あらすじ
怪盗の美学にかなう、次なる獲物は、なんと日本! 舞台は、竹取の翁(おきな)の末裔が住むといわれる、秘境、竹鳥村。狙うは、不老不死の秘薬"蓬莱(ほうらい)"だ。そんなおり、竹鳥村では、絶世の美女、春咲華代をめぐって、現代のかぐや姫騒動が勃発していた。探偵卿の仙太郎やヴォルフ、クイーンの命を狙う暗殺臣(アサッシン)まで乗りこんできて、竹鳥村は大騒動! はたして、蓬莱を手にするのは、だれか…!?
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クイーンが『かぐや姫』の物語を『めでたしめでたし』でおわらせてくれるお話です。やっぱりクイーンは素敵な怪盗の美学をもっていて、かっこよくて、私たちを欺く行動で楽しませてくれて、大好きです。
最後には現実味のない話がでてきて、普通ならジョーカーやRDと一緒に冗談だって否定したくなります。でもクイーンの世界観に浸っていたら、そういうこともなくはなさそうだなあと、つい受け入れてしまいました。いつの間にか本の世界に引き込まれてました。
それから、あとがきに書かれていた"ページ単価が、最も安い作家を目指してます。"という言葉に心を打たれました。厚い本を見て胸が躍っていた小学生のときの気持ちを思い出しました。あの頃よりはお金を持てるようになりましたが、その気持ちを、忘れず持ち続けていたいものです。
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怪盗クイーンシリーズの中で一番好きな作品。不死の薬を手にいれたいのは誰がために───かぐや姫は誰に微笑むのか。クイーンはどのようにして盗むのか。今回かなりジョーカーくんの活躍が目立ちます。変装もします!!クイーンに一杯も二杯も食わされてもうお腹一杯、なんて
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かぐやひめの物語を舞台に、クイーンたちが好き勝手やってて面白かったです。
蓬莱にはぞっとしましたが、まあ一応ハッピーエンドでめでたしめでたし……?
しかしリミッターの切れたクイーンはどうなるのか……。
世界の安全はジョーカーとRDにかかっているかもしれない(笑)
でも何だかんだでクイーンを心配する二人が微笑ましかったり。
ICPOの探偵卿コンビも楽しく拝見できました。
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トウバドゥールという飛行船で世界を旅している怪盗クイーンとジョーカー。次の獲物は日本。かぐや姫をもとにした竹鳥村がぶたいで、不老不死の薬・ほうらいを手にしようと、探偵きょうや、クイーンの命を狙う、暗殺臣まで竹鳥村にのりこんできます。はたして、ほうらいを手にするのはだれになるのでしょうか。
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ーー以前、クイーンが、見えない敵を警戒するのはいいがおそれるのはダメだといっていた。おそれは、敵の力を大きく見せる。不要な想像力が、勝てない敵をつくりだすって。
*・*・*・*・*・
やっぱクイーンは面白いなー!もなみのあとだったから、よけいに!あー、たのしかった!
小学生のときからだいすきなはやみね先生。大学生になってもこんなに楽しめるなんて、しあわせだな〜
もなみの後に読んだから、最近、先生、宇宙人ブームなの???って思った
堀越ディレクターとかリンクしてて、面白い!
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ジョーカーくんが最近ボケるのが多くなってきた気がする……天然の物ではあるが。
最初は冷静沈着なだけのイメージだったが最近はちょっと人間らしくなってきた、彼にも笑える日が来ることを願う。
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いつ、ネタが尽きるんだろう?飽きるんだろうかと思う時があるが、怪盗クイーンは裏切らないね*\(^o^)/*
次回作も、今からワクワクしている私は今年50歳、、。
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久しぶりにクイーンたちに会えました(^^♪
やっぱりいいですね*
児童書コーナーへわくわくしながら足を運びました。
帰ってきてさっそく読み始めるとワールド全開でした。
とにかく純粋に楽しかったです(^^)
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もう怪盗クイーンシリーズは何冊も読んでるけど、出るごとに進化していってるなぁという気がした!!
ヴォルフの旦那と仙ちゃんのコンビが、好きすぎる←
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久しぶりに本領発揮な気がしました。
前作より、断然こちらが分かりやすくて好きです!
長さもちょうどいいくらいでした(笑)
ネタバレ的な感想になりますが、ほんの少しだけ、はやみねさんを好きになった最初の一冊である『魔女の隠れ里』のような雰囲気を感じました。
大満足です。
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ヴォルフと仙太郎がコンビ化、お馬鹿さも増している・・・。ヤウズ君にも出てきてほしいけどちょっと作風選ぶかなぁ。と思っていたら、後書きにて、作者の、話を面白くしようとする姿勢に脱帽です。
歌う山男と堀越組の頑張りと、俺の嫁アテレコに笑えてしまいました。
まさかの本物ですよ、こわあ。
これまで多々読んできた中でも、割とトップレベルな殺し文句が出てきてやられました。児童書なのにさ!!
