新川帆立のレビュー一覧

  • 先祖探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2022年の同名単行本の文庫化で、特殊な戸籍にまつわる5話

    先祖調査を業としている邑楽風子のもとに持ち込まれた依頼と、風子が自分の出自を調べる話で、近代戸籍の範囲の調査だけで、私が依頼を受けている過去帳や宗門人別帳を使わないのはちょっと残念。

    1)幽霊戸籍
     111才になる曾祖父の最高齢表彰をすると町役場から通知があったので、曾祖父を探して欲しいという依頼は、死亡届が出されない幽霊戸籍だとわかり、おまけにその戸籍をめぐって昔も今も他人になりすました事件が判明する。
     でも、戸籍係の職員が他人になって転職するというのはちょっと設定としてどうかなぁ。

    2)棄児戸籍
     中学生の少女が父方の先祖

    0
    2024年03月08日
  • 先祖探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新川帆立は読んで失敗はない。
    文章に、1991年生まれとは思えない狡猾さを感じる。年齢の割に経験値が高くて、うまいなぁと感心する。
    また今回はグルメ的な要素もあり、へぇーそんな郷土銘菓があるのかと興味を持った。
    以前NHKで放送していた『ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜』にモチーフが似ている気がして、ヒロインはシシドカフカをイメージして読んだ。

    0
    2024年03月02日
  • 先祖探偵

    Posted by ブクログ

    先祖を探す、つまり家系をさかのぼる探偵のお話。戸籍を取得したり、郷土資料に当たったり、ともすれば地味なお話になりがちなテーマだと思いますが、主人公自身の親探しを軸に、依頼人毎の様々な事情も絡めながら作品を彩ってますね。
    情に流されず、それでいてクールすぎない。いい塩梅の主人公だと思います。

    0
    2024年02月25日
  • 禁断の罠

    購入済み

    全体的に割と面白かった、印象に残るような話はとくになかったけど、がっかりという感じは全然しなかった。

    0
    2024年02月20日
  • 倒産続きの彼女

    Posted by ブクログ

    主人公チェンジ!高飛車で才能も金も彼氏も美貌も何でも持っている剣持麗子から、普通の頑張り屋でコンプレックスいっぱいの美馬玉子へ。連続殺『法人』事件って何?と思っていたら、実際に殺人事件が起きて、どこに闇があるのやら、誰が関与しているのやら。そして、最後はかなりやばい展開になって、剣持麗子の大立ち回りもあり、大事に至らず一件落着(玉子の気持ちもすっきり)。次作では玉子の友人、美法の活躍を期待。天然な古川君にもいい味出してほしい。

    0
    2026年01月12日
  • 競争の番人

    Posted by ブクログ

     公正取引委員会の女性審査官の葛藤と成長を描くお仕事ミステリー。シリーズ1作目。
              ◇
     正義感が強く、考えるよりまず身体が動くという体育会系気質の白熊楓。
     公取委審査官として1本立ちすべき5年目だったが、公共工事の談合疑惑で事情聴取した参考人に自殺されてしまう。
     責任を取る形で楓の指導係を解かれた上司の遠山は昇進が絶望的に。楓も次年度から九州事務所への異動を打診され、それまでの期間は風見キャップのチームに入り桃園の下につくよう命じられた。

     新チームで楓とペアを組むことになったのが東大・ハーバード出身のキャリアという期待の星、小勝負勉だ。
     情に囚われがちな楓に対し、

    0
    2023年07月02日
  • 先祖探偵

    Posted by ブクログ

     戸籍を辿って先祖についての調査を行うというちょっと変わった探偵業を営む女性を描いた連作短編ミステリー。
              ◇
     邑楽風子は児童養護施設育ちだ。5歳のとき母に捨てられたからで、施設を出てからはたった独りで生きてきた。

     26歳で先祖調べの事務所を開いた。
     戸籍を辿ってクライアントの先祖を調査する仕事で、戸籍についての知識も当然ながら身につけている。必要とあらば現地に飛んで聞き込みもするが、風子ひとりで事足りるので人づきあいの苦手な風子には向いていると言える。 

     けれど風子がこの仕事を選んだ本当の理由は、自身のルーツや母の行方を調べるため。そして何より自分が捨てられた事

    0
    2023年06月24日
  • 元彼の遺言状

    購入済み

    軽く読めるミステリーで、テンポも良く面白かったです。馴染みのない法律用語が出ても分かりやすくストーリーが進んでいき、また少しずつ麗子のキャラも軟化し高飛車なはずが最後は可愛く感じられました。個人的のはもう少し重めのミステリーが好みなので星4つです。

    0
    2023年01月22日
  • 元彼の遺言状

    購入済み

    主人公のキャラが強烈すぎ

    「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という謎の遺言状を残して元カレが死んでいた。それだけでも充分ミステリー性が高く読む気をそそられる。そこに主人公の強烈すぎるキャラが炸裂する。元カノで弁護士の剣持麗子は指輪の値段が安いという理由でプロポーズをはねのけてしまうほどの金の亡者。元カレの死の真相よりも彼女の狙いは数百億円の遺産。犯人なんか誰だっていいというクールな女性。いくら美人でもかなりドン引きしてしまう女性なのだが、最後には意外な一面が見えてきて、結局は彼女に魅了されてしまう。さわやかなミステリーだった。

    0
    2021年12月06日
  • 元彼の遺言状

    購入済み

    元彼の遺言状

    このミス大賞受賞作。
    遺産相続ものなので登場人物は多いのですが、主要人物はしっかりとキャラが立っていて魅力的でした。
    とにかく勢いがあり、ハードボイルドのようになったところは笑ってしまいました。
    有隣堂のYouTubeで作者がこの作品について話しているのですが、すべて計算づくで書かれているようで大変頭の良い方なのだと思いました。

    0
    2021年12月04日
  • 元彼の遺言状

    購入済み

    軽く読めます!

    話題の方なのと、試し読みをしてとりあえず謎を解きたかったので購入しました。登場人物が結構多かったものの、真相がわからないままなのは嫌なので一気読み。1つ納得いかない伏線の回収はありましたが、他はスッキリ。ラストは一応ほっこり。
    主人公のこれからに期待したくなります。
    割とスピード感もあり、読みにくさがなかったのもよかったです。

    0
    2021年03月30日
  • 魔法律学校の麗人執事1 ウェルカム・トゥー・マジックローアカデミー

    Posted by ブクログ

    日本で一番優秀、だけど一般人で魔力0の15歳の女子高生椿が自身が育った修道院を救うため男装し魔法の天才・条ヶ崎マリスの執事に。学園ファンタジー。今までの作風と全く違って驚いた。これは恋も絡んでくるんだろうな。

    0
    2026年08月30日
  • 女の国会

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    正直大どんでん返しではなかったかなぁ。なんとなく実は女性だった?いやまさかね~ って思っちゃった(その考え自体、私の認識で知らないうちに差別してるのかも)

    それより、国会議員ってこんなに大変なのか。。。という気持ちが強かった。

    0
    2026年08月28日
  • 先祖探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戸籍の境界に生きる風子が、依頼者の家系を探しながら自分の存在の根拠を探す。彼女の周りに犯罪の匂いがする依頼者ばかり集まるのは、風子自身が社会の外側に位置する人物だからで、その設定が作品に独特の緊張感を与えている。家系図を手がかりに過去を読み解く探偵像は新鮮で、法律とミステリーが自然に融合している点が斬新。一方、風子の冷静さや他者との距離感が強く、どうしても感情的に寄り添えず、好きになれなかった部分もある。しかしつかみどころのなさが彼女の痛みと孤独を際立たせた。読んでいてデジャブ?と思いきや再読でした。③

    0
    2026年08月28日
  • ひまわり

    Posted by ブクログ

    いい小説だったなと、読み終わって感じた。何より、重いテーマの小説なのに、事実読んでいて心痛むようなところも何箇所かあったし、感情移入して怒りを覚えた箇所も幾つかあった。それにも拘わらず、主要な登場人物のほとんどというか全員が「いい人」で、障害を持っている主人公が生きる意味、生きる手段を得られるように助けてくれる。しかも重苦しい言葉や行動でなく、軽いが真実を突く言葉、当然と思って行ってくれる手助けなど、読んでいる方もある意味身構えなくて読めた。つまりどんな苦労があっても最後はハッピーエンドで終わるのだろうなという安心感があった。それを物足りないと思う読者もいるかもしれないが、そう言う安心感がある

    0
    2026年08月25日
  • 帆立の詫び状 おっとっと編

    Posted by ブクログ

    目が覚めると、身体に異変があった。やる気がみじんも湧いてこない」。三年で十冊の本を刊行してきた著者は、ある日突然頑張れなくなった。ケンブリッジ、パリ、フィレンツェ、ローマ。旅しては書き、書いては旅する日々の中、気づくと活力はゼロに。文芸業界、執筆スタイル、己の脳に至るまで様々な分析を試み辿り着いた現在地。
    前エッセイが面白くて、続編も購入。気楽に読めるけど結構闇深い文芸界に限らないのかもしれないが若手女性への差別なども描かれていて考えさせられる。顔を出している分、余計なこともたくさん言われるのかもしれない。先生の書影の話は面白すぎて爆笑した。写真屋さんのセンス(笑)

    0
    2026年08月25日
  • 離婚弁護士 松岡紬(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    現実的な離婚について色々勉強になりました。
    (予定はないが、役に立つときがもし来たら思い出します笑)

    0
    2026年08月23日
  • 競争の番人 内偵の王子

    Posted by ブクログ

    シリーズ第二作め。最初は普段馴染みのない公取委のリアルが分かる作品だと思ったが、主人公のあまりの脳筋ぶりと全体的に軽めのノリに、やはりホタテ作品だなと実感。話をテンポ良く展開させるためにこういうキャラが必要なのも分かるけどねぇ。。

    0
    2026年08月21日
  • 離婚弁護士 松岡紬(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    紬さんのほんわかした振る舞いとお父上の苦悩がコミカルに描かれていい感じです。出雲さんにもずっと側で支えてほしいです。

    0
    2026年08月20日
  • 俺の恋バナを聞いてくれ

    Posted by ブクログ

    恋バナを話す男たちの短編で構成された一冊。
    よく見かける話もあったから星3つ。
    新川さんの本も読みやすくて、学べて大好き。
    特に1話目は主人公が夫と少し似てて、好きでした。ハイスペ男が主人公の話ってあんまりないよなあ。

    高校の時、漢詩習ったけどここまで好きになれなかったな。やっぱり私は理系か????

    最後のオレサマはなんかぐっときたなあ。
    ハイスペといいオレサマといい、能力が高い男が一人称″俺″として語る感じ、新しくて好きでした。

    0
    2026年08月20日