新川帆立のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
少年Aは少年院を出所後、被害者遺族に殺された
少年Bの告発により身元を知った被害者遺族が少年Aを殺した
「目には目を事件」
主人公のライター仮谷苑子はその真相を調べ始めた
重大な罪を犯して少年院に入り、そこで出会ったミドリ班の少年6人
それぞれに個性があり、事情があり、反省の形がある6人
殺された少年Aは誰か?密告者の少年Bは誰なのか?
ハムラビ法典の「目には目を、歯には歯を」は
「やれれたらやり返す」ではなく
やられた分と同等の報復を上限とし
それ以上の仕返しを禁じた古代のルール
犯罪者が犯した罪への反省とは
被害者遺族に納得してもらうにはどうすれば良いか
罪を犯した者に問われるその答 -
Posted by ブクログ
倒産を意図的に起こすことってできるのかな?
復讐劇のどろどろした感じとは違うビジネスの雰囲気が全面に出てる、挑戦的な作品だと思う。
美馬玉子の女を全面に出したような性格は同性から嫌われそうだけど、滲み出る苦労人の経歴が嫌味なやつと思わせない。論理的に思考をまとめることができるところも知性的な女性であることがわかる。
玉子が作る干し柿をばくばく食べるおばあちゃんが可愛らしいけど、玉子は食べないんだなぁ。そこらへんにもわだかまりを感じる。
剣持麗子は相変わらずで、破天荒な人物だけどたまに見せる人情味に、嫌いになれない魅力がある。
キックボクシングを習って習得しちゃうところも笑ってしまう。 -
Posted by ブクログ
付き合っている相手から、平均価格以上の婚約指輪とともにプロポーズされても平均の3倍は出すべきだ、自分を見くびっているのかとキレ散らかす冒頭から、個性が強すぎて無理かも~と思いながら読んだ。麗子は一見拝金主義にも見えるけど、本当は客観的事実として自分のスキルと仕事の価値とリスクを数値化した上で仕事を選んでいるんだろうな。小さな報酬をせこせこ積み重ねて貯金するんじゃなくて、どうせやるなら大きい仕事がしたいとうか。そこは理解できた。
仕事柄遺言に触れる機会があるので、作中の遺言の内容的にこれはかなり無理があるのではと思ったけれど、さすが弁護士経験のある作者なだけあって過剰表現はあれど現実的な解決とな -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
北鎌倉。縁切寺として名高い東衛寺の門前に、松岡法律事務所はある。住職の娘で、離婚専門弁護士の松岡紬のもとに、今日も依頼人が駆け込んでくる。浮気・モラハラ・熟年離婚・財産分与・親権争い――「離婚したい!」その瞬間から始まる法律と人生の現実問題(リアル)。あなたの心とお財布をまもりつつ、上手に縁を切る方法、教えます。前を向く元気をもらえる、リーガルドラマ。『縁切り上等!』改題。
【きっかけ】
なにかのYouTubeでオススメされていた気がする……?
とはいえ、新川帆立さんは過去作品も読んでいて私の中で面白さに定評があるため。
【特徴】
・時間がないけど、エンタメを楽しみたい人
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Posted by ブクログ
夫のモラハラ、不倫から離婚したい妻、子供を連れて家を出ていった妻を引き戻したい夫、義父の介護を終え、夫の定年前に、離婚したい妻、相手の浮気から、同棲を解消したい同性カップル。
弁護士、しかも離婚専門とのことで、なんとなく頭が切れ、弁の立つ、自信満々の女というイメージを、勝手に抱いていたのだが、それを裏切る松岡紬のキャラが、よかった。完全なるインドア、友達いない、事務能力なし、方向音痴、だけど、淡々としているというか。アロマンティックでもあるようで、幼馴染の出雲の関係も、不思議だがうらやましく。家は縁切寺の異名で知られる古い寺で、中学生の時に、母親が家を出ていくという経験をしている。
十年以