新川帆立のレビュー一覧

  • 女の国会

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    面白かったーー!ミステリーでもあり、各立場の女性の戦いの話でもあり、エンタメでもあって最高!全部憤慨して薙ぎ倒してゆく高月先生が素敵でした。でも、この話が早く古臭くなるといいな。私が中学生の時にバイブルのように読んでいた『女たちのジハード』を思い出した。あの時よりは女性も働きやすくなってはいるけれど。

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    2026年10月04日
  • 離婚弁護士 松岡紬(新潮文庫)

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    4つの離婚問題を通して、結婚、離婚には様々な形があるのだと気づかされる。
    読み終わったあとには、離婚を「縁切り」という意味が、何となく分かるような気がしてくる。

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    2026年10月03日
  • ひまわり

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    交通事故により頸椎を損傷し、
    首から下がほぼ動かない状態になった主人公、
    ひまり。

    前半はとにかくリハビリの過酷な現実を突きつけられる内容で、読んでるだけなのに本当に辛くなるくらい。そんなリハビリを乗り越えて、復職を目指すも、断念せざるを得なくなり、就労支援を役所に申請すると、勧められたのは生活保護。

    それでも自立への道を諦めずに目指したのは弁護士への道。司法試験突破を目指して勉強に励むも、そこでも幾多の困難が立ちはだかるばかり…

    いつも明るく前向きなひまりには本当に頭が下がる。そして、そんなひまりだからこそ、周りの人たちにもいっぱい支えられたんだろうな。
    ひまりとともに泣いたり笑ったり、人とのつながりの大切さにも気付かされる、そんな体験ができる作品。
    おすすめ。

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    2026年10月02日
  • 俺の恋バナを聞いてくれ

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    男性の恋バナなんて、発想が斬新!

    クセのある、ちょっと苦手なタイプの男性たち、
    最初は嫌な感じで読んでいたが、ラストになると、ほっこりと温かい気持ちになる。
    帆立さんの優しい目線で、ある意味応援歌のような感覚を感じた。

    「ハングレ」がスリルがあって楽しかった。

    ブランド好きな帆立さんならではの蘊蓄よかった。

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    2026年10月01日
  • 元彼の遺言状

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    とにかくキャラクターがいい。とくに主人公のキャラクターが個性的で飽きがこない。
    簡潔明瞭な文章は小気味よく、読みやすい。
    まるでドラマでも見終わったかのような読後感で、他の話も読んでみたいと思い、既刊を調べたほど。いい出会いに感謝です。

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    2026年09月26日
  • 剣持麗子のワンナイト推理

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    元彼の…が良くて、こちらの方も読んで見たところ、こちらも面白い。読み終わりが惜しくなるほど。
    このシリーズで、もっと書いて欲しいなぁ。

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    2026年09月26日
  • 目には目を

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    殺人者少年Aの居場所を少年Bが娘を殺された母親に密告。そしてその母親は少年Aを殺害。
    この殺人事件をライターの仮谷苑子が関係者にインタビューしながら事件の真相に迫っていきます。

    少年AがN少年院で共に過ごした5人は社会不適合であるために、気づいたら犯罪に手を染めちゃったという感じの軽薄な印象の少年達。例外もいて1人はモンスター系のサイコでした(~_~;)
    この5人の中に密告者Bはいるらしい‥

    少年犯罪と被害者遺族の心情そして更生と贖罪。重いテーマの作品でしたが、最後には久しぶりに涙が(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

    殺されたA少年を想い、悼む気持ちに救われた気持ちになりました。
    O少年の更生を心から願います。

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    2026年09月22日
  • ひまわり

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    とても勇気づけられる話だった。また障害者についての考えを改めさせられるものでもあった。当事者にしか分からない葛藤や苦悩がすごく身近に感じられる物語だった。

