新川帆立のレビュー一覧

  • 帆立の詫び状 おっとっと編

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    東大卒の元弁護士さんだから、エッセイも論文みたいな文章かと思ってましたが、とっても気さくでお茶目なお姉さんでした。面白くて一気読みです。
    ヨーロッパ滞在編、偏愛編、小説修行編の3部のどれも作者の知的好奇心が先導して、知らない世界にどんどん引っ張ってくれる。自分の足りてない頭には、とってもプラス要素なんですけど、出会ったお気に入りの腕時計の話をするのに、時計の起源から語られるとは思わなかった_(:3」∠)_
    「遥かなる著者近影」は、驚きと同時に綺麗に2度見してしまった(笑)

    『二つ隣のビーチチェアに寝転がっている女の人が分厚い本を一生懸命読んでいた。その姿を見ていると、気持ちがすっと軽くなった。世界中に人間がいて、みんな、面白いコンテンツを求めている。面白いものを嫌がる人はいない。-クルーズ船から見た海-』

    どんどん新作出てるので、続けて頑張って読みたい。
    2024.12

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    2024年12月06日
  • 帆立の詫び状 おっとっと編

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    こんなにキャラ濃い人があの作品たちを生み出してたんかーとジワジワ伝わってきた。全部作品読んでますよー!!って大声で言いたくなった。こんな、ど田舎で応援してる奴がいますよーって伝えたくなった。

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    2024年11月16日
  • 帆立の詫び状 おっとっと編

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    帆立さんの愛らしいまでに人間っぽい行動がとても好感。エッセイ第2段の本書だが、愛らしい行動ももちろん微笑ましいのだが、後半では帆立さん独特な物の考え方が綴られていてそっちも面白い。
    作品の世界を大事にして自分の事については触れたがらない作家もいるが、帆立さんの場合はこうして自分をさらけ出す方がより親近感が湧いて好ましい。
    文中に出てくる著者近影のお話なんかは最高に面白かったですよ。巻末の旦那様による後書きも必見。

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    2024年11月10日
  • 帆立の詫び状 おっとっと編

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    面白い。「アンチレビュー選手権」では腹を抱えて笑った。文章が東野圭吾や赤川次郎みたいと書かれればドキッとする。きっとアンチはよほど偉大な文豪の本ばかり読んでいるのだろう。
    やはりトップランナーの一人、頭のいい人は見ているところが違う。ライトノベルの分析にしても「ああ、なるほどなぁ」と思ったし、海外の生活も読んでいて面白かった。文章の上手い人は日常も面白く書けるのだ。精進します。

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    2024年11月08日
  • 剣持麗子のワンナイト推理

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    短編なのに実は全部が繋がっているのがすごく面白かった。
    黒丑くんと剣持先生の再会が見たいから続編希望です〜。

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    2024年10月05日
  • 先祖探偵

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    「やっと自分の存在が認められるような気がする…やっと公に存在していていいというか、お天道様の下を歩けるというか」

    普段全く意識していない戸籍というもののの重みを改めて考えさせられる。やるせない。
    無戸籍、棄民戸籍…戸籍一つとっても日本には問題が山積。それにしても「役所の職員によって知識量の差があってしっかりしらべてから交渉しないと職員の誤った認識に基づいて却下されることもあり得る」とか、そこは最低限きっちりしておいて欲しい。

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    2024年08月29日
  • 競争の番人 内偵の王子

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     前作から続いて読みました。九州に転勤となり心機一転全てが上手くいく‥といったことはなさそうです。
     新しい登場人物と今までの顔見知り一緒に仕事を進め事件を解決して行きます。
     公正取引委員会の仕事で真面目に仕事をしている人が報われるようになればと思います。

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    2024年08月19日
  • 禁断の罠

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    短編のミステリーを読みたいと思い手に取った1冊。

    読みやすく、面白かったです。

    米澤穂信さんの『供米』が個人的に1番好きでした。

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    2024年07月27日
  • 競争の番人 内偵の王子

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    またまた面白かった!!
    このシリーズはドラマ化してほしい!
    二転三転するストーリーと登場人物のキャラに引き込まれました。

