新川帆立のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレなんの前評判もなく手に取った小説でしたが、何度も涙しながら読みました。主人公が葛藤しながらも目標に向かって人生を切り開いていくストーリーはとても気持ちの良いものでした。
事故に遭わなかったら、と思うこともあるけれど、事故に遭わなければ出会わなかった人たち、過ごせなかった時間のことを考えると悪くはないなと思える。そんなふうに自分の人生を変えていく力を持つ主人公の生き様は、何もハンディキャップを追っていない自分からすれば、もっと人生を大切に生きなければいけないなと思わずにはいられないものでした。
いつになっても親は親。主人公の父も母も、子育てを終えて自分の人生を楽しんでいる最中の子供の事故でし -
Posted by ブクログ
なんでこの本が本屋大賞にノミネートされなかったの?!
こんなに素晴らしい作品なのに!!
それが読んで一番最初に思ったことです。
私は激しく心を揺さぶられた。
朝宮ひまりという人には、リスペクトを抱かずにはいられない。
33歳まで、大手商社で総合職として世界を飛び回りながらバリバリ働いていたひまり。
それが事故に合い一変し、四肢麻痺の脊髄損傷者となってしまう。
もちろん辛くて悔しくて堪らなかっただろう。
それでも、ひまりは人に苛立ちをぶつけず、前向きに明るく過ごすように心がけ、気難しい相手にもフラットに対応して周囲の好意を得ていく。
だから、ひまりが困難に直面するたびに周りの誰かがヒントを -
Posted by ブクログ
ネタバレすごくおもしろかった。
少年院がテーマになったお話でタイトル通り目には目を!なんだけど、それが奥深くて…
まさか調べてた人がお母さんだったとは思わなかった。
そして罪を犯してしまった少年の罪の償い方も切なかった。
でもそもそもが償うという構図になる行動があってはいけなくて。
だけどそうなってしまった時にどうするか?をよく考える本となった。
何かが足りてない、何かが満たされてない
そんな環境のせいにしてはいけないのだけど
それでも環境のせいにしてしまいたくなったり
少年院の中での関わりだったりつながりだったり
なんともスッキリできない感じなのだけど
興味深く読めた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレもし、自殺しようかなと考えている人がいたら、まずこの本を読んでから考えたらいいんじゃないかなと思う。
割と順風満帆に暮らしていた主人公がある日突然、事故にあい頚髄を損傷。
ほとんど自力では自分の体を動かすことができない、24時間要介護状態というとんでもなく辛い状況になってしまっても、絶望することなく、目標に向かって努力していく。
健常者である私が想像もしたことがないような、ハンディキャップを持つ人が日々感じている不便さに気づかされると同時に、そのような状態であっても前を向いて努力し続ける主人公に勇気をもらえ、私もがんばろうという気持ちになれる本。
読むと前向きな気持ちになれます。 -
Posted by ブクログ
こういうのが読みたかった~の本
「あの本、読みました?」で取り上げられていて絶対におもしろいだろうなと思ったら本当におもしろかった。
私は日頃から”池井戸潤作品の登場人物が男女逆転した奴が読みたい”と考えていた。女性が企業のなかや政治の場で権力争いや派閥争いをするのが見たい。女vs女で人脈や策略でのし上がるところが見たい。そのなかで立てる義理やあふれる人情が見たい。
そんなときに知った『女の国会』
「女にうまれてごめんなさい」
そんな遺書を残し自殺した国会のマドンナこと”お嬢”。敵対する第一野党の”憤慨おばさん”こと高月が死の真相を探り始めるポリティカルミステリである。
政治の場で女が働くとは -
Posted by ブクログ
面白かった!ラブコメ漫画を読んでいるような気分でドキドキしながら一気読み!
魔法の学校に通う上流階級の中でも最上流の、エリート「五摂家」のひとり、条ヶ崎マリス。
椿は、その執事として、女であることを隠して働くことになった。
オレ様系で天才的な魔法の使い手であるマリスと、頭良し・スポーツ万能・家事も抜群にできるけど魔力ゼロの椿。
そして椿に興味を持ち、彼女の秘密を探ってくる「五摂家」の一人、伊織。
マンガ「花より男子」に似た設定だと思いつつも、それが良い!
魔法=悪魔と契約した者が使えるもの、という設定も、新川さんっぽくて面白い。
特に契約書の持つ効力、条件などは実在する法律用語で説明され -
Posted by ブクログ
「目には目を・・・」
死には死を、罪には罪を・・・
少年院で出会った6人の少年たち。
それぞれの犯罪や生い立ちや、
ルポルタージュ的に読んでいて、複雑な思いだった。
憎しみを憎しみで返そうとすれば、
いつまでたっても苦悩から解放されないのでは。
それが、国家規模では戦争に導いている。
少年院では更生が目的で、いずれ社会に戻れるよう指導するのが基本だが、
本当に心からの反省がなければ、社会復帰をしたとて、同じような間違いを犯すかもしれない。
まして、猟奇犯罪は人格的に構成ができるのだろうか?
被害者にしてみれば、復讐心に燃えるのは当然だ。
社会でのうのうと生きていることに我慢がならないだ