新川帆立のレビュー一覧

  • 先祖探偵

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    変わった依頼の専門探偵のお話。全話面白かったです。ゆっくりシリアスな場面が増えて、最後は主人公の話。グラデーションがきれいで楽しかったです。 続編があるとのことで見かけたらすぐ読みます。

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    2026年06月13日
  • 倒産続きの彼女

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    剣持麗子が前作よりもパワーアップしつつ、ある部分では成長していて、より魅力的な人物になっているように思う。玉子は玉子で事件や身の回りの出来事を通して自分の本心を発見していて、読んでいて爽快感がある。エンパワーメント的小説と思えるくらい、読んでいて元気と勇気をもらえる。専門的な話が多くなってもわかりやすいストーリー展開とキャラクターのおかげで固くならない。やはりこのシリーズはキャラクターがとても魅力的である。

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    2026年06月07日
  • ひまわり

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    何回か涙をこらえながら読んだ。後発的な障がいを自分が負うことになったら、想像もできないけど、当事者しか体験できないことを少しでも感じられて、本当に貴重な読書体験だった。

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    2026年06月07日
  • ひまわり

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    全然知らなかった。むしろ知ろうとしなかった。自分とは違う世界だと勝手に壁を作っていた。
    私の周りに障害者と呼ばれる人も、まして重度障害者と位置付ける人がいない。だから知らなくて当然・・・な訳がない。この本を読んで、障害を負っている人(と家族)の生活がどんなに窮屈なものかを知った。日本はまだまだバリアだらけだ。また当事者が声を上げると、それをバッシングする人が必ず出てくる。弱者は大人しくしてろと言う風潮が漂っている。これは国民ひとりひとりが真剣に考えるべき問題だと思った。
    この小説にはモデルとなる当事者の方々いて、作者の緻密で丁寧な取材が伺える。すぐにでも実写化して多くの人に問題共有もらいたい。それに値する素晴らしい物語だと思う。

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    2026年06月04日
  • 元彼の遺言状

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    オーディブル視聴。
    性格つよつよの弁護士主人公が、短い間だけ付き合った元カレの遺言状による遺産騒ぎに巻き込まれ…というか首を突っ込んでいく物語。登場人物が多くてみんな怪しいので、注意して鑑賞するのがオススメ! 楽しかった! やろうと思えば続編も出せそうな作品だなと思ったけど、元カレの…という強い引きがあってこそのこの作品だったかな?とも思う。転んでもタダでは起きない主人公を堪能できます!

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    2026年06月03日
  • ひまわり

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    良かった。フィクションではなく本当にモデルがいると聞いて、もっと感動しました。本当に前向きで強い人だな〜と勇気をもらいました。

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    2026年06月01日
  • ひまわり

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    歩く、食べる、排泄する。普通のことができないもどかしさ、読んでいてもどうにかならないかなと考えた。どの場面にも困難が待ち受ける。そんな中、障害者だから家で休めばいいという考えではなくて社会と繋がるために働きたい、お荷物なのではなく役に立つために生きたいという思いが伝わった。どこに行くにも前例、なにするにも前例、、。弁護士を目指すだけでもすごいことなのにあらゆる試練を乗り越えてきたひまりに勇気をもらえた。逆にこんなにも頑張れるひまりと自分を比べて落ち込んだりもして。ひまりは最初から最後までエネルギッシュで強くてかっこよかった。

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    2026年05月28日
  • 令和反逆六法

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    こんな法律があったら、世の中が変化する。法律がもつ怖さみたいなものを感じた。ひとつひとつの物語はとても面白かった。

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    2026年05月27日
  • ひまわり

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    普段車椅子の人を街中で見かけるからか、特に差別とかは考えていないけれどじゃあ苦労してる点はどこかわかりますか?って聞かれたら段差ぐらいしか思いつかないぐらいには解像度は低かった。
    懸命に生きてる姿って身体に自由が効く人でも、効かない人でも周りの人は応援したくなるんだろうなと思った。

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    2026年05月24日
  • 競争の番人

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    初めての新川帆立作品。一気に読めた。仕事をする中で誰もが経験するもどかしさ、やるせなさもありつつ、公正取引委員会というカチカチの公務員の仕事に日々向かっている人間らしいキャラたちがとても魅力的。続編も一気読みしてしまった。お気に入りの作家さんがまた一人増えて嬉しい!

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    2026年05月24日
  • 先祖探偵

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    「戸籍」に纏わる5つの短編、どれも勉強になった。
    戸籍なんて意識して考えたこともないし、生まれながらにしてあるもんだと思っていました。けれども未だに無戸籍の方とかいらっしゃるという。
    戸籍がなければ教育や医療といった公共サービスが受けられないことは元より、存在自体が世間で認知されないということ。これは紙切れ一枚の有無より現実的に相当辛いことだと思います。
    主人公の先祖探しがストーリーの中心ではあるものの先祖を探してほしい依頼人の依頼を受けていろいろな土地に出張するのだが、その土地土地の関わる人との話しや食べ物、食事の描写がとにかく細かくて面白い。訛りもそのままなんだろうし、食べ物はまるで目の前にあるような美味しそうな描写で、読んでいるとお腹が空いてくるぐらいでした。ストーリーは決して軽い話しではなく、ちょっと怖かったりする話しも盛り込まれていて飽きない。最後はホッとするような展開にはなるのだが、ハッピーエンドではないような終わり方だった。先祖探偵、そんな興味深い探偵がいるのなら1日日当3万円で先祖探しも悪くはないのかもしれません。

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    2026年05月20日
  • 令和反逆六法

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    色んな法律が現実とは異なるファンタジーの短編。 最後の麻雀の話が自分の中で違和感が多くて進まなかった。最後まで読めば違和感は必要なかったし、解説がかなり面白かった。さっさと読めば良かったです。

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    2026年05月16日
  • 帆立の詫び状 おっとっと編

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    てんやわんや編に次いでの、おっとっと編は新川帆立さんの「普段」がより鮮明に書かれていて、読み手からするととても親近感が湧くエッセイでした。小説を書くことがとにかく好きという気持ちがすごくストレートに伝わりました。ただそれだけではなく、自分の拘りや嗜好、風評との葛藤など新川さんの内面に触れることも多く語られていてとても興味深く読めました。
    文章に無駄がなく、それでいて分かりやすい。
    やっぱり凄い小説家さんだとあらためて思いました。

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    2026年05月14日
  • 先祖探偵

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    戸籍を遡ってみたい。そう思ったことのある人は少なくないだろう。
    しかしこの探偵、先祖をたどるだけではない。
    ある時は戸籍の偽装を食い止め、ある時は霊に取り憑かれた少年を救う。
    裏に隠された依頼人の真の問題を解決しなががら、それまで不明だった自らの出自に近づいていく。

    我が子を棄てた母の真実とは?普段は控えめな風子の感情が溢れて…これは完全に不意打ち!

    ちょいちょい出てくる食事の描写がどれもすごーく美味しそう。

    だいぶ好きな作品です。

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    2026年05月09日
  • 帆立の詫び状 てんやわんや編

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    小説ではないエッセイを読むことに多少の不安がありましたが新川先生の小説家としての作家生活や日常生活で考えていらっしゃること、賞に対する考え方やエンタメ商業小説を書くことへの想い、読者に届けるためには売れることの大切さなど新川先生の魅力が詰まった一冊です。
    アメリカや日本を往き来されている時期、コロナ禍の中での執筆活動など大変な時期を過ごされながらいろんな環境の中で作家活動をされていたことがよくわかります。小説教室に通われていたことを知り少し驚きました。何よりも感じたことは小説を書くことについて読者を楽しませることがいちばんだと感じていらっしゃることです。途中には新川先生のお奨めの本も紹介されていたりして最後まで飽きずに楽しんで読めるエッセイです。

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    2026年05月09日
  • 先祖探偵

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    先祖と戸籍をテーマに色々な角度から様々なエッセンスが加えられておりとても面白かった。
    特に前半は民俗学的な要素とか民間人の作った歴史を感じられて興味深く感じた。また8世代も遡ると先祖が200人以上になり、通常はその中の一筋を奉っているという事実は言われてみれば確かにそうで、改めて数字として見ると多いなと実感する。
    自身は親戚付き合いはあまりなく、聞いた事はあるけど会ったことのない親戚が多い。「母方のばあちゃんの妹の子供」とか「父方のじいちゃんの○番目の弟の奥さん」なんて説明されるのも何だか分かりにくくて覚えられない。祖父母の時代は特に兄弟が多いからさっぱりだ。曽祖父の時代ともなるとお妾さんの子供とか養子に出した子供の話なんかも出て来て当時の複雑さを伺い知ることもある。2〜3世代遡ってもこれなのだから、街中で知らない親戚とすれ違っていることもあるのかも知れないなと妄想してしまう。
    しかしこんなに先祖を辿れるものなのだなと感心した。一方で戸籍を巡る問題や犯罪にも触れられていて、一部は既知のことではあったが、改めてこうした現実があることも知れた。
    ストーリーの主軸には主人公のルーツを探るというテーマがあり、各章にヒントが散りばめられて全体として綺麗に纏まっているのだが、個人的には短編で良いので先祖探しの色んなパターンをもっと読んでみたいと思った。

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    2026年05月08日
  • 倒産続きの彼女

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    シリーズ物と知らずにこちらを初めて読みました。
    弁護士ではあるけれど、大手の大規模法律事務所所属の地味な部署で働いているという珍しい設定で、若くて明るくみせているが本当は苦労の多い女性が主役。
    とても珍しい設定ですが、現実味もあり、会社や法律も分かりやすくどんどん読み進められます。
    女性特有の悩みに共感する部分も多くて読み終えたあとは一緒に成長できた様な気持ちになりました。

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    2026年03月28日
  • 帆立の詫び状 おっとっと編

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    新川帆立さんの夫によるあとがきが、あたたかなまなざしに満ちていて、読んでいるこちらも涙が出た。別に感動させようと思って書いているわけじゃないのだろうけど、夫婦として、というか人間同士として、きっと素敵な関係を築かれているんだろうな。

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    2026年03月20日
  • 帆立の詫び状 おっとっと編

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    こっちもめっちゃおもしろ〜
    オペラの楽しみ方をめっちゃ理論的に理解していくところとか、小説家として地味な努力をしているところとか、めっちゃ処理能力が高くてアウトプットの質も高い、つくづく天才だ〜と思った
    エッセイも本もたくさん書いて欲しい

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    2026年03月14日
  • 帆立の詫び状 てんやわんや編

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    最高!令和反逆六法もめっちゃ面白かったけど、エッセイを読んで改めてファンになりました!!
    バッグの連載、三宅かほさんのポッドキャストで私のセンサーがバシバシ反応していた通り、知的でユーモアがあって書くテーマがすごく面白い!!
    こんなに努力家で実力もある先生がガチャピンのYouTubeで励まされているというギャップ、もう完璧すぎる
    新卒で年収一千万超えバーキンの話も嫌味なく楽しそうでかっこいい!
    旦那さんとの旅行もめっちゃ楽しそうで素敵、おしゃれの楽しみ方を試行錯誤してる様子も未来の自分のようでワクワクする
    法学の専門知識をもとに幅広い社会問題に対する真摯な対話の姿勢もかっこいい、私もそういう知性を身につけたい
    続編を読むのが楽しみ

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    2026年03月09日