新川帆立のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった。
面白い小説って1行目から面白いんだよなぁ。
主人公の剣持麗子がめちゃくちゃ良い。美人で頭が良く弁護士として優秀で金にがめついのだけど、権力には靡かず、情にもろいところもあったり…すごくチャーミングなのだ。
いけ好かない男たちにズケズケと言いたいことを言い放っていく様は小気味よい。
この作品、ドラマは見てたはずなんですが、なんとも面白くなかったので犯人すら覚えてないというレベル…(大泉洋って何役だったんだっけ)。更に、このミス大賞とはこれまであんまり相性が良くなかったので読む気がなかったのだけど、新川さんの他の小説はとても面白かったので読んでみたら、すごく良かったです -
Posted by ブクログ
公正取引委員会ダイロク部のノンキャリアの女性審査官 白熊楓は、お人好しで、いつも相手のことを考えてしまう。空手の選手で、大会では万年2位という成績だった。「筋肉バカ」のキャラクターとして見られていた。その上司に、キャリアのエリート審査官、小勝負勉がやってきた。小勝負は、愛媛県出身で、実家はみかん農家、東大首席のエリートで、経済取引局で5年ほど経験後、ハーバード大学留学を経て、公正取引委員会のダイロク部局にきたのだ。法律に基づいて、クールに対応する。白熊楓とバディを組む。小勝負は、正論すぎたり、図星すぎたり、一番言ってはいけないことを言ってしまうというタイプで、人が傷つくということを考慮しない
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Posted by ブクログ
ドラマ化された『元彼の遺言状』の続編的な、剣持麗子シリーズ。ドラマはちゃんと見ていなかったので気づかなかったが、本作のエピソードもドラマの原作として扱われていたらしい。
キーマンとなるのは歌舞伎町のホストクラブで働く黒丑。1話完結の5作からなる短編で、第1話で黒丑は殺人事件の容疑者として登場する。その後、2話以降の事件にも”偶然”関わりを持ち、後半では事件の弁護料を支払う代わりに麗子のアシスタントをすることになる。全話を通じて麗子が黒丑の行動に疑問を持つところが繋がっていて、彼の心の曇りが明らかに。コミカルなテイストでサクッと読めてしまうが実は結構闇の深い話ばかり。 -
Posted by ブクログ
途中までは普通のエッセイなのだが、最後の競走の番人の制作裏話で、さまざまな社会問題は相互に関連し、影響しあっている。
このことから、この話が生まれたというのは、弁護士としての経験から、来てるのかなーと思った。
競争は公正に行われる必要がある、それを担保にしているのが公正取引委員会、あまりよく知らない組織だったが、この本のお陰でどんな仕事なのかがよくわかった。
デビュー作が大ヒットしたこと、続く作品も映像化、ヒットしたことで悩むこともあるみたいだが、これだけ面白い作品を書き続けることができるのは素晴らしいと思うので、今後の活躍も期待したい。