あらすじ
第5回カクヨムWeb小説コンテスト〈恋愛部門〉特別賞受賞作!
心のままに、軽やかに。自由に生きたいと思う、すべての人へ。
9年付き合っている同棲中の恋人とは、結婚秒読みのはずだった。
「もうひとり、彼女ができたんだ」
恋人の突然の告白。そして、もうひとりの彼女に引き合わされ、わたしの感情はばらばらになってゆくが――。
WEBで話題。心をえぐる、新世代の等身大ラブストーリー!
【電子特典付き】
恋人・和佐の目線が読める、電子書籍だけの書き下ろしストーリー付き!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大学で知り合い9年付き合った彼氏に
「もうひとり、彼女がらできたんだ」
と言う文章から始まる
何だ?何だ!
途中までは昭和の月9ドラマか?
その後、ドロドロの昼メロか?
と読み進めたが
最後にキュ〜〜ンとした(//∇//)
共感は出来ないが振り切った架空のドラマの様で面白かった。
Posted by ブクログ
今年一作品目
まーーーじで読んでてしんどかった
新しいしんどさ
自分に置き換えてしまって終始心苦しかった
でも私も自分に甘々なので最後ハッピーエンドになってくれてよかった
いやでもほんとに和佐とアサミは一生許せません
辛いのに読み進めちゃう感じ、悔しくもどハマりしました
Posted by ブクログ
ほんとにイライラする彼氏だけど、だんだん主人公にもイライラ。スパッと別れろよっと思いながら二人がどんな着地をするのか気になり徹夜読書。「もうひとり彼女が出来た」って100人中100人の女性が「えっ頭大丈夫?」となる衝撃の一文で始まる。個人的に彼氏の和左よりだらだらと受け入れる主人公の方にイライラ。ただ真先くんがかっこよすぎて、最後は思わず涙出そうに。少女漫画のようなイケメンと美人の登場人物、そしてラストだったけど、たまにはこういう王道でドキドキするのもいいかも。
Posted by ブクログ
おもしろすぎて一気に読んでしまった。
自分の気持ちって自分が一番わからないんだよね。
恋愛の始まりはキラキラ綺麗だけど終わりはそうはいかない。でもそれが恋愛だなぁとも思う。
お互い一生懸命向き合ったからこその終わり方。。
Posted by ブクログ
ああ〜やはり砂村かいりさんが描く恋愛小説は天下一品だわ、とてつもなく幸せになれる。まさに多幸感。最初も最後もどうなるのどうなるの!?って思いつつ、願いつつ読んだけれど、誰もが報われた結果で何より。文庫が出たら絶対にまた読みたい。
Posted by ブクログ
婚約間近の彼氏からもう一人彼女が出来たという世間からは批判的な内容だろうが、結婚願望がある女性の心情や、人を継続的に好きになるのに理屈や時間ではない何かがあるという描写をうまく表現されている小説だと感じた。中だるみさせない内容で感情も何度も揺さぶられる好みの1冊。
Posted by ブクログ
めちゃめちゃおもしろかったーーーー!
途中ほんとにイライラした、自分でもこうなってしまうがかなと思いながら見たわ。えっここまでされて、こいつのこと切り捨てれん???ねえ!!って思った
素敵なキャラの弟とくっついてくれてよかった。
自分も気づいてなかった気持ちに気付いて駆け出していくときめっちゃ応援してしまった…
気持ちが乗らん男のことも、なんか違うって思いながら付き合い続けてしまうのも、ここまできたしって気持ちもぜんっぶわかる。
私の本当の気持ちはどこにある?????
Posted by ブクログ
あー、人の感情ってやっぱり難しいよなって痛感。
どうしても上手くいかないことってやっぱりあるんだよな。
自分の気持ちに嘘をついて結婚はしちゃダメだなって。いろいろ考えさせられた。
Posted by ブクログ
今まで何冊か読んだ砂村かいりさんの小説では一番好みだったかも。和佐と由麻とアサミにはすごくイライラするんだけど、それって人物描写が巧みということでもあり。終盤はそんなうまくいくんか?という展開ではあるが、まあ良しとしますかね。
Posted by ブクログ
読み出したら止まらんかった、、、前半めっちゃ辛かった。辛すぎて泣けた。知らない方がいいこと、あるよな〜。自分がもし主人公の立場になったらと思うとゾッとする。
Posted by ブクログ
一行目の破壊力。
「もうひとり彼女ができたんだ」
意味がわからない。
結婚前提で9年付き合ってる彼氏にそんな事言われたら思考も停止して、ソルダム剥き続けるよね。
だって、意味がわからないもの。
一時的な感情でいつか覚めるからそれまで。とか、
もうひとりの彼女あさみに嫌悪感しかわかないし、
いやいやあり得ないからと思いながら由麻ちゃんはどうするのか、2人がどうなるのか頁をめくる手が止まらない。
結果、どっちもどっちだった。
弟かぁ~、、、
由麻はあさみの事があったから真先への気持ちに気づいたみたいだけど、彼氏は由麻も気づいていない真先への気持ちを知ってたからあさみに興味をもったのかもしれない。
ハッピーエンドでなのかもしれないけど、モヤモヤする。
Posted by ブクログ
「もうひとり、彼女ができたんだ。」
冒頭一行目の吸引力が半端ない。
結婚秒読みのはずだった恋人・和佐からの突然の告白。
なんだ、この堂々とした二股宣言は!
