新川帆立のレビュー一覧

  • 剣持麗子のワンナイト推理

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    剣持先生の反骨精神とつい漏れ出てしまう優しさがいいバランス。事件のことよりも睡眠不足で倒れないかハラハラしてしまう。

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    2024年10月25日
  • 倒産続きの彼女

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    シリーズ二作目。

    ある女性が勤務する会社が、次々に倒産してしまうという、不可解な謎を解明しようとする物語です。

    前作の主役、剣持麗子が脇役に回り、麗子の後輩である弁護士、美馬玉子が主役を務めます。

    玉子の屈折した内面描写に、反感を覚える方も多いかもしれませんが、将来に対して思い悩む様子にはリアルさがあり、共感するところも多々ありました。

    一方麗子は、後輩へのさりげない気遣いを見せるなどの新たな魅力が、他者の視点からごく自然な形で表現されています。

    二人の弁護士の今後の活躍が楽しみなので、
    シリーズが長く続くと良いなぁと思いました。

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    2024年10月23日
  • 先祖探偵

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    ミステリーだと思うが、ミステリー薄め。
    小さい頃に母親に捨てられて天涯孤独になった娘が、自分のルーツ探しも兼ねて先祖探偵になった。幾つかの先祖探しを経て自分のルーツに迫って行く。無戸籍の人が増えているようだが、そういう人の戸籍をどう復活させて行くかなど参考になった。
    どちらかと言うと哀しい話しに、あまりスッキリ感は無い。

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    2024年10月13日
  • 剣持麗子のワンナイト推理

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    サクサクと一気読み。短編集だけど全てがリンクしている。最後がちょっとモヤッとしたけれど、続きがあるのだろうと期待する。麗子さんのタフさに大丈夫かと心配になるが、他の弁護士の方々も皆ハードな働き方。ものすごくブラックな職種なのかも。

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    2024年10月02日
  • 禁断の罠

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    名だたる作家さんたちの短編集。読みやすい。サクッとサラッと。斜線堂有紀の短編(所謂バカッターの話)が今まで読んだ著者の長編と雰囲気がずいぶん違い皮肉が効いててとっても良かった。

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    2024年09月29日
  • 倒産続きの彼女

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    面白くて一気読みしたのだが、最後に裏組織を登場させるのは、いかがなものかと思う。弁護士の方々も個性的で良かったのだが、実は最初から怪しい人の予想がついてしまっていて、なんだやっぱりかと思ってしまった。主人公のネガティブな思考についていけず、あまり共感出来なかった。次回作を期待する。

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    2024年09月25日
  • 剣持麗子のワンナイト推理

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    短編なのかと思ったらなんとなくつながっていた短編集。とりあえず剣持さんは少し寝た方が良い。こんな生活してたら身体壊しちゃうよな…

    いい学校出て、いい職場に入って、頭もよくてバリバリ仕事をしてクライアントにも頼られて仕方ないのはわかるけど、体壊したら仕方ないものなぁ… なんかそんなにうまく回らないのかな、なんて思いながら読みました。確かにリーガルチェックとか全部AIに任せるわけにはいかないだろうけど…

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    2024年09月17日
  • 帆立の詫び状 てんやわんや編

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    ネタバレ

    元彼の遺言状」の作者の方のエッセイ集です。
    「元彼の〜」は挫折したのですが、エッセイなら読めるだろうと思いまして。読めました。気軽に書いていらっしゃるのが伝わってきたので、こちらも気楽に読みました。

    ディズニーワールドに行った話やナイアガラの滝(日本製のマスカラの強度を再確認した記述にはうなづけました)。面白い話はたくさんありましたが私にとって最高だったのは新川さんがバッグ愛好家であること。アメリカに住む新川さん、海外から日本までエルメスの店舗をエルパトする話は本当に楽しかったです。エルパトという単語が出てくるだけで嬉しい。バーキンを探しておられるとのことですが、本の冒頭に載っているカラー写

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    2024年09月12日
  • 帆立の詫び状 おっとっと編

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    新川帆立さんのエッセイ集第二弾ということで、今回の帆立さんも
    ノリにのっています。バッグに対する愛は止まらないし、なんなら溢れてしまった結果時計にも手が出てしまっています。その他、身近に感じただるい出来事に対して「うるせー!」と言うがことぐ反抗する様は見ていて面白いです。

    本筋とは関係ないですが、個人的には帆立さんの夫みたいな感じの人になりたいなぁ…と感じたところです。

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    2024年09月08日
  • 先祖探偵

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    タイトル通り先祖を軸にした連作短編集で序盤から何気なく(?)読み流していたけど…終盤にかけて引き込まれて最後の衝撃で思わず涙してしまいました

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    2024年09月06日
  • 先祖探偵

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    ネタバレ

    戸籍を辿って、先祖を調べる探偵が主人公。あっと驚く展開あり、お仕事小説らしい魅力的な小道具あり、面白く読めた。最後は切なくて泣いてしまった。
    棄民と棄児、より良いのはどちらか?
    国の保護と親の保護、より良いのはどちらか?

