へびつかい座の見えない夜

へびつかい座の見えない夜

1,799円 (税込)

8pt

地方の不動産会社で働く瑞季は、鬱屈した日常の中、自分だけの小さな楽しみとして「アルパカのヤスオ」のキーホルダーをひそかに集めている。ところが、孤高を貫いて怖がられている先輩社員の今泉さんとの意外な共通点やささやかな交流を通じて、瑞季の心に少しずつ変化が訪れる――表題作をはじめ、誰かにとっては価値のないものを大事に集める人と、その心を汲み取ろうとする人たち。そんな彼・彼女たちが、ぎこちないながらも心を通わせていく姿を優しく綴った、五つの物語からなる愛おしい短編集。/【目次】梅雨が来る前に/きみは湖/トカゲのいる闇/ハマエンドウが咲いていた/へびつかい座の見えない夜

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へびつかい座の見えない夜 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    さすが砂村さん、人の心の些細なモヤモヤに焦点を当てるのが上手。
    「トカゲのいる闇」が一番良かったな。夫が勝手に買ってきたトカゲを、いつの間にか主人公の方が熟知してしまう。
    「梅雨が来る前に」は、結末が悔しいな〜。そこでギャルとさくっと結ばれないところが人生…。一歩踏み出せるといいな。

    0
    2025年10月07日

    Posted by ブクログ

    男女が関わることで生まれる感情の描写が本当に秀逸な作家である。
    短編集を読む時によくある、3話目辺りで起こる息継ぎのような時間を挟むことなく、最後まで読み切ってしまった。
    特に最後の2話は誰もが人生のどこかで出会うかもしれない感情に深く切り込んでおり、瞬きをする間も勿体なく感じるほどに面白かった。

    0
    2025年09月09日

    Posted by ブクログ

    「梅雨が来る前に」
    「きみは湖」
    「トカゲのいる闇」
    「ハマエンドウが咲いていた」
    「へびつかい座の見えない夜」
    収集をテーマにした5話収録の短編集。

    全作読んでいる推しの砂村かいりさん。
    やっぱり大好き。

    どの物語にも思わず二度読みしたくなるキラリと光るフレーズがあって、砂村さんの言葉のチョイ

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    「変わることも変わらずにいることも選択できる。だから、もうこのままでいいのだ」
    変化を求められることが多いなか、いいなと思った

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    初めての作家さん
    何かを収集する人やことにまつわる短編集
    全体的にほろ苦い!でもそれがいい
    誰しも感じたことがあるようなちょっとした生き辛さに対して、割と現実的に対応しようとする主人公達を気づいたら応援してた
    他作も読んでみたい

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    初読みの砂村かいりさん。
    他の作品も読んでみたいと思わせてくれる短編集でした。

    5つの短編は、自分にとっては価値のあるものを集めている人が主人公でした。どの作品も結末は、現実味を帯びている感じがしました。

    読んでいるうちに、人の気持ちを理解しようとする相手の優しさに対して、自分の気持ちに正直に決

    0
    2025年07月17日

    Posted by ブクログ

    コレクションにまつわる5つの短編。
    きっと誰もが何かしらコレクションしているもの、ってあると思う。コレクションしているつもりじゃなくても捨てられないものとか。

    最初から、えっ?!そんなものを集めているの?!と思う第一話から始まり、ふむふむと思うこともありつつ、何だかハッピーエンドでもない話も多くて

    0
    2025年07月08日

    Posted by ブクログ


     コレクションにまつわる5つの短編集。それぞれのラストは必ずしもハッピーエンドとは言えないが、自分の生き方を見つめ直したり、新たな人間関係を模索したりと読後感は何やらほっこりとする。標題作と「ハマエンドウが咲いていた」が好みだ。

    0
    2025年07月05日

    Posted by ブクログ

    短編集5篇
    どの作品も何かを収集することがテーマになってるが、物語はそれとは関係ないような気がする。清掃した家で手に入れる髪の毛、初乗り切符、トカゲの脱皮した抜け殻、海岸で拾う物、アルパカのキーホルダー、思いもよらない物を集める収集者。
    「トカゲのいる闇」が良かった。

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    『コーヒーの囚人』に続く、砂村さん作品で読んだものの二作目。今回もああ、いい、と思いながら読めた。短編集で、最初の主人公が男の人なのが良かった。一番面白いというか、共感したのは[トカゲのいる闇]で、主人公の心境の変化がさっぱりしていて痛快だった。

    0
    2025年09月14日

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