新川帆立のレビュー一覧

  • 先祖探偵

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    先祖を辿る専門の探偵事務所を営む主人公。依頼された事案と本人の出自が絡んでいく過程は面白い。のだが、一つ一つの依頼の中には、案件そのものが不自然なものもあり、無理やり押し込んだ内容と思えるものもある。無戸籍児童というのは、実際聞く話で、この主人公の母のように、戦争という時代の責任といえる事例もある。直接ではなくても、社会的弱者が追い込まれてそうなる、ということが多いとは思う。そこをテーマにしたところには共感したい。

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    2024年05月14日
  • 競争の番人

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    登場人物の中のキーとなる男性キャラだが、設定が現実離れてしており白けてしまった。
    公正取引委員会という仕事に触れたれたのは良かった。

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    2024年04月26日
  • 先祖探偵

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    初めて読む作家さんだが、テンポよく読めて面白かった。

    五歳の時に母と生き別れて以来、一人で生きてきた探偵・邑楽風子(名前は置き去りにされた町役場の職員に付けてもらったもの)。
    先祖を調査するという、なかなかニッチな探偵業だがここにも風子の狙いがあった。人探しが目的の探偵業には当たらないため登録不要なのだ。
    『野良猫みたいに暮らしてきた』風子が『自分の先祖を探す助けになるかもしれない』と始めた先祖探偵、なかなか興味深い。
    彼女のキビキビした部分と思いやる部分とのバランスあるキャラクターもなかなか良かった。

    一般人にとっては戸籍はあって当然のものだが、この作品を読むと、戸籍の曖昧さ危うさを感じ

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    2024年04月25日
  • 禁断の罠

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    ネタバレ

    【収録作品】「ヤツデの一家」 新川帆立/「大代行時代」 結城真一郎/「妻貝朋希を誰も知らない」 斜線堂有紀/「供米」 米澤穂信/「ハングマン -雛鵜-」 中山七里/「ミステリ作家とその弟子」 有栖川有栖

    いずれも2022年~2023年に雑誌に掲載されたもの。世相を反映しているものが多い。

    「ヤツデの一家」 父親の後継者として政治家になった娘の、後妻の連れ子である兄と実妹への執着を描く。
    「大代行時代」 代行業者の話。新入社員の一人は退職代行を依頼。もう一人が依頼したことは。
    「妻貝朋希を……」 迷惑動画で炎上した男について、記者の取材に周囲の人間が答える形で事情が説明される。ファンタジー要

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    2024年04月19日
  • 禁断の罠

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    「ヤツデの一家/新川帆立」
    「大代行時代/結城真一郎」
    「妻貝朋希を誰も知らない/斜線堂有紀」
    「供米/米澤穂信」
    「ハングマン/中山七里」
    「ミステリ作家とその弟子/有栖川有栖」
    6話収録の短編集。

    一番インパクトがあったのは新川作品。
    不器量な長女と美男美女の兄妹が織り成す歪な三角関係が描かれる。
    長女の視点で進行しイヤミス感満載。
    完璧だと思っていた計画は崩れ落ち、悲哀を感じるラスト。

    結城作品も良かった。
    伏線に全く気付かずしてやられた。

    斜線堂作品は実際に起きた炎上を下敷きに描いたドラマ。
    タイトルが絶妙にマッチしていた。

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    2024年04月18日
  • 先祖探偵

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    290ページ
    1600円
    9月5日〜9月6日

    依頼人の希望のところまで先祖を調査してくれる探偵、邑楽風子。風子のもとには、すでに亡くなっているであろう曽祖父を探してほしいという人や、父方の先祖ですごい人を探してほしいという中学生など様々な依頼人が訪れる。ある厄介な依頼人
    からの調査中に、風子自身の先祖をたどることになる。

    戸籍を辿って先祖を調べてくれるのなら、私も調べてほしいと思った。日当3万円は高いけど...。

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    2024年04月17日
  • 禁断の罠

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    ー禁断の罠ー
    ヤツデの一家  新川帆立
    大代行時代   結城真一郎
    妻貝朋望を誰も知らない 斜線堂有紀
    供米  米澤穂信
    ハングマンー雛鵜ー  中山七里
    ミステリ作家とその弟子  有栖川有栖


    ボリューム不要、濃度に魅せられる
    読み応え十分の短編集。

    個人的に
    後味の良さなら、『大代行時代』『ハングマン』
    ひねりを求めるなら、『ミステリ作家とその弟子』
    物悲しさと悲哀なら、『ヤツデの一家』『供米』
    やるせなさと憐憫なら『妻貝朋希を誰も知らない』

