新川帆立のレビュー一覧
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一作目より主人公に感情移入できて面白かった。1人の女性が勤める会社が続々と倒産していくのはなぜ?という疑問から、段々と別な組織や会社が絡んできたのはミステリー色が強くて良かった。Posted by ブクログ
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縁切りで名高い鎌倉の東衛寺の末娘・松岡紬は離婚事件専門の弁護士。赤ん坊を抱えて逃げてきた、パワハラ夫と離婚したいという妻に、「もう大丈夫だよ。これまでよくがんばったよ。」と声をかけ、子どもの親権、慰謝料、財産分与、養育費について有利に交渉するために、浮気の証拠集めの必要性について説明するのは、さすが...続きを読むPosted by ブクログ
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縁切寺の離婚弁護士・松岡紬とその周辺の短編連作。
・面白くて面白くなかった編
5話「またいびりたくば~」
こんな悪質な事例があるんだなー(実例かどうかは知らないので可能性という意味で)という点で面白く、ちょっとした小細工からそれを見破る所が「そうはいくかよ!」という点で小気味いい。しかし元妻と父親...続きを読むPosted by ブクログ -
新川帆立さんの話には驚きつつ、学問的な見方をすると理にかなっているような。。
東大女子は結婚できないわよ、という主人公の母の言葉。
東大に通っていた頃の友達が、
「東大女子は東大男子としか付き合えない」と言っていたことを思い出した。Posted by ブクログ -
東大にまつわる色々なミステリー。
東大に入る為に何かを犠牲にしてきていたり、入ったら入ったで東大という肩書きに対するイメージにコンプレックスを持っていたり、別の作者さんの話でも共通する思いはあるのかなーと思ったり。
作者さんによって作風もガラリと変わるし、短編なので飽きずに楽しめた!Posted by ブクログ -
新川先生ポンポンと物語出てくるな。小路幸也と同じ印象。小路先生もしばらく読んでいたけれど、登場人物がキラキラし過ぎてリタイアした身としては、小綺麗なだけでは終わらない世界を書き続けて欲しいです。Posted by ブクログ
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北鎌倉の縁切寺の娘。そして離婚弁護士。
なるほど~~~いいですね。
悲しむ女性を昔から見てるから結婚願望無いですよね。
弁護士の話も面白いのですが、
専属の探偵として雇われている出雲との関係が気になるところ。
あと聡美さんが後半はバリバリに働いてるのがとっても嬉しい。Posted by ブクログ -
探偵の話だけど、想像していた探偵物語とは違くて、あまり探偵らしさはなかった気がする。
「家族」や「縁」の話でもあったので、そのストーリーを伝えたかったのかなと思った。Posted by ブクログ -
新川先生の本は、設定が新しかったり、そんなこと思いつくんだ!っていう本が多いけど、こちらはぶっとんでました。。。その中でも現実とリンクしているところが散りばめられていて、、、っていう6話が入っている本。Posted by ブクログ
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架空の日本で架空の法律が絡んで起きる騒動が語られる短編集。猫から訴えられた猿の裁判に人間の弁護士が乗り出したり、どぶろくが合法になって嫁の嗜みになっていたり、電子決済と感染症が手を取り合った結果現金が悪になっていたりと現行の法律を捻った世界で起こる騒動自体は面白いのだがどうもオチがいまいち。オチの種...続きを読むPosted by ブクログ
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09月-10。3.0点。
公取委の女性審査官、第二弾。福岡へ異動になった主人公、きもののカルテル疑いを調査。同僚にはとてつもなく爽やかの男がいて。。
結構面白い。前作の東京組も捜査に参加。以前の同僚小勝負がいい味。Posted by ブクログ -
09月-09。3.5点。
公正取引委員会の主人公。栃木県の旅館がカルテルを行っているとの情報で、捜査に。。
公取委の捜査内容がわかりやすく記述されている。殺人未遂も起き、なかなか面白かった。次作も期待。Posted by ブクログ -
作品ですが、読み切りタイプだからか、中身が薄いです。夫のモラハラや不倫は表面だけしか書かれていないし、相手の女性も、友達なのにいっさい、途中経過に触れていない。弁護士さんの突飛な性格と、ざっくりとした解決法。ほぼ主人公の一人称で話が進むから仕方ないのかな?これが、続きを読めば深みを増していくのであれ...続きを読む