新川帆立のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東大卒・元弁護士という異色の経歴を持ち、デビュー作『元彼の遺言状』で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した新川帆立さんによる、一筋縄ではいかない恋愛短編集。
ハイスペ、スパダリ、イケオジ、オレサマなど、一見すると恋愛強者に見える男性たちが主人公だが、実際はどこか不器用でみっともない。そんな『こじらせた男たち』の人間臭さが恋愛模様とともに丁寧に描かれている。
ただ、本作の面白さは恋愛そのものよりも『本人が思う自分』と『周囲から見えている自分』のズレにある。たとえば冒頭のハイスペ編では、自分を合理的で優秀な人間だと信じる主人公が、合コンでの振る舞いをきっかけに思わぬ形で評価を覆されていく。 -
Posted by ブクログ
それぞれの少年の醸しだす、独特な薄気味悪さを感じさせる描写がリアルだと思った。
少し話しただけであまり関わりたくないなと感じさせる人間。倫理観にかけて、一般的な日本人の感覚からズレている人。
現実と自分の中で作り上げたストーリーが乖離していることに気付かず他責思考な少年。
思い込みが激しく、醜形恐怖症の先に人を傷付けることでストレス発散する少年。
クラスにもいそうで、それでいて何か一線を越えてしまってる独特の感じがする。
なにを間違ってしまったのか、男児を育てる母として思うところがあった。
復讐への復讐、なにを不条理なと思ったけど、いざ自分の子どもがそうなったとき、誰が最初にとかそういった理屈 -
Posted by ブクログ
ネタバレ新川帆立さん、何作か読んだことがありますが、軽い読み物といった印象でした。
なので今作は重いテーマで驚いた。
オチにも驚いた。
まず話の内容とは別で、ちょいちょい登場人物が誰が誰かわからなくなって、みんな覚えてられるの?と思ったけど、私以外にもそんな人いるよね!?
とは言え1人1人のリアリティ、解像度は高くて、どの子も「いてそう」と思った。
なので、どの子もどう更生させればいいんだろう、できるのか?…無理じゃない?の結果、救いようがないなと思ってしまった。
本では最後に、犯罪を犯した人間が更生する様を見届けると決意してたけど。
犯罪者の中には境界知能の者が多いという話も思い出した。
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