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コーヒーは苦くて甘い。人生も苦くて甘い。悩みにとらわれた人々の転機にコーヒーが立ち会う。それぞれが選択した未来は――。ある日、ルームメイトの実果が出ていった。入れ違いに現れた彼女の婚約者と、なぜか同居することになり――(「コーヒーの囚人」)。真面目が取り柄の地味な会社員が、上司との不倫におぼれた先で出した答えとは――(「隣のシーツは白い」)ほか、日常の先に潜む、どこか不思議な5つの物語
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Posted by ブクログ
魅惑的な香り、美味しさ、濃く、苦味、コーヒーと恋愛を重ねながら、読んでいた。恋愛には、酸いも甘いもあるけれど、この作品集は、酸いが多めで、恋愛する中で、知らないうちに通り過ぎる違和感や噛み合わなさみたいなものが思い起こされる感じがした。 最後に、実果の人となりに触れる機会があって、嬉しかった。
コーヒーのような苦いお話の短編集。 人間関係がリアルで、そう都合のいいことばかり起きないもどかしさがよかった。表題作が1番好きかな。
本の見返しと扉の色が、コーヒーを彷彿させてくれる本。五つの短編のなかの様々な場面で、コーヒーが登場していました。 『コーヒーの囚人』 自分を守るためのちょっとしたずるさが、三者三様の形で表現されていました。彼女と彼が、出ていくのと訪れるのが少しの違いだったことで繰り広げられた時間は、一見穏やかでし...続きを読むた。しかし、その穏やかさの裏の心のなかは複雑でした。信用していた人の裏切りを、どう自分のなかで咀嚼していくのかが表現されていたように思いました。 グスタフ三世の、コーヒーの囚人の話は面白かったです。 『隣のシーツは白い』 箱入り娘の不倫。なにも失わないずるい男性に嫌悪感を感じました。最後の場面は、不器用な彼女のことをうまく表現している分、いたたまれなさを感じました。 『どこかの喫煙所で会いましょう』 読後感はすっきり。間違った自己肯定感の高さをスパッと切った最後がよかったです。他人のリスクに排他的では、いつか自分が同じような目にあうことに気づかせてくれました。 『招かれざる貴婦人』 ようやく手に入れたマイホームでの出来事。あり得ない状況をやり過ごすなかで起きたできごとで、主人公が変わっていきました。 こんなふうに日々の経験を重ねることで、女性は強くなっていくように思いました。 『風向きによっては』 はじめの『コーヒーの囚人』とつながっていました。似ているようで似てなかった男女の物語でした。
・コーヒーの囚人 全員が恋の関係になった? ・隣のシーツは白い シーツの確認はなんとなくしたくなるのはわかるけど、拗らせすぎてて、ほんとうにどこに着地したい人なのかわからなかった。けど、話は面白い。 ・どこかの喫煙所で会いましょう なんか好き あと2つも読んだけど、前半から期間空きすぎてメモするの...続きを読む忘れてた。 寝る前読むのにちょうどいい本。 コーヒー飲みながらが一番いいんかもやけど、笑
5つ短編集。表題作と隣のシーツは白い、どこかの喫煙所で会いましょうの三つが私は良かった。だめと分かっているけれども…心情描写に引き込まれた。 どれも経験したことないことだけど、なぜだか分かると思えるような気持ちになるのが不思議。 作者の他の作品も読んでみたくなった。
どこか私には馴染みがある話で すーっと身体にストーリーが入り込み読み進めてしまった。 自分の軸がないようで、こだわりを持つ人々。 それを分かっていながらも、これが私として生き続けるんだろうな。 カフェでドリップしたのではなく 誰かにコーヒーを淹れてもらいたくなった。
「コーヒーの囚人」 「隣のシーツは白い」 「どこかの喫煙所で会いましょう」 「招かれざる貴婦人」 「風向きによっては」 5話収録の短編集。 現在、大注目している砂村かいりさん。 今まで刊行された長編五作品も良かったが、初の短編集となる本作も面白かった。 どの物語にもコーヒーがアクセントとして登場...続きを読むする。 ほんのりとした甘やかさを感じていると突如現れる酸味と苦味にやられる。 身近に存在していそうな登場人物に自分を投影し、共感したり悩んだりしながら読み進めた。 棘も毒もあるけれど、随所にドキッとする言葉が散りばめられた上質な短編集。
日常とその中に潜む非日常の感覚が面白かった。みんなそれぞれ身勝手で自己中で、不満を抱えながらも未来に向かって決断していく。ほろ苦い結末にブラックコーヒーが印象的な短編集。
複数話に分かれていて読みやすかった。 恋愛や家族間などコーヒーが身近なものとして描かれていて、おもてなしからリラックスタイムにと色んな役割をしていた。
コーヒーがからんだ短編集。読みやすくはあるけれど、うーん、なんだろうなー。そこまで、グッとハマらない。
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