新川帆立のレビュー一覧
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'25/12/5号のPRESIDENTの「頭のいい読書、ムダな読書」の特集で森本萌乃さんが紹介していたのがきっかけ。日本初の女性首相が誕生した今こそ読みたい本ですと。
登場人物の女性がそれぞれ魅力的。融通が利かないのが短所であり長所である秘書の沢村さん。逃げない記者の和田山さん。身近な人を助ける主婦地方議員の間橋さん。男性だけどちゃらそうでいて部下に責任を押し付けない明石さん。勿論ミステリーの謎解きも面白い。読後感はとても爽やかでした。
政治家の駆け引きの一面を覗けた感じ。高市早苗さん、あまり好きでないなぁと思ってたけど、メディアを通しての姿しか知らない。とんでもない苦労と、秘 -
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読まれた皆さまの評価の高さ感想を読ませて頂き、ぜひこれはと思い読みました。読み終えて改めて皆さまの評価感想見て共感致しました。
また、今まであまり知らなかったこと、リハベリの大変さ大切さ自分に打ち勝ってやらないといけないことがわかったこと、障害者の気持ち、ヘルパーさんへの感謝、家族愛、大変とはある程度わかっていましたが、弁護士になるまでの過程と弁護士試験のことがわかって大変良かったです。
201ページのひまりさんのお父様が「お前が生きていて本当に良かった。親としてはそれだけでいい。母さんも同意見だ。普段色々、文句は言っているけど」言ったところは、親父の立場から涙が出てしまいました。
また、生き -
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ネタバレ犯人は「そういうことか…!」と驚いたし、ミステリーとしてもおもしろかった。
結末はなんとも言えない。
私が一番共感できるのは美雪さん。
自分が大切な人を殺されたら(しかもこちらに何も落ち度なく)、殺せるものなら殺してやりたい。
きっと、というかほぼ絶対理性で踏みとどまるけれど。
でもやっぱり、目には目をだと思う。
それが仕返ししたら「あなたが仕返しした若者には、こんな可能性のある未来が待っていたのよ」みたいな言い方はどうなのか。
そもそも堂城くんは境界知能なのに、両親は発達支援なり適切な環境を用意しなかったのか。
そういった自分のことを棚上げして、仕返しされたら「人殺しではあっても優しくて -
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ひまりは33歳の商社勤めの時に持病の発作が出て意識不明になったトラックに跳ねられ、声が出なくなり、脇から下の感覚がなくなった。体は動かせない。声は復活したが、頸髄損傷と診断された。
リハビリは座位を保つところから開始されたが、動かない関節も拘縮を防ぐために動かしてもらわなければならない。嚥下制限がないのは幸いだった。頑張ってリハビリを進めて外出できるようになる。半年後の退院にむけて「全国脊髄損傷者連合会」の安城さんを紹介してもらう。アドバイスをもらい、家で車椅子で生活できるように環境を整えていく。
ひまりは退院してから復職するつもりだったが、社内的には歓迎されていない様子。あちこち面接を受 -
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とにかく感動してしまった。
脊髄損傷で四肢麻痺になった女性がロースクールに通い司法試験に挑み、弁護士として就職するまでの話。
著者は東大法学部卒で弁護士とのこと。
まずは障害者になった時の葛藤が細かくリアルだった。恥ずかしながら数年前まで車椅子の人は体が動かなくて座っているだけ…と思っていた。ある漫画を通して、座っていることすらどれだけ大変なリハビリをしてきたか、そして常にどれだけ命に関わるリスクを伴うかを知った。
リハビリについても、途中で障害者になった葛藤もよく描かれていた。元同僚と住む世界が変わってしまったような焦り。同じ病室の自分より少し軽度の障害の人への嫉妬。リアルだ。
ロースク -
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ネタバレ面白かった。☆5弱くらいの感じ。
少年犯罪×復讐という考えさせられるテーマで個人的にも好きなテーマだったからかなり一気読み。
なんで目には目を事件が起きてからの調査なはずなのに被害者の話も聞いてるんだろう?と思ってたらそういうことね〜!
密告者に復讐が済んでしまってたら(密告が事実だったとしても)なんとなくモヤモヤする終わり方になっちゃうなぁと思ってたからラストは色んな意味でスッキリした。
取材の時は被害者の母だと身を明かさずに取材してた認識だったんだけど、いつの間に大坂くんにはそれを明かしてたのかだけ分からなかった。
急に下の名前で呼び出したり、「復讐したいの?」とか言われてたりで、「ん? -
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先祖辿り×各地の美味しい料理×ミステリー
先祖専門の探偵を営む風子が、さまざまな調査依頼に応えていく。
「先祖探し」専門という設定は斬新と感じつつも、ジャンルが限られる分、そんなにネタが続くのか?ワンパターンな話になるのでは?
…と思いきや、見事にバリエーションをつけて全5話が展開されていき、全く飽きないどころか、夢中で読み進めてしまった。
そもそも、先祖探し専門探偵の風子自身が、母親に捨てられ施設育ち、父親も祖父母も知らず、という設定。
物語が進むにつれて、風子の出自の謎が少しずつ見えてきて、最終話ではとても大きな“愛”が感じられて温かい気分になれる。
調査の都合で、トラベルミステリー -
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架空の法律が制定された世界のお話。どんな法律を制定されても抜け穴な有るな、と思いました。個人的には他のバリエーションも読んでみたいと思いましたので、続編を希望します。
最近思った、酷い現実の法律としては、某AV新法と、某電動キックボード関連の道路交通法絡みの改正は酷いと思いました。
AV新法は、現場の声を聞かず、おそらく作ったという実績を残したい議員が規制しましたが、現実にそぐわず、数年後の現場意見を取り入れた改正にも応じていません。
某電動キックボードは、ノーヘルでも一切罰則はありませんが、自転車はノーヘルで青切符が切られるようになりました。双方の駐輪違反も同様です。某会社には警察退職 -
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無惨に殺された子どもの敵討ちをした母親が逮捕された。子どもを殺した犯人は‘少年’だったため、わずか一年三ヶ月の少年院送致で社会復帰を果たしたことに対する怒りが犯行動機だった。少年Aの身元は伏せられていたため、被害者遺族の彼女は同時期に少年院生活を送った少年Bの協力を得ていた。果たして容疑者A、Bは誰なのか?
読むほどに引き込まれていく話だった。罪を認識することができない少年、認知に歪みがみられる少年、低IQ故に正しい判断ができない少年。それぞれの少年のインタビューを読んているうちに、混乱、憐憫、恐怖といった感情が芽生えてきて、物語そっちのけで少年心理について夢中になってしまった。ミステリーとい