もう一人の方・アサミもいけすかない。
Twitterで三角関係を呟くその神経。
こんな男、さっさと別れて縁を切りたい所だ。
けれど主人公・由麻の心情が痛い程伝わって来るから悩ましい。
9年も付き合い愛も情もある。
そこに女性ならではの結婚適齢期の重し。
完璧な男はいない、妥協が必要な事も理解し葛藤する由麻の繊細な心理描写は秀逸。
ラストまで目が離せないドロキュン恋愛小説。
Posted by ブクログ
うわー!なんだこの話!!ジェットコースターに揺さぶらているような気分。由麻は和佐のことぶん殴っていいんよ!なんだかんだ言いながら器用に二股する男。人に関わったら責任を持つだとかなんとかで、由麻のことを傷つけて大事なタイミングでアサミの元へ行ってしまい、なのに結婚しようとか。は????この4人がどうなるのかハラハライライラしながら一気読み。なにこの気持ちは!!
Posted by ブクログ
もう1人彼女ができたという彼氏。30歳という年齢
だったり結婚だったり。別れるべきでしょ!と思うけど、恋は盲目だし、年月が経つことで別れる決断するのは難しくなる。
普通じゃなくていい、自分の心に正直な恋愛がしたいね!
Posted by ブクログ
えらい近いところでの
三角関係、四角関係の話。
なんだかスッキリしない関係性を続けてる主人公だけど、
みんなそんなものかなー。
和佐側の語りも聞きたかった。
Posted by ブクログ
自分だったらどうするか?と思いながら読んでました。とても面白く、すぐに読み終わってしまいました。心情やその時々の表情をよくここまで綴れるなと思いました。文字だけでここまで分かりやすく、想像しやすい表現に感心しました。表現に困った時にお手本にしたいです。話の内容は止まらなくなる面白さでしたが、何を伝えたいのかいまいち分からなかったです。
Posted by ブクログ
最近本好きの方がこぞって読んでいる本だったので期待して読みましたが、期待を軽く上回る本でした。
30歳を目前にした女性が同棲する彼氏に「もう一人彼女ができた」と言われて始まる三角関係(結局5角?)の数ヶ月を描いた恋愛小説だけど、ともすると冗長になりがちなストーリーをずっと緊張感を持って読ませる筆力の凄さ。
あまりの文章のうまさに「これ、新人作家じゃなくてミステリー作家の乙一が恋愛小説を書く時だけ中田永一のペンネームを使うように、すでに名の知れた作家さんでは?」と思ってしまったぞ。
最後のセリフがすごく良くて、読んだ瞬間頭の中でザ・ハイロウズの「千年メダル」が流れ出しました。
Posted by ブクログ
最初は読み始めて衝撃すぎて、ドロドロだなって思ってたけど。どんどん主人公に感情移入して読み出したら止まらなくなった!
こんなこと現実に起こってほしくはないなあ。
Posted by ブクログ
第三者から見れば別れた方がいいとわかってはいるものの、9年もの何月、30歳手前、彼のことを愛しているという現実が中々そうはさせてくれないよな〜。
和佐は自分も同じ立場にならないと吹っ切れないんだな〜とことごとく呆れた。由麻はもし、真先くんが自分に思いが向いていなかったら、本当に別れるという選択ができたのだろうか?と少しモヤモヤしてしまった。結局、恋愛の穴埋めは恋愛になることに対して少し違和感を覚えたが、最後は不覚にもきゅんきゅんしてしまった。真先くんの対応が、1番納得できて報われて良かったかな〜と終わる1冊だった。
私は馬鹿だから真先くんの気持ちに全く気づかず最後にハッとしてしまった笑。でも気づかれないくらいにしないといけないよなぁとも思った。
Posted by ブクログ
物語としては楽しく読めたけれど、こんなヤバ男、すぐに別れてネタとして未来永劫語り継ぐのに、主人公優柔不断すぎてイライラ。けど主人公側の気持ちもわかる!あと、アサミのTwitter投稿、おばさん構文すぎない?
