砂村かいりのレビュー一覧

  • へびつかい座の見えない夜

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    初めての作家さん
    何かを収集する人やことにまつわる短編集
    全体的にほろ苦い!でもそれがいい
    誰しも感じたことがあるようなちょっとした生き辛さに対して、割と現実的に対応しようとする主人公達を気づいたら応援してた
    他作も読んでみたい

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    2025年09月05日
  • マリアージュ・ブラン

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    ネタバレ

    いやあ、面白かった。オンラインフランス語講師の奈穂と花屋のアルバイト尊が、恋愛感情もなく、性的接触もないまま結婚する話。現代風の少女漫画が小説になったような雰囲気を感じた。従来の夫婦像からかけ離れている結婚生活を送るのが、フリーランスの妻とアルバイトの夫の二人であるということも、この働き方を選択している時点で、一世代前の人たちとは価値観が違うんだろうなあという意味で「らしさ」を感じる。

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    2025年09月02日
  • へびつかい座の見えない夜

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    ネタバレ

    キミは湖を読んで、浜名湖に遊びに行きたくなった。情景を現す文がよかった!
    トカゲのいる闇、私も主婦のモドキかもななんて思ったりした。
    こちらの作品は装丁が素晴らしい!各作品がちりばめられてる。浜名湖の写真に、へびつかい座、トカゲ、ボビン、貝の絵。開いたすぐの紙も薄紫で。素敵すぎる。装幀は大原由衣さんとおっしゃるのか。

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    2025年09月01日
  • アパートたまゆら

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    帯に書かれていた『王道の恋愛小説』の言葉。
    まさにその一言に尽きる作品でした。
    恋する2人が愛おしくてたまりませんでした。

    恋愛ってめちゃくちゃ素敵やし、大切なもんやっていうのはもちろんあるんですけど、体力がなかったらできないなぁって思いました。
    相手のこと1人で勝手に考えて、想像して、悩んで、そして勝手に怒ったり喜んだり悲しんだり。
    絶対しんどい。
    でも恋愛っていうのはそれを超越するくらい素晴らしい。
    もっというならそのしんどさを含めて大切なんだろうなって感じました。
    砂村かいりさんの作品は初めてでしたけど、すごく読みやすかったです。
    とても素敵な作品でした。
    ありがとうございました。

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    2025年08月06日
  • コーヒーの囚人

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    本の見返しと扉の色が、コーヒーを彷彿させてくれる本。五つの短編のなかの様々な場面で、コーヒーが登場していました。

    『コーヒーの囚人』
    自分を守るためのちょっとしたずるさが、三者三様の形で表現されていました。彼女と彼が、出ていくのと訪れるのが少しの違いだったことで繰り広げられた時間は、一見穏やかでした。しかし、その穏やかさの裏の心のなかは複雑でした。信用していた人の裏切りを、どう自分のなかで咀嚼していくのかが表現されていたように思いました。

    グスタフ三世の、コーヒーの囚人の話は面白かったです。

    『隣のシーツは白い』
    箱入り娘の不倫。なにも失わないずるい男性に嫌悪感を感じました。最後の場面は

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    2025年08月04日
  • 黒蝶貝のピアス

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    アイドルを辞めてデザイナーになった菜理子。アイドルファンだった環はその事務所に就職した。仕事の大変さ、二人の過去。

    すごく面白かった。仕事+恋愛+過去+ストーリー展開の絶妙な配合。

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    2025年08月03日
  • へびつかい座の見えない夜

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    初読みの砂村かいりさん。
    他の作品も読んでみたいと思わせてくれる短編集でした。

    5つの短編は、自分にとっては価値のあるものを集めている人が主人公でした。どの作品も結末は、現実味を帯びている感じがしました。

    読んでいるうちに、人の気持ちを理解しようとする相手の優しさに対して、自分の気持ちに正直に決めていいよと言われているように感じました。

    【梅雨が来る前に】
    コンプレックスをもつ清掃業者の男性が主人公。集めているもののは、仕事先で収集していました。優しさを受け入れるのが楽とは限らないのが現実的だと思いました。自分のことは自分で選択するという主人公の心理に想いを馳せました。

    【きみは湖】

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    2025年07月17日
  • へびつかい座の見えない夜

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    コレクションにまつわる5つの短編。
    きっと誰もが何かしらコレクションしているもの、ってあると思う。コレクションしているつもりじゃなくても捨てられないものとか。

    最初から、えっ?!そんなものを集めているの?!と思う第一話から始まり、ふむふむと思うこともありつつ、何だかハッピーエンドでもない話も多くて、あまり好みではないかも…と思う話もあった。ただ、表題の「へびつかい座の見えない夜」が一番好きだった。職場や家族など日常にモヤモヤを抱える主人公が自分の唯一の楽しみとしてペットボトルについている好きなキャラクターのおまけを集めている。そのおまけをきっかけに職場で浮いている存在の人と接するようになり、

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    2025年07月08日
  • 苺飴には毒がある

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    ネタバレ

    「毒」と言う言葉がやっぱり思い浮かんだ。
    中高時代の(とくに)女子ってなんだかこういう人間関係があるんだよね…
    後半栞さんが現れたくらいから、希望が見えてきてよかった。

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    2025年07月08日
  • へびつかい座の見えない夜

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     コレクションにまつわる5つの短編集。それぞれのラストは必ずしもハッピーエンドとは言えないが、自分の生き方を見つめ直したり、新たな人間関係を模索したりと読後感は何やらほっこりとする。標題作と「ハマエンドウが咲いていた」が好みだ。

