新川帆立のレビュー一覧

  • 目には目を

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    ネタバレ

    少年院で過ごした6人の少年達。幼少期は普通よりちょっとはみ出た子ども。家庭環境やイジメによって、成長するにつれ各々の特性が際立ち、歪んだ思考回路の末、犯罪を犯してしまう。
    仮谷さんの取材していく過程で、一人ひとりの犯罪に至ってしまった経緯と浅はかな思考が、とても良く描かれていた。
    「目には目を」この復讐の連鎖を嘆いて終わりかと思ったら、ラストはこの連鎖を断ち切る、真の贖罪に心打たれました。

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    2025年11月03日
  • 女の国会

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    ネタバレ

    話題の本。面白かったし日々の葛藤や嫌だなと思うことを掬い取ってくれるような気がした。登場人物一人一人がみんな魅力的で、自分自身と重ねる人も多いんじゃないかと思う。心に残る一冊。

    【ここからネタバレ】
    性的マイノリティの登場人物が出てくるんだけど、彼がした決断が悲しくもあり、それでも作品の中でマイノリティが死なずに逞しく生き抜いて爪痕を残そうとしてくれることが嬉しくて、読めて良かったと思った。

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    2025年11月02日
  • 魔法律学校の麗人執事1 ウェルカム・トゥー・マジックローアカデミー

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    新川帆立氏がラノベを!って少しびっくりした 
    まあご本人携帯漫画も描いたらしいから(読んでないけど)そこまで驚くことでもないか

    展開はベタベタだけど細かいとこの設定が作り込んであって読んでて気持ちいい
    ただベタ展開なので次巻は読まないかな と思ってたらラストで一捻りあって一気に好きになった
    小道具もしっかり準備されててラストの種明かしも気持ちいい
    流石!の一冊でした

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    2025年11月02日
  • 魔法律学校の麗人執事2 ブラッディ・バトル

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    普段なかなか読まないジャンルだが、一作目がとても面白かったので続編が待ち遠しかった。二作目はそれぞれのキャラクターがさらに魅力的に感じられ、ストーリーも楽しく読み進めて一瞬で読み終えてしまった。三作目も早く読みたい!

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    2025年11月01日
  • 目には目を

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    女児を殺した少年Aを殺した女児の母親。少年Bから情報を受け取っていて、誰が少年Bなのか?それを調べるライター。少年院にいた6人の少年達を取材する中で明らかになる真実。

    なんだか考えさせられるなぁと。子供が殺されたから犯人に復讐する。気持ちはわからないでもないが、殺された少年Aにも親はいるわけで、、、。少年Aの母親も復讐を考え出してとなると、復讐の連鎖だわね。

    終盤は、あっ!と驚く。なかなか切なかったです。
    少年院で反省する子は反省するけど、反省しない子は反省しないよね。現実はきっとそうなんだろうなぁ。

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    2025年10月31日
  • 帆立の詫び状 てんやわんや編

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    とても面白い。一番好きなのは「悪気のないおじさんたち」。私も40歳過ぎて中年のおじさんなので大変タメになった。

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    2025年10月30日
  • 目には目を

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    途中までは何も希望を見出せずこのまま終わってしまうのかと暗い気持ちで読み進みましたが、ラスト近くで不覚にも熱いものがこみ上げてしまいました。

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    2025年10月30日
  • ひまわり

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    読みながら反省。たしかに障害者の方を街中で見かけたとき本にあるような態度取ってました。
    目線を合わせないように、、、どうしていいのかわからず無意識な行動ですが相手からはそんなふうに見えているのかと知りました。

    自分がひまりのように事故にあったとき困難に立ち向かえるのか、笑っていられるのか、助けてくれる人はそばにいるかなどいろいろ考えてました。

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    2025年10月29日
  • 元彼の遺言状

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    後になればなるほど盛り沢山で、沢山の情報が解決し、解決しと繰り返されていきます。楽しく読めました。
    法律用語なども出てきて、新鮮味を感じながら読み進みました。
    剣持麗子のキャラが強いので、登場人物迷子になることもなく読みやすかったです。

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    2025年10月29日
  • 目には目を

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    おもしろかった。ドキュメンタリー形式でストーリーが進むミステリー。
    加害少年たちは、家庭環境に恵まれなかったり、知能レベルに問題があって周囲から理解されなかったり、同情すべき余地があるとしても、共感できる部分が全くなくて、ただただ、嫌な気持ちがどんどん募っていったけど、引き込まれた。

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    2025年10月26日
  • 競争の番人 内偵の王子

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    第2弾!

    第1弾で、最後に九州赴任の話になったけど、いきなりそこからやから、時系列的にもすぐ!

    やはり、地方しか分からない事がある!
    本局(東京)の駒使いみたいにされ、成果は持っていかれる…
    でも、地方にも検挙率?の凄い人いた!  
    内偵の王子こと、常盤さん!
    更に財閥の常盤グループの御曹司(次男坊やけど)。飄々としていて、ルーズな感じやけど、できる!
    こういう人、結構好きやけど、女性関係はいただけませんな!羨ましいけど。

    九州から、発覚したら呉服関連のカルテル!次第に大きな案件となって、本拠も動き出す!影には暴力団が…
    なので、移動したけど、元の仲間、九州に長期出張なんで、前と大きくメ

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    2025年10月25日
  • 目には目を

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    ネタバレ

    少年A 少年Bを取材しているルポルタージュなのかと思ったらその真意は。

    少年院の小説を二作連続で読んでしまったけれど施設内の様子が違うのは作家さんがちがうから?

