新川帆立のレビュー一覧

  • 競争の番人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いやー、面白かった。一気読みしちゃった。すごいテンポがよくてスイスイ読める。公正取引委員会なんて初めて知ったよ。地域の名士に従って生きること。分かるわー。田舎特有というか。過干渉の母親とか優秀過ぎる男とか、ちょっと誇張され過ぎてる気もするけど、まぁ分かりやすい。最後はちゃんと悪が捕まってスッキリ。王様を失ったS地域がどうなるかは分からん。多額の寄付を受けていたところはまぁ困るんだろうな。ほんとお金って何なんだろうと思う。続編ありそうだなと思ったら、ちゃんと出てたわ。すぐ読みたい。

    0
    2024年05月30日
  • 禁断の罠

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    6人の作家によるアンソロジー。
    それぞれ個性豊かで良かった。
    斜線堂有紀氏の動画と宝石強盗に殺人事件を絡めた聞き取りによる作品が面白かった。

    0
    2024年05月28日
  • 剣持麗子のワンナイト推理

    Posted by ブクログ

    1作目から勢いが落ちたけど、麗子さんの脊椎反射的な言動を抑える描写が随所にあって、遺言状事件後の彼女の変化が顕著に見られた。
    短編だけど繋がっている大元の把握と解決を次作で読みたい。

    0
    2024年05月28日
  • 競争の番人

    Posted by ブクログ

    先にドラマを見たので、登場人物たちの顔を思い出しながら読んだ。小説の方が白熊のジレンマ、小勝負のツンデレさが伝わってきて面白い。

    0
    2024年05月27日
  • 禁断の罠

    Posted by ブクログ

    読んで良かった。アンソロジーだから、読んだことのない作家の作品も気軽に読めるし、と手を出してほんとに良かった。
    どれも、趣向が違うし、雰囲気もそれぞれだけど、とっても面白い。
    トリックの面白さというより、人の面白さ。
    しばらくしたら、また読もう。

    0
    2024年05月06日
  • 禁断の罠

    Posted by ブクログ

    6人のミステリ作家のアンソロジー。
    どれも面白かったけど、ワタシにとってお初の中山七里さんの話が後引く面白さ。シリーズモノの一編だけど、違和感なく読めて、シリーズを最初から読みたくなった。
    なんか豪華な一冊でした。

    0
    2024年04月28日
  • 競争の番人

    Posted by ブクログ

    348ページ
    1600円
    8月20日〜8月21日

    公正取引委員会に勤める白熊楓は、先日聴取した豊島が自殺したことで心をいためる。その件が原因で配置換えされ、そこでキャリア組の小勝負と共に仕事をすることになる。天文学的な確率でついていない白熊は、騙されたり、監禁されたり、命の危険にまでさらされる。

    公取委のことはよくわからないけれど、さくさく読み進めることができた。章が変わるごとに、人物の名前にフリガナがふってあったり、さりげなく人物がわかるような記述があって、誰これ?何て読むんだっけ?という小さなストレスがなく、読み
    やすかった。ついていない白熊と、天才的な小勝負の今後が気になる。

    0
    2024年04月06日
  • 禁断の罠

    Posted by ブクログ

    めっちゃ面白い、長編作家って短編もすごい!当たり前なんだけど、改めて凄さがわかった。
    時事的な内容も多く、世相を切ったシュールなオチ。
    短編だから展開も早くすぐに話に引き込まれる、とても読みやすかった。

    長編で創り上げる世界観とはまた違い、あれだけの展開をこんな短編にギュッと詰め込みしっかりオチつけるなんて天才だと思う。
    文章力って短編の方がより力量が問われるのではと感じた。

    読んだことのない作家に触れる良い機会にもなりました。

    0
    2024年04月02日
  • 競争の番人

    Posted by ブクログ

    公正取引委員会の審査員のお話
    公取 検察 警察 恋愛 浮気 母親 同僚 ちょっとロマンス うまく構成されていておもしろかった。
    伏線の回収も無理やり感なく新川さんの小気味良い感じでよかった。

    0
    2024年03月31日
  • 競争の番人 内偵の王子

    Posted by ブクログ

    301ページ
    1,550円
    9月25日〜9月26日

    本局から九州事務所に異動になった公取委の白熊は、パワハラ気味な古賀と、約束を守らない常盤、自分に本局への不満をぶつけてくる石山とうまくやれずに、相変わらず忙しい日々を過ごしていた。呉服屋関係の不正返品を調べるうちに、町の小さな呉服屋、梶原呉服に脅迫状が届いていた。調査を進めるもののうまくいかず、梶原が何者かに殺されてしまう。本局と合同で調査を進めることになり、懐かしのメンバーと働くが、白熊のは、本局に手柄を横取りされるような気がして、モヤモヤする。以前のパートナー小勝負にも、常盤には気をつけろとよくわからないアドバイスをもらい、常盤に傾いて

    0
    2024年03月25日
  • 禁断の罠

    Posted by ブクログ

    ヤツデの一家:新川帆立/大代行時代:結城信一郎/
    妻貝朋希を誰も知らない:斜線堂有紀/
    供米:米澤穂信/ハングマンー雛鳥ー:中山七里/
    ミステリ作家とその弟子:有栖川有栖

    六人が書いた六つのミステリー さて ……

    0
    2024年03月17日
  • 先祖探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2022年の同名単行本の文庫化で、特殊な戸籍にまつわる5話

    先祖調査を業としている邑楽風子のもとに持ち込まれた依頼と、風子が自分の出自を調べる話で、近代戸籍の範囲の調査だけで、私が依頼を受けている過去帳や宗門人別帳を使わないのはちょっと残念。

    1)幽霊戸籍
     111才になる曾祖父の最高齢表彰をすると町役場から通知があったので、曾祖父を探して欲しいという依頼は、死亡届が出されない幽霊戸籍だとわかり、おまけにその戸籍をめぐって昔も今も他人になりすました事件が判明する。
     でも、戸籍係の職員が他人になって転職するというのはちょっと設定としてどうかなぁ。

    2)棄児戸籍
     中学生の少女が父方の先祖

    0
    2024年03月08日
  • 禁断の罠

    Posted by ブクログ

    短篇は気軽に読めて良いですね。どのお話しも面白かったです。前から好きな米澤さんの本もまた読みたくなりましたし、はじめましての作家さんの本も読んでみようって気持ちになりました。

    0
    2024年03月05日
  • 先祖探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新川帆立は読んで失敗はない。
    文章に、1991年生まれとは思えない狡猾さを感じる。年齢の割に経験値が高くて、うまいなぁと感心する。
    また今回はグルメ的な要素もあり、へぇーそんな郷土銘菓があるのかと興味を持った。
    以前NHKで放送していた『ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜』にモチーフが似ている気がして、ヒロインはシシドカフカをイメージして読んだ。

    0
    2024年03月02日
  • 競争の番人

    Posted by ブクログ

    公正取引委員会って言葉だけは聞いたことあったけど、こういう地味で目立たない人達がいなかったら、私達の生活はもっと悪くなってるんだと思う。色々な人の職業との向き合い方、理不尽なことへの対処法は参考になったかな。
    主人公の彼氏が心変わりして別人と結婚するというのは想像できるけど、自分が予約を入れてた式場で彼氏が自分以外の別の人と結婚してるシーンを想像すると心が痛かった。でも、現実はこういう人いるのかもなぁ。

    0
    2024年03月02日
  • 先祖探偵

    Posted by ブクログ

    先祖を探す、つまり家系をさかのぼる探偵のお話。戸籍を取得したり、郷土資料に当たったり、ともすれば地味なお話になりがちなテーマだと思いますが、主人公自身の親探しを軸に、依頼人毎の様々な事情も絡めながら作品を彩ってますね。
    情に流されず、それでいてクールすぎない。いい塩梅の主人公だと思います。

    0
    2024年02月25日
  • 禁断の罠

    購入済み

    全体的に割と面白かった、印象に残るような話はとくになかったけど、がっかりという感じは全然しなかった。

    0
    2024年02月20日
  • 先祖探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    先祖、自分のルーツを辿るのは案外面白いかもしれない。風子は自分のルーツを知りたいために先祖探偵になったのかな。

    0
    2024年02月03日
  • 禁断の罠

    Posted by ブクログ

    大代行時代 結城真一郎
    これが1番好きだった!
    読後感もよかった!

    供米 米澤穂信
    とっつきにくい文体だなと思ったが、そんなの一瞬で、おぉ、、、となる結末まで一気に読み進めてしまった。

    0
    2024年03月05日
  • 先祖探偵

    Posted by ブクログ

    戸籍について、知らないことだらけだった。
    小説の中のことではあるけれど、現実にもそういうことがあるのかと思うと、考えさせられる。

    依頼人の先祖をたどる中、とある墓の前で風子が考えたように、とれだけ懸命に生きていたとしても、年月が経って私を知っている人たちもいなくなれば、消えてしまう。そう思うと、今悩んだり迷ったりしていることなんて、ちっぽけ。
    一方で、どんなに孤独を感じていても、私たちは人と人の縁でこの世に存在することができている。

    自分のルーツについても知りたくなった。

    0
    2024年01月13日