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    2025年07月05日
  • 黒蝶貝のピアス

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    ネタバレ

    元アイドルの経歴を持ち、
    デザイナーとして起業した菜里子。

    アイドル時代の菜里子に憧れるも、
    その世界では成功できなかった環。

    2人を中心にした人間模様を描いた物語。

    恋愛要素は多く含まれているものの、
    恋愛小説というわけではない。

    わりと現代的なテーマを取り入れているけれど、
    男女とも造形が昔ながらの雰囲気強め。
    もう少しキャラクターからも
    現代の感覚を感じたかったように思う。

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    2025年07月01日
  • コーヒーの囚人

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    砂村かいりさんの二冊目。

    展開や構成が抜群!というわけではないんだけど、この人の選ぶ言葉で綴られるストーリーと、波長が合うような気がする。
    奥田亜希子さんみたいに。

    「コーヒーの囚人」は、同居人の元?恋人が急に押しかけてきて一緒に住むという話なのだけど。

    真波が副業として働くスーパーでのエピソードに、なんだかグッと心を掴まれる。
    今までは一つの業務に集中できたのに、なぜかチーム毎に調理から陳列までを競わされる。
    それが明らかに効率を悪くしているのに、リーダーは自分のやり方が正しいと固執するのだ。

    あー。なんか分かるなー。
    そうやってイライラしても、何も変わらない。
    どころか、自分の立場

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    2025年06月26日
  • 炭酸水と犬【電子特典付き】

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    ネタバレ

    あー、人の感情ってやっぱり難しいよなって痛感。
    どうしても上手くいかないことってやっぱりあるんだよな。
    自分の気持ちに嘘をついて結婚はしちゃダメだなって。いろいろ考えさせられた。

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    2025年06月25日
  • マリアージュ・ブラン

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    じっくりと読みました。友情婚たからこその良さもあり、もどかしさもあり、気まずさもあり。
    恋愛結婚だったら気まずくならないかもしれないところが友情婚だからこそ気まずくなってしまったり。
    読みながら色々考えました。自分の性自認って本当はどうなんだろうとか、無意識に男らしいとか女らしいとかで誰かのこと差別したりしていないだろうか、とか。
    尊にとっての奈穂、奈穂にとっての尊のような存在にはなかなか出会えないだろうなと思います。
    結婚とか出産とか性自認とか、自分とは違った考え方を持っていても、それを否定するのではなく、ただあなたはそうなんだね、と受け止めてくれる社会であったらなぁと思います。

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    2025年06月12日
  • 炭酸水と犬

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    現実にこんなの起こり得ないと思っていたけどリアルすぎて、読み進めていくうちに自分にも起こるかもと思ってしまった。感情移入しすぎて心が痛い

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    2025年06月11日
  • コーヒーの囚人

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    ネタバレ

    コーヒーが登場する短編集。砂村かいりさんといえば、炭酸水と犬やアパートたまゆらを読んでときめきの過剰摂取をし、1人できゃあきゃあした思い出があるので、ほっこりするお話が多いのかなと思いきや。濃く入れすぎたコーヒーの苦味がべったり舌に残っているような、そんな苦い余韻が残る。
    所々に日頃「何か嫌だ」と引っかかりつつ深く気にしないようにしてきた感情のささくれみたいなものが散りばめられていて胸がザワつく。そのザワつきが癖になり、あっという間に読み終わってしまった。もっと読みたい。
    "招かれざる貴婦人"の得体の知れない不穏な空気がとても好きだったなあ。

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    2025年05月28日
  • コーヒーの囚人

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    ・コーヒーの囚人
    全員が恋の関係になった?
    ・隣のシーツは白い
    シーツの確認はなんとなくしたくなるのはわかるけど、拗らせすぎてて、ほんとうにどこに着地したい人なのかわからなかった。けど、話は面白い。
    ・どこかの喫煙所で会いましょう
    なんか好き

    あと2つも読んだけど、前半から期間空きすぎてメモするの忘れてた。

    寝る前読むのにちょうどいい本。
    コーヒー飲みながらが一番いいんかもやけど、笑

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    2025年05月27日
  • アパートたまゆら

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    初めましての作家さん。そして久々の恋愛小説だった。いい恋って、背中を押してくれる感じがすごく好きだなー、と思う。

    人はみんなそれぞれに事情がある。相手を思いやりながら、自分の心と折り合いをつけながら、人間関係を構築していく。相手のことを考えすぎて変な方向に解釈してしまったり、自分の思いを不適切なタイミングでぶつけてしまったり、単純にはいかないからこそ、悩むことも多い。
    けれど、何度失敗したとしても、ちゃんとやり直すことができる。謝ったり、許したりすることで、もっと相手を知ることができて、深い仲になっていく。

    人間関係にもがきながら、それでも一緒にいたい人と一緒に居続けるために動いていた主人

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    2025年05月25日
  • コーヒーの囚人

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    5つ短編集。表題作と隣のシーツは白い、どこかの喫煙所で会いましょうの三つが私は良かった。だめと分かっているけれども…心情描写に引き込まれた。
    どれも経験したことないことだけど、なぜだか分かると思えるような気持ちになるのが不思議。
    作者の他の作品も読んでみたくなった。

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    2025年05月20日
  • アパートたまゆら

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    ネタバレ

    序盤からキュンキュンの展開でいっきに読み進めました。
    途中、同級生の男の子に対する主人公の傍若無人な態度には少し冷めてしまう場面もありましたが、
    親友の美冬ちゃんがダメ男との恋愛から立ち直ってくれたのを最後に確認できたので、安心です笑

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    2025年05月18日