砂村かいりのレビュー一覧

  • 苺飴には毒がある

    Posted by ブクログ

    劣等感って時として刃に変わりますね。
    れいちゃんの陰口はもう少しやるかな、と思いったけど結局みんな小心者なのが現実的でいいです。

    0
    2025年10月27日
  • へびつかい座の見えない夜

    Posted by ブクログ

    「変わることも変わらずにいることも選択できる。だから、もうこのままでいいのだ」
    変化を求められることが多いなか、いいなと思った

    0
    2025年10月20日
  • マリアージュ・ブラン

    Posted by ブクログ

    恋愛感情をもともと持ちづらい二人が利害関係一致で結婚
    理想的な生活を送る二人なのになぜかほんのりざらつく描写
    性行為なく恋愛なく結婚していることへの罪悪感や、アセクシャルかもしれないという不安
    でもどう考えって2人は愛し合ってるし、この話全編通して所謂普通の夫婦だったとしても起き得る課題なのではと感じた

    2人とも出会った頃からお互いを唯一無二に思ってるのに気付いてない
    友人の自分以外の友人関係に傷付くのは31歳としては幼い
    恋愛から結婚したって常に意見の一致があるわけでなく、一致しないことがたくさんあるのにそれを自分たちが恋愛してないからと、そこだけが原因のように考える視野の狭さ
    性行為以外

    0
    2025年10月13日
  • アパートたまゆら

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恋ってこんな感じか!とLINEのやり取りでわーっと久しく感じていない気持ちを疑似体験できました!笑
    面白く読めました!
    琴引さんはいつから好きになってたんだろう.....?

    0
    2025年10月09日
  • マリアージュ・ブラン

    Posted by ブクログ

    尊と菜穂の関係性には共感出来ないところはあった。
    でも恋愛や性愛ではなく、人を大切に想う気持ちは人それぞれあり、合う感覚の人を大切に想う気持ちが通じるのはわかる気がした。

    0
    2025年10月04日
  • マリアージュ・ブラン

    Posted by ブクログ

    砂村かいりさんの作品は「黒蝶貝のピアス」「アパートたまゆら」に続いて3冊目。この作品は特に、内面を客観的に振り返って、反省しつつ、明日に繋いでいこうとする生き方が印象に残りました。夫婦の形は色々でその2人だけで世界が回ってるわけじゃないから、両親・兄弟・友達・職場のたちを交えたら、それは多少大変なこともあるよね。可愛いロシアンブルーが出てくるのは、不意打ちだったけど、猫推しには嬉しかった(=^・・^=)

    『女性を見下しているつもりはない。むしろ尊敬の対象だ。男よりも落ち着いてるし、頭がいいし、清潔で、何をするにも丁寧だ。それでもなぜだろう、「女みたい」と言われるたびに自尊心が傷つく。それは無

    0
    2025年09月29日
  • 苺飴には毒がある

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    こういう人いたわ〜と思いつつ、
    自分はそう言う経験がないな〜と
    途中で気分が悪くなり読むのやめたが、全て読んだ

    主人公が友達に毒を吐かれ、言い返したときもっと言い返してほしいと思った。毒友がひどかった。
    でも毒友にも事情があるみたい。最後誤ってたけど主人公はメールを返信しなかったことに、強い意志を感じた。 

    0
    2025年09月23日
  • コーヒーの囚人

    Posted by ブクログ

    コーヒーのような苦いお話の短編集。
    人間関係がリアルで、そう都合のいいことばかり起きないもどかしさがよかった。表題作が1番好きかな。

    0
    2025年09月15日
  • へびつかい座の見えない夜

    Posted by ブクログ

    初めての作家さん
    何かを収集する人やことにまつわる短編集
    全体的にほろ苦い!でもそれがいい
    誰しも感じたことがあるようなちょっとした生き辛さに対して、割と現実的に対応しようとする主人公達を気づいたら応援してた
    他作も読んでみたい

    0
    2025年09月05日
  • マリアージュ・ブラン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いやあ、面白かった。オンラインフランス語講師の奈穂と花屋のアルバイト尊が、恋愛感情もなく、性的接触もないまま結婚する話。現代風の少女漫画が小説になったような雰囲気を感じた。従来の夫婦像からかけ離れている結婚生活を送るのが、フリーランスの妻とアルバイトの夫の二人であるということも、この働き方を選択している時点で、一世代前の人たちとは価値観が違うんだろうなあという意味で「らしさ」を感じる。

    0
    2025年09月02日
  • へびつかい座の見えない夜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    キミは湖を読んで、浜名湖に遊びに行きたくなった。情景を現す文がよかった!
    トカゲのいる闇、私も主婦のモドキかもななんて思ったりした。
    こちらの作品は装丁が素晴らしい!各作品がちりばめられてる。浜名湖の写真に、へびつかい座、トカゲ、ボビン、貝の絵。開いたすぐの紙も薄紫で。素敵すぎる。装幀は大原由衣さんとおっしゃるのか。