     

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    2024年04月09日
  • 先祖探偵

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    物凄い今どきな話だなぁと思いました。とはいえ自分が知らないだけで、戸籍が無くて苦労していた人たちはもっと前から居たのかもしれない。
    その国に生まれたらその国の戸籍がもらえるという条件ではないんだなぁ。アメリカなんかはそう言うお話でしたよね、確か。日本って閉鎖的なんだろうな。

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    2024年03月31日
  • 先祖探偵

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    戸籍についてあまり考えた事がなかった。あるのが当たり前すぎて。無いことは考えられない。しかしそうでは無い人達もいる事を改めて考えさせられた。

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    2024年03月26日
  • 先祖探偵

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    勉強になったというか、戸籍について何も知らなかったなーと思った。
    そして、物語の最後はちょっと切なかった。法律は本当にこれでいいのか?なんかおかしくないか?と考えさせられた。

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    2024年03月26日
  • 禁断の罠

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    6人のトップ作家さん達によるアンソロジー。これはどれも面白かった。特に結城真一郎さんは初読みでしたが、いかにもありそうな・・・。

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    2024年03月20日
  • 先祖探偵

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    先祖を調査する探偵事務所を開く邑楽風子を主人公に据えたオムニバス。
    キャッチーなタイトルだが、内情は各地に向かい、戸籍を調べ、聞き込みをし…と地道な調査作業。
    自分のルーツを辿るというストーリーの中に旅要素や社会問題も織り込まれていて、興味深い物語だった。
    調べてみたら、実際に祖先を辿る調査事務所があるんですね。

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    2024年03月10日
  • 先祖探偵

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    家系を探ってくれる生涯孤独の女性探偵の話。
    あらためて実家があること、両親がいること、妻、娘、仲良く生活できていることに有難く感じた。家族がいる当たり前のことが嬉しい。

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    2024年03月06日
  • 先祖探偵

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    探偵というよりも調査員のような感じだった。
    自身のルーツを辿るのは興味がある。
    聞ける人がいるうちに、色々と教えてもらっておくといいなぁと思いながら本を閉じた。

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    2024年03月02日
  • 競争の番人 内偵の王子

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    一作目の方が面白いかなと思って途中まで読んでいたが、こちらもなかなか読み応えがあった。なんというか筆者の布石に頭の良さ?を感じる。公取委を題材にする話なんてほとんどないのも良いと思う。

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    2024年02月14日
  • 先祖探偵

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    有名人の家族の歴史を辿る番組を見ていて面白い企画だなあと思ってたので興味深かった。
    もっと色々なエピソードを読んでみたい

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    2024年02月10日
  • 先祖探偵

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    自分も先祖を探している、先祖探し専門の探偵を営む主人公の話。
    先祖探しの需要がどれほどあるのか分からないけど、自分のルーツを知りたいという欲求は人間の根源的なものなのかもしれないと思った。さすが新川帆立作ということで、法律の知識もしっかり生かされている。といっても小難しくなく、分かりやすかった。
    最後は主人公が前向きになれる終わり方ですっきり。

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    2024年01月27日
  • 競争の番人 内偵の王子

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    個人的には前作の方が調査の過程や結果がわかりやすかった。地方には地方の大変さがあり、主人公の性格が好きなので、もうちょっと受け入れてもらえてもよかったんじゃないのかなぁ…と。

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    2023年12月30日
  • 競争の番人 内偵の王子

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    第一弾を読んでから、ずいぶん間が空いてしまったので、前作の記憶が薄れてしまってましたが、それでも面白かった。
    色々な物に取り囲まれて身動きが取れなくなっている人達は、たくさん、たくさんいるんだろう。そういう物だ、と思って続けてきた事が違法だった、と言われて、そうですか、と違うやり方に切り替えられるほど、社会って単純じゃない。それでも間違いに気がついたなら、地道に少しずつでも正す努力をするために、縁の下で働いている人たちがいてくれる事に、深い感謝と信頼を感じました。

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    2023年11月18日
  • 競争の番人 内偵の王子

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    競争の番人シリーズ第二弾。公正取引委員会ものというところが前回同様面白かった。着物ってかなり高価な買い物だけど、あれだけの技を必要とする手仕事だから職人さんへの対価としては妥当かな?と思っていたけど、間に問屋が四者も噛んでいるとは、びっくり。その上、談合や末端の呉服屋いじめがあるなんて、1番働いていない人たちが1番儲けているみたいで、腹立つわー。ただ、今回の登場人物、常盤くんは、キャラが今ひとつつかみにくかったかな。

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    2023年11月18日