新川帆立のレビュー一覧

  • 女の国会

    購入済み

    山本周五郎賞受賞ということでとりあえず買って積んでいたのですが、この度の自民党総裁選を受けて読みました。現実の政治のことは置いておいて、パワフルな女の話は爽快感があって面白かったです。政治家、秘書、記者など様々な女性の視点で語られます。男性中心社会で足掻く女の様子に勇気づけられました。

    #カッコいい #ドキドキハラハラ #憧れる

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    2025年10月13日
  • 魔法律学校の麗人執事1 ウェルカム・トゥー・マジックローアカデミー

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     ラノベは嫌いではありませんが、作品によって当たりハズレの振幅が大きいので、読み始める時は慎重になります。
     ですが、本書の作者は、新川帆立さん。ハズレる心配はありません。安心して楽しむつもりで読み始めました。

     野々宮 椿(ののみや つばき)ちゃんは、中学3年生。全国模試1位、スポーツテスト1位の「日本一優秀な」中学3年生です。
     でも、そんな彼女にもコンプレックスがありました。背が高く筋肉質で女の子っぽくないのです。。。

     そして、好きだった男子からフラれてしまいます。
    そこで、絶望した彼女はこう叫びました。「私、女やめる! やめてやる!」

     すると、その言葉を陰で聞いていた人物がい

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    2025年10月13日
  • ひまわり

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    弁護士の物語⋯というのを事前情報で得ていたので、てっきりお仕事小説かと思っていたら、弁護士になるまでの話、そして主人公は不慮の事故により四肢麻痺になった女性でした。
    ただでさえ、弁護士になるのは狭き門ですが、法学部とも無縁、いきなりロースクールから、という上に、四肢麻痺による更なるハンデがあって⋯本当に凄まじい努力が必要不可欠なのです。
    自分は四肢麻痺について知っているつもりでしたが、それは上っ面だけでした。
    日々の生活さえ、ままならない、誰かの助けと自分自身の健康管理が重要案件となる、本当に大変な生活だと思いました。
    ひまりの周囲には、理解者がたくさんいるけれど、それは彼女が日々努力し、それ

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    2025年10月12日
  • 倒産続きの彼女

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    「倒産続きの彼女」から

     似ているとか、違うとか、
     そういう概念はデタラメなんです。

     違いは同じだけある。

     人間の側で、どの違いを重視するかによって
     同じグループにくくったり
     区別したりしているんです。

     人間はひとりひとり、同じだけ違う
     それなのに、勝手な要素で線を引いて
     区別して、優劣を決める。

     誰かが勝手に序列を作っている
     その序列の中で戦っても仕方ない

     序列を駆け上がる行為すら、
     誰かに利用されてしまう



    再読感想
    前回読んだときには
    気に留めなかった文章だったなぁ

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    2025年10月12日
  • 女の国会

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    397ページ
    1800円
    2025年10月2日〜10月9日

    一つの映画を見終わったような感覚に襲われた。読んでいる時がちょうど初の女性総理が誕生するのか?という時だった。女性にとって国会で生きていくことがどんなに大変なことなのか、わかっているようで知らないことだらけだった。高市さんがこんな経験をしたわけではないだろうけど、女性というだけで何らかの辛い思いや経験はしたのだろうと考えられる。本書は、私が見ていた当たり前が、本当はいびつなものだったことに気づかせてくれた。今こそ、多くの人に読んでもらいたい一冊である。

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    2025年10月10日
  • 元彼の遺言状

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    弁護士の剣持麗子のキャラクターの良さ、話の展開の面白さにハマった。麗子の元カレの栄治が遺言状を残して死に内容にあった犯人捜しをしていくうちに、なぜ不可解な遺言を残したのか、病死なのか殺人なのかという真相に近づくにつれて、傲慢で高飛車なイメージだった麗子の人間的な変化があったり、他者とのかかわりの中での気づきなどで思慮深くなっていく感じが魅力的だった。シリーズの続編もあるようなのでぜひ読みたいと思う。

