新川帆立のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今勢いのある作家の1人だと思っている新川帆立作品。毛色の違う色々な作品を執筆していて、それでいてほとんどハズレがないところがすごいと密かに思っている。
今回の物語はタイトルからも、面白さが滲み出ているし、どんな話が展開されるのかとワクワクしながら読んだ。
6話の短編から成る物語で、どれも普通のラブストーリーではなく、一風変わった恋バナであるところが面白かった。
私自身は1話目のハイスペが1番面白かった。
冒頭はハイスペだけど、性格は最低な主人公なのだが、読み進めていくうち、タダの嫌なヤツではないことが分かってくる。
次に読む新川帆立作品はどんなタイプの作品なんだろうかと今から楽しみにしている。 -
Posted by ブクログ
ただ国会で男に揉まれて闘う女の人たちの姿が描写されている本かと思いきや、ひとつの死亡事件をめぐる、ちょっとしたミステリーのようなお話だった。
その中に、女性たちが日本の政治の世界で、「女性」であることを理由にいかに苦労しているか、抑圧されているかが描かれている。
2025年に高市政権が発足する前の2024年にこの本が出版されたなんて。その頃はまだ、日本で一人も女性総理大臣はいなかった。アメリカ生まれの著者は、そのことに大きな違和感を抱いて執筆したのかな。
どこまで現実に即していて、どこからが誇張した世界観なのかは私は分からないけど、少なからず、政治家は交渉/駆け引き・派閥間の癒着や裏切りの -
Posted by ブクログ
ネタバレ初の女性総理の誕生に合わせて読んでみた。
政界で働くいろんなタイプの女性が出てきてそれぞれの闘い方があって、ある種の少年漫画のような熱さもあり面白く読めた。
女性なら共感できるようなやりきれなさのような描写も面白く読めたが、これは男性が読んだらどう思うんだろうなと気になった。
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間橋さん当選させておいて離党するのはどうなん、と思わなくもなかった。
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自分を取り囲むピースが、自分のかたちを決めてしまっている。世間の扱いが先にきて、わずかに残ったすき間に、身体を無理やり合わせておさまっている。間橋は柔らかかった。周りに合わせることが苦痛ではなかった。少なくとも自分ではそう思っていた。 -
Posted by ブクログ
交通事故に遭い、頚髄損傷により首から下の感覚をなくす不全損傷の障害を負った主人公ひまりのリハビリ、復職活動、介護環境、法律を専攻していないところからのロースクールを経ての弁護士としての自立までを、やはり障害を負う若者の前途を想いながら振り返って綴る自身のこれまでのこと。
障碍者に対する世間・社会・行政の本人を見てくれない価値観には、ハッとさせられると同時に、それが現実なんだろうなというもどかしさと、それでも要望を伝える前向きさに好感をもった。
それにしても行政の前例主義の冷たさよ。
状況も環境も頑張りも凄いというか、出来すぎと感じたので、巻末の謝辞にこの物語の下敷きのエピソードをもつ弁護士の方