本は物語の裏にすごく怖い事が隠されてる感じがぞくぞくする。
“麗亜さんが拍手し、ジュリアスは頭をかかえる。
そして、ぼくらを見て、あきれた声でいう。
「それにしても、あなたたちがニセモノに気づかなかったのが、いまとなっては不思議ですね。口調やしぐさから見やぶれなかったんですか?」
そりゃ、違和感はあったけどーー。
「創也も、最近こわれてるからな」
「内人くんなら、どんなボケもありかと思って」
ぼくと創也は、たがいのことばを聞き、顔を見合わせる。
つぎの瞬間ーー。
ぼくと創也のパンチが、クロスカウンターとなって炸裂した。”[P.185]