新川帆立のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
第2弾!
第1弾で、最後に九州赴任の話になったけど、いきなりそこからやから、時系列的にもすぐ!
やはり、地方しか分からない事がある!
本局(東京)の駒使いみたいにされ、成果は持っていかれる…
でも、地方にも検挙率?の凄い人いた!
内偵の王子こと、常盤さん!
更に財閥の常盤グループの御曹司(次男坊やけど)。飄々としていて、ルーズな感じやけど、できる!
こういう人、結構好きやけど、女性関係はいただけませんな!羨ましいけど。
九州から、発覚したら呉服関連のカルテル!次第に大きな案件となって、本拠も動き出す!影には暴力団が…
なので、移動したけど、元の仲間、九州に長期出張なんで、前と大きくメンバー構成は変わらなくなる。前のメンバー+九州メンバー。
しかし、公正取引委員会って、出張多いねんな。今回は、九州に、呉服なので京都。
更に転勤あり。
白熊さん、危うく常盤さんに、誘惑されそうになるけど、小勝負さんのアドバイスでセーフ。
少し成長したんかな?空手の腕は凄いけど。
で、白熊さん、小勝負さんが、どうなるのか!……………
え〜!何も発展しないの!思わせぶり!!
これからなんやろうけど、まだ、本出てないんとちゃいますか!
どうなってんの!
教えて!新川さん〜〜〜!!! -
Posted by ブクログ
新川帆立さんのエッセイ。新川さんの本はデビュー作だけ読んだ事があります。
アメリカでの生活で感じた事や、フロリダと東京のディズニーの違いについて、ボディポジティブについてが個人的に印象に残りました。ボディポジティブという言葉がある事を初めて知りましたが、このムーブメントは大賛成。日本は見た目や体型の呪いが強すぎる。
著者の創作に対しての向き合い方も書かれていて、誠実さが伝わってきました。正直デビュー作がわたしには合わなくて、それ以来新川さんの作品読もうとしていませんでした。今度、小説を読んでみようと思います。いいエッセイでした。
以下付箋貼った所(ネタバレ含みます)
P24 なるべく現地の人と同じように、空気を読んで、身なりを整えるのが大事だと私は考えている。自由を尊ぶ国だから、本来的には誰が何を着ていても文句を言われる事は無い。だが現実的には、相手への思いやりや自分の居心地の良さを考えると、現地の人たちの服装をよく見て真似し、地元民に擬態するのが最善だ。
P26 特に感銘を受けたのは、年齢や体型にかかわらず、思い思いの服装をしていることだ。先に述べた通り、米国も決して自由ではない。人種や社会階層によって非常に細かい行動規範があるし、ロケーションによっては厳しいドレスコードがある。だが、こと年齢や体型の捉え方に関しては、本当に自由だ。プラスサイズな人でも普通にショートパンツを穿くし、シニア女性がミニワンピースを着ることもある。
P27 日本語で「ボディポジティブ」と検索すると、「言い訳」「開き直り」といった検索ワードがサジェストされる。とても悲しいことだ。体形にかかわらず自分の体を愛するのは当たり前である。自分の体の良し悪しは、自分が決める。言い訳をする必要もないし、開き直る相手などいない。
他人の見た目をジャッジし、文句をつける人々を私は軽蔑する。他人をモノのように見ている証拠だ。だが同時に同情もしてしまう。他人をモノのように扱わないと満たされない自尊心があるのだろう。まずは自分を自分で愛せるようになってほしい。他人の見方も変わるはずだ。
P37 だが人は往々にして、外側からは見えない事情やこだわりを抱えているのだ。そういった聖域に攻撃を加える無神経さを省みていただきたい。いかなる意味においても他人の持ち物にケチをつける行為はダサい。
P57 巷では、「ポリティカルコネクトネスを意識すると作品の幅が狭まり、面白いもの、尖ったものが作れなくなる」といった言説も耳にする。果たして本当にそうなのだろうか。多くの人に心から楽しんでもらうためにポリティカルコレクトネスは必要だと私個人としては思う。もちろん異なる立場の人もいるだろうし、それを否定するつもりはない。あくまで私の創作スタンスの話だ。少なくとも私の場合は、天才チャップリンですら苦慮していることを私のような凡人クリエイターが考えないのは、あまりにも怠惰に思えるのだ。
P64 街中でも日本と比べると電動車イスに乗っている人が多いので、電動車イスの普及率が高いだけかもしれない。だが、電動車イスを使用しているお年寄りをディズニーリゾートに連れてくると言う発想自体が、日本だとあまりないように思う。
P95 1つ、今分からないものも学びを積み上げると分かるようになるから、分からないと言うだけで嫌いになってはいけない。「分からない」と言う気持ちを大事に抱えて持っておくと、10年越しに解決することもある。だから「分からない」と言う気持ちを誤魔化さず、大切に抱えておきたいと思う。
P109 困ったとき、悩んだときには、本を読むことにしている。ネットで検索しても得られる情報の深度や密度が期待を超えないことが多い。その点、本は良い。本を書くと言うのは大変な作業だ。書籍化に至る過程で著者の考えが煮詰まってくるから、濃いエッセンスに触れることができる。
P115 国は正当化に失敗することがある。俗に言う「悪法も法たるか」問題である。例えば、古い統計事実に基づいて定められており、現代においては悪影響しか与えていない法律もある。そういった法律は順次改正されるわけだが、改正前の段階では有効なので、悪報とわかっていても(国が正当化に失敗しても)従わなくてはならない。
国は正当化に失敗することがあるが、正当化を試みている限りは、悪方にも従う必要がある。正当化を試み続けると言う点が、国と盗賊を分かつのだ。
P116 建前がどれだけ建前然とした理想論や机上の空論だったとしても、ないよりはマシなのである。建前すら放棄して「何でもあり」となってしまうのが1番怖い。
P148 このように、どこに行っても居場所のない感覚をずっと持っていた。自分にぴったりの椅子がどこにもない。あの椅子に腰掛けるとこっちがはみ出て、この椅子に腰掛けるとあっちがはみ出る。自分のままでは、社会のどこに身を置いていいのかわからない。
どうしてこういう事態に陥っているのか、自分がワガママすぎるのかと悩んだ時期もあったが、最近になって、徐々にメカニズムがわかってきた。
社会から矛盾する規範を押し付けられ、すべての規範をクリアするのは不可能であるがゆえに、何をしても不適合感がつきまとうのだ。
P184 法学を学び、弁護士として働き、さらに社会の構成員として暮らしていくうちに、様々な社会問題について考える機会があった。その中でいつも思うのは、様々な社会問題は相互に関連し影響しあっていると言うことだ。
例えば、学校でいじめがある。いじめっ子は家で虐待を受けている。虐待をしている親は会社ではパワハラを受けている。パワハラをしている上司は厳しい業績競争にさらされている。このように、いくつもの社会問題が数珠つなぎになっており、その原点には厳しい競争社会があるように思える。 -
Posted by ブクログ
テレビドラマにもなった「元彼の遺言状」をすっ飛ばして続編ともいえる「倒産続きの彼女」を読んでみた。惹かれたのはタイトルからしてミステリっぽかったから、そして作者が弁護士先生であれば法律絡みの絶対ハズレがない作品だと勝手に決めつけていました。主人公は企業法務弁護士の美馬玉子28歳、ここに出てくる弁護士たち、一言でヒーローやヒロインはいない。地味だけど、なんというか物語がしっかりしていて飽きさせない。登場人物の境遇などが丁寧に描かれていて、新鮮さを覚えた。派手なアクションは終盤に少しあるもののそれほど過激ではない。死体が転がったり、刺されたりと日常を普通の社会人として生きている人にはあまり縁のないことかもしれないが、これらの描写は物語の中で大切な一部分でもある。ミステリー要素は個人的にはあまり感じない、むしろいろいろな格差を感じる社会の中で仕事を通じてもがき成長していこうとする、地味ではあるけど芯のある女性を描いた社会派ヒューマン小説だと感じました。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ新川帆立さんの著作じゃなかったら、敬遠しそうな題名と艶やかな表紙(;_;)/~~~。初めての自民党女性総裁が誕生したタイミングでしたし、物語には、議員秘書・政治記者・市議会議員と愛すべき憤慨おばさん…政治社会界隈で働く女性たちの頑張りがバトンリレーされていて読んだらとても面白かった。本棚に飾ったら、こっちも気が強くなりそうです。
『衆議院の片隅でこっそりと泳ぐ鯉たち。そこに自分を重ね、袖を通しているのではないか。今はこうして愛想笑いを浮かべ、媚を売っている。だが自分は政治家なのだ、政治家であり続けるのだという決意表明である。決意をかたちにしておかないと、心が折れてしまう瞬間があるのかもしれない。-第1章 国会-』
ラストで明らかになった真相すら、ギブアンドテイクの交渉材料になっていて、「これが政界というものなのか…」とちょっと苦く思った。
2025.10 -
Posted by ブクログ
第2弾!!!!
しかし、弁護士さんら働くな!
毎日、午前様の勢いやん!
休日出勤もありで。
お金は、いっぱい貰えるんやろうけど。
確かに、私も、昔は、そんな感じやったな。毎日、終電で、終電間に合わんかったら、その辺のホテルで…
土曜日は、デフォルトで出勤。昼からとか遅めやけど。
今回の主役は、ぶりっこ弁護士 美馬さん、剣持さんも出て来て活躍するけど。バディもんになってる感じ。
タイトル通り、倒産してる会社にばかり勤めてる女性が…
それを操ってる女性、更にそれを操ってる組織。
何故、会社を倒産に追い込むか…
理由は分からなくはない。
あるもんな正社員と非正規社員との壁。
雇用調整とか言って、すぐにクビになる非正規社員。雇用を守られる正社員。
能力に関係なく…
なら、いっぺん潰してまえ!
そこから、這い出すのは、能力次第か…
これからの世の中、こういうのは徐々になくなっていくんかな?
考えさせられる…ウ~( ˘•ω•˘ )~ン -
Posted by ブクログ
この著者の本は、デビュー作の「元彼の遺言状」から結構読んでいるので読んでみた。
夫のアメリカ赴任について行った、アメリカでの生活を中心としたエッセー。
東大法学部卒の弁護士で作家として売れていて、アメリカに赴任するような(おそらく)エリートの夫もいる、というピカピカの経歴の著者。
田舎から出るために受験勉強をしていた高校時代も、いやそれ以前からきっと、他の人がやりたい!憧れる!けど実現(実行)できないことをたくさんやってきたんだろうなという行動力と、頭の良さと引きの強さを感じた。完全ペンネームで作家になっているところも賢いと思う。
デビュー作以降も、結構次々に本が出ることに驚いたが、それだけ売れていてニーズがあるということなんだろう。