新川帆立のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
終わりに向けてのストーリーがとても良かったです(好きです)、涙涙。
みんなが幸せになってほしいなぁ、と切に感じました。
登場人物、みんなが素敵でした。
*-*-*-あらすじ*-*-*-
主人公「ひまり」は、明るく元気でいつも前向きな33歳の女性。
ある日、不慮の事故で脊髄損傷、四肢麻痺となってしまう。
そんな彼女であるが、「生活保護で生きていく」という「四肢麻痺となった大抵の人が選ぶ生き方」を選択せず、「自分自身の力で生きていく」という自分にふさわしい選択をする。
ただ、そこには「前例がない」「制度が追い付いていない」といった様々な壁が立ちはだかっていた。
*-*-*-*-*-*-
頑 -
Posted by ブクログ
テレビドラマにもなった「元彼の遺言状」をすっ飛ばして続編ともいえる「倒産続きの彼女」を読んでみた。惹かれたのはタイトルからしてミステリっぽかったから、そして作者が弁護士先生であれば法律絡みの絶対ハズレがない作品だと勝手に決めつけていました。主人公は企業法務弁護士の美馬玉子28歳、ここに出てくる弁護士たち、一言でヒーローやヒロインはいない。地味だけど、なんというか物語がしっかりしていて飽きさせない。登場人物の境遇などが丁寧に描かれていて、新鮮さを覚えた。派手なアクションは終盤に少しあるもののそれほど過激ではない。死体が転がったり、刺されたりと日常を普通の社会人として生きている人にはあまり縁のない
-
Posted by ブクログ
ネタバレ新川帆立さんの著作じゃなかったら、敬遠しそうな題名と艶やかな表紙(;_;)/~~~。日本で初めての自民党女性総裁が誕生したタイミングでしたし、物語には、議員秘書・政治記者・市議会議員と愛すべき憤慨おばさん…政治社会界隈で働く女性たちの頑張りがバトンリレーされていて読んだらとても面白かった。本棚に飾ったら、こっちも気が強くなりそうです。
『衆議院の片隅でこっそりと泳ぐ鯉たち。そこに自分を重ね、袖を通しているのではないか。今はこうして愛想笑いを浮かべ、媚を売っている。だが自分は政治家なのだ、政治家であり続けるのだという決意表明である。決意をかたちにしておかないと、心が折れてしまう瞬間があるのかも -
Posted by ブクログ
第2弾!!
しかし、弁護士さんら働くな!
毎日、午前様の勢いやん!
休日出勤もありで。
お金は、いっぱい貰えるんやろうけど。
確かに、私も、昔は、そんな感じやったな。毎日、終電で、終電間に合わんかったら、その辺のホテルで…
土曜日は、デフォルトで出勤。昼からとか遅めやけど。
今回の主役は、ぶりっこ弁護士 美馬さん、剣持さんも出て来て活躍するけど。バディもんになってる感じ。
タイトル通り、倒産してる会社にばかり勤めてる女性が…
それを操ってる女性、更にそれを操ってる組織。
何故、会社を倒産に追い込むか…
理由は分からなくはない。
あるもんな正社員と非正規社員との壁。
雇用調整とか言って、す -
Posted by ブクログ
大人になってライトノベルの読むのは初めて。
著者が新川帆立ではなかったら、多分この先も読む機会がなかったジャンルだと思う。
内容は、とにかく面白かった!
続きが気になりすぎて一気読み。
女の子が男装をして男社会に入る設定なんて、「花ざかりの君たちへ」や「花より男子」を思い出してしまう。
主人公の椿が周囲の男子の言動に一喜一憂する姿なんか、こっちまで小っ恥ずかしくなる。
ただこの作品は単なる魔法律学校の恋愛ファンタジーだけでは終わらない(新川帆立はこの作品をファンタジーではないと言い切っていたが)
まず、魔法と法律を緻密に組み合わせている世界観に舌を巻かれる。世界史年表と日本史年表が記載され -
Posted by ブクログ
表紙のイラストやタイトルから、気軽に読めるエンタメ小説と思って手に取ったが、なかなか複雑な謎解きと多数の登場人物・人間関係に手こずりながら読んだ。「私」として出てくる頭脳明晰で気の強い弁護士のキャラクターが痛快で魅力的だ。些事にこだわらず、世の中の型にはまった因習や固定観念に囚われず、自分の信じる正義感が命ずるとおり行動する。「自分の行動原理はお金!」と断言するが、基本的に人間に対する敬意を失わない誠実さがある。荒唐無稽に思われた様々な謎がひとつずつ明らかになっていく大団円では、霧が晴れて視界がクリアになっていく爽快感が味わえる。今まで読んできたこの作家のすべての作品の味わいがそれぞれ全く異な
-
Posted by ブクログ
ネタバレなかなか面白かったな。
金に貪欲な若手弁護士、麗子。
40万の婚約指輪が不満で、プロポーズを断るのとか
すごいな。
3つ前の元彼が珍妙な遺言状を書いて、
それについて調べていくうちに
いろんな人間関係が出てきて。
最終的な犯人や遺言状を書いた理由が
最後にわかって、スッキリ。
麗子がお金だけじゃない大切なものに気づく
きっかけにもなったのかな。
個人的には、麗子の家族関係のところで、
麗子は家族と不仲と思っていたけど、
兄を守るために弁護士になりたいと言ったり、
兄を褒めてって父に頼んだり、という過去を
麗子自身が忘れているだけで、
家族からは大事に思われていたっていうのが
わかっ