新川帆立のレビュー一覧
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ネタバレ2022年の同名単行本の文庫化で、特殊な戸籍にまつわる5話
先祖調査を業としている邑楽風子のもとに持ち込まれた依頼と、風子が自分の出自を調べる話で、近代戸籍の範囲の調査だけで、私が依頼を受けている過去帳や宗門人別帳を使わないのはちょっと残念。
1)幽霊戸籍
111才になる曾祖父の最高齢表彰をすると町役場から通知があったので、曾祖父を探して欲しいという依頼は、死亡届が出されない幽霊戸籍だとわかり、おまけにその戸籍をめぐって昔も今も他人になりすました事件が判明する。
でも、戸籍係の職員が他人になって転職するというのはちょっと設定としてどうかなぁ。
2)棄児戸籍
中学生の少女が父方の先祖 -
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公正取引委員会の女性審査官の葛藤と成長を描くお仕事ミステリー。シリーズ1作目。
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正義感が強く、考えるよりまず身体が動くという体育会系気質の白熊楓。
公取委審査官として1本立ちすべき5年目だったが、公共工事の談合疑惑で事情聴取した参考人に自殺されてしまう。
責任を取る形で楓の指導係を解かれた上司の遠山は昇進が絶望的に。楓も次年度から九州事務所への異動を打診され、それまでの期間は風見キャップのチームに入り桃園の下につくよう命じられた。
新チームで楓とペアを組むことになったのが東大・ハーバード出身のキャリアという期待の星、小勝負勉だ。
情に囚われがちな楓に対し、 -
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戸籍を辿って先祖についての調査を行うというちょっと変わった探偵業を営む女性を描いた連作短編ミステリー。
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邑楽風子は児童養護施設育ちだ。5歳のとき母に捨てられたからで、施設を出てからはたった独りで生きてきた。
26歳で先祖調べの事務所を開いた。
戸籍を辿ってクライアントの先祖を調査する仕事で、戸籍についての知識も当然ながら身につけている。必要とあらば現地に飛んで聞き込みもするが、風子ひとりで事足りるので人づきあいの苦手な風子には向いていると言える。
けれど風子がこの仕事を選んだ本当の理由は、自身のルーツや母の行方を調べるため。そして何より自分が捨てられた事 -
購入済み
軽く読めるミステリーで、テンポも良く面白かったです。馴染みのない法律用語が出ても分かりやすくストーリーが進んでいき、また少しずつ麗子のキャラも軟化し高飛車なはずが最後は可愛く感じられました。個人的のはもう少し重めのミステリーが好みなので星4つです。
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購入済み
主人公のキャラが強烈すぎ
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という謎の遺言状を残して元カレが死んでいた。それだけでも充分ミステリー性が高く読む気をそそられる。そこに主人公の強烈すぎるキャラが炸裂する。元カノで弁護士の剣持麗子は指輪の値段が安いという理由でプロポーズをはねのけてしまうほどの金の亡者。元カレの死の真相よりも彼女の狙いは数百億円の遺産。犯人なんか誰だっていいというクールな女性。いくら美人でもかなりドン引きしてしまう女性なのだが、最後には意外な一面が見えてきて、結局は彼女に魅了されてしまう。さわやかなミステリーだった。
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購入済み
元彼の遺言状
このミス大賞受賞作。
遺産相続ものなので登場人物は多いのですが、主要人物はしっかりとキャラが立っていて魅力的でした。
とにかく勢いがあり、ハードボイルドのようになったところは笑ってしまいました。
有隣堂のYouTubeで作者がこの作品について話しているのですが、すべて計算づくで書かれているようで大変頭の良い方なのだと思いました。 -
購入済み
軽く読めます!
話題の方なのと、試し読みをしてとりあえず謎を解きたかったので購入しました。登場人物が結構多かったものの、真相がわからないままなのは嫌なので一気読み。1つ納得いかない伏線の回収はありましたが、他はスッキリ。ラストは一応ほっこり。
主人公のこれからに期待したくなります。
割とスピード感もあり、読みにくさがなかったのもよかったです。 -
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いい小説だったなと、読み終わって感じた。何より、重いテーマの小説なのに、事実読んでいて心痛むようなところも何箇所かあったし、感情移入して怒りを覚えた箇所も幾つかあった。それにも拘わらず、主要な登場人物のほとんどというか全員が「いい人」で、障害を持っている主人公が生きる意味、生きる手段を得られるように助けてくれる。しかも重苦しい言葉や行動でなく、軽いが真実を突く言葉、当然と思って行ってくれる手助けなど、読んでいる方もある意味身構えなくて読めた。つまりどんな苦労があっても最後はハッピーエンドで終わるのだろうなという安心感があった。それを物足りないと思う読者もいるかもしれないが、そう言う安心感がある
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目が覚めると、身体に異変があった。やる気がみじんも湧いてこない」。三年で十冊の本を刊行してきた著者は、ある日突然頑張れなくなった。ケンブリッジ、パリ、フィレンツェ、ローマ。旅しては書き、書いては旅する日々の中、気づくと活力はゼロに。文芸業界、執筆スタイル、己の脳に至るまで様々な分析を試み辿り着いた現在地。
前エッセイが面白くて、続編も購入。気楽に読めるけど結構闇深い文芸界に限らないのかもしれないが若手女性への差別なども描かれていて考えさせられる。顔を出している分、余計なこともたくさん言われるのかもしれない。先生の書影の話は面白すぎて爆笑した。写真屋さんのセンス(笑)