砂村かいりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ恋とは意図せず落ちてしまうもの、だけど
「もうひとり、彼女ができたんだ。」(P4)
長く同棲中の彼氏からそう言われた由麻はあっさり承諾してしまう。大学時代にまぶしく映る男の子と付き合えて同棲して、そしてその男の子には他にも好きな女子ができて、なんと二股していいですか、なんていう内容を真面目に言ってきた。
なんだこの「ごめんね。」と泣きながら精神を殴ってくるような行動を取る男は、と思いました…。人としてダメすぎるぅ。
人間関係はひたすら水面下でドロドロと渦巻きながら最後はそのドロドロが爆発してあちこちに飛び散る。でもその爆発のきっかけは結局のところ主人公だったのかもしれない。
意図せず -
Posted by ブクログ
ネタバレいつもイヤミスばかり手にとってしまうので、たまには恋愛物をば。 アパートの隣人に恋をするという、フィクションとしてはベタなお話で、その隣人もまた理想と妄想を詰め込んだような雰囲気のいい男性で…主人公と同じ気持ちで無条件にきゅんきゅんさせられました。 その他の登場人物も含めて最初から最後までザ・王道の展開でしたが、恋って直球が一番ですからね。こういうのでいいんですよ。 面白かったけど星があと一つ足りなかった理由→登場人物で1人だけ救われなかった人がいたので、ここまで色々回収したのなら、そいつも悪い奴ではないのだから何か光を与えて欲しかったなあ。
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Posted by ブクログ
恋愛や性愛なく結婚した二人の話
何作か読んだが、砂村かいりさんは日常にはびこるちょっとした不快感や、なんとなくモヤモヤしていた感情を掬い上げ言語化するのがとても上手いと思う。私自身は恋愛も結婚も出産もしたけど、奈穂たちが感じる『恋愛・性愛ありきの男女(夫婦)関係への違和感』にもとても共感を覚えた。
そういう煩わしいあれこれとは無縁の、居心地の良い関係。自分に合ってる気楽な職場に、気さくで理解ある友人。優しくて気持ちいい理想の生活は、読んでいてとても心地よかった。
だけどある時から二人の生活に、そして読んでいる私に、『気持ち悪い』が襲いかかってくる。
繊細な筆致で日々の不満や違和感を言語化し -
Posted by ブクログ
砂村かいりさん。
『あらすじが変わってる話を書く人』というイメージがあって気になっていたけど、今回初めて手に取ってみたら…。
文章もとても読みやすくて、期待していたよりもかなり面白かった!
自分の中高生時代も、れいちゃんみたいな子っていっぱいいたなー。
学生の頃って、『学校内の世界が全て』みたいなところがあるからキツかったな…。
れいちゃんが、散々主人公に嫌な思いさせて、時々気まぐれに無邪気に遊んだりイチゴ飴をくれるところが、DV彼氏が殴ったあと優しくしてるみたいなイメージで、傍から見ると(うわぁ)なのに、当事者はちょっと喜んじゃう感じもリアルだった。
色々あったけど、読後の後味は良くて