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    2025年10月24日
  • 帆立の詫び状 てんやわんや編

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    新川帆立さんのエッセイ。新川さんの本はデビュー作だけ読んだ事があります。

    アメリカでの生活で感じた事や、フロリダと東京のディズニーの違いについて、ボディポジティブについてが個人的に印象に残りました。ボディポジティブという言葉がある事を初めて知りましたが、このムーブメントは大賛成。日本は見た目や体型の呪いが強すぎる。

    著者の創作に対しての向き合い方も書かれていて、誠実さが伝わってきました。正直デビュー作がわたしには合わなくて、それ以来新川さんの作品読もうとしていませんでした。今度、小説を読んでみようと思います。いいエッセイでした。






    以下付箋貼った所(ネタバレ含みます)





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    2025年10月23日
  • ひまわり

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    事故に遭い突如、
    下半身が動かない車いすでの生活になる
    続けていた会社は退職
    就労支援に相談するとすすめられたのは
    大変な目にあったのだからこれからはゆっくりと過ごせばいいと生活保護の申請だった
    なにか出来ることはと見つけたのが弁護士という仕事
    そのためにロースクールに通い始めるが、、、

    あまりにも上手くいきすぎているなと思ったが謝辞では実際に四肢麻痺の障害を負いながら日本で初めて音声認識ソフトを使用して司法試験を突破し弁護士として活躍されている人がいるとその方にお礼の言葉が載っている
    ただ本書は当事者自身の口から語るべきでありモデル小説でなはいとの記載がある

    自分の出来ることは他の人には

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    2025年10月27日
  • 女の国会

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    面白かった。女性が国会で生きていくのは並大抵な事ではないと、改めて感じました。ミステリーの部分はなくても良かったかな。

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    2025年10月22日
  • 魔法律学校の麗人執事1 ウェルカム・トゥー・マジックローアカデミー

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    一般人は魔力がなく、貴族は魔力持ちで生活場所も様式も違いがあるような社会で、孤児の野々宮椿(♀)は一般人としては模試もスポーツテストも日本一。なぜか条ヶ崎の当主に見込まれ、後継者である息子マリスの執事として魔法律学校に入学することになった。ただし、寮内での世話などもあるので、男子として。
    魔力ゼロという、この学校ではあり得ない能力の椿はさまざまなイベントやいじめに持ちまえの体力知力で立ち向かっていく(ちょっとマッシュルっぽい)。
    新川帆立のライト文芸への挑戦に拍手です。内容は、普通に面白かったです。魔法に関するものが契約扱いになっていて、その内容が細かく描写されていたりすること、というちょっと

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    2025年10月22日
  • 帆立の詫び状 てんやわんや編

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    「おっとっと編」を先に読んだ。

    ちょうど、「元彼の遺言状」でデビューして、
    ドラマ化されたり、「競争の番人」が続けてドラマ化されたり、著者にとっては、一番忙しかった時期。

    だから、逃げ出しても仕方がないかも?

    アメリカでの逃亡記、楽しく読んだ。

    バッグに関しては、興味がないので、飛ばした。

    ほんわか天然っぽいのに、感性の鋭さが、社会派の小説も書けて、エンタメも書けて、なかなかこんな作家さんはいないと思う。

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    2025年10月22日
  • 魔法律学校の麗人執事1 ウェルカム・トゥー・マジックローアカデミー

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    ネタバレ

    続きが…!続きが楽しみすぎて仕方ないです!
    とにかく登場人物たちが個性的で好きでした!

    実際に俺様系の人に会ったことないので分かりませんが、マリスの俺様が異常すぎて(笑)
    いきなり椿に暴力振るうし、女の子たちを〈サキュバス〉呼ばわりしたのもドン引きでした。
    でも椿の仕事ぶりをちゃんと見て認めて、ちゃんと助けにきてくれて…!たまにみせる優しさが!ギャップが良かったです!
    そしてなにより主人公!新川帆立さんの物語の主人公って本当に強くて好きです!
    椿も強くてかっこよくて頭も良くて…
    でも時折見せてくれる弱さとか女の子らしさがかわいかったです!坂木に伊織のキーホルダーを踏みつけられたときの「大切な

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    2025年10月21日
  • 女の国会

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    史上初の女性首相が誕生するタイミングで出会った作品。永田町で、地方議会で、女性だからという理由で言われなき中傷や男社会からの差別と闘う政治家、秘書、政治記者の姿がカリカチュア的ながら活き活きと描写され飽きさせない。政治家一家の三代目「お嬢」と言われた議員の自殺の真相も解き明かされミステリーとしても楽しめる。

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    2025年10月19日
  • 魔法律学校の麗人執事1 ウェルカム・トゥー・マジックローアカデミー

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    あとがきにも書かれていましたが、カバーイラストが本当に良い。内容とイラストがマッチしていると思いました。続編が既に完成しているという事なので続きを楽しみにしたいと思っています。それにしても新川さんの作品は幅広いので驚いております。

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    2025年10月19日