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    2024年09月06日
  • 先祖探偵

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    人は独りでは生ていない、誰しも必ず誰かと関わりがある。

    話ごとに主人公の出生の秘話への迫り方や依頼人との関わりによって事務的な感じから親身になっていく変化も面白かった。
    最終話では子の幸せを願う母の愛を感じた。

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    2024年09月06日
  • 倒産続きの彼女

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    ネタバレ

    美馬玉子
    山田川村・津々井法律事務所に所属。二十八歳。麗子に苦手意識を持っている。コーポレートチーム。ブリッコ。

    美法
    山田川村・津々井法律事務所に所属。弁護士。玉子の友人で、大学、大学院が一緒。金融取引を担当するファイナンスチーム。

    剣持麗子
    山田川村・津々井法律事務所に所属。玉子の一年先輩。コーポレートチーム。敏腕弁護士。

    美馬シマ
    玉子の祖母。八十二歳。シニア婚活で知り合ったムネちゃんと婚約していた。入院中に心筋梗塞の発作が起こり亡くなる。

    ムネちゃん
    赤坂宗男。シマの婚約者。テトラ貴金属の代表取締役。テトラ貴金属の社長。

    古川
    山田川村・津々井法律事務所に所属。弁護士。玉子と

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    2024年09月03日
  • 競争の番人

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    ドラマを先に観ていたのでキャラクターがそれぞれ俳優さんで脳内再生された。小勝負と白熊が最後に安易にくっつかなくてよかった。

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    2024年08月31日
  • 帆立の詫び状 てんやわんや編

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    著者の人柄が感じられて、清々しく愉快な印象を持った。東大卒で弁護士になり、作家の道へ。面白い。
    人生やりたいことをやらなきゃな、と感じた。

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    2024年08月27日
  • 帆立の詫び状 てんやわんや編

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    出版区のYouTubeで三宅香帆さんがおすすめされていたので読んでみた。この著書の作品はまだ一度も読んだことがないが、経歴も含め、とにかくバイタリティがある人だなと感じた。
    東大卒、弁護士、小説家… 。凄い。きっと、物凄く努力されてきたんだろうなと思う。
    本書の内容はどれも面白かった。
    元彼の遺言状、読んでみよう。

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    2024年08月17日
  • 帆立の詫び状 おっとっと編

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    新川帆立作品は好きで出版された作品はほぼ読んでいると思う。
    これは小説ではなく、2冊目のエッセイであるが、サクサクと短時間で読めた。
    新川さんの日常や仕事に対しての考え方などが散りばめられていて面白かった。
    最後に新川さんの夫によるあとがきがあった。
    作家ではない家族が綴るあとがきはかなり珍しいと思ったが、家族愛を感じられて好感を持った。
    マンガやライトノベルなど多岐に渡って活躍している新川さんのこれからの執筆活動から目が離せない。

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    2024年08月03日
  • 禁断の罠

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    斜線堂さんは現代の病理を描くのが上手いなぁ。本人ですら本当の自分の姿を知り得ないこともある。米澤さんの作品はミステリーとしても読み応えがあり、淡々と続く語り口なのに人情にあふれ、感嘆。とても好きだった。

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    2024年07月28日
  • 剣持麗子のワンナイト推理

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    剣持麗子。クールで優秀な女性弁護士という魅力的なキャラクターで楽しませてくれます。それにしても、あまりにもハードなスケジュール。読んでいるだけで身体がおかしくなりそうでした。今回登場の黒丑益也もクセのある若者だし、一連の事件を担当する橘刑事もなかなかアクの強い人物。今から続編が楽しみです。

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    2024年07月14日
  • 先祖探偵

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    作者の経歴は物語とは関係ない。
    作品と読者との相性は経歴には関係ないからだ。
    けれども、やっぱり気になってしまう。
    なんとも華麗なる経歴の作者。アメリカ生まれ東大法学部卒、弁護士勤務からの作家。
    いたって普通(それすらも今の日本では大変恵まれていることなのだが)の経歴である私は、その経歴に気後れしてしまう。
    一緒にするのも恐れ多いが、法律、というただそこだけの共通点に興味が湧く。

    本書では、五つの先祖をめぐる依頼が主人公を待ち受ける。
    主人公は邑楽風子(おうら ふうこ)。
    彼女は捨て子だった。
    一風変わった「先祖探偵」という仕事は、自分の母のことを知りたくて始めた稼業である。

    さらりと書か

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    2024年06月27日