砂村かいりのレビュー一覧
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ネタバレ第三者から見れば別れた方がいいとわかってはいるものの、9年もの何月、30歳手前、彼のことを愛しているという現実が中々そうはさせてくれないよな〜。
和佐は自分も同じ立場にならないと吹っ切れないんだな〜とことごとく呆れた。由麻はもし、真先くんが自分に思いが向いていなかったら、本当に別れるという選択ができたのだろうか?と少しモヤモヤしてしまった。結局、恋愛の穴埋めは恋愛になることに対して少し違和感を覚えたが、最後は不覚にもきゅんきゅんしてしまった。真先くんの対応が、1番納得できて報われて良かったかな〜と終わる1冊だった。
私は馬鹿だから真先くんの気持ちに全く気づかず最後にハッとしてしまった笑。でも気 -
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どの物語にも必ずコーヒーが登場するのだが、それはほっと癒してくれるものだったり、ほろ苦さを味わうものだったり様々で、何だか人生の難しさやもどかしさを表しているようだ。
特に印象深かったのは「どこかの喫煙所で会いましょう」。恋人の兄が障害を抱えていると知り、結婚を躊躇する有沙の気持ちが理解できなくもないし、それを知って気持ちが冷めていく彼氏の気持ちも分かる。しかし一番心に残ったのは有沙の浮気相手である寿のセリフ。
「人は誰しもリスクを背負って生きている」
「他人の持つリスクに排他的でいれば、それはいずれ己にも降りかかってくるものだ」
まさに、そのリスクに対応する努力をし続けることこそ人生 -
Posted by ブクログ
愛の形や夫婦の形、目に見えない形であってもある程度の普通は〜というものが決まっていて、大多数に属さない事を変わってるとか、普通じゃないとかそういった目を向けられる事を心の中に落とし込む本だったなぁと思います*ˊᵕˋ*
自分も無意識に無自覚で、誰かを生きにくくさせてしまっている言動がないかほんとに考えようと思います、、
作中の夫婦は利害関係の一致などと言う言葉を使っていましたが、心に雲がかかった時お互いに必要としていてそばにいて欲しいと思っている事か伝わってきてなんて素敵な関係なんだと思いましたт т
それに2人の人間性あってこそだなと思います。他人の無自覚な冷酷さや、自分は大部分に属していな -
Posted by ブクログ
ずっと読みたかった作品。
文庫化をきっかけに手に取った。
9年付き合っている同棲中の恋人とは結婚秒読みのはずだったのに…彼の告白で穏やかだった生活が崩れ去った。
「もうひとり、彼女ができたんだ」
隠れて浮気されるよりも、堂々と二股される方が辛いかも。
彼の誠実なのか不誠実なのか、よく分からない言動全てに理解ができず、終盤までイライラしっぱなしだった。
それなのに、この物語がどう決着するのかが気になって読む手が止まらなかった。
終盤のあるシーンから、この2人の見方がガラッと変わった。
無自覚な好意って時に残酷だな。
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どんなにジャンキーな嗜好品や娯楽よりも人