かぐや姫をうけつつ、人外確定なのでしょうか、一体どんな理由でそんなことに、その願いに切なくなってしまいましたわ。
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まだまだ追いますよこのシリーズ!
対象年齢の3倍になろうとしているけど。
ヴォルフ29歳に何よりびっくりしました(笑)。
そっか、かぐや姫かあ…。
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基本、コメディは変わらずのクイーンですが。
仙太郎とヴォルフのやりとりで、一段とホラー色が増しています。
あれ、いやだわ。
知ってはいけない。開けてはいけない。
いくら探偵卿でも、謎解明すればいいってもんじゃないです。
そこは見直したのですが。
そこまで、コンビニ店長に憧れるかね?
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相変わらず分厚い本です。でもその割にさくさく読めます。
クイーンVS探偵卿のはずが、クイーンの命を狙う謎の暗殺臣・影郎も登場。
ラストのクイーンが素敵です。格好いいなぁ。
そして次回予告に期待!
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クイーンってそんなに恐怖を感じる対象なの!?と目を白黒させながら読んだが、最後まで読んで納得。見事なミスリードだった。 ジョーカーは今までいろいろ嘘知識をクイーンに吹き込まれてたのに、純粋にそれを信じてしまうあたりがジョーカーらしい。今回はヴォルフもひどい目にあっていて心底同情。
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怪盗の美学にかなう、次なる獲物は、なんと日本!舞台は、竹取の翁(おきな)の末裔が住むといわれる、秘境、竹鳥村。狙うは、不老不死の秘薬“蓬莱(ほうらい)”だ。そんなおり、竹鳥村では、絶世の美女、春咲華代をめぐって、現代のかぐや姫騒動が勃発していた。探偵卿の仙太郎やヴォルフ、クイーンの命を狙う暗殺臣(アサッシン)まで乗りこんできて、竹鳥村は大騒動!はたして、蓬莱を手にするのは、だれか・・・!?
今までのシリーズとはちょっと変わったクイーンとジョーカーがそれぞれ別行動で進む展開です。探偵卿チームはほんとコントでしかなくて笑いながら読める。ヴォルフちゃんはせっかく彼女になったローテさんに火だるまにされないよう気をつけてくださいw昔話をハッピーエンドにするという面白い設定だったんですが、結局華代がクイーンじゃなくてあの人物だった、というのにはちょっとSF要素強すぎた感はある。正直それじゃ何でもあり、になっちゃう。クイーンとかぐや姫でいったらやはりかぐや姫が強いということになるのかな?
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小学生の甥が貸してくれるクイーンシリーズ。
今回も面白かったです。クイーンが蓬莱を手に入れようとした本当の理由、みたいな愛情を感じられるシーンが毎回楽しみ。
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“しずかになったジョーカーは、おちついた声でRDにいう。
「リミッターの切れたクイーンを、説得するのはむりだ。真正面からむかっても、勝てるはずがない。」
[どうしますか?]
「…………」
ジョーカーは、考える。
しかし、どれだけ考えても答えがでない。
——敵にまわすと、これほどうっとうしい相手だったのか。
ここで、首をひねる。
——しかし、味方にいてもうっとうしいことにかわりはない。
結論がでた。
——とにかくクイーンはうっとうしい。
もちろん、この答えがなにかの役に立つわけではない。
「まず、春咲家に潜入するよ。そこからは……いきあたりばったりだ。」
[了解しました。]
かなり不安だったが、RDも、そういうしかなかった。”[P.227]
7巻目。
久々!
背負子探偵仙太郎がなかなか好き。
“「なんだ、ずいぶんねむそうだな。枕がかわって寝られなかったのか?」
「おれもいちおう、探偵卿だぜ。いままでのことから推理してたんだ。」
Vサインをだそうとして松葉杖のバランスをくずし、あわてる仙太郎。
「じゃあ、影郎の正体とかわかったのか?」
「まぁな。」
仙太郎がニカッとほほえむ。
「ちょっとばかり店のことが気になって、本調子じゃないけど、そうそうはずれてないと思うぜ。」
——本調子じゃない……?
ヴォルフの眉が、ピクンと動く。
「おまえ、"いちおう"探偵卿なんだろ?推理できなかったら、そこらのチンピラ以下だぞ。」
「容赦ないね、旦那は。」
すこしだけ真面目な顔になると、つぶやいた。
「やっぱ、おれにコンビニ王はむりなのかな……。」
「ああ、むりだ。そのかわり、おまえには探偵卿の道がある。二股かけずに、探偵卿の仕事に専念しろ。」
「ほんとうに容赦ねぇな。」”[P.339]
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小学生の頃から読み続けてるシリーズ最新作。
〝「かぐや姫」をハッピーエンドで終わらせる〟この目的のために描かれた、と。探偵卿VS怪盗VS暗殺者。本当はタイマンはったガチンコ勝負が観たいのだけど。
わたしの原点だから、これからもモチロン読み続けるつもり。