砂村かいりのレビュー一覧
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『アパートたまゆら』でキュン死させてもらいました砂村かいりさんのデビュー作。(どうやら『アパートたまゆら』と本作の二作同時受賞らしい、スゴイですね)
『アパートたまゆら』が、ハニートーストにメープルシロップをかけた甘さと喩えるなら、本作『炭酸水と犬』は、ほろ苦いカラメルソースをたっぷりかけたプリンですかね。
個人的には『アパートたまゆら』の純愛さがメガヒットしたので、『炭酸水と犬』の浮気や嫉妬でぐちゃぐちゃな感情が渦巻く作品は、ちょっと怒り疲れてしまいました(^_^;)
さて、本作の予告編です。
九年と、長い時間を恋人として暮らしている由麻と和佐は、一見すると幸せな恋人だが、九年という -
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久しぶりに小説のアンソロジーが読みたくなって購入。
一穂ミチさん、田中兆子さん、カツセマサヒコさんの短編が良かったけれど、あとは文章に深みを感じられずさーっと流してしまった。
一穂ミチさんは短編が本当に上手で、限られた文字数の中で想像を膨らませさせるような文章が良かった。設定からしてもひねりがあって、やっぱり安定の一穂ミチさん。
田中兆子さんの小説は初めて読んだけど、不機嫌で人をコントロールするタイプの女性の視点で描かれていてとても面白かった。どのように不機嫌な自分と言うものが出来上がるのか、不機嫌を撒き散らした後に回収できない自分のプライドの高さ、だけどそれを俯瞰的に見ている自分もいる -
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医者になるための予備校に通い始めた3人のそれぞれの青春。と言ってしまうと、それぞれが一生懸命に生きていることを高みの見物のように見ている感じになってしまう。でも、3人三様の苦しみを一緒にたどっていって読み終わった。千浩が二浪してしまったけれど、その苦しい勉強の2年で自分の家が病院だから、医者にならなくちゃではなく、医者になりたいと思うようになっていく。
出会うはずのない3人が出会ったのも、予備校の帰りに倒れた人を手早く応急処置したことからだった。睦も千浩も医者の子どもとして、当たり前に学ばされていた処置。そして、お金持ちで成績が良いから医者でも受けようかなと受験して浪人になった耕平がその二人 -
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あまりにも切なく、共感だらけの恋物語だった…
恋って本当に苦くて、キラキラしていなくて…リアルな世界観と言葉たちが胸にズキズキ刺さった。
『感情旅行』 一穂ミチ
ご近所さんで、早逝した蒔生。彼と結婚する可能性のあった主人公の華は、訳あって彼の息子千歳から旅行をお願いされ同行することに… 華の心の葛藤と、千歳の秘められた想いを、出雲の穏やかな大地が彩っているような作品だった。ラストシーンは一穂さんっぽい甘酸っぱく爽やかな感じで好きだな
『独身の女王』 麻布競馬場
ミドサー独身の私は「独身のカリスマ」を「教祖様」とあがめていたが、そのカリスマが結婚した。そんなカリスマや友人の影響を受け、私 -
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紗子ちゃん…
かんわゆい……♡
タトゥー事件のやつ、すごく分かる…
わたし自身も紗子ちゃんの気持ちになりながらめそめそしたり、きゅんきゅんしたり、生き生きしたり…
結果2人が結ばれてくれて良かった…!
潔癖症はわたしの周りに居ないので、紗子ちゃんを見ながら「なるほど〜」と思っていました。
わたしはズボラなので、少しは紗子ちゃんを見倣って、きちんとうがい、手洗いをするようにします。笑
最後の砂村かいりさんのあとがきもなんか良かったです。ほんわかして。普段、あとがきとか全然読まないんですけど、今回は珍しく読みました。
ああ、だから砂村かいりさんなんだ〜、って、作者のことを少し知れるだけでも -
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うまくいかない恋 アンソロジーなので
どの短編も単純なハッピーエンドではない。
けれど8人の作家さん其々に、30代ならではの主人公たちの個性的な恋模様が描かれていて面白かった。
収録作は以下の8作品
「感情旅行」・一穂ミチ
「独身の女王」・麻布競馬場
「オレンジシャドウの憂齢」・砂村かいり
「さみしがりやの恐竜たち」・こざわたまこ
「不機嫌依存症」・田中兆子
「出会い」・朝比奈あすか
「振りかぶって、さよなら」・千加野あい
「となりの独り」・カツセマサヒコ
私は「出会い」と「となりの独り」が好みだった。
「出会い」は一歩踏み出せない片想いのお話。
スタートすらしなかった恋もまた、生活に彩 -
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寝る前に携帯をいじっていると睡眠の質が悪くなるとよく聞くので、本を読むことにしているのだが、寝る前にこれを読み始めたところ、腹が立ちすぎて寝付けないという事態に陥った。
9年一緒にいる彼氏から「もう一人彼女ができたんだ」と告げられるところから物語は始まる。
隠さないで言ってくるだけ誠実なのか?と思いもしたが、わざわざ言ってくるということは本気の部分があるじゃん?本気じゃないなら言う必要性ないじゃん?と思った。
そもそも相手のことが大切だったら、墓場まで持っていく。(まぁ浮気すんなってのは前提なんだけど人間って新しいものに惹かれるから、パートナーがいても他の人に惹かれるのは往々にしてあること -
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相手の真意を理解する。
相手との性格の違いや、人生観の違いを許容する。
そこにリスペクト出来ないのであれば、好きだのなんだのは、ただの戯言だと思う。
相手の身勝手を頭ごなしに否定するのではなく、その前段階にどんなロジックがあるのか探し出すもの。
無数の恋愛模様がある中で、相手を否定して自分を正当化する事がどれだけ無意味な事か。
少なからずある失敗を元に、それでもまた誰かを好きになるという事が美しいと思える小説。
「恋は中央線」という言葉があった。
中央線は、阪急京都線のように河原町を出て梅田に到着する、ゴールのある線。
でも僕は、環状線みたいなものだと思う。
同じ駅に何回着いたとしても新鮮を -
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