Posted by ブクログ
2023/06/03予約 9
何なの、この話!と言いたくなる。
9年付き合った彼に好きな人がいると告げられる30歳間近の由麻。その彼、和佐(かずさ)には真先(まさき)という名の弟がいる。
理解不能な行動をとる和佐。
「もうひとり彼女ができた」
由麻と結婚したいと思うが、アサミも大切だ。と。
登場人物ほぼ全員キライ。
真先は誰から見てもステキで私なら早いうちに乗り換える。
大切な人の彼女だから、どうにもできない
という発言なんて、そのままじゃん!さっさと和佐を置いて出てよ!と何度も叫びたかった。
ここまで読者をイライラさせる文章を書ける、砂村かいり
という初読み作家、次の作品も読んでみたいと思う。
Posted by ブクログ
自分が下した決断は、自分だけじゃなくて身近な人の人生も大きく変えてしまうことだってある。
「もう1人彼女ができたんだ」と、9年も付き合ってきた彼女に言える和佐の神経が全く理解不能だったけど、この一言で周りの人の人生がガラッと変わりだす…
中盤あたりで由麻が友達に相談するシーン。
30歳目前にして長年付き合った彼氏と別れて、また他の人を探し始めることがもう難しい。25.26歳だったらスッパリ別れられたのかなぁ…的な言葉。
一種の妥協というか、別れたら9年間という月日が一瞬で水の泡みたいになる感覚。体験してないけどわかる。
和佐はかなりの自己中心的な男で、一回地獄を見た方がいいと思う。最終的に由麻が和佐と別れる判断がついたのも、和佐の弟:真先の気持ちに気づいたからだけど、もしそんなこと自体がなかったら、別れてなさそう。
あくまでフィクションなのはわかっていて、ハッピーエンドなはずなんだけど、なんとなく後味が悪い本でした。
Posted by ブクログ
「もうひとり、彼女ができたんだ。」
突然の恋人からの告白。
9年間付き合ってる同棲中の恋人とは結婚秒読みだったはずだった。
冒頭からインパクトありすぎ!!笑
もう恋人の和佐の身勝手さにイライラしまくりだった。
もうひとり好きな人はできたけど、彼女である由麻の事も好きで別れる気はないという。
堂々の二股宣言じゃないか!!
こんな男、さっさと別れちまえ〜って思うんだけど、そうしない由麻にもちょっとイライラ。
だけど、29歳の由麻の気持ちも凄く分かるところあって。
やっぱり年齢の事考えると焦りもあって、しがみつきたくもなるかな。
私は根に持つタイプなので、ここはなんとか取り繕ったとしても、心の中のモヤモヤが晴れず結局ダメになるだろうなと思う。←コワッ笑
ちなみに1番イラっとしたのは、もうひとりの恋人のアサミ。
女って、なぜか浮気した男の人より相手の女の人に腹立つって人多い気がする。←コワッ笑
結末は、えー、そこにいくのか〜と思ったけど、とりあえずスカッとしました〜!!
Posted by ブクログ
最初から、主人公の同棲相手にモヤモヤしながら読み始め、もうひとりの彼女という個性的な女性が登場してからは更にイライラする展開、基本的にベタなストーリーで少女漫画のようだ。それでもなんだかやめられずに一気読み。婚約者をキープしながら、他の女性の魅力も追求したいと思い、そのことに対する理解を婚約者に求めるいうのは脳内お花畑に思えた。
Posted by ブクログ
物語の中のお話だから面白く読み終えたけど、これが現実に起きて、それも自分や友達の身に起きている話だったら笑えないなと(笑)
酷いと思う反面、仕方ないとも思う
でもきっと人を同時に2人好きになること自体は全然あり得ることだと思う
ただ1人に絞らないと誠実ではない、文中に出てきたように日本は一夫多妻性ではないのだから
その考えによって世の中は成り立っているのだと思う
私でも9年付き合った彼に彼女ができたと言ってきたら、しばらくは置いておく気がします
でもそれはきっと情なんだと思う
結末的にはうまく纏まったのだと思います
だって複雑な気持ちもあるだろうけど、みんなハッピーエンドなのだから