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    2025年10月10日
  • 女の国会

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    この本を読んでいる時。
    偶然にも現実世界で自民党総裁選が行われ、女性初の自民党総裁が誕生した。
    そんな事も相まって、忘れられない一冊となった。

    国の歴史を振り返ってみても、表舞台にいるのはいつも男性だった。
    女だというだけで損な役回りをさせられたり、卑下されたり。実力があれば本来、性別なんて関係ないのに。この小説はそういう風潮へのアンチテーゼにも感じたし、そうそう!そうなんだよ。と共感せずにはいられない文章もたくさんあった。

    物語に出てくる女性達のキャラも面白く(憤慨おばさんとか、思わず笑ってしまった。憤慨しています!なんて、国会で誰かしらが言ってそうだし。)それぞれの立場から自殺したお嬢

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    2025年10月08日
  • 女の国会

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    最初のページから引き込まれて、最後には、、なんて言ったらいいんだろうか??
    気持ちよかったわーー

    いやーー面白かったーー
    最高だったーー
    早く読んじゃうのが勿体無くて、わざと途中で読みとめたりしながら(笑)
    泣き笑いしながら読み進めた。
    2025年10月に読んでいたからこそ!かな??
    自民党女性総裁誕生の時と同じに読み進んだこの本。
    美味しゅうございました。

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    2025年10月06日
  • 帆立の詫び状 てんやわんや編

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    恥ずかしながら2期連続月9ドラマになった原作者だとは知らず、タイトルがおもろそうだったから購入して読んだ。さっぱりした生活と偏愛の中に、小説に向かう真摯さが伺える文がスッと入り込んでて好きだった。小説も読もう。

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    2025年10月03日
  • 魔法律学校の麗人執事1 ウェルカム・トゥー・マジックローアカデミー

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    こっちはおじさん。
    中身は、聞いたことのあるようなベタベタな設定ばかり。こども向けのストーリー。。。

    うん。めっちゃおもしろい。早く次が読みたい。。。

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    2025年09月23日
  • 魔法律学校の麗人執事1 ウェルカム・トゥー・マジックローアカデミー

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    ライトノベル
    キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

    はい、帆立ちゃん(またもや馴れ馴れしい)の新作は恋と魔法の学園ファンタジー!濃ゆい

    そして、帆立ちゃんのエッセイを読んでるファンからしたら、ついに来ましたねニヒヒなんですニヒヒ

    前々からライトノベルを書くって宣言してましたからね

    そして研究に研究を重ねたであろうベタ設定w
    ここを押さえとけばライトノベルになるでしょ?と言わんばかり
    なんかもう緻密な設計図が見えるようです
    そしてちゃんと自分の強み(法律関係)も設定に潜り込ませるという
    今すぐ『ライトノベルの書き方』って本も書けるんじゃね?w

    でもって機械的に積み上げたであろう「Theラ

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    2025年09月17日
  • 競争の番人 内偵の王子

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    公正取引委員会のお仕事小説第二弾。
    前作よりパワーアップして痛快。
    知らない業界の事情もわかりやすくて面白かった。
    「仕事帰りの豚骨ラーメン」はよくわからないが読後はスカッとします。
    自分の業界にも来てほしい。第三弾待ってます。

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    2025年09月12日
  • 元彼の遺言状

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    弁護士・剣持麗子が主人公
    頭脳も強いが、気もめちゃくちゃ強い(ちょっと口悪い)美人。

    大学時代の元カレである森川が遺した奇妙な遺言。
    それにより、親族・親族の会社をはじめとした多数の関係者と、それぞれの思惑が絡み合う。
    最初はちょっとしたきっかけからだったが、徐々に巻き込まれていく事件に、弁護士としての知識と経験を活かして立ち向かっていく。

    ………
    冒頭、かなり強烈な個性でびっくりした。
    法務知識がぽろぽろ出てくるので、

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    2025年09月07日
  • 元彼の遺言状

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    ネタバレ

    4年前に同僚から「読み終わったからあげる」と言ってもらったまま積ん読になっていた本書。
    今年の読書量強化でやっと手に取った。

    とても面白かった。
    著者が現役の弁護士ということで、法律関係の内容がかなりリアリティがある。
    今年、色々な本を読んでわかったことだけれども、私は言葉だけで「彼(主人公)は頭がいい」とか書かれても、行動や思考や知識が伴っていないと一気に本を読む速度が落ちてしまう。
    本書はそれがまったくなかった。
    (ただ、最後に注意書きで「法的に現行法とは違う部分もあるかもしれないよ」的なことが書いてある。そんなところまで「法律家」の書いた本だな~と思った。)

    主人公の性格に関して、読

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    2025年09月03日
  • 魔法律学校の麗人執事1 ウェルカム・トゥー・マジックローアカデミー

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    新川さんはミステリーの印象が強かったが、とても面白かった。まさに新境地。
    ファンタジーの世界は面白く、視点の変化でそれぞれの心情が分かりやすくて読みやすい。とにかく登場人物が全員個性的で魅力的。続編が楽しみ。

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    2025年08月28日
  • 剣持麗子のワンナイト推理

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    面白かった。なんだか週刊の探偵モノの雰囲気があり、定番のノリや推理シーンが良かったです。
    ずっと続けていけるシリーズにできると思いますが、今後どうなるのでしょう。
    個人的には「剣持麗子」の冠のシリーズを期待します。

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    2025年08月23日
  • 禁断の罠

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    最近のアンソロジーは本当に豪華というか、ハズレがなくおもしろいよね。

    有栖川有栖『ミステリ作家とその弟子』は【砂男】で既読だったけれど、再読でも作家と弟子のやり取りがおもしろい。

    退職代行とかZ世代とか、境界知能、ペロペロ動画に闇バイト…すごく今が詰まっている一冊だった。
    何十年後かに読まれたら「あ~令和っぽい」ってなるんだろうな。

    米澤穂信『供米』は途中まで「うーん、好きな米澤穂信ではない」なんて思ったけど、最後がすごく良くてさすが!という感じ。
    中山七里『ハングマン-雛鵜-』は最後続きが気になる終わり方だったな。スッキリさせてほしい!
    せっかくだから『祝祭のハングマン』を読んでみよう

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    2025年08月13日
  • 先祖探偵

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    ネタバレ

    この本も題名買いした 1 冊。
    この本のおかげで何かをしつこく探す癖みたいなのがついてしまったかもしれない。

    主人公の、依頼人のプライバシーに深く関わらないようにする姿勢にもどかしさを感じるところもあるけどそれが結果ちょうど良い温度で終わるからなんか読み心地良かった。
    探偵対象が人物ではない場合は探偵業申請が必要無いとか、こういう裏付け的なところは作者が弁護士だったりをしているから詳しいのかななんて思ったりした。

    俺も元々自分のルーツは気になってたというのもあってこの本を手にしたんだと思う。
    別に父母が居ないとかそういうのは全く無い。祖父母だって居たしたくさん可愛がって頂きました。
    ただ曽

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    2025年08月11日
  • 先祖探偵

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    変わったタイトルに惹かれて読破。
    そんな風に先祖をたどるのか~~と思いつつ読み進めると、探偵本人の過去にも遡る。
    思ったよりも深く考えさせられた。
    母の愛も感じてちょっと泣けました。

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    2025年07月31日
  • 剣持麗子のワンナイト推理

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    剣持麗子が一晩で関わった事件を解決していくのが話の大筋。
    弁護士という職業の大変さが良く描写されていて、夜中まで働いて、そのまま仕事に向かうその体力が凄すぎる。

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    2025年07月30日