    0
    2025年09月01日
  • アパートたまゆら

    Posted by ブクログ

    帯に書かれていた『王道の恋愛小説』の言葉。
    まさにその一言に尽きる作品でした。
    恋する2人が愛おしくてたまりませんでした。

    恋愛ってめちゃくちゃ素敵やし、大切なもんやっていうのはもちろんあるんですけど、体力がなかったらできないなぁって思いました。
    相手のこと1人で勝手に考えて、想像して、悩んで、そして勝手に怒ったり喜んだり悲しんだり。
    絶対しんどい。
    でも恋愛っていうのはそれを超越するくらい素晴らしい。
    もっというならそのしんどさを含めて大切なんだろうなって感じました。
    砂村かいりさんの作品は初めてでしたけど、すごく読みやすかったです。
    とても素敵な作品でした。
    ありがとうございました。

    0
    2025年08月06日
  • コーヒーの囚人

    Posted by ブクログ

    本の見返しと扉の色が、コーヒーを彷彿させてくれる本。五つの短編のなかの様々な場面で、コーヒーが登場していました。

    『コーヒーの囚人』
    自分を守るためのちょっとしたずるさが、三者三様の形で表現されていました。彼女と彼が、出ていくのと訪れるのが少しの違いだったことで繰り広げられた時間は、一見穏やかでした。しかし、その穏やかさの裏の心のなかは複雑でした。信用していた人の裏切りを、どう自分のなかで咀嚼していくのかが表現されていたように思いました。

    グスタフ三世の、コーヒーの囚人の話は面白かったです。

    『隣のシーツは白い』
    箱入り娘の不倫。なにも失わないずるい男性に嫌悪感を感じました。最後の場面は

    0
    2025年08月04日
  • 黒蝶貝のピアス

    Posted by ブクログ

    アイドルを辞めてデザイナーになった菜理子。アイドルファンだった環はその事務所に就職した。仕事の大変さ、二人の過去。

    すごく面白かった。仕事+恋愛+過去+ストーリー展開の絶妙な配合。

    0
    2025年08月03日
  • へびつかい座の見えない夜

    Posted by ブクログ

    初読みの砂村かいりさん。
    他の作品も読んでみたいと思わせてくれる短編集でした。

    5つの短編は、自分にとっては価値のあるものを集めている人が主人公でした。どの作品も結末は、現実味を帯びている感じがしました。

    読んでいるうちに、人の気持ちを理解しようとする相手の優しさに対して、自分の気持ちに正直に決めていいよと言われているように感じました。

    【梅雨が来る前に】
    コンプレックスをもつ清掃業者の男性が主人公。集めているもののは、仕事先で収集していました。優しさを受け入れるのが楽とは限らないのが現実的だと思いました。自分のことは自分で選択するという主人公の心理に想いを馳せました。

    【きみは湖】

    0
    2025年07月17日
  • へびつかい座の見えない夜

    Posted by ブクログ

    コレクションにまつわる5つの短編。
    きっと誰もが何かしらコレクションしているもの、ってあると思う。コレクションしているつもりじゃなくても捨てられないものとか。

    最初から、えっ?!そんなものを集めているの?!と思う第一話から始まり、ふむふむと思うこともありつつ、何だかハッピーエンドでもない話も多くて、あまり好みではないかも…と思う話もあった。ただ、表題の「へびつかい座の見えない夜」が一番好きだった。職場や家族など日常にモヤモヤを抱える主人公が自分の唯一の楽しみとしてペットボトルについている好きなキャラクターのおまけを集めている。そのおまけをきっかけに職場で浮いている存在の人と接するようになり、

    0
    2025年07月08日
  • 苺飴には毒がある

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「毒」と言う言葉がやっぱり思い浮かんだ。
    中高時代の(とくに)女子ってなんだかこういう人間関係があるんだよね…
    後半栞さんが現れたくらいから、希望が見えてきてよかった。

    0
    2025年07月08日
  • へびつかい座の見えない夜

    Posted by ブクログ


     コレクションにまつわる5つの短編集。それぞれのラストは必ずしもハッピーエンドとは言えないが、自分の生き方を見つめ直したり、新たな人間関係を模索したりと読後感は何やらほっこりとする。標題作と「ハマエンドウが咲いていた」が好みだ。

    0
    2025年07月05日
  • 黒蝶貝のピアス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    元アイドルの経歴を持ち、
    デザイナーとして起業した菜里子。

    アイドル時代の菜里子に憧れるも、
    その世界では成功できなかった環。

    2人を中心にした人間模様を描いた物語。

    恋愛要素は多く含まれているものの、
    恋愛小説というわけではない。

    わりと現代的なテーマを取り入れているけれど、
    男女とも造形が昔ながらの雰囲気強め。
    もう少しキャラクターからも
    現代の感覚を感じたかったように思う。

    0
    2025年07月01日
  • 炭酸水と犬【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あー、人の感情ってやっぱり難しいよなって痛感。
    どうしても上手くいかないことってやっぱりあるんだよな。
    自分の気持ちに嘘をついて結婚はしちゃダメだなって。いろいろ考えさせられた。

    0
    2025年06月25日