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    2024年06月30日
  • 先祖探偵

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    ネタバレ

    【要約】主人公である探偵・邑楽風子(おうらふうこ)のもとに舞い込んで来る依頼と絡み合い、彼女自身のルーツが明らかになってきます。
    【感想】
    読んでいるうちに、自分の戸籍や先祖を想像してしまった。どんな先祖だったのか。想像するだけでもなんだかワクワクした。物語の序盤の馬場という男は、先祖が武田家に仕えていたと言い張っていた。風子と同じで面倒な客が来たと私も思ったが、今なら馬場という男の気持ちが少しわかる気がする。たぶん、自分には驚くような功績を残した先祖はいないと思うけれど、実際に調べてもらったら少し期待をしてしまうのだろう。どんな先祖であっても自分たちの代まで繋いでくれたことこそが大きな功績であるのかもしれない。自分が本にハマるきっかけをくれた素敵な本でした。

    0
    2024年06月16日
  • 先祖探偵

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    面白かった!
    先祖を調べる中で、戸籍が必ず関わっていく話
    先祖と戸籍でこんなストーリーが出来るのか…すごいなぁって思う
    ミステリー要素もありつつ、
    関わった人で展開があるから読んでて飽きなかった

    続編も出るみたいなので楽しみ!

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    2024年06月05日
  • 禁断の罠

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    流石にこれだけの作家さんが揃うとどれもが覆されました。この前読んだホラーとやはりミステリーは違って、自分はホラーでなくミステリーが好きなのも確かめられました。
    有栖川さんの創作物は色々な想像力を掻き立てられて、こんな宿題を出したらみんな喜んでやりそうだなって思ったりしました。
    読んだことのないさっかさんのも読みたくなりますね

    0
    2024年04月26日
  • 倒産続きの彼女

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    引き込まれる

    引き込まれる語り口、一気に読んでしまった。あり得なさそうで、一方でリアルさも感じる。続きが読みたくなる。

    #ほのぼの #ドキドキハラハラ #共感する

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    2024年04月23日
  • 競争の番人 内偵の王子

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    面白くて一気読みした。話の中で出てくる仕事論のような一文にとても共感した。今後、シリーズ化していくだろう。

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    2024年02月01日
  • 倒産続きの彼女

    購入済み

    彼女が転職するたび、その企業は必ず倒産する

    すでに3社、そして現社も危険で… というすごく魅力的な謎から始まる「殺社事件」を弁護士が追う

    前作『元彼の遺言状』とは主人公が違うのねと思いつつ、こっちの方が好きかも?

    緻密というよりはちょっと? いやかなり? 杜撰な感じもするし、動機と事件内容が会わない気もするけど

    「会社を殺す」という考え方はすごく面白い。もう少し他の作品も読んでみたくなる

    #ドキドキハラハラ #切ない

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    2024年01月27日
  • 元彼の遺言状

    購入済み

    亡くなった元彼の残した遺言状は「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な内容

    敏腕弁護士の元カノは依頼人と共謀し、巨額の遺産を手にしようと奔走する…

    彼はなぜそんな遺言を残したのか? 誰が彼を殺したのか? 気になって先をぐいぐい読んでしまう

    遺産を手にするには、遺族たちに「犯人」に指名してもらう必要がある。そのために何をどう主張するか? みたいな部分がすごく面白い。主人公の性格も良くて、彼女の話がもっと読みたくなるね

    #スカッとする #タメになる

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    2024年01月25日
  • 競争の番人 内偵の王子

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    面白くて一気読みした。前作を読んでいるので、人物像はわかっているから、小勝負さんの人格がなぜそうなったかわかるエピソードが入っていて興味深かった。

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    2024年01月07日
  • 禁断の罠

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    文春文庫のアンソロは面白い!
    前作の「神様の罠」が好きだったので今回も購入。

    新川帆立「ヤツデの家」
    初読みだったけど読みやすかった。アンソロの最初のとっかかりに最適。内容も好みで二回読んだ。

    結城真一郎「大代行時代」
    こちらもまた初読み作者だったけど面白かった。ありえそうな話だ。
    こういう新入社員おるおる~。最後のオチもよかった。

    米澤穂信「供米」
    この話を読めただけで大収穫です。大好き米澤穂信。愛してる米澤穂信。
    3ヶ月ぶりに本を読んだんだけど、2023年最後にこのお話を読めてよかった。やっぱ本読むの大好きだ。
    最初読み始めたときは「うわっ苦手な歴史ものだ!」と若干引いたものの、あれよあれよと読み進められた。文章がうますぎる。途中まではどういう話なのよと不思議に思っていたけれど、最後の奥さんとの会話で鳥肌。ああああそういうことだったの!?慌てて読み直し。もう大好きすぎる……。見事でした。

    あとはそんなに心に残りませんでした。
    斜線堂有紀「妻貝朋希を誰も知らない」
    なんとなく彼の正体がわかっていたので特に心に響かず。
    てかこれを読んでなにを思うべきなのだろうか。

    中山七里「ハングマン」
    これなんかのスピンオフ?
    そろそろ中山七里だからといって買うのはやめそうです。

    有栖川有栖「ミステリ作家とその弟子」
    ウサギとカメについての着眼点は面白かったし、なるほどと思った。
    でも肝心のオチがわかりきっていたので、うーんって感じ。

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    2024年01月05日
  • 縁切り上等!―離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル― 無料お試し版

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    予想を上回る展開

    わりとゴタゴタしそうなテーマにおいて、独創性ある雰囲気で話が進むというシチュエーションが面白かったです。松岡の考え方は、相談者の予想の上を一回りも二回りも越えているような印象を受けました。現代社会において家族関係などに悩んでいる人も多い今、こういった考え方も必要なのかもしれないと思いました。

    #シュール #タメになる

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    2023年08月01日
  • 競争の番人 内偵の王子

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     公正取引委員会の女性審査官の活躍を描くお仕事ミステリー。シリーズ2作目。
              ◇
     公取委審査官6年目の白熊楓。新年度を迎え九州事務所へ異動を命じられた。
     深く考えることなく着任した白熊だが、東京本局とはまったく違う地方勤務の難しさに直面する。

     まず、楓が配属された部署が前任者の離職が相次ぐといういわくのあるところ。けれどそこは、内偵のエースと言われる常盤審査官が在籍する、支局の中枢とも言える部署でもあった。

     地域性なのか東京本局とは違う雰囲気に戸惑うものの、持ち前のファイトと真面目さで呉服業界の内偵に乗り出す楓だったが……。
       ( 第1章「地方事務所」)※全6章。

          * * * * *

     「必要悪」の是非。なかなか大きなテーマでした。そのテーマに沿って2つの面から描かれています。

     1つは談合やカルテル等の企業連合による不正。
     本作でも白熊をはじめ公取委の面々が摘発に乗り出していたように、現実社会でも毎年のようにどこかが摘発され誰かが逮捕され謝罪会見が行われます。なのに、一向にこの不正はなくなりません。

     効率的に利益を上げることこそ正義だと企業が考えている限り、この不当な取引制限は必要悪であると捉えるからでしょう。
     「盗っ人にも3分の理」の類ですが、実社会でまかり通っているのを見ると、暗澹たる気持ちになります。

     もう1つは、悪を倒す手段として悪を用いる、いわゆる「毒を以て毒を制す」やり方。必殺仕事人等のダークヒーローが思い浮かびます。

     本作でも、九州の地方財閥の御曹司で公取委九州事務所審査官の常盤がまさにそうで、地元の暴力団の力を削ぐ手段として不正(というか犯罪)に手を染めていました。

     常盤の思いはわかります。先ほどの企業論理よりも共感しやすい。ただ、自分の暗躍の障害になりそうな白熊を色仕掛で籠絡しようとするなど言語道断でサイコパスのニオイさえする。

     この常盤。稀代の人誑しであり好悪両面を併せ持つ複雑な男でしたが、魅力的な登場人物でもありました。
     だからクライマックスを飾る常盤と小勝負の対決には、ルパン対ホームズを見るようで痺れてしまいました。

     常盤という人物を作り出した時点で、本作は傑作たる資格を得たのではないかと思います。

     重厚な筋立て。二転三転する展開。そして転部に当たる第5章のはじめに箸休めのように挿まれる小勝負視点の話。その構成の巧みさに唸ってしまいました。

     まったく見事なミステリーでした。

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    2023年04月30日