コーヒーの囚人

コーヒーの囚人

1,870円 (税込)

9pt

コーヒーは苦くて甘い。人生も苦くて甘い。悩みにとらわれた人々の転機にコーヒーが立ち会う。それぞれが選択した未来は――。ある日、ルームメイトの実果が出ていった。入れ違いに現れた彼女の婚約者と、なぜか同居することになり――(「コーヒーの囚人」)。真面目が取り柄の地味な会社員が、上司との不倫におぼれた先で出した答えとは――(「隣のシーツは白い」)ほか、日常の先に潜む、どこか不思議な5つの物語

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コーヒーの囚人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     魅惑的な香り、美味しさ、濃く、苦味、コーヒーと恋愛を重ねながら、読んでいた。恋愛には、酸いも甘いもあるけれど、この作品集は、酸いが多めで、恋愛する中で、知らないうちに通り過ぎる違和感や噛み合わなさみたいなものが思い起こされる感じがした。
     最後に、実果の人となりに触れる機会があって、嬉しかった。

    0
    2025年06月28日

    Posted by ブクログ

    コーヒーのような苦いお話の短編集。
    人間関係がリアルで、そう都合のいいことばかり起きないもどかしさがよかった。表題作が1番好きかな。

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    本の見返しと扉の色が、コーヒーを彷彿させてくれる本。五つの短編のなかの様々な場面で、コーヒーが登場していました。

    『コーヒーの囚人』
    自分を守るためのちょっとしたずるさが、三者三様の形で表現されていました。彼女と彼が、出ていくのと訪れるのが少しの違いだったことで繰り広げられた時間は、一見穏やかでし

    0
    2025年08月04日

    Posted by ブクログ

    ・コーヒーの囚人
    全員が恋の関係になった?
    ・隣のシーツは白い
    シーツの確認はなんとなくしたくなるのはわかるけど、拗らせすぎてて、ほんとうにどこに着地したい人なのかわからなかった。けど、話は面白い。
    ・どこかの喫煙所で会いましょう
    なんか好き

    あと2つも読んだけど、前半から期間空きすぎてメモするの

    0
    2025年05月27日

    Posted by ブクログ

    5つ短編集。表題作と隣のシーツは白い、どこかの喫煙所で会いましょうの三つが私は良かった。だめと分かっているけれども…心情描写に引き込まれた。
    どれも経験したことないことだけど、なぜだか分かると思えるような気持ちになるのが不思議。
    作者の他の作品も読んでみたくなった。

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ

    どこか私には馴染みがある話で
    すーっと身体にストーリーが入り込み読み進めてしまった。

    自分の軸がないようで、こだわりを持つ人々。
    それを分かっていながらも、これが私として生き続けるんだろうな。

    カフェでドリップしたのではなく
    誰かにコーヒーを淹れてもらいたくなった。

    0
    2025年03月05日

    Posted by ブクログ

    「コーヒーの囚人」
    「隣のシーツは白い」
    「どこかの喫煙所で会いましょう」
    「招かれざる貴婦人」
    「風向きによっては」
    5話収録の短編集。

    現在、大注目している砂村かいりさん。
    今まで刊行された長編五作品も良かったが、初の短編集となる本作も面白かった。

    どの物語にもコーヒーがアクセントとして登場

    0
    2025年02月14日

    Posted by ブクログ

    日常とその中に潜む非日常の感覚が面白かった。みんなそれぞれ身勝手で自己中で、不満を抱えながらも未来に向かって決断していく。ほろ苦い結末にブラックコーヒーが印象的な短編集。

    0
    2025年01月22日

    Posted by ブクログ

    複数話に分かれていて読みやすかった。

    恋愛や家族間などコーヒーが身近なものとして描かれていて、おもてなしからリラックスタイムにと色んな役割をしていた。

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    コーヒーがからんだ短編集。読みやすくはあるけれど、うーん、なんだろうなー。そこまで、グッとハマらない。

    0
    2025年08月23日

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