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デビュー作『元彼の遺言状』が大ヒットし、依頼が殺到した新人作家はアメリカに逃亡。ディズニーワールドで歓声をあげ、シュラスコに舌鼓を打ち、ナイアガラの滝で日本メーカーのマスカラの強度を再確認。さらに読みたい本も手に入れたいバッグも、沢山あって。締め切りを破っては遊び、遊んでは詫びる日日に編集者も思わず破顔の赤裸々エッセイ。
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Posted by ブクログ
恥ずかしながら2期連続月9ドラマになった原作者だとは知らず、タイトルがおもろそうだったから購入して読んだ。さっぱりした生活と偏愛の中に、小説に向かう真摯さが伺える文がスッと入り込んでて好きだった。小説も読もう。
小説も面白いけど、エッセイは更に面白い。あらゆる才能に恵まれた雲の上のような人というイメージだったが、気取ることなく、自分の経験や思いをスパンと言い放った内容に親近感を覚えたし、益々ファンになった。 時折、登場するご主人エピソードもクスッと笑えて素敵な方なのだということが、滲みていた。
「エッセイ」というジャンルの面白さに目覚めた。仲良しの友達とお喋りを続けている気分で、読み終わるまでずっとウキウキ気分が続いた。バックやディズニーの話題ではしゃいでいるかと思えば、突然の法律談議で、この著者は元弁護士だったとハッとする。万人に向け、これだけオープンになれるなんてすごい。感情や意見がア...続きを読むサーティブなのが、押し付けがましくなくてよい。楽しい一時を過ごした。
YouTube出版区の三宅香帆さんの回で、帆立作品が面白いと言われていたので気になって購入。 作家って別次元の人間と思っていたけど人間らしい面をありのままに描かれていて、でも言葉の節々とか話の中に知性も感じられて面白かった。 他にも色々買ったので読んでみる。
随所でブランドもののバッグが好きなことを熱心に語られていて、とても清々しかった。 林真理子と新川帆立のエッセイを読んでいれば、高級ブランドの情勢を知れそうな気がする。
エッセイを読むとその人の個性がわかるので面白い。私も人と会うと疲れる、という気持ちが作者と一緒で、かといって会いたくないわけではない。っていう気持ちがよくわかる。
とても面白い。一番好きなのは「悪気のないおじさんたち」。私も40歳過ぎて中年のおじさんなので大変タメになった。
新川帆立さんのエッセイ。新川さんの本はデビュー作だけ読んだ事があります。 アメリカでの生活で感じた事や、フロリダと東京のディズニーの違いについて、ボディポジティブについてが個人的に印象に残りました。ボディポジティブという言葉がある事を初めて知りましたが、このムーブメントは大賛成。日本は見た目や体型...続きを読むの呪いが強すぎる。 著者の創作に対しての向き合い方も書かれていて、誠実さが伝わってきました。正直デビュー作がわたしには合わなくて、それ以来新川さんの作品読もうとしていませんでした。今度、小説を読んでみようと思います。いいエッセイでした。 以下付箋貼った所(ネタバレ含みます) P24 なるべく現地の人と同じように、空気を読んで、身なりを整えるのが大事だと私は考えている。自由を尊ぶ国だから、本来的には誰が何を着ていても文句を言われる事は無い。だが現実的には、相手への思いやりや自分の居心地の良さを考えると、現地の人たちの服装をよく見て真似し、地元民に擬態するのが最善だ。 P26 特に感銘を受けたのは、年齢や体型にかかわらず、思い思いの服装をしていることだ。先に述べた通り、米国も決して自由ではない。人種や社会階層によって非常に細かい行動規範があるし、ロケーションによっては厳しいドレスコードがある。だが、こと年齢や体型の捉え方に関しては、本当に自由だ。プラスサイズな人でも普通にショートパンツを穿くし、シニア女性がミニワンピースを着ることもある。 P27 日本語で「ボディポジティブ」と検索すると、「言い訳」「開き直り」といった検索ワードがサジェストされる。とても悲しいことだ。体形にかかわらず自分の体を愛するのは当たり前である。自分の体の良し悪しは、自分が決める。言い訳をする必要もないし、開き直る相手などいない。 他人の見た目をジャッジし、文句をつける人々を私は軽蔑する。他人をモノのように見ている証拠だ。だが同時に同情もしてしまう。他人をモノのように扱わないと満たされない自尊心があるのだろう。まずは自分を自分で愛せるようになってほしい。他人の見方も変わるはずだ。 P37 だが人は往々にして、外側からは見えない事情やこだわりを抱えているのだ。そういった聖域に攻撃を加える無神経さを省みていただきたい。いかなる意味においても他人の持ち物にケチをつける行為はダサい。 P57 巷では、「ポリティカルコネクトネスを意識すると作品の幅が狭まり、面白いもの、尖ったものが作れなくなる」といった言説も耳にする。果たして本当にそうなのだろうか。多くの人に心から楽しんでもらうためにポリティカルコレクトネスは必要だと私個人としては思う。もちろん異なる立場の人もいるだろうし、それを否定するつもりはない。あくまで私の創作スタンスの話だ。少なくとも私の場合は、天才チャップリンですら苦慮していることを私のような凡人クリエイターが考えないのは、あまりにも怠惰に思えるのだ。 P64 街中でも日本と比べると電動車イスに乗っている人が多いので、電動車イスの普及率が高いだけかもしれない。だが、電動車イスを使用しているお年寄りをディズニーリゾートに連れてくると言う発想自体が、日本だとあまりないように思う。 P95 1つ、今分からないものも学びを積み上げると分かるようになるから、分からないと言うだけで嫌いになってはいけない。「分からない」と言う気持ちを大事に抱えて持っておくと、10年越しに解決することもある。だから「分からない」と言う気持ちを誤魔化さず、大切に抱えておきたいと思う。 P109 困ったとき、悩んだときには、本を読むことにしている。ネットで検索しても得られる情報の深度や密度が期待を超えないことが多い。その点、本は良い。本を書くと言うのは大変な作業だ。書籍化に至る過程で著者の考えが煮詰まってくるから、濃いエッセンスに触れることができる。 P115 国は正当化に失敗することがある。俗に言う「悪法も法たるか」問題である。例えば、古い統計事実に基づいて定められており、現代においては悪影響しか与えていない法律もある。そういった法律は順次改正されるわけだが、改正前の段階では有効なので、悪報とわかっていても(国が正当化に失敗しても)従わなくてはならない。 国は正当化に失敗することがあるが、正当化を試みている限りは、悪方にも従う必要がある。正当化を試み続けると言う点が、国と盗賊を分かつのだ。 P116 建前がどれだけ建前然とした理想論や机上の空論だったとしても、ないよりはマシなのである。建前すら放棄して「何でもあり」となってしまうのが1番怖い。 P148 このように、どこに行っても居場所のない感覚をずっと持っていた。自分にぴったりの椅子がどこにもない。あの椅子に腰掛けるとこっちがはみ出て、この椅子に腰掛けるとあっちがはみ出る。自分のままでは、社会のどこに身を置いていいのかわからない。 どうしてこういう事態に陥っているのか、自分がワガママすぎるのかと悩んだ時期もあったが、最近になって、徐々にメカニズムがわかってきた。 社会から矛盾する規範を押し付けられ、すべての規範をクリアするのは不可能であるがゆえに、何をしても不適合感がつきまとうのだ。 P184 法学を学び、弁護士として働き、さらに社会の構成員として暮らしていくうちに、様々な社会問題について考える機会があった。その中でいつも思うのは、様々な社会問題は相互に関連し影響しあっていると言うことだ。 例えば、学校でいじめがある。いじめっ子は家で虐待を受けている。虐待をしている親は会社ではパワハラを受けている。パワハラをしている上司は厳しい業績競争にさらされている。このように、いくつもの社会問題が数珠つなぎになっており、その原点には厳しい競争社会があるように思える。
「おっとっと編」を先に読んだ。 ちょうど、「元彼の遺言状」でデビューして、 ドラマ化されたり、「競争の番人」が続けてドラマ化されたり、著者にとっては、一番忙しかった時期。 だから、逃げ出しても仕方がないかも? アメリカでの逃亡記、楽しく読んだ。 バッグに関しては、興味がないので、飛ばした。 ...続きを読む ほんわか天然っぽいのに、感性の鋭さが、社会派の小説も書けて、エンタメも書けて、なかなかこんな作家さんはいないと思う。
面白いエッセイだった。「アメリカ逃亡編」「あれもこれも好き」「やっぱり小説が好き」の3章。法学を学んで弁護士、小説家になり、プロ雀士、バック愛好家、とても知的でユニークな方です。エッセイで追体験させてもらいながら知識をいただいた感じが不思議です。
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