新川帆立のレビュー一覧

  • 競争の番人 内偵の王子

    公正取引委員会に勤務する主人公が、
    赴任先の福岡で中央と地方の違いに戸惑い、
    同僚や地域の人に余所者と壁を作られたり、
    それでも真っ直ぐ仕事に取り組むことで
    徐々に周囲と関係を構築し、違法な取引に
    立ち向かうお仕事小説。

    名前を耳にしたことはあっても、漠然として
    よく知らなかった公取委の業務を...続きを読む
  • 令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法
    "ついには海外投資家たちが「アンバーシップ・コード」を策定するに至った。" ということをきっかけに、『健康なまま死んでくれ』の世界になったという点、リアルに思えました。
    リーガルSFと紹介ありますが、ちがったSFの方が好きだな、とも思いました。
  • 縁切り上等!―離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル― 無料お試し版

    出だしは凝っているが

    北鎌倉の縁切り寺の前を舞台とした出だしは、サスペンスタッチで結構ドキドキさせられたが、それ以降の展開は比較的ありきたり。何よりヒロインの弁護士の造形が美人で...となっていて、ありきたりで魅力に欠ける。扱う離婚案件も身につまされるがありふれてもいる。
  • 競争の番人
    ドラマで見ていたが、改めて本で読んでみた。
    疾走感のある書き振りは、以前読んだ本ではついていくのがやっとな感じだったが、この小説ではとても心地よく読むことができた。
    知らない職業ってたくさんあるなあ。
  • 令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法
    文章が好き ◯
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい
    その他

    架空の法律が制定されている架空の「レイワ」での物語。
    良い意味で後味の悪い物語もあります。
    読み終わって、ドキリとする。

    塔子はあのあと、どうなるのか。
    私は断然塔子を応援するけれどな。
  • 元彼の遺言状
    「このミステリーがすごい!」大賞を受賞したデビュー作。

    自分を殺した犯人に全財産を譲るという、奇抜としか言いようのない遺言と、それを基に依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する弁護士、剣持麗子の強烈な個性が目を惹きます。

    法律にまつわる数々のエピソードと、デフォルメされた登場人物のコミカルさ、その...続きを読む
  • 令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法
    設定は面白く、とても読みやすいのだが、しかし訴えるものは少々軽い。短編集なので仕方ないのだが、もう少し踏み込んだパラレルワールドに浸りたい。
  • 東大に名探偵はいない
    最近、面白いと思った作家さんが軒並み東大出身者で、おお、と思ったところ。半分は知ってる作家さんでした。
  • 倒産続きの彼女
    元彼の遺言状続篇

    彼女が転職する度に、その企業は必ず倒産する⁉︎
    表向きには、派手な彼女ということもあり、偶々っぽく見えますが、どういうカラクリで、倒産するのか?

    伏線の多さに驚きつつ、後半の回収っぷりに脱帽(笑)ですね。剣持麗子のキャラクターとも相まって楽しかったですね。

    このシリーズは長く...続きを読む
  • 帆立の詫び状 てんやわんや編
    はい、新川帆立さんのエッセイです

    さすが帆立ちゃんその通りや!と膝を打つ話もあれば
    は?なに言うてんの?という話もありました
    当たり前だ
    エッセイだもの

    んでも、ごめんおっさんその話ぜんぜん興味ないわってのが多めでした
    いやまぁそりゃそうだろ
    そもそもおっさんに向けて書いてないわ
    ターゲットがお...続きを読む
  • 令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法
    この著者の本はほとんど読んでいるので、読んでみた。

    架空の法律が施行された世界を描いた短編が6編収録されている。

    「元彼の遺言書」で話題になった著者であるが、その後もコンスタントに作品が出版されているのは、意外だった。弁護士なのでその知識を生かした作品が書けるのが強みなのかも知れない。
    今回は、...続きを読む
  • 競争の番人 内偵の王子
    舞台は九州。に移動になった白熊さん。
    呉服屋のカルテルから暴力団も関わる事件だったけど、ちゃんと小勝負くんや前回の本局のみなさんも出てきて相変わらずの白熊さんと小勝負くんでした。
    昔からのやり方とかって変えられないし、あとから参入も厳しそうな世界ですよね。これは小説だけど、手伝いに人を出さないといけ...続きを読む
  • 令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法
    「動物裁判」
    「自家醸造の女」
    「シレーナの大冒険」
    「健康なまま死んでくれ」
    「最後のYUKICHI」
    「接待麻雀士」
    の6作で構成される短編集。ある法律が追加・改変されることにより世界がどのように変化するかを最悪なかたちで表現する。どれもかなり後味悪いが、わたしにとって印象的なのは「健康なまま死...続きを読む
  • 東大に名探偵はいない
    どの作家作品も面白かったな、と思う。全作家東大出身ということで、過去に作品を読んだことのあった作家も複数いて「あぁ、東大出身なんだ」と改めて思った。まあ、だから何?というところだけど。
    京大出身作家は、その肩書きを知った上で読むことも多いけど、東大出身も結構いるんだなと思っただけ。
    東大出身らしく、...続きを読む
  • 先祖探偵
    新川さんの他の作品とは雰囲気が違う。探偵と言っても探偵業じゃなくて先祖を探す調査員だとか。NHKのファミリーヒストリーもこんな流れで探してるのかな。
  • 令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法
    あり得なくもない、こんな法律が成立したら、な世界で巻き起こるディストピアな6つの物語による短編集。現状のくだらない法律や過剰な労働者保護、動物保護、広がる電子マネーなど、現代、未来への警鐘ともなっているが、しかしなんとも終わり方が、ね。
  • 帆立の詫び状 てんやわんや編
    最近、朝井リョウの「ゆとり」シリーズの
    エッセイを読んだばかりなので
    ふ〜つ〜かな。

    日常のアレコレを綴っており、
    エッセイとして成立してますが、
    「ほいで?」と
    もう少しオチが欲しくなってしまいました。
  • 先祖探偵
    名前通り先祖を調べる探偵、風子の話。先祖とかわざわざ調べてって依頼する?って思いながら読んでたけど、依頼人の背景に納得。先祖を辿り、戸籍を巡る調査は勉強にもなった。ちょっと自分の先祖が気になる。
  • 東大に名探偵はいない
    みんな東大かー!
    文章力とかは確かにその辺の作家よりある。
    東大の友達に読ませたい。
    やっぱりあるある満載なのかな?
  • 令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法
    やけに長いタイトルに惹かれた小説だが、中身はというと様々な時代(パラレルワールド)のレイワが描かれている。収められたどの話も一癖二癖あるが少々パンチ力に欠けるか。