砂村かいりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレジャケットとタイトル、あらすじ全部に興味を持ったので購入しました!
始まりが主人公の由麻が彼氏の和佐に「もう一人彼女ができたんだ」という一瞬どういう意味か分からなくなる位の衝撃的な一言から面白そうだなと興味を持ちました。
現実世界でもう一人恋人ができたと言われたらその時点で別れると思いますがこの本ではそうはならず和佐とそのもう一人の彼女にずっと振り回されてもやもやしながらもどんな結末になるんだ!?とページをめくる手が止まらない位の勢いで読み進められました。
最終的には由麻と和佐は別れて和佐の弟の真先と一緒になりますが結末から考えると序盤から真先が由麻に好意を抱いているのかなと感じる行動はいくつ -
Posted by ブクログ
こういうのが読みたかった!不倫でも、肉体関係中心でもなく、闇を抱えてるわけでもない大人の恋愛話。小説でそういうのが実はあんまり無いような気がする。すぐ相手か自分になにかしらの暗い過去があって、不倫してて原因は過去にあるとか。なんかそういうの多くないですか。これ、全くなんですよ。昔の相手は男性側にも女性側にも現れるけど、ま、大人のお話なので。そういうのどっちもなんもないとかもはやそれは作り話であろうしそんなのが読みたいわけでもない。そういうのが読みたいなら普通に少女漫画に手を出すわけです。まあでも、少女漫画的と言えばそうでしかないのだけど。それを良しとするか、どうか。私は良しとしました。(笑)癒
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Posted by ブクログ
ネタバレ
この本を読んで、愛というのが実に多様性に富んだ概念なのだと感じた。菜穂と尊に性的な触れ合いはないけど、嫌なことがあった夜は一緒に寝て、この人は絶対に味方でいてくれるっていう大きな安心感を感じられるなんて、これを愛と言わずして何を愛と言うのか!と思った笑
愛を感じたシーンはいくつかあった。例えば尊がガレット・デ・ロワの人形が菜穂にあたるようケーキを配分するとか、それに気づいた星夜が悲しいと感じたこととか。砂村さんは本当に、人が人を想うときの愛おしさや痛みの描写が繊細で、読んでいてとても引き込まれる。
そして、どんなセクシャリティでも分かり合える普遍の感情というのは、確かに存在するんだなと思っ -
Posted by ブクログ
2025/07/13
主人公の舘野由麻は9年間付き合っている彼氏の小平和佐からいきなり「好きな人ができた」と告げられる。
結婚を視野に同棲までしていた矢先。でも和佐は一番好きなのは由麻だと言い続けて結婚に向けての話も進めていくのだが、その過程で好きになったという相手のアサミの存在が目立つようになってくる。
和佐の弟の真先は兄のことをありえないとか散々貶してはいるけど、別れるという踏ん切りをつけることができずズルズルと進んでいく関係を描いた小説…だと思います。
テーマ自体は浮気とかそんな感じなんですが、どうにもそんなドロドロした感じを受けないのがこの本の不思議なところだと思います。
いわゆる修羅