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    2026年09月22日
  • ひまわり

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    頸髄損傷のため、肩から下が動かなくなったひまり。
    懸命にリハビリを続けるも、周りから視線を外され、表面的な優しさを向けられる。そんな絶望の中でも、ひまりは一度も、死ねばよかった、生きててごめん、は言わなかった。本当にすごい。自分ならどうするかな?こんなに頑張れるかな?(…きっと無理)
    いい出会いがあり、努力があり、サポートを受けながら司法試験という大きな目標に挑んでいく…!
    描写がリアルで、自分が四肢麻痺になったような気さえしてくる。
    胸をぎゅっとつかまれるような、そんなお話。

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    2026年09月20日
  • 女の国会

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    でも腹立つじゃん。男だけで権力のボールをまわしてるんだよ。女がてっぺんをとって、変えなくちゃ。他にやる人がいないなら、私がやる

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    女性の苦悩と強さと!どんでん返しも!
    『元彼の遺言状』より、ミステリー性だけでなく「物語」の厚みがあって、個人的には好みでした

    いやーーー
    表に出てる女性(だけじゃなくて私たち一般人もそうだけどさ)ってやっぱ大変なんだろうな、かっこいいな、応援したいな、って、単純脳だけど思いました
    女が強い世界になれーーー!!!


    ─────────────────

    三百六十五日、二十四時間を政治にささげてもいい。内臓でも、血液でも、寿命でも、何でも差し出す。
    だからせめて、政治家でいさせてほしい。
    少しでもまともに、この国を変えさせてほしい。
    本当に、心の底から、そう思っていた。


    沽券(こけん)・・・人の品位やプライド

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    2026年09月21日
  • 目には目を

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    後半のための前半
    後半は一気に盛り上がって読破!
    本の題名の通り、「目には目を」か‥
    何が善で悪か‥
    でも最後は納得の着地
    よかったって思える最後でした。

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    2026年09月18日
  • ひまわり

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    ページ数の多いなか、細かい章仕立てになっているおかげで、「気づいたら五章も読んでた!」を適度に繰り返しながら、達成感とともに最後まで読み切ることができました(๑•̀ㅂ•́)و✧
    ​タイトルから、夏が終わるまでに読もう…と思っていたのですが、ひまわりは弁護士バッジの「天秤とひまわり(自由と正義の象徴)」を指してるようで、むしろ主人公の身体の強張りや緊迫する試験描写から、冬の静けさと寒さの印象が残りました。
    ​
    ​『「法律家は言葉のプロです。無実を訴える被告人、労災がおりず泣き寝入りする労働者、声なき声を拾って、その言葉を伝える。相手の理解しやすい言い方で、相手が受け入れやすい状況に誘導して、落としどころを探る。それが交渉です。…言葉のプロとして、言葉の力を信じなさい。言葉があるかぎり私たちはつながれる。」』

    『「何にもできないだろうからじっとしてなさい。ほら楽でしょう、暮らせるでしょうって。みんなだって私の立場になったら、同じことを思うはず。生きてるだけじゃ嫌だ、何かやりたいって」』

    ​常に介護状態でも、自分に出来る最大限の力で司法試験に挑み、過酷な現実の中で戦う主人公の姿、強い意志、周囲の人との絆に胸が熱くなった1冊です。

    2026.9

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    2026年09月13日
  • 女の国会

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    面白かった!
    男が多い職場では、いかに女性が活躍するのが難しいことかと、これでもかと思い知った話だけど、そこにミステリー要素が入ってきたりと、テンポよく読みやすかった。
    この本を読んで、改めて、世間は男性有利の部分が多いんだよなーと残念に感じた。

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    2026年09月09日
  • 目には目を

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    最後の方ほんと手が止まらなかった....
    ホラーあり、共感あり、遣る瀬無さあり

    そもそも帯の紹介文読んで、章のタイトル見ただけででもうゾクゾクしてたのに、全然本文が超越してきました

    とにかく作りが精巧すぎる、ところどころ不自然に感じてた部分がしっかり回収されてるし、そもそも最初は、あ、これノンフィクションなのかな?とか思ってたのに!のに!

    ずっと気になってた新川帆立さん、完全に惹かれました、他にも読みます!!

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    2026年09月06日
  • 目には目を

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    ネタバレ

    少年法は更生し社会へ復帰するため少年院で過ごし後に社会へ出る。貫井徳郎、空白の叫びを読んだ直後なので被害者の親の気持ちにより引きずられがち。加害者は少年A、彼が出所後被害者の親に殺される。被害者の名前は公表されるのに加害者は少年法に守られ、すぐ出所。娘を殺され「目には目を」と、Aを殺す罪を償うが謝る気はないという気持ちは私も同じ。少年法ってこれでいいんだろうか。

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    2026年09月05日
  • ひまわり

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    ノンフィクションかと思うほど丁寧に描かれていた。

    他人を恨んだり、悩んだりといった感情が湧きづらい。
    でも、それは恵まれていただけなんだろう。
    苦しい立場に身を置くと、自分の嫌な部分ばかりが突きつけられる。
    本当にそう。

    ひまりちゃんが、次々に乗り越えて、ポジティブと強さがかっこよく、輝きを放っていた。

    言葉の力を信じたいと思う。

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    2026年08月30日
  • ひまわり

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    ネタバレ

    想像以上に良い小説だった。

    仕事を含めて順風満帆に人生を謳歌していた、33歳のひまりは交通事故に遭い頸髄損傷の大けがを負い、首から下と手先以外がほぼ動かなくなる障害を負う。
    懸命のリハビリを経て、介助付きながら車いすでの生活はできるようになるも、職場復帰も再就職も困難で、就労支援の場では生活保護を勧められる。人生に絶望しかけた彼女は幼馴染の一言で弁護士を目指すことになる。

    障害者が主人公となる小説と聞くと、その境遇の辛さを考えてどうしても少し重い内容かなと想像してしまうが、この小説はとにかく前向き。主人公のひまりの不屈のポジティブシンキングがとにかく心地よい。

    事故に遭った事をはじめ、とにかく分厚い壁にぶちあたるのだが、その度に奮起して行動して突破していく。
    まわりの人間関係も良好で、メンターの立場の人や元職場の同僚、介護の女性、などの真正善人だけでなく少しイヤな奴と思ってたヤツでも彼女の行動にあてられてなのか、どんどんエエ奴になっていって、彼女の手助けをする。

    現実はこんなに上手い事いくわけがない、夢物語やん…って評価は当然出てくるだろうなと思うし、オーラスにそういうことをいうキャラも出てくる。そらそうだろ、小説だから。でもな、ここまでじゃなくても行動することで突破できることは現実世界にもいっぱいある。

    動いて学んで助けて助けられて少しずつ進んでいく、その素晴らしさを描いた傑作小説。俺自身の指標として、この小説を読んで乗れない時は心か身体かその両方かがかなり重たく疲れている可能性があるのかも知れないなぁ。

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    2026年08月27日
  • 元彼の遺言状

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    刑事サスペンスと見せかけて、実は会社法サスペンス(そういうジャンルがあるのか分からないが笑)というかなり斬新な切り口のミステリーもの。エリート弁護士作家だからこそ書けるテーマだなと思った。

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    2026年08月16日
  • 女の国会

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    「なぜ女性の国会議員は少ないのか?」という深遠な社会問題を背景に、自殺した女性国会議員の死を巡る謎解きミステリーが様々な〈キャリアウーマンの視点〉によって展開されていく。新川先生は時事的なテーマをミステリーの枠組みで物語化するのが本当に上手だと思う。

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    2026年08月16日
  • 女の国会

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    女ということが政治の世界でいかに不利に働くか、今でこそ女性総理が誕生した日本ですが、昔の凝り固まった年配の政治家にセクハラまがいの発言をされたり、嫌がらせをされたりあるんだろうなと。そういう意味でも女性は強くならなくてはいけないと常に意識しながら、職務を全うしようとする様子が描かれている。自殺で処理され変えた女性議員の死の真相を調べるうちに思いもよらない答えが見つかり、面白くて一気読みした。新川帆立さんの著作は読みやすくすごく面白いので、他の本も読みたいと思う。

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    2026年08月09日