新川帆立のレビュー一覧

  • 先祖探偵
    290ページ
    1600円
    9月5日〜9月6日

    依頼人の希望のところまで先祖を調査してくれる探偵、邑楽風子。風子のもとには、すでに亡くなっているであろう曽祖父を探してほしいという人や、父方の先祖ですごい人を探してほしいという中学生など様々な依頼人が訪れる。ある厄介な依頼人
    からの調査中に、風子自身の...続きを読む
  • 禁断の罠

    ー禁断の罠ー
    ヤツデの一家  新川帆立
    大代行時代   結城真一郎
    妻貝朋望を誰も知らない 斜線堂有紀
    供米  米澤穂信
    ハングマンー雛鵜ー  中山七里
    ミステリ作家とその弟子  有栖川有栖


    ボリューム不要、濃度に魅せられる
    読み応え十分の短編集。

    個人的に
    後味の良さなら、『大代行時代』...続きを読む
  • 縁切り上等!―離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル―
    同性婚の離婚はなるほど、そういうケースもあるのかと考えさせられた。
    結婚という制度も時代に合わなくなってきているけど、結婚じゃなくても友人だったり恋人未満の誰かと支え合いながら生きていくのも悪くないんじゃないかな。
  • 元彼の遺言状
    遺言の発想が面白い。起承転結もしっかりしていて、ラストもなるほどなと思わせる内容。読み易くて読者に優しいミステリだった。
  • 先祖探偵
    物凄い今どきな話だなぁと思いました。とはいえ自分が知らないだけで、戸籍が無くて苦労していた人たちはもっと前から居たのかもしれない。
    その国に生まれたらその国の戸籍がもらえるという条件ではないんだなぁ。アメリカなんかはそう言うお話でしたよね、確か。日本って閉鎖的なんだろうな。
  • 競争の番人
    公正取引委員会という名前は知っていたが、こんな風な仕事をしているとは知らなかった。白熊が九州へ行ってからの仕事っぷりを見たいと思ったし、ドラマも見てみたくなった。
  • 先祖探偵
    勉強になったというか、戸籍について何も知らなかったなーと思った。
    そして、物語の最後はちょっと切なかった。法律は本当にこれでいいのか?なんかおかしくないか?と考えさせられた。
  • 先祖探偵
    戸籍についてあまり考えた事がなかった。あるのが当たり前すぎて。無いことは考えられない。しかしそうでは無い人達もいる事を改めて考えさせられた。
  • 禁断の罠
    6人のトップ作家さん達によるアンソロジー。これはどれも面白かった。特に結城真一郎さんは初読みでしたが、いかにもありそうな・・・。
  • 縁切り上等!―離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル―
    読書備忘録811号。
    ★★★。

    剣持麗子さんシリーズの作者、新川さんのリーガルコメディでしょうか。

    鎌倉にある縁切りの神様を祭る東衛寺に事務所を構える離婚専門弁護士、松岡紬が活躍する短編集。

    東衛寺の山号が松岡山ということから来ている松ヶ岡川柳が各話のタイトルになっている。

    「くやしくば尋ね...続きを読む
  • 縁切り上等!―離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル―
    読書復活のため本書を選んで完読しました。
    離婚専門弁護士の話でした。
    ドラマを意識したと言うだけあって読みやすかったですね。
    こう言う世界もあるんだなあの世界でしたね。
    読みやすく、少し毒手の復活の橋渡しになったかな?
    さあてどんどん読むぞ❣️
  • 倒産続きの彼女
    面白かったけど、他の作品に比べると熱量が感じられなかった。裏の組織が出てきたし、シリーズ物として書かれていくことが透けて見えて、少しあざとさを感じました。
  • 先祖探偵
    先祖を調査する探偵事務所を開く邑楽風子を主人公に据えたオムニバス。
    キャッチーなタイトルだが、内情は各地に向かい、戸籍を調べ、聞き込みをし…と地道な調査作業。
    自分のルーツを辿るというストーリーの中に旅要素や社会問題も織り込まれていて、興味深い物語だった。
    調べてみたら、実際に祖先を辿る調査事務所が...続きを読む
  • 先祖探偵
    家系を探ってくれる生涯孤独の女性探偵の話。
    あらためて実家があること、両親がいること、妻、娘、仲良く生活できていることに有難く感じた。家族がいる当たり前のことが嬉しい。
  • 禁断の罠
    短編集として、面白かった。
    色々な作家の作品があるので、好き嫌いがでてしまう。

    各作品の評価は以下の通り。

    ・ヤツデの一家 新川帆立 ◯
    ・大代行時代 結城真一郎 ◯
    ・妻貝朋希を誰も知らない 斜線堂有紀 ✖️
    ・共米 米澤穂信 ✖️
    ・ハングマン 中山七里 ◯
    ・ミステリ作家とその弟子 有栖川...続きを読む
  • 先祖探偵
    探偵というよりも調査員のような感じだった。
    自身のルーツを辿るのは興味がある。
    聞ける人がいるうちに、色々と教えてもらっておくといいなぁと思いながら本を閉じた。
  • 元彼の遺言状
    清々しい。
    主人公・剣持麗子の性格も、ミステリーの展開も、結末も。
    保証します。矛盾とか、無理やり感とか、謎のモヤモヤとか、そんなものはこの本にはひとつもありません。
    だからといって「読みごたえがない」という訳ではなくて。登場人物一人ひとりに際立つ個性があり、設定や結末にもはっとする。
    とにかく清々...続きを読む
  • 倒産続きの彼女
    元彼の遺言状の続編。といっても剣持麗子は脇役で後輩弁護士の美馬玉子が主人公。キャラは正反対で驚いた。読後感はあまりすっきりしない。動機が微妙で謎(組織)も残るからかな。
  • 競争の番人 内偵の王子
    一作目の方が面白いかなと思って途中まで読んでいたが、こちらもなかなか読み応えがあった。なんというか筆者の布石に頭の良さ?を感じる。公取委を題材にする話なんてほとんどないのも良いと思う。
  • 先祖探偵
    有名人の家族の歴史を辿る番組を見ていて面白い企画だなあと思ってたので興味深かった。
    もっと色々なエピソードを読んでみたい