新川帆立のレビュー一覧

  • 女の国会

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    2026/9/12

    ストーリー自体は面白かった。
    でも、肝心のお嬢の死の理由というか動機というか、がいまいちピンとこなくてちょっとモヤモヤ。

    女性が政治の世界で生きて行くのはまだまだ厳しいのだろうなぁというのはよくわかった。

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    2026年09月29日
  • 目には目を

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    ルポルタージュ形式の小説。途中までは、少年たちの変化(見えるところも見えないところも)をなんとか描き出そうとした感じで、現実感もありましたが、ライターの正体が判明したところで、私はどこか拍子抜けしてしまいました。少年AとBが同一人物であるのは早目にわかりそうなもので、そのあたりよりも、そこまでの少年たちの心情を少しずつ解き明かしていく感じだった流れがプツッと途切れてしまったような感じがして。これは新しい形のミステリーになると面白かった。それくらい、重い犯罪を犯す人の心の内は分からないものである。

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    2026年09月10日
  • 俺の恋バナを聞いてくれ

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    女性の恋バナは珍しくはないが男性の恋バナ集は始めて読んだ。確かにそれぞれの男性がめんどくさい。それを頭において読むとダサいのも気にならない。この6話はそういう話。

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    2026年09月10日
  • 目には目を

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    『少年による殺人』という題材を巧みに扱った作品だと思う。
    殺人を犯した少年の名は世間には明かされない。そしてその少年のうち一人が、別の一人からの密告によって殺されたが、殺された少年の名も密告した少年の名も分からない。『誰が殺されたのか』という問いを軸に序盤は進む。
    序盤の少年たちの、理解できない彼らだけの理屈みたいなものがとてもリアルで不気味だった。
    その後ストーリーは、罪と報いの話へと変化する。四章に出てくる二人の母親の言い分はどちらも分からないでもなく、読んでいて苦しくなった。
    最終的に物語はある結末に辿り着くが、果たして本当にこれで良かったのかは分からない。だけど読み終えてホッと一息つけたのは事実だった。

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    2026年09月07日
  • 目には目を

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    罪を犯した人たち、その親、そして被害にあった側、それぞれの心情や暮らしを描いていた。
    物語はある記者の手記という方法で描かれていく。

    私も母親である。子供が被害にあったら同じように復讐を考えるかもしれない。実行にうつすかは分からないが。
    命を奪った人を決して許すことは出来ないと思う。
    犯人が反省しても、詫びをしても、絶対に許す事は出来ない。

    色んな人の角度で語られた作品でした。

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    2026年09月02日
  • 令和反逆六法

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    ネタバレ

    人気の配信猫が雇用してるボノボを訴えた。ボノボのレオは自分の意思を伝えるばかりか、猫の気持ちを汲みタブレットを操作して裁判に臨んだ「動物裁判」酒税法によって自宅で醸造する女の葛藤「自家醸造の女」仮想世界を守るために現実に戻る人とそれを追った人?はプログラムされた情報でしかないと気付かされた「シレーナの大冒険」ヤマボン様で働く社員は休憩、睡眠、運動をリストバンドで監視され、履行されなかったら懲罰ポイントが加算される「健康なまま死んでくれ」麻雀賭博による法律の抜け穴「接待麻雀士」新川さんならではの短編集だった

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    2026年09月01日
  • 魔法律学校の麗人執事1 ウェルカム・トゥー・マジックローアカデミー

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    日本で一番優秀、だけど一般人で魔力0の15歳の女子高生椿が自身が育った修道院を救うため男装し魔法の天才・条ヶ崎マリスの執事に。学園ファンタジー。今までの作風と全く違って驚いた。これは恋も絡んでくるんだろうな。

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    2026年08月30日
  • 女の国会

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    ネタバレ

    正直大どんでん返しではなかったかなぁ。なんとなく実は女性だった?いやまさかね~ って思っちゃった(その考え自体、私の認識で知らないうちに差別してるのかも)

    それより、国会議員ってこんなに大変なのか。。。という気持ちが強かった。

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    2026年08月28日
  • 先祖探偵

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    ネタバレ

    戸籍の境界に生きる風子が、依頼者の家系を探しながら自分の存在の根拠を探す。彼女の周りに犯罪の匂いがする依頼者ばかり集まるのは、風子自身が社会の外側に位置する人物だからで、その設定が作品に独特の緊張感を与えている。家系図を手がかりに過去を読み解く探偵像は新鮮で、法律とミステリーが自然に融合している点が斬新。一方、風子の冷静さや他者との距離感が強く、どうしても感情的に寄り添えず、好きになれなかった部分もある。しかしつかみどころのなさが彼女の痛みと孤独を際立たせた。読んでいてデジャブ?と思いきや再読でした。③

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    2026年08月28日
  • ひまわり

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    いい小説だったなと、読み終わって感じた。何より、重いテーマの小説なのに、事実読んでいて心痛むようなところも何箇所かあったし、感情移入して怒りを覚えた箇所も幾つかあった。それにも拘わらず、主要な登場人物のほとんどというか全員が「いい人」で、障害を持っている主人公が生きる意味、生きる手段を得られるように助けてくれる。しかも重苦しい言葉や行動でなく、軽いが真実を突く言葉、当然と思って行ってくれる手助けなど、読んでいる方もある意味身構えなくて読めた。つまりどんな苦労があっても最後はハッピーエンドで終わるのだろうなという安心感があった。それを物足りないと思う読者もいるかもしれないが、そう言う安心感があるが故に、この小説の真意がより分かりやすくなっているように感じる。私だけかもしれないが。
    実際、障害者の方々は色々なそれこそ口にしたくない、出来ない苦労があっただろうし、あるかもしれない。この小説のように、どんなに苦労しても助けてくれる人々がいる。とは限らない。気持ちが挫けても、それでも前を向いて進もうとする。ことが出来ないかもしれない。
    でも、そういう前を向いて進める人たちも多くいるだろう。
    とにかく、読んでよかったと思えるいい小説だ。と思う。

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    2026年08月25日
  • 帆立の詫び状 おっとっと編

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    目が覚めると、身体に異変があった。やる気がみじんも湧いてこない」。三年で十冊の本を刊行してきた著者は、ある日突然頑張れなくなった。ケンブリッジ、パリ、フィレンツェ、ローマ。旅しては書き、書いては旅する日々の中、気づくと活力はゼロに。文芸業界、執筆スタイル、己の脳に至るまで様々な分析を試み辿り着いた現在地。
    前エッセイが面白くて、続編も購入。気楽に読めるけど結構闇深い文芸界に限らないのかもしれないが若手女性への差別なども描かれていて考えさせられる。顔を出している分、余計なこともたくさん言われるのかもしれない。先生の書影の話は面白すぎて爆笑した。写真屋さんのセンス(笑)

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    2026年08月25日
  • 離婚弁護士 松岡紬(新潮文庫)

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    現実的な離婚について色々勉強になりました。
    (予定はないが、役に立つときがもし来たら思い出します笑)

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    2026年08月23日
  • 競争の番人 内偵の王子

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    シリーズ第二作め。最初は普段馴染みのない公取委のリアルが分かる作品だと思ったが、主人公のあまりの脳筋ぶりと全体的に軽めのノリに、やはりホタテ作品だなと実感。話をテンポ良く展開させるためにこういうキャラが必要なのも分かるけどねぇ。。

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    2026年08月21日
  • 離婚弁護士 松岡紬(新潮文庫)

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    紬さんのほんわかした振る舞いとお父上の苦悩がコミカルに描かれていい感じです。出雲さんにもずっと側で支えてほしいです。

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    2026年08月20日
  • 俺の恋バナを聞いてくれ

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    恋バナを話す男たちの短編で構成された一冊。
    よく見かける話もあったから星3つ。
    新川さんの本も読みやすくて、学べて大好き。
    特に1話目は主人公が夫と少し似てて、好きでした。ハイスペ男が主人公の話ってあんまりないよなあ。

    高校の時、漢詩習ったけどここまで好きになれなかったな。やっぱり私は理系か????

    最後のオレサマはなんかぐっときたなあ。
    ハイスペといいオレサマといい、能力が高い男が一人称″俺″として語る感じ、新しくて好きでした。

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    2026年08月20日
  • 離婚弁護士 松岡紬(新潮文庫)

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    タイトル通り離婚専門の弁護士・松岡紬を主人公にした全5話の連作短編集。
    著者が元弁護士ということもあり、離婚相談に伴う手続きや制度の説明は非常に具体的で、煩雑さがリアルに伝わってくる。読んでいると、紬先生でなくとも「結婚って意味不明」と思ってしまう。

    第1話の相談者・聡美が、浮気した夫よりも、美人で高学歴の浮気相手や、美人で弁護士の紬先生に対して強い怒りを向ける描写は、感情の動きとしてとてもリアルだと感じた。
    一方で、紬先生自身の描写はまだ表層的である。縁切寺の住職の娘として育ち、本人はアロマンティック/アセクシュアルの気質があるようだが、その内面はまだ“設定”として提示されている段階で、深掘りには至っていない印象だ。もし第10話、20話と続くシリーズになれば、彼女の価値観や生き方がより立体的に見えてくるのではないか。紬先生の内面をもっと知りたいと思わせる。

    また、第4話で扱われる同性婚に関する法制度の遅れは切実で、作品全体のテーマ性を強めている。

    北鎌倉の縁切寺・東慶寺にまつわる離婚・離縁の川柳を縦糸に、現代の婚姻制度の問題を横糸に織り込む構成は非常に魅力的で、シリーズとしてのポテンシャルを感じた。続巻を期待したい。

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    2026年08月19日
  • 競争の番人

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    公正取引委員会の仕事のリアルがよく分かる作品。
    確かによく聞く組織名だけど具体的にどんなことをやっているか知らなかった。この作者にしてはキャラの悪ふざけが控えめで読みやすい。

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    2026年08月18日
  • 女の国会

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    なんとなくジェンダーをテーマにした話なんだろうなという印象のみで読み始めたが、ミステリー要素満載でどんどん読み進められた。難しいこともなく、ただ面白くて読み進めてしまう。良い本。

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    2026年08月16日
  • 目には目を

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    どこに感情移入するかでだいぶ感想が変わってきそうな作品。

    罪を犯して少年院に入った6人の少年たち。
    そのうち1人が被害者遺族に殺された。
    密告者は誰か。
    という話。

    テーマは重いけど、文章が読みやすいです。

    未成年なら人を殺しても片手で余る年数で社会復帰する。
    加害者は心から反省しているのか、本当に更生するのか、被害者遺族はどう整理をつけていけばいいのか。
    自分が加害者の家族だったら?被害者の家族だったら?

    考えてもなかなか答えのでない問題です。
    が、
    私は美雪さんに一番感情移入しやすかったので感想としては「うるせぇ!目には目をだって言ってんだろ!!」という感じでした。

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    2026年08月14日
  • 俺の恋バナを聞いてくれ

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    1章ずつクセの強い男性の恋愛についての話。
    サラッと読めたけど、話盛ってるよねという感じがした。ウェブ配信だから?
    あと、書いてるのも読んでるのも女性だからサラッとで済ませられるけど、男性が読んだらどう思うんだろう?
    てか誰向け?何でこれ書いた?

    ちょっと前に読んだ本だったかなー、喉から手が出るほど直木賞が欲しい女性作家の話があって、妙にリアルなので誰のことなんだろう?と思ったらネットでは『成瀬』の宮島さんてこととなってたんだけど、私は新川さんかなと思ったのよね。

    正直この本で直木賞はない。
    まー色々書いてみてる一環なんだろうけど、狙えるぐらいのものが読みたい。

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    2026年08月13日