新川帆立のレビュー一覧

  • 競争の番人 内偵の王子

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    ありゃあ、前作より、数段面白かった。

    前作の栃木から、今回は北九州。田舎の方が「公正取引」違反の物語が紡ぎやすか。それも前作は、田舎舐めてんのか、と思わせられたが、今回は、田舎ごめんなあ、と素直に思った。

    人の配置も良くなった気がする。
    結果への持って行き方もかなり抑えた感じでむしろ好感だった。

    アクションの酷さは多少改善したとは思うし、そもそもへったのがいい。
    伏線の回収も、放っとくんかと思わせといてきっちりやるのも良い感じ。

    大得意であろう、男女の、主に女の、面倒臭いドロドロした感情の描写も少なめ。いや、そこ、面白いねんけど。

    ただ、相変わらず小勝負くんの記憶力頼りは問題解決とし

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    2025年03月05日
  • 帆立の詫び状 おっとっと編

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    おもしろ!
    エッセイってあんまり読みませんが
    「もものかんづめ」くらいわらった!

    ちなみに、
    間違えておっとっと編から読みました。
    帆立の詫び状はてんやわんや編が1です。笑

    あとがきが夫なのは
    おっとっと編=「夫と」編だから??
    読者が勝手に考察して
    深読みしすぎるパターンってありますよね笑

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    2025年02月26日
  • 禁断の罠

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    先に気づけばよかったのですが、
    かなりダークな感じだったので面白かったですがタイプではなかったです。

    新川帆立さんが好きなのですが、
    設定の面白さはかわらず、
    いつもと違うテイストの物語を読めたのはとても嬉しかったです!

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    2025年02月08日
  • 帆立の詫び状 おっとっと編

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    帆立さんのイギリス暮らしや大好きなバックや腕時計、執筆活動について書いた本。文章はなかなか固いけど、その分読みたえがある。

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    2025年02月07日
  • 禁断の罠

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    罠というだけあって、読みながら予想していた展開ではない意外性のある結末が多く、読んでいて面白かった。

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    2025年01月31日
  • 先祖探偵

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    ネタバレ

    面白かった。この人の本はほんと読みやすい。5編の連作短編集。自身のルーツを探すために先祖を調べる探偵になった主人公。戸籍をもっていない人がいるというのを改めて知った。前ねほりんぱほりんでも戸籍がない人のやつ見たと思うけど、今回のはまた違うやつだったな。日系ブラジル人について私は何も知らないで生きてきたのだ。そういう事柄はたくさんあるんだろうけど。第3話のより憑祈祷(よりきとう)の話が特に印象的。うちも地元の『神様』のばあちゃんから祈祷してもらったもんなあ。昔はもっと各地に『神様』がいたんだろうな。当時は胡散臭いと思ってたけど今となれば受け入れやすいというか。東北の地震の後でヨリになった若者の話

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    2025年01月25日
  • 競争の番人 内偵の王子

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    2022年出版。シリーズ第2作。創られたお話しではあるけれど、九州地方の暴力団関係の凶暴さや、公正取引委員会という日本全国に跨る大きな組織としての必然的な問題やらを絡めて、中々よみでも有る。筆者の文章は何となく脚本的?な印象で、文節が短くてバタバタした印象を受ける所は余り好きではないのだが、設定や展開・テンポで読ませてくれる。少しオマケだけど、小数点以下が無しなので4.0としました。

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    2025年01月01日
  • 先祖探偵

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    私は祖父母と父母と一緒に暮らしていたからあまり先祖とかは気にしたことがなかったけども、主人公のような生い立ちだと調べたくなるだろうなと思いながら読んでいた。
    2章の夏休みの宿題の女の子のお話は、そういう意図があったのかとどういった気持ちで調べていたんだと親2人を怒りたくなった。娘ちゃんの態度もよくないけど…。

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    2024年12月28日
  • 倒産続きの彼女

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    評価は星4だけど4.5くらいで面白かったです。
    前作「元彼の遺言状」を読んで作者の新川帆立さんと主人公の剣持麗子に惹かれて、本作品も読みました。
    新ヒロイン美馬玉子のキャラも光り、企業倒産に関わるテンポの良い展開と随所に登場する剣持弁護士変わらぬ存在感など新川さん特有の執筆で一気にいけます。
    最後のオチも悲壮感なくてよかったです。

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    2024年12月24日
  • 競争の番人 内偵の王子

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    続編なので、前編を少しバージョンアップした感じかな、と思って読み始めた。ふむふむ今回は、上司が嫌な感じなんだな、東京と地方の違いで苦労するんだな、とか。
    いい意味で予想を裏切られた。そんな展開になるのか…と。
    小勝負くんの事情も少し明らかになる。
    個人的に桃園さんが好きなので、桃園さん目線の話も欲しい。

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    2024年12月12日
  • 帆立の詫び状 てんやわんや編

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    人気新米作家の日常や、バックなど偏愛しているものについて、アメリカでの生活や旅行、政治や様々な価値観に対して思うことなど、様々なテーマで書かれたエッセイ。

    重いテーマもくだらないテーマも、オチにはなるほどと納得してしまう。
    楽しく読めた。

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    2024年12月07日
  • 競争の番人

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    ドラマは途中までしか見ませんでしたが面白く読めました。小勝負さんの表現がドラマよりねちっこい感じでしたが、かえって面白かった。お仕事系の本としても読めました。公正取引委員会は珍しい。

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    2024年11月13日
  • 帆立の詫び状 てんやわんや編

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    また小説読む前にエッセイ読んでしまった。youtubeで小説の書き方を話されていたのを見て、エッセイ絶対面白いはずと思い読んだ。いろんなポイントで真面目だった。

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    2024年11月09日
  • 競争の番人 内偵の王子

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    前作の『競争の番人』もなかなか面白かったのですが、本作もその勢いは衰えることはなかったですね。
    で、本作で最も印象に残ったのは次の一文です。

    『どこにいるかも分からない、その一人を助けるために、立派な部品になろうと思った。
    社会の歯車、上等である。』

    たとえその仕事が直接誰かを助けたり、誰かの役に立つものでなかったとしても、どんな仕事であってもきっと巡り巡って誰かの役に立っているはず。
    だから、自分も『どこにいるかも分からない、その一人の役に立つために、立派な部品になろう。たとえ社会の歯車であったとしても、そのことにプライドを持っていいんだ。』そんな風に思えて、また休み明けから仕事頑張ろう

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    2024年11月02日
  • 競争の番人

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    以前、額賀澪さんの『トッカン』シリーズで税務署を舞台にしたいわゆる『お仕事小説』を読んだことがありましたが、本作は公正取引委員会を舞台にした作品ということでどんなものかと思いつつ読みましたが、話のテンポも良く、登場人物のキャラも立っていて、面白くサクッと読めました。
    本作は続編もあるようなので、またいずれ読みたいと思っています。
    なお、額賀澪さんの『トッカン』シリーズも結構面白かったです。

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    2024年10月26日
  • 帆立の詫び状 てんやわんや編

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    幅広いエッセイで、頭のいい人と思ったら、クスッとできるほど普通の人。当たり前ですが、、、
    バック愛が凄すぎる。でも、嫌じゃない。

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    2024年10月24日
  • 帆立の詫び状 おっとっと編

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    面白かった!赤裸々にこんなことまで書いていいの?という感じで、前作を知らずに読んでしまったが十分楽しい。前作も読んでみたい。

    夫の仕事の都合でイギリスに住み、ケンブリッジでのディナーやパリへ行ってオペラを観たり、寝台特急でミステリー作家目線で過ごしたり…
    カバンへの愛、時計愛、と恋愛歴に初めて触れてわらってしまう。とことんな性格は何事にも発揮されるようだ。

    ADHD と公言し、そのことについても明記。夫のあとがきも面白い。
    ピカソは、
    「子どもは誰でも芸術家だ。問題は大人になっても芸術家でいられるかどうかだ」と。
    帆立の伸びやかな才能や小説への思い、努力は8歳から変わらない繊細な心の元かと

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    2024年10月15日
  • 競争の番人

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    2022年刊。「このミス」大賞受賞者である事は、読み始める時にやっと気が付いた。348ページ。公正取引委員会のメンバーが主役。登場人物の命名が面白く分かり易い。キャラも立っている。良く構成されていて面白いとも思うのだが、文章が何かブツ切りな印象で、最後まで馴染めなかった。でも、続刊を読みたいと思うには充分でした。

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    2024年10月09日
  • 剣持麗子のワンナイト推理

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    前作の続きで一般民事の相談にものることになった剣持先生。個性的な相談者に文句も言いつつ問題を解決していき、ひとつひとつの話が短くテンポよく読みやすい。ホストの黒丑がいいキャラしてて好き。

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    2024年09月30日
  • 先祖探偵

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    実際にこういった調査を引き受けてくれる探偵(と言うか調査会社)があるのかどうかは分かりませんが、自分のルーツを探りたくなると言うニーズは一定数あるように思います。
    そういった点に目をつけたというのはなかなかおもしろい発想ですし、話自体もそんなにヘビーではなくサラッと読めるものでした。

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    2024年09月30日