新川帆立のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
法律とか、社会学とか、縁のない人なので、
うろ覚えですが、
女性が現代社会で権力を持って力を振るおうとすれば
男性の言葉と作法を学んで使いこなすしかない、
それは女性の意見表明と言っていいのか、
女性代表と言ってよいのか、
みたいな話を読んで納得した事がある。
解釈間違えてるかも、だけど。
日本初の女性総理が誕生しても、
女性の代表、とは思えなかった。
力の弱い者を守ってやる、という論理で
好き放題やってる大国のトップを見るにつけ、
男の論理、やり方がまだまだ幅をきかせてるんだ、
と絶望的な気分になってしまう。
男性の、とか女性の、とかじゃなく、
共通言語で話し合える様になってほしいんだけ -
Posted by ブクログ
ネタバレひまりの、ただ生きてるだけじゃ、苦しいという気持ちに強く共感した。
でも、私が同じ目に合っていたら、前半の凛ちゃんや、鬼瓦さんの状態のようになっていたと思う。
安城さんが、鬼瓦さんにピアサポートの手伝いをお願いしたのは、神業の機転の利かせ方だと感心した。
音声入力ソフトでの受験が認められていないことに対する、お役所の姿勢は辟易してしまうけど、
「言葉の力を信じなさい。言葉がある限り、僕たちはつながれる。交渉するんです。」という真鍋先生の言葉には力をもらった。
私は、交渉ごとが苦手で、相手の理屈に流されてしまう傾向が強いので、こんな風に真っ向からぶつかる姿勢がかっこいいなと思った。
そして -
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女の子が執事として男装し、男子寮で暮らすという設定に惹かれて手に取った一冊。どこか『花ざかりの君たちへ』を思わせる導入に加え、傍若無人な俺様系イケメンや、お金持ちの上位生徒たちが集うサロンなど、『花より男子』を連想させる要素も多く感じた。
手袋を投げて決闘する場面など、いかにもオタク心をくすぐる演出が随所にあり、ベタだと分かっていながらも楽しく読み進めることができた。
一方で、文章で描かれる分、主人公が男装しているという印象はやや薄く感じられた。もし一人称が「俺」や「僕」だったら、また違った印象になったかもしれない。
それでも物語としての面白さは十分で、続きが気になる作品だった。次巻も読 -
Posted by ブクログ
元彼の遺言状の新川さんの小説だから、
絶対に「痛快!」「爽快感!」が得られると思って選びました。
読み始めた頃、実際に日本でも女性が総理大臣になったので、これはよいタイミング!と。
国会議事堂やその周辺のこと(トイレ問題や、中庭、永田町の酒屋、などなど)もちらちら盛り込まれていて、とても楽しく読めました。
国政の議員とその秘書、政治記者、地方議員、どの立場の人も性別は女性で、でも、その性別がキーとなっていて。
小説の全てが本当のこと、とは限りませんが、ある程度は本当のことで、それは政治家の世界だけで起こっているとも思えず、そんなことを思いながら読みました。 -
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面白かった。ストーリーもサクサク進むので、ストレスなく読めるし、主人公の性格も私は好きかな。お金命みたいなポーズを取ってるけれど、お金より大切なことがあることも心のどこかでは気づいている。
それから、文化人類学の「ポトラッチ」という贈答儀礼の話が印象的だった。互いに贈り物マウントをとりあって、最終的にどちらかが潰されるという。ポトラッチは北米の先住民の儀礼だが、日常でも個人間で行われているという話(例えばバレンタインのお返し)。このポトラッチの概念は物語のキーにもなっている。
ミステリーを読んでいると、女って怖いなと思うことが多いけれど、今回は男のプライドって怖いな。 -
Posted by ブクログ
別な作品で例えたらダメだと思いますが(笑)
ハリポタ×花男 みたいな感じです。
「恋と魔法の学園ファンタジー」と帯にどーんと表記されているので、題材として犬猿してしまう方もいるかもしれませんが、一旦それはおいといて読んでみてほしいです。
主人公(女)が男のふりをして男子寮に入るのでジェンダー問題は避けては通れません。「男だったら」「女じゃなければ」という呪縛からどう抜け出すのか、心の中の葛藤を抱えながら一人の人間としてどうやってその環境で生き抜くのかという部分も良いスパイスです。
それだけでなく、ちゃんと「(魔法界の)法律」が絡んできて契約書に何が書かれていて、それをどう